映画評829 ~ パトリオット・デイ

今日は「パトリオット・デイ」を見てきました。

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2013年に発生した、ボストンマラソンを標的にした爆弾テロを題材にした実録サスペンス。世界を震撼(しんかん)させた同事件の解決に奔走した者たちの姿を追う。監督は、『バーニング・オーシャン』などのピーター・バーグ。『ディパーテッド』などのマーク・ウォールバーグ、『COP CAR/コップ・カー』などのケヴィン・ベーコン、『バートン・フィンク』などのジョン・グッドマンらが出演。事件当時の実際の映像も盛り込み、緊迫感をより際立たせている。

主演は、マーク・ウォールバーグ
共演は、ジョン・グッドマン、ケヴィン・ベーコン、J・K・シモンズ、ミシェル・モナハン
その他、ヴィンセント・カラトーラ、アレックス・ウォルス、テモ・メリキゼ、マイケル・ビーチ、ジェームズ・コルビー、レイチェル・ブロズナハンなど


<ストーリー>
2013年4月15日。アメリカ独立戦争開戦を記念して毎年開催されるボストンマラソンで、ギャラリーの歓声を受けながら多くのランナーが疾走していた。そしてすさまじい爆発音がとどろき、煙が吹き上がる。街がパニックに包まれる中、FBIは爆発をテロと断定。ボストン警察のトミー(マーク・ウォールバーグ)は、捜査の指揮を執る捜査官リック(ケヴィン・ベーコン)らFBIとぶつかり合いながらも共に犯人を追う。やがて、黒い帽子の男と白い帽子の男の存在が捜査線上に浮かび・・・


実際に起こった事件を題材にした映画で、ほぼ事実に基づいて作られているらしい。

街中での銃撃戦とか、ベンツ乗っ取りとかも、ホントにあったそうだけど、犯人については、ちょっと違う描き方をしているようだ。

いずれにしても、2013年の事件だから、そんなに経っていないのにもう映画化されているのには驚く。

何か事件が起こるたびに、映画化プロジェクトみたいなものが動き出しているんだろうか。

映画の最後に、実際に事件に関わった人たちのインタビュー・現況などが紹介されている。

主人公トミーもFBIの捜査官も実在するわけだけど、マーク・ウォールバーグやケヴィン・ベーコンみたいにカッコいいわけではない。

でも、そういう人たちのおかげで、あの悲惨な事故が一気に解決まで行ったのだと思うと感慨深いものがある。

フィクションではないので、地元警察とFBIの変な確執もなければ、バカなことを仕出かす女とかも出てこない。

もちろん、どんでん返しも。

逆に、それが臨場感というか、リアル感を醸し出していて、ハラハラ・ドキドキ感は思った以上にあった。

特に、最後の被害者たちの現在の姿は、ちょっとあざとい感じはするけど、さすがに感動してしまう!?

ただ、やたらと「愛」を強調する場面が多くて、ちょっと興ざめだったかも。

いちいち奥さんや恋人に電話をして「愛してるよ」なんてシーンは、私としてはいらない。

ということで、思ったより良かったので、評価は「B」にします。


余談だけど・・・

この事件では、街中に設置された監視カメラが事件解決に大きな役割を果たしている。

私としては、「何か起こった時に、事実解明に役立っている便利なシステム」と理解しているので、ほとんどの一般人にとっては気にならない存在なんだろうけど、「国民総監視社会だ」とか主張している民進党の連中やマスコミにとっては、厄介な代物なんだろうな、という気がする。

だって、「我々一般人が、実際にテロを計画したらテロ等準備罪が適用されるのはおかしい」とかヌカしているわけだから、普通に考えれば「もしかして、こいつらテロでも計画してるのか」ということになるからだ。

少なくとも、安倍政権打倒のためには、何をやってもいいと考えている連中だからね。

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映画評828 ~ キング・アーサー

今回は「キング・アーサー」

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アーサー王をめぐる伝説をベースにしたアクション。王であった父を殺されてスラム街で生きてきた男が、聖剣エクスカリバーを手に親の敵である暴君に立ち向かう。メガホンを取るのは、『シャーロック・ホームズ』シリーズなどのガイ・リッチー。出演に、テレビシリーズ「サン・オブ・アナーキー」などのチャーリー・ハナム、『コールド マウンテン』などのジュード・ロウ、『イン・アメリカ/三つの小さな願いごと』などのジャイモン・フンスーらが結集。壮絶なソードバトルの数々に圧倒される

主演は、チャーリー・ハナム
共演は、ジュード・ロウ、アストリッド・ベルジュ=フリスペ、ジャイモン・フンスー、エイダン・ギレン、エリック・バナ
その他、キングズリー・ベン=アディル、クレイグ・マクギンリー、トム・ウー、ニール・マスケル、フレディ・フォックス、デヴィッド・ベッカムなど


<ストーリー>
王の息子として生まれ、その跡を継ぐ者とされていたアーサー(チャーリー・ハナム)。だが、暴君ヴォーティガン(ジュード・ロウ)によって父と母を殺され、スラム街へと追いやられてしまう。過酷な環境の中、アーサーは生き抜く知恵を身に付け、肉体を鍛える。やがて、無双の力をもたらすとされる聖剣エクスカリバーを手にする。仲間たちと共に圧政を敷くヴォーティガンを倒し、王座に就こうとするアーサーだったが・・・


有名な伝説を元にしたアクションものだけど、何だかよくわからなかった。

とにかくスローモーションと早回しがあっちこっちに出てくるので、見ていて疲れる。

展開も中途半端で、あのエクスカリバーを抜くシーンは意外と早くに出てくるが、その場面もたいした緊張感もなく、何気なくやってきて、すっと抜いて、そんで気絶して、みたいな感じで、ちょっとがっかり。

実は、この場面にあのベッカムが出ているのだけど、彼はどちらかと言うとアホ顔だし、声も結構アホ声なので、あまり貫録がない。

どうして彼を使おうなどと考えたのだろうか。

役者として失格だと思うぞ。

それで、その後の展開もアーサーが大活躍する、というよりは、魔術師(メイジ)が裏で操っているので、強さを感じることができず、結果的に感情移入できない。

しかも、途中で一度エクスカリバーを捨てようとするのだから、余計に「何だ?この臆病者は」と思ってしまう。

あと、舞台もイングランドなのに、やたらとシナ人や黒人が多く、まるでシナの山奥での出来事みたいな感じだった。

とにかく、主人公が強そうに見えないし、貫録がないし、カッコいいと思えない。

せっかくジュード・ロウが目力を駆使して、存在感のある悪役を演じていたのに、ちょっともったいなかった感じ。

強そうなヴァイキング連中もたいした見せ場はなかったし・・・

ということで、あまり期待はしていなかったとは言え、ちょっとがっかりだったので、評価は「C」にします。

映画評827 ~ ギャラクシー・オブ・ガーディアン:リミックス

今回は「ギャクシー・オブ・ガーディアン:リミックス」

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1970年代を中心にヒットした数々のナンバーに乗せ、異色ヒーロー集団が大暴れする『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』の第2弾となるSFアクション。銀河の平和に尽力する個性派チームの活躍を描き出す。リーダーのトレジャーハンターを、前作同様『マグニフィセント・セブン』などのクリス・プラットが好演。激しいアクション、つぶらな瞳の“ベビー・グルート”の活躍に注目

主演は、クリス・プラット
共演は、ゾーイ・サルダナ、デイヴ・バウティスタ、ヴィン・ディーゼル、ブラッドリー・クーパー、マイケル・ルーカー
その他、カレン・ギラン、ショーン・ガン、シルベスター・スタローン、カート・ラッセル、トミー・フラナガン、ローラ・ハドック、セス・グリーン、ヴィング・レイアム、ジェフ・ゴールドブラム、デヴッィト・ハッセルホフなど


<ストーリー>
ピーター(クリス・プラット)は“ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー”のまとめ役として、刑務所で出会ったくせ者たちを率いている。宇宙一荒っぽいアライグマのロケットは、ブツブツ文句を言いながらも小さな相棒ベビー・グルートと共に銀河の平和を守るために奮闘。緑色の肌を持つ美しい暗殺者ガモーラ(ゾーイ・サルダナ)らと共に行動し・・・


前作は見ていない。

何となく面白そうだったけど、「たぶん、ハチャメチャだろうな」という感じが全開だったし、下手すると、「しょうもな!」で終わるかも知れないと思っていたからだ。

しかし、今回は「意外と評価が高い」ということもあるけど、映画館での予告編で流れていたベビー・グルートがメチャクチャかわいかったから。

あの「アイム・グルート」のセリフを聞くだけで、楽しくなりそうだった。

あともう一つ、見ようと思った理由は、70年代に活躍したスイートの「フォックス・オン・ザ・ラン」が流れていたからで、この曲を聞くだけで感動(?)してしまうに違いないと思ったわけだ。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%82%A6%E3%82%A3%E3%83%BC%E3%83%88

しかし、本編では結局最後まで流れることはなく、完全に騙された感じ!

ああいう詐欺はいかんだろう。

そのがっかり感は、ちょっと言葉では表せないくらい。

あの曲が、映画館の中、大音量で流れただけで、大興奮すること間違いなしだったのに・・・


で、内容だけど・・・

思った通りハチャメチャだったけど、結構しっかりと描かれていて、敵だと思われていたヤツが実は味方で、味方だと思っていたヤツが実は敵で、みたいな感じの勧善懲悪ながら、最後はちょっと感動(?)みたいな流れになっていました。

まあ、わけのわからない展開、と言った方がよさそうだけど、所々にギャグも散りばめられていて、結構笑えた。

登場人物で言うと、主人公はともかく、一番カッコよかったのは、ヨンドゥ。

普通なら、「みんな助かってハッピーエンド」となりそうな中で、クライマックスでの彼の最後はなかなか良かったです。

出演者も、カート・ラッセルの他にも、「ナイトライダー」のデヴィット・ハッセルホフやシルベスター・スタローンも出ている。

それ以外にも、知っている顔がちらほら。

とは言え、全体的には「この人たち、いったい何を何のためにやっているの?」という内容なので、今いち感情移入できない。

銀河を守る、と言っている割には、銀河内での小さな出来事みたいな感じだし、カート・ラッセル演じる神様(?)も、宇宙を滅ぼすみたいなことを言っている割には、たいしたことを企んでいるようには見えないし。

宇宙を描いている割には、スケールはちょっと小さいかな?みたいな感じ。

ということで、評価はちょっと迷ったけど、とにかく「フォックス・オン・ザ・ラン」が流れなかったので、「C」にします。

完全に詐欺です!

映画評826 ~ メッセージ

昨日は「メッセージ」を見ました。

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テッド・チャンの短編小説「あなたの人生の物語」を基にしたSFドラマ。球体型宇宙船で地球に飛来した知的生命体との対話に挑む、女性言語学者の姿を見つめる。メガホンを取るのは、『ボーダーライン』などのドゥニ・ヴィルヌーヴ。『ザ・マスター』などのエイミー・アダムス、『アベンジャーズ』シリーズなどのジェレミー・レナー、『ラストキング・オブ・スコットランド』などのフォレスト・ウィテカーらが結集する

主演は、エイミー・アダムス
共演は、ジェレミー・レナー、フォレスト・ウィテカー
その他、マイケル・スタールバーグ、マーク・オブライエン、ツィ・マーなど


<ストーリー>
巨大な球体型宇宙船が、突如地球に降り立つ。世界中が不安と混乱に包まれる中、言語学者のルイーズ(エイミー・アダムス)は宇宙船に乗ってきた者たちの言語を解読するよう軍から依頼される。彼らが使う文字を懸命に読み解いていくと、彼女は時間をさかのぼるような不思議な感覚に陥る。やがて言語をめぐるさまざまな謎が解け、彼らが地球を訪れた思いも寄らない理由と、人類に向けられたメッセージが判明し・・・


これは、よくわからなかった。

「難解」というよりは、はっきり言って、全く面白くなかった。

押井守とか何人かの有名人が「絶賛した」らしいけど、いったいどこのどういうところを絶賛したのだろうか。

同様に「面白かった」とか言っている人は、たぶん「見たけど、よくわからなかった」という部分を「難解だ」と称して、「そんな難解な映画を褒めるオレはスゴい!」と言いたいだけなんじゃなかろうか。

そんな気がする。

この映画を作った人たちも「2001年宇宙の旅」とか「コンタクト」みたいなものを作りたかったのかも知れないけど、奇をてらいすぎだと思う。


ということで、ここからは、ネタバレ全開でいきます。

まず、ストーリーだけど、ネット上でまとめてくれている人もいるので、総合すると次のようになる。


『8本足のタコ星人は、3000年後に地球人の助けが必要になるため、それに備えて彼らの言語や彼らの時間に対する考え方を地球人に提供するために地球にやってきた。(これが途中で「武器を提供する」の翻訳に悩んでいた真意)。
彼らの言語を学ぶことによって彼らの思考方法をも理解し、それにより未来を見る能力を会得した言語学者のルイーズは、中国の暴走を止め、世界の連携に成功した。
更に夫となるイアンと娘のハンナをいずれ失うことを先見した上で、その運命を受け入れるのだった』

さて、これを読んだだけで、どんな内容なのか理解できただろうか。

むしろ「は?どういうこと?」という疑問の方が大きいと思う。

でも、実際この通りなんである。

「3000年後って、そんなの直前の100年くらい前でええやん」とかいうこともあるけど、タコ足星人は、「地球人に言語を学ばせにきた」ということになっている。

ところが、彼らが地球に来てから、特に自分たちからは何もしない。

地球人の方が、彼らと会話をしようと必死になっているだけで、彼らはただそれに呼応しているだけ。

というか、地球にやってきて、しかも重力に関係なく空中停止できる宇宙船を作ることができるほどの技術力を持った連中なんだし、相当高い文明を持っているはずだろうし、だったら地球人の言語くらい理解してから来いよ、という感じだ。

だから「言語」を「武器」と誤解されるようなやり取りしかできないわけで、ただの「アホ」としか思えない。

それと、そんな無責任な宇宙人の言語をたった20日程度で理解した主人公(だけじゃないとは思うけど)は、相当頭がいい。

その上で、さらに「未来を予見する能力」を得た、ということだけど、これは物語の根幹をなすものだから文句をつけるつもりはない。

でも、その結果「シナの暴走を止めて、世界の連携に成功した」って、まったく意味がわからん。

シナが暴走しようとしたのは、アンタらが来たからでしょ。

それとも何か?

シナって、もともと暴走する民族だから、ここで一旦本性を出させておいて、それを改めさせた、ということなのか?

それも、たった1本の携帯電話で。

シナの暴走将軍は、主人公ルイーズからの電話によって、宇宙船への攻撃を中止した、ということだけど、だいたい見ず知らずの女からの電話で、考えを改めるって、いったいどんだけ単細胞なんだろう。

それほどの重要な決定をさせた「亡くなった妻のセリフ」って、いったい何なの?

この説明がまったくないから、暴走将軍が改心した理由が理解できないし、この経緯に納得ができない。

だいたい、どうやって暴走将軍の携帯番号を知ったのかと言うと、この出来事(シナの暴走を止めたこと)の後、各国のエラい人たちが集まって開催されたパーティーの席で、その暴走将軍から「ほら、こうして今教えたんですよ」と言って、ルイーズに携帯番号を教えるシーンがある。

つまり、未来を予見することによって、そこで知った携帯番号を過去である現在で思い出して使った、ということらしい。

???

これって、時系列で考えたら矛盾が発生するでしょ?

実際にそのシーンを見ても、何を言っているのかさっぱりわからない。

よく、こんな屁理屈を考え出したな、としか思えなかった。

そんな意味不明のやり取りがあって、そして最後。

これまでの宇宙人のくだりがまったく関係なくなって、「夫となるイアンと娘のハンナをいずれ失うことを先見した上で、その運命を受け入れるのだった」という形で映画は終わる。

これまた、まったく意味不明だと思うけど、実際映画ではそういう展開になっている。

宇宙人たちは?というと、「攻撃を受けない」という事態に戻った(というのは、ずっとこの状態だったから)ら、急に帰っていく。

意味がわからないでしょ?

「えっ?もしかして、未来を予見する能力をルイーズに与えるという使命が終わったから帰るということなの?」と思ってしまうので唖然とする。

なぜなら、宇宙船は全世界に12基やってくるからだ。

他の11基は、いったいどうなったの?

いったい何をしてたの?

ただ、そこにいただけ?

それとも、ルイーズみたいな人間を探し出して、彼(彼女)たちに同じような能力を与えたのか?

日本の北海道にもやってきているのだから、日本人の誰かにそのような能力が与えられたのだろうか。

でも、そんな描写は一切ない。

ただ、ルイーズだけがそのような能力を与えられただけ。

しかも、それによって彼女が何をするのかと思いきや、「いずれ結婚して子供を産むけど、その子(娘)は病気によって亡くなってしまう」という運命を受け入れるだけ。

世界平和に貢献するどころか、自分の運命を受け入れただけだ。

その相方というか、夫になる男というのが、今回宇宙人の言語取得のためにチームを組むことになったジェレミー・レナー演じるイアンだけど、いずれ彼とも離婚してしまう。

彼女自身の心無い一言によって、ということだけど、そんな個人的な事情なんて、どうでもいい。

地球の運命はどうなったのか、さっぱりわからない。

というか、根本的な問題として、いったい宇宙人は何をしに地球に来たの?

「ユーは何しに地球へ?」って、100万回問い詰めたいくらいだ。


この「自分の運命を受け入れる」という場面で、ネットでは「感動した」とか「ウルウルした」とか言っている人がいるけど、この人たちは、それ以前の宇宙船とのやり取りについては、いったいどう思ってるわけ?

「いや、そんなのどうでもいいじゃん」って言うのなら、まだその方がいい。

鳩山由紀夫みたいに、最後に聞いた人の言葉を信じてしまい、それまでの言葉はすべて忘れてしまう、という感じで見ていたのなら、こっちとしても、そんな人を相手にどうこう言ってもしょうがないからだ。

別に「バトルがまったくなかった」とか「宇宙人が何だかダサい」とかいう理由で面白くなかったのではなく、前後の辻褄合わせも含めて、この映画が何を描きたかったのか、まったくわからなかったから「面白くなかった」と言っているわけですよ。

終わった後で、これほど唖然とする映画も久しぶりでした。

ということで、評価は今年初めてですが「D」にします。


登場人物で言うと・・・

主演のエイミー・アダムスは、ちょっと年を取った感じだけど、そんなことより、「言語学の第一人者」というイメージがまったくなかった。

「アルマゲドン」で、ブルース・ウィリスが「あんたが世界一の石油採掘のスペシャリストだ」と言われて、いきなり地球の運命を託されるのと同じくらいの「えい、やあ」感がハンパない。

共演のジェレミー・レナーも、科学者というよりは筋肉野郎のイメージがあるので、むしろCIAのエージェントの方が似合っていたと思う。

フォレスト・ウィテカーは貫録十分でした。

あと、宇宙人たちは、地球人から勝手に「アボット」とか適当に名前をつけられて、しかもそれをいつの間にか受け入れていたけど・・・

お前ら、アホなの?

映画評825 ~ 無限の住人

今日は「無限の住人」を見ました。

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監督・三池崇史、主演・木村拓哉で、国内外で高い評価を受ける沙村広明の人気コミックを実写映画化したアクション。無為に生きる不死身の剣士・万次と、復讐のために彼を用心棒として雇った少女・凜が、壮絶な戦いに身を投じる姿が描かれる。オール京都ロケで撮影された、残酷かつ躍動感あふれる世界観の映像、三池監督の演出と木村による殺陣にも注目

主演は、木村拓哉
共演は、杉咲花、福士蒼汰、市原隼人、戸田恵梨香、北村一輝、栗山千明
その他、満島真之介、金子賢、山本陽子、市川海老蔵、田中泯、山崎努など


<ストーリー>
100人斬りの異名を持つ万次(木村拓哉)は、わなによって妹を失い、謎の老人に永遠の命を与えられる。死ぬことのできない無限の体となった今、斬られた傷は自然に治るが、剣術の腕は落ちていた。ある日、孤独な万次の前にあだ討ちを頼みたいという少女・浅野凛(杉咲花)が現れる。彼女の願いを聞き入れた万次は、凛と共に剣客集団・逸刀流の首領である天津影久(福士蒼汰)の命を狙う。


キムタク主演の時代劇、ということで、あまり期待はしていなかったけど、割とアクションもしっかりしていて、まずまず面白かったです。

敵対する逸刀流というのが、首領を筆頭に何人かの手練れの部下がいる、という構図になっていて、まるで「るろうに剣心」みたいだけど、首領の存在感で言えば、志々雄真実を演じた藤原竜也の方が圧倒的に上で、今回の福士蒼汰では、さすがに荷が重すぎたか。

確かに殺陣などはかなりサマにはなっていたけど、如何せんセリフ回しが下手くそなので、貫録がまるでない。

これだったら、むしろ市原隼人が天津影久を演じた方が、まだ良かったような気がする。

しかも、どう見たってゴロツキ集団である逸刀流は、とてもじゃないけど、幕府の剣術指南役になれるとは思えない。

にもかかわらず、「剣術指南役にしてやる」と言われてホイホイと幕府のわなに乗ってしまう面々は、首領を始めとしてバカばかりとしか言いようがない。

これでは、せっかくの北村一輝や市川海老蔵も役者の持ち腐れでしかない。

死ぬことのできない体、という設定なので、ストーリーにいちいちケチをつけてもしょうがないが、特に市川海老蔵とのバトルは、二人とも同じ体なので、単なるノーガードの打ち合いのようにしか見えない。

ちょっともったいない感じ。

全部で140分あまりという、結構長い時間の映画で、途中で残念ながら眠たくなる時期がある。

最後はいったいどうなるんだろう、という期待感というよりは、「どうやって落とすんだろう」という気持ちの方が大きい。

復讐を果たしたとは言え、その先に何があるのかわからないだけに、ちょっと不安があったけど、最後に凜が「ゴメンね、お兄ちゃん」と言った時点で、ニブい私にも読めた。

これは、天津影久を倒した直後に、万次も力尽きて倒れてしまう。

死なないはずの万次が、なかなか起き上がらないので、不思議に思っていた。

「まさか、ホントに死んじゃった?」という気持ちが起こらない展開だけに、これは何かあるな、という構えの姿勢だった。

これは、途中の二人での会話に「お兄ちゃん」「お兄ちゃんじゃねえよ。お兄様と言え」というやり取りがあるので、わかりやすい。

そして、予想通り(?)万次が「お兄様だろ」と目を開けるところでお話は終わり。

明らかに中途半端だ。

この後も続編を作るつもりなんだろうけど、ちょっとあざとすぎた。

厳しい言い方をすれば、「あ~あ」という感じだった。

それまでは、何とか我慢していたのに、最後に「やっちまったな」という気持ちになったわけだ。

ということで、特に違和感はなかったですが、評価としては「C」にします。


キムタクですが、はっきり言うと下手ではないと思います。

ただ、所々で見せるわざらしい表情はちょっと気になりました。

あと・・・

主題歌が良かったです。

MIYAVIというアーチストですが、「キングコング」で冒頭のチョイ役で出ていた人ですね。

それと・・・

いちおうPG12になっているので、何事かと思っていたけど、やたらと手首が切り落とされる。

血しぶきがドバ~っならわかるけど、ちょっと切り落としすぎ!?

映画評824 ~ ワイルド・スピード EURO MISSION

今回はBSで「ワイルド・スピード EURO MISSION」を見ました。

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ヴィン・ディーゼルとポール・ウォーカーが演じるすご腕ドライバーがカスタムカーを操り、派手で斬新なカー・アクションを繰り広げる人気シリーズの第6弾。宿敵であるFBI捜査官から仕事を依頼された逃亡中の主人公が、再びチームを結成し、ヨーロッパを舞台に巨大犯罪組織の壊滅に乗り出す。監督は前々作と前作のメガホンを取り、好評だったジャスティン・リン。アイデア満載のカー・アクションと共に、ミシェル・ロドリゲス演じる4作目で死んだはずの主人公の恋人が再登場するなど物語の展開にも目が離せない。

主演は、ヴィン・ディーゼル
共演は、ポール・ウォーカー、ドウェイン・ジョンソン、ミシェル・ロドリゲス、ジョーダナ・ブリュースター、タイリース・ギブソン、クリス・リュダクリス・ブリッジス
その他、サン・カン、ガル・ガドット、ルーク・エヴァンス、ジョン・オーティス、エルサ・パタキ、ジーラ・カナーノ、ジェイソン・ステイサムなど


<ストーリー>
リオデジャネイロの犯罪王から100億円を、まんまと奪い取ったドミニク(ヴィン・ディーゼル)。その後、逃亡し続けていたドミニクだったが、世界中で犯罪行為に手を染める巨大犯罪組織を追うFBI特別捜査官ホブス(ドウェイン・ジョンソン)に協力を依頼される。ホブスの話によると、その犯罪組織に関わっているのは、ドミニクの死んだはずの元恋人レティ(ミシェル・ロドリゲス)だった。



一昨日見た「ワイルド・スピード」シリーズの第6弾である。

たまたまBSでやっていたのだけど、今作(第8弾)の前は、第4弾、第5弾、第7弾を見ていたのだけど、途中のこの第6弾を見ていなかった・・・

というのは、見ている途中で「あれ、これ見たことがない」ということで気が付いたわけだけど、道理で一部わからない部分があったのは、このせいでした!?

ジェイソン・ステイサムは、前作では準主役(の悪役)だけど、この作品では最後の最後に顔を出すだけ。

この作品での準主役(の悪役)であるオーウェン・ション役のクリス・エヴァンスの兄イアン・ショウ、という設定である。

今作(第8弾)で、主人公のファミリーであったハンと、その恋人であるジゼルが出てこないのはなぜだろう、と思っていたが、二人ともこの作品で死んでいるのだから、まあ当たり前だ。

ジゼルは、恋人であるハンを助けるために犠牲になるし、そのハンも、弟の仇を打つために復讐の鬼となったジェイソン・ステイサムに殺される。

兄弟で悪の道に入り、片方がもう片方の仇を打とうとするのは、「ダイ・ハード」と同じだ。

ちなみに、ジゼル役のガル・ガドットは、その後「ワンダーウーマン」の主役に抜擢されている。

さて、主人公のファミリーを殺したショウ兄弟に対して、今作ではその主人公が自分の子供を救うために協力を依頼するのだけど、初めて今作を見た人にはそれほど違和感はないかも知れないけど、これまでの流れを知っている人には、ちょっと違和感がありすぎるかも?

だって、根っからの悪人だし。

ただ、そういう人たちが今作では勢揃いするのだから、キャストとしてはこれ以上のものはないと言える。


さて、この第6弾だけど、内容は他の作品と同じ。

つまり、かなりハチャメチャである。

最後の飛行機をめぐるバトルは、ムチャクチャ以外の何ものでもないが、とにかくド派手で、とにかく手当たり次第にぶっ壊す。

あれで、死んだのはジゼルだけ、というのは、ある意味奇跡だ。

あと、カー・アクションが派手すぎて、何が何だかよくわからない面もある。

でも、このシリーズでは意外とファミリーの面々が死んでいく。

ポール・ウォーカーだけは、私生活での事故死だけど、今作(第8弾)では、主人公の元妻も殺される。

結構容赦ない。

ストーリーはともかく、見ていて飽きないのは確かである。

ただ、吹き替えだと、明らかに俳優さんと声が違うので、その点は違和感があった。

特に、いつもモゴモゴしゃべっているヴィン・ディーゼルの吹き替えは、結構いい声の人がやっていたので、何か変だった!?


ということで、そこそこ楽しめたし、これまでの流れもつながったのだけど、内容的には今少しなので、評価は「C」にしておきます。

やはり、こちらを先に見ておくべきでしたね。

映画評823 ~ ワイルド・スピード ICE BREAK

今日は「ワイルド・スピード ICE BREAK」

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世界的なヒットを記録したカーアクション『ワイルド・スピード』シリーズの第8弾。ヴィン・ディーゼルふんする主人公ドミニクの裏切りによって、強固な絆で結ばれていたファミリーが崩壊の危機にひんするさまを描く。ドウェイン・ジョンソン、ミシェル・ロドリゲスといった続投組のほか、オスカー女優のシャーリーズ・セロンとヘレン・ミレン、クリント・イーストウッドの息子スコット・イーストウッドら豪華キャストが新たに参戦。意表を突く波乱の展開に加え、巨大潜水艦まで登場する氷上カーチェイスにも注目。

主演は、ヴィン・ディーゼル
共演は、ドウェイン・ジョンソン、ミシェル・ロドリゲス、ジェイソン・ステイサム、タイリース・ギブソン、クリス・リュダクリス・ブリッジス
その他、ナタリー・エマニュエル、エルサ・パタキ、カート・ラッセル、シャーリーズ・セロン、スコット・イーストウッド、ヘレン・ミレンなど


<ストーリー>
誰よりも仲間を愛し大切にしてきたドミニク(ヴィン・ディーゼル)の裏切りにより、彼らの結束は崩れようとしていた。だが、彼の行動には謎のサイバーテロリスト(シャーリーズ・セロン)が関与していることがわかる。レティ(ミシェル・ロドリゲス)やローマン(タイリース・ギブソン)らはドミニクを取り戻すため、最大の敵デッカート・ショウ(ジェイソン・ステイサム)と手を組むが・・・


これは、なかなか面白かった。

ストーリー云々ではなくて、とにかくド派手。

車を何台ぶっ壊したのか、というほど派手に壊しまくる。

これも、人が運転しているのではなく、すべてサイバーテロによる遠隔操作。

ホントにそんなことできるんかいな、という気がしないでもないけど、とにかくハチャメチャに走り回る。

街中だけではなく、氷の上も走りまくる。

そして、それを潜水艦が襲う、というわけのわからない展開。

しかも、潜水艦から発射された魚雷の向きまで変えちゃうし。

何でもかんでもコンピューターでできてしまう、というのは余りにも安易な気はする。

何せ、敵の居所もパソコンをちょちょっといじるだけでわかってしまうのだから。

だけど、とにかく派手なので、見ていて飽きない。

あと、今回は脇を固める俳優陣がスゴい。

一人でも主役を張れるジェイソン・ステイサムにシャーリーズ・セロン。

それに、カート・ラッセルにヘレン・ミレンなども貫録十分である。

本作で一番カッコよかったのが、ジェイソン・ステイサムだ。

アクションの見せ場も十分だったし、ヴィン・ディーゼルよりも目立っていた。

そして、一番貫録があったのがチョイ役ながらヘレン・ミレンだった。

シャーリーズ・セロンも、かなり痩せたイメージだったけど、これも役作りだろうか。

すっかり悪役にハマっている感じだった。


ということで、ストーリーや展開はともかく、とにかくどド派手なアクションと、豪華な顔ぶれに敬意を評して、評価は「B」にしておきます。

映画評822 ~ バーニング・オーシャン

今日は「バーニング・オーシャン」を見てきました。

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『ローン・サバイバー』のピーター・バーグ監督とマーク・ウォールバーグが再びタッグを組んだパニックムービー。2010年に実際にメキシコ湾沖で起きた事故を題材に、石油掘削施設内に取り残された作業員たちの脱出劇をドラマチックに描写する。『ヘイトフル・エイト』などのカート・ラッセルや『RED』シリーズなどのジョン・マルコヴィッチらが共演。臨場感たっぷりの手に汗握る展開に引き込まれる。

主演は、マーク・ウォールバーグ
共演は、カート・ラッセル、ジョン・マルコヴィッチ、ジーナ・ロドリゲス、ディラン・オブライエン
その他、ケイト・ハドソン、ジェームズ・デュモン、イーサン・サプリー、トレイス・アドキンス、ジャストン・ストリート


<ストーリー>
メキシコ湾沖80キロメートルにある石油掘削施設「ディープウォーター・ホライゾン」で、海底油田からの逆流によって上昇した天然ガスへの引火が原因で大爆発が発生。現場で働いていた作業員126人が施設内で足止めを食らう。事故により多数の行方不明者と負傷者を出す大惨事となり・・・


原題は「ディープウォーター・ホライズン」

2010年に実際に起こった大事故が題材だから、結構重い話だ。

もちろん、ハッピーエンドではなく、主演のマーク・ウォールバーグもヒーローと言うよりは、大事故の中で何とか生還した責任者の一人である。

他にも、カート・ラッセルやジョン・マルコヴィッチなど重鎮たちも登場するが、彼らも被害に遭って、生死の狭間を行き交う登場人物の一人だ。

ネットでの評判はあまり良くないようだけど、それは爆発の原因となったメカニズムがよくわからないからだと思う。

冒頭で、予定されていたコンクリート・テストが実施されていないなど、工期の遅れで何としても急がせようとする会社側と、あくまでも安全に事を運ぼうとする主人公たちとの確執が描かれるが、今いちよくわからない。

逆に、そこを詳しく説明されても話がダレるだけなので、あれが限界かな、と言う気はした。

大爆発のシーンも、結構な迫力だけど、メカニズムがよくわからないので、何がどうなれば、どうなってしまうのか、という流れが掴めず、ハラハラ・ドキドキ感に少し影響する。

ただ、終盤はとにかく主人公たちが仲間を助けようとして奮闘するシーンが描かれるので、これはわかりやすい。

とは言え、クライマックスと感じではなかった!?

ということで、何が何だかよくわからない展開というのが正直なところだったので、評価は「C」にします。


最後、エンドロールでは、裁判での様子やなど事故に実際に遭った人たちのことが流れてきて、相当大きな事故だったようですが、あまり記憶にないのは、日本では大きく報道されなかったせい?

映画評821 ~ クレヨンしんちゃん 襲来!!宇宙人シリリ

今日は「クレヨンしんちゃん 襲来!! 宇宙人シリリ」です。

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臼井儀人の原作による人気アニメ「クレヨンしんちゃん」の劇場版シリーズ第25作。突如野原家に現れた宇宙人シリリによって子供になったひろしとみさえを元に戻すため、野原一家がシリリの父親を捜しに旅に出る。謎の宇宙人シリリの声を、人気声優の沢城みゆきが担当。監督・脚本は、『映画クレヨンしんちゃん オラの引越し物語 ~サボテン大襲撃~』をはじめ、これまでのシリーズでも監督を務めてきた橋本昌和


<ストーリー>
ある日、野原家に現れた宇宙人シリリが放った謎のビームを浴び、しんのすけの両親ひろしとみさえは、25歳も若返ってしまう。元の姿に戻るためには、日本のどこかにいるシリリの父親を見つけ出さなければならない。しんのすけのお尻にシリリを隠し、シリリの父親を捜すため日本縦断の旅に出た野原一家だったが・・・


いつものしんちゃん、という感じだった。

でも、25周年ということで、過去に出てきたいろんなキャラが出てきたのだそうな。

しかし、まったく気が付かなかった。

ストーリーとしては、特にヒネりはなかったが、特に違和感もなかった。

適度にギャグをはさみながら、しんちゃんだけでなく、野原一家全員が何かしらの働きをする。

今回の敵キャラ・シリリも、実は悪いヤツではなく、父親に利用されていただけ、という設定だから、最後はいい感じで終わる。

ただ、シリリの父親は「実はいいヤツ」ではなく、最後に改心させるのかと思っていたが、何にもない。

しかも、最後のエンドロール後に、そのエンディングが描かれるのだけど、改心した父親ではなく、唐突に母親が出てくる。

それはそれで、ハッピーエンドということでいいのだけど、これまで何の描写もなかった母親が急に出てくるので、ちょっと違和感がある。

後は、野原家の屋根にUFOが突き刺さったままなのに、何の話題にもなっていないとか、春日部少年隊のガキどもが、車も運転できない年なのに、そのUFOの操縦をするとか言うのは、いちいち気にすることではないので問題なし。

ということで、いつものしんちゃんだったけど、ちょっと感動の部分が少なかったかな、ということで、評価は「C」にしておきます。


驚いたのは・・・

シリリの父親の声。

どこかで聞いたことがある声、というよりは「いつも聞いている声優さんだったけど、誰だっけ?」と思っていたら、何と雨上がり決死隊の宮迫でした。

とても良かったと思います。

基本的に、お笑いタレントや若い俳優さんのアフレコには反対だけど、宮迫はうまかったと思います。

映画評820 ~ グレートウォール

本日は「グレートウォール」を見てきました。

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世界的な建造物である万里の長城を題材にしたアクション。その建造に秘められた目的と戦いを、壮大なスケールで活写する。メガホンを取るのは『上海ルージュ』『HERO』などのチャン・イーモウ。『ボーン』シリーズなどのマット・デイモン、『シャドウ・オブ・ヴァンパイア』などのウィレム・デフォー、香港のスター、アンディ・ラウらが結集。国際色あふれるキャストが織り成すストーリーに引き込まれる。

主演は、マット・デイモン
共演は、ジン・ティエン、ペドロ・パスカル、アンディ・ラウ、ウィレム・デフォーなど


<ストーリー>
主人公ウィリアム(マット・デイモン)は仲間と共にブラックパウダーを探して中国を訪れるが、中国人兵士に襲われ、逃走を余儀なくされる。
やがて追い詰められたウィリアムたちは投降を決意し、万里の長城へと向かうが、そんなウィリアムたちの前に現れたのは、謎のモンスターだった!
そこで、ウィリアムは中国王朝と力を合わせ、モンスターとの闘いに挑むが・・・


万里の長城を舞台としたアクションものである。

マット・デイモンが主演だけど、ネットでの評判はすこぶる悪い。

確かに、出てくる化け物(モンスター)はわけがわからない。

60年ごとに人間を襲いに来るのだそうな。

お前ら「17年ゼミか!」と言いたくなるような化け物だけど、前の60年間どこで何をしていたのかはわからない。

しかも、知能があるのだそうな。

そういう化け物が集団で襲ってくるので、人間側はいろいろと守りに工夫は凝らしているのだけど、如何せん力の差は歴然。

じゃあ、人間は全滅するのかと言うと、そうではなくて、化け物たちはある程度襲うと、なぜか急に引き上げてしまう。

う~ん、ナゾだ。

あのまま一気に襲えば、1日もかからずに、人間を全滅させられたはず。

じゃあ、ある一定の周期で襲うのか、と言うと、そんな感じでもなく、ある時は、夜中に2匹だけで襲ってきて、人間側のボスである将軍を殺してしまう。

将軍は死に際に「罠にはめられた」と言うのだけど、化け物が何でわざわざあんな面倒くさいことをするのかさっぱりわからない。

そもそも、どうして将軍を誘い出して殺そうとしたの?

敵側のボスだということを、どうして知ったんだろうか。

そんなことより、将軍はどうして自らわざわざ出向いたの?

そんなこと部下にやらせればいいのに。

「頭のいい化け物、罠にはめられた人間」という構図にしたいのだろうけど、化け物はとてもじゃないけど、頭が良さそうじゃない。

だって、彼らはみんな女王の指示に従って行動しているだけだから。

これも、またよくわからない。

しかも、なぜか「女王が死ぬと、群れは全滅してしまう」ということらしい。

まるで「インデペンデンス・デイ リサージェンス」みたいな感じ?

別に何かの機械で動いているわけではないのだから、司令塔がいなくなったら、混乱はするかも知れないけど、そのまま引き上げて、また新しい女王を迎えればいいだけじゃないの?

でも、クライマックスのシーンでは、女王が死んだ途端に、群れの連中はバッタバッタと塔の上から落ちてくる。

この理由(仕組み)がよくわからない。

結局、あまりにも強い相手だから、群れ全体をやっつけることは数からしても無理だし、「女王をやっつけたら、群れはダメになる、ということにしよう」などと安易に考えに違いない。

やっぱり「インデペンデンス・デイ リサージェンス」じゃん。

そんな化け物を相手にマット・デイモンは戦うのだけど、如何せん敵は強すぎるので、最後は女王をやっつけることだけに集中して、まわりの人間たちがそのために犠牲になる、という実に感動的な映画に仕上がっている。

いや、だって実際にそうだし。

でも、また60年たったら、別の女王を中心にして襲ってくるんじゃないの?

別に60年後はもう生きていないから、どうでもいいってことなの?

それとも、大昔から女王はあの一匹しかいなかったの?

でも、それが同じ女王なのかどうか、60年経ったら、世代は少なくとも1つ2つは変わっているわけだし、どうやって彼らに対する情報は継承されていくの?

まあ、考え始めたら、どうしようもなくなってしまうので、この話題はこのへんにしておきます。


いい所を探すとしたら・・・

とにかくスケールはデカくて迫力がある。

この迫力は邦画では出せないと思う。

登場人物で言うと・・・

マット・デイモンは頑張っていたと思います。

ただ、相方の男の役割がよくわからない。

主人公を置いて逃げようとしたり、一緒に戦ったり、結構重要な役どころだと思うのだけど、残念ながら存在感がほとんどない。

一方、存在感は抜群のウィレム・デフォーだけど、今回の使われ方は、あんなのでいいのか?

訳ありな男、みたいな描かれ方だったけど、意外にあっさりと姿を消す。

あれって、もしかしてあの爆発の時に馬賊たちと一緒に亡くなったんじゃないの?

その馬賊たちも、いったい何のために出てきているのかよくわからない。

あんなところを根城にして旅人たちを襲っているのだとしたら、長城の人たちと同様、化け物たちにやられちゃうだろうに。

と言うか、襲われる危険性は長城の人たちの比じゃないだろうに。

アンディ・ラウも、もっと将軍クラスの存在かと思っていたけど、幹部の中では一番下、みたいな扱われ方だったぞ。

ヒロインがあれだけ若いのだから、アンディ・ラウも、もっと重要な役でも良かったんじゃないのか、という気がする。

で、そのヒロイン。

どこかで見たことあるな、と思っていたら、ちょっと前に見た「キングコング」に出ていた、わけのわからない女性でした。

いやホント、急に出てきたけど、たいしたセリフもなく、たいしたこともしないで、最初から最後までただ映っていただけだったし。

まだ28歳だって。

いいのか、こんな若い子が次代の将軍になって。

だったら、アンディ・ラウでしょ。


みたいな感じで、ツッコミどころは満載でしたが、迫力はありましたし、そこそこ面白かったです。

ということで、評価は「B」にします。

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