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映画評891 ~ ボヘミアン・ラプソディ

今回は「ボヘミアン・ラプソディ」を見てきました。

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「伝説のチャンピオン」「ウィ・ウィル・ロック・ユー」といった数々の名曲で知られるロックバンド、クイーンのボーカル、フレディ・マーキュリーの伝記ドラマ。華々しい軌跡の裏の知られざる真実を映す。『X-MEN』シリーズなどのブライアン・シンガーが監督を務めた。ドラマシリーズ「MR. ROBOT/ミスター・ロボット」などのラミ・マレック、『ジュラシック・パーク』シリーズなどのジョー・マッゼロらが出演。フレディにふんしたラミが熱演を見せる。

主演は、ラミ・マレック
共演は、ルーシー・ボーイートン、グウィリアム・リー、ベン・ハーディ、ジョセフ・マッゼロ
その他、エイダン・ギレン、トム・ホランダー、アレン・リーチ、マイク・マイヤーズ、アーロン・マカスカー、ダーモット・マーフィなど


<ストーリー>
1970年のロンドン。ルックスや複雑な出自に劣等感を抱くフレディ・マーキュリー(ラミ・マレック)は、ボーカルが脱退したというブライアン・メイ(グウィリム・リー)とロジャー・テイラー(ベン・ハーディ)のバンドに自分を売り込む。類いまれな歌声に心を奪われた二人は彼をバンドに迎え、さらにジョン・ディーコン(ジョー・マッゼロ)も加わってクイーンとして活動する。やがて「キラー・クイーン」のヒットによってスターダムにのし上がるが、フレディはスキャンダル報道やメンバーとの衝突に苦しむ。


クイーンは、それほど聞いていたわけではない。

しかも、予告編を見る限り、フレディ・マーキュリー役のラミ・マレックが、本人にあまり似ていないので、「ちょっと勘弁」・・・という感じだった。

ただ、ネットでの評価が非常に高かった上に、この手の映画は意外と好きなので見ることにした。

結論から言うと・・・

なかなか良かったです。

やはり音楽ものは、そういう意味でも有利なのかも知れない。

特に、最後のライブ・エイドでのコンサートのシーンは圧巻。

実は、ここは本物を見せてくれるのかと思っていたので、そこはちょっと残念だった。

しかし、フレディ以外の3人が結構似ていたのが良かったのかも知れない。

特に、ブライアン・メイとジョン・ディーコンは、本人たちが出ているのかと思わせるほど似ていた。

ロジャー・テイラーは、ちょっとかわいすぎる?

とは言え、さすがに声だけは本人のものを被せたそうだ。

まあ、そう簡単にあの声は出せないだろうし。

ただ・・・

物語全体で言うと、今いちという感じだった。

何せ、フレディは誰もが知るゲイであり、エイズで亡くなっている。

当然のごとく、男性とのやり取り(?)が出てくるのは、あまり見たくもないシーンだった。

あと、フレディが、ずいぶんとヒドい人間のように描かれていたが、実際にはそれほどでもなかったらしい。

少なくとも、この映画を見る限りでは、フレディを好きになれない人もいると思うので、そういう意味では作り方としてはちょっと失敗かも知れない。

そんなフレディを演じていたラミ・マレックは、フレディのことを相当研究したようで、体のくねらせ方とかよく似ていて、最後のコンサートシーンでは、フレディに見えてしまうほどだった。

ということで、途中の流れにはあまり感情移入ができなかったけど、最後のコンサートで一気にヒートアッブし、いい感じで見終わることができたので、評価は「B」にします。


それにしても・・・

クイーンって、全員がボーカルを取ることができるのは知っていたが、作詞作曲もそれぞれのメンバーができるらしい。

ホント、スゴいグループだったんだなあ、と改めて思う。

でも、単純なハードロックが好きな私としては、いろんなジャンルに挑戦しているというか、ジャズやらエルビス・プレスリー調などいろんな曲を持っているクイーンは、それほど好きではない。

映画館ならではの感動、ということかな?
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映画評890 ~ GODZILLA 星を喰う者

昨晩は「GODZILLA 星を喰う者」を見てきました。

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『GODZILLA 怪獣惑星』『GODZILLA 決戦機動増殖都市』に続く、『ゴジラ』のアニメ映画化シリーズの最終章。武装要塞都市を破壊したゴジラ“ゴジラ・アース”の前に、高次元怪獣ギドラが立ちはだかる。監督の静野孔文と瀬下寛之、ストーリー原案の虚淵玄、ボイスキャストの宮野真守、櫻井孝宏、花澤香菜、杉田智和、梶裕貴ら前2作の面々が集結した。


<ストーリー>
ゴジラ・アース討伐に力を注いできたハルオ・サカキだったが、ゴジラを倒すために人を超えた存在になるべきと唱える異星人種族ビルサルドと、それに反対する人間たちとの対立が表面化してしまう。やがてハルオは、ビルサルドの中心的人物であるムルエル・ガルグを葬る。さらにハルオの幼なじみのユウコ・タニが、ビルサルドによる人体の強制ナノメタル化で脳死状態になってしまう。ゴジラ・アースを倒す手立てが消えたと人間たちに敗北感と虚無感が広がる中、高次元怪獣のギドラがまばゆい光を放ちながら降臨する


ネット上の評価がエラく低かったので、ちょっと気にはなっていた。

何せ、ゴジラ対キングギドラ対モスラである。

面白くないわけがない。

そう思っていたのだけど・・・

・・・思った以上にヒドかったです。

まず、ゴジラ対キングギドラに至る前のやり取りかヒドい。

まるで宗教である。

というか、人類ではない別の種族であるメトフィエスは、インチキ宗教家そのものである。

前2作までは、ちょっと陰のあるカッコいい男、というイメージがあったのに、今作で本性を露わにしたメトフィエスは、はっきり言って気持ち悪かった。

なんだよ、「キングギドラを呼ぶ」って。

しかも、実際にメトフィエスを中心として洗脳された人間たち(こいつらも、何だか頭悪すぎ感が満載で気持ち悪かったけど)が一斉にギドラに対して祈り(?)を捧げると、ホントにギドラが現れる。

しかも、そのギドラが思っていたイメージとまったく違う。

3つの首を持つ大型怪獣・・・ではなくて、金色をしたドラゴン顔の蛇が3匹。

そう、1匹ではなく、長~い蛇が3匹、大空の雲の間から出てくるのである。

さらに、このギドラは目に見えるが、存在がない、という存在だ!?

何を言っているのかわからないと思うけど、一言で言うと、そうなる。

劇中ではそのあたりを説明してはいるものの、何が何だかよくわからない。

いずれにしても、そういう存在なので、ギドラはゴジラに噛みつくことができるのに、ゴジラの方は一切の反撃ができない。

と言うか、反撃をしても、空を切ってしまうので、相手に当たらないのだ。

しかし、ギドラを呼び寄せたメトフィエスが、主人公に倒されると、急に存在が表に出てきて、あっという間にゴジラにやられてしまう。

それこそ熱線一発で、3匹ともに一瞬でやられてしまった。

期待していた壮絶なバトル、などどこにもなかった。

さらにモスラ。

たぶん、ゴジラとギトラとのバトルの間に入ってきて、両方ともやっつける、というシーンを一応想像していのだけど・・・

実際には、何と影だけでした。

いやホントに、一瞬映るだけで、実物は出てこない。

双子の女の子に、意味ありげな卵、というあれだけ思わせぶりな描写をしていたのに、実物が出てこないなんて、いったいどういうつもりなんだろう。

そういう物語の根幹の部分でがっかりしたのもあるけど、主人公の行動にも今いち納得できない。

ギドラが倒された後、なぜか急に平和が戻ってきたという雰囲気の中(これも違和感があったけど・・・)現地民族の女の子(例の双子の片割れ)と夫婦になった(?)ものの、最後は元恋人を連れて、やっと復活した戦闘機とともに、ゴジラに突撃して玉砕してしまう。

何だかよくわからないムチャクチャな展開だった。

これまでまったく歯が立たず、ギドラでさえどうにもならないゴジラに対して、倒せるのはモスラしかいない、と思っていたのに、最終的にはただの特攻隊がその役目を果たした、という「これまでのやり取りは、いったい何だったの?」と思えるような、壮絶な失望感あふれるラストでした。

結局ゴジラを倒したものの、これまで生活していた母船はすでにギドラによって破壊され、文明を取り戻すことができる最後の望み(例の戦闘機)も、主人公によって破壊された今、残された連中は、原始的な生活に戻るしかない。

しかも、主人公の子供を宿した女の子って、この先どうやって生きていくのだろう。

・・・みたいな余韻もまったく感じさせないほど、物語を破壊しまくった感じだ。

何で、こういう展開にしちゃったんだろうね。

とにかく、見ていてわけのわからない内容、特にメトフィエスによる宗教儀式のあたりから、すっかり興ざめしていたので、最後のバトルに期待していたものの、それさえも木っ端みじんにされたため、後にはな~んにも残りませんでした。

ということで、評価はこれまで期待していた分の反動も踏まえて「D」にします。

ホント、がっかりしました。

映画評889 ~ 「デス・ウィッシュ」

今回は「デス・ウィッシュ」を見てきました。

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チャールズ・ブロンソンが主演を務めた『狼よさらば』をリメイクしたアクション。何者かに家族を傷つけられた外科医が復讐に乗り出す。メガホンを取るのは『ノック・ノック』などのイーライ・ロス。『ダイ・ハード』シリーズなどのブルース・ウィリス、ドラマシリーズ「LAW & ORDER クリミナル・インテント」などのヴィンセント・ドノフリオらが顔をそろえる。ブルースが外科医と処刑人の顔を持つ男に扮した。

主演は、ブルース・ウィリス
共演は、ヴィンセント・ドノフリオ、エラザベス・シュー、ディーン・ノリス、キンバリー・エリス
その他、カミラ・モローネ、ボー・ナップ、レン・キャリオー、ジャック・ケシー、ロニー・ジーン・ブレヴィンズ、イアン・マシューズ、ウェンディ・クルーソンなど


<ストーリー>
犯罪が多発しているシカゴ。外科医のポール・カージー(ブルース・ウィリス)は、犯罪に巻き込まれて次々と運ばれてくる患者を診る殺伐とした毎日を送っていた。ある日、彼が家を留守にしていた時に何者かに妻を殺され、娘は昏睡状態になってしまう。警察の捜査がなかなか進まないことに怒りを爆発させた彼は、犯人を捜し出して抹殺することを決意する。


1974年公開の「狼よさらば」のリメイクである。

チャールズ・ブロンソン主演の映画だけど、何となく覚えている。

調べてみたら、「狼よさらば」の原題も「デス・ウィッシュ」だった。

当時のブロンソンは53歳だったそうだが、今回のブルース・ウィリスはすでに60歳を超えている。

内容は少し違っているが、銃を持ったことのない男が、妻を殺され、娘を昏睡状態にされたことから、その復讐をする、という話のプロットはほぼ同じだ。

ただ「ダイ・ハード」な男であるブルース・ウィリスは、とてもじゃないが、銃を初めて持つ男には見えない。

悪人を前に、いきなり銃を撃ったり、一人ひとり追い詰めて犯人を探し出したりするところなどは、「ダイ・ハード」などとあまり変わらない。

特に、最後のバトルシーンで、隠し持っていたショットガンをぶっ放すところなどは、完全にマクレーン刑事だ。

そんなわけで、弱々しさがまったく見えない主人公のおかけで、いつものブルース・ウィリスのアクション映画でした。

旧作では、公園で暴漢に襲われそうになり、やむを得ず銃を使った、という設定になっているのだけど、今回は最初から積極的に撃って出ている。

だいたい、敵の本拠地(?)である夜のクラブに単身で乗り込むなんて、銃を持ったことのなかった人間のすることではない。

あまりにも積極的すぎて、かえって違和感がある。

元々のお話通りのものにするのだったら、主人公はブルース・ウィリスではなくて、もうちょっとひ弱そうな俳優にした方が良かったのではなかろうか。

とは言え、アクション映画ですし、そこそこ楽しむことができたので、評価は「B」にしておきます。


それにしても・・・

チャールズ・ブロンソンの名前なんて、久しぶりに出てきた。

1970年代、彼は渋い役者の代表格だった。

そして、日本の代表格・三船敏郎とヨーロッパ代表で「ハンサム」の代表格だったアラン・ドロンと共演したのが「レッド・サン」

3大スター共演ということで、結構話題になったが、侍とガンマンが一緒に出てくる西部劇で、思ったよりたいしたことのない映画だったことを覚えている。

今回の「デス・ウィッシュ(狼よさらば)」だけど、実は続編があって、「ロサンゼルス」「スーパーマグナム」などと名前を変えて登場している。

もしかして、こちらも続編があるの?

映画評888 ~ ルイスと不思議な時計

今日は「ルイスと不思議な時計」を見てきました。

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ジョン・ベレアーズの児童文学を原作にしたファンタジー。少年と2人の魔法使いが、世界を救うために時計の謎に挑む。監督は『グリーン・インフェルノ』などのイーライ・ロス。『グースバンプス モンスターと秘密の書』などのジャック・ブラック、『ブルージャスミン』などのケイト・ブランシェット、ドラマ「デスパレートな妻たち」シリーズなどのカイル・マクラクランらがそろう。

主演は、ジャック・ブラック
共演は、ケイト・ブランシェット、オーウェン・バカーロ、レネー・エリス・ゴールズベリー
その他、サニー・スリッチ、コリーン・キャンプ、ロレンチャ・イッツォ、カイル・マクラクランなど


<ストーリー>
両親を亡くし、叔父のジョナサン(ジャック・ブラック)の世話になることになった少年ルイス(オーウェン・ヴァカーロ)は、ジョナサンが魔法使い、隣家に暮らす美女ツィマーマン(ケイト・ブランシェット)が魔女だと知る。ある日、ジョナサンの屋敷に世界を破滅させる力を持った時計が隠されていることがわかる。


残念ながら吹替え版しかなかった。

ジョナサンの声優さん(佐藤二朗)には、あまり違和感がなかったが、主人公であるルイスの声(コナンの高山みなみ)は、どこから聞いてもコナンにしか聞こえなかった。

しかも、この主人公に感情移入ができない。

両親が亡くなったというのに、その境遇があまり描かれていない(感じられない)し、学校でイジめられるのだけど、どう見てもみんなに好かれる性格ではなさそうだ。

頭がいいのかわからないけど、分厚い魔術の書をいとも簡単に覚えてしまうので、かわいいという感情さえ起こらない。

演じている子供は結構かわいい子なのに、演じている役柄のせいで、何だかもったいない気がする。

また、ジョナサンからある扉について「ゼッタイに開けてはならない」と言われていたにもかかわらず、友達を失いたくないがために、その扉を開けてしまう(実際に開けるのは、その友達だけど)が、これはルイスがどうのこうの言う以前に、あんなに簡単に開いてしまう扉の方がおかしいだろう。

だいたい、扉のところに鍵も一緒に置いておくなんて、間抜け以外の何ものでもない。

「押すなよ、ゼッタイに押すなよ」と言うアレと同じで、開けちゃうんだろうな、とは思ったけど、あそこまで間抜けだと、ツッコむ気にもならない。

この展開を始めとして、とにかく「これは何なんだ?」と思えるような展開ばかりなので、見ていて面白くないし、ベタな展開だから、ある程度読めるにもかかわらず、その予想を下回る進行って、どうなの?という感じだった。

ジョナサンとツィマーマンンとの会話やゲロを吐くカボチャなど、結構グロくて、汚い言葉が飛び交うのには、時々笑ってしまったけど、全体の展開にたいした影響がないので、単発で終わってしまう。

そもそも「魔術師」と「魔法使い」を意図的に混同しているのか、実際にはエラい違いだろうに、それを同じかのように描いているので、これも奇異に感じました。

最後の「時間を逆回しする」という流れも、なぜかジョナサンは、顔だけ大人のまま、体だけ赤ん坊になるという、わけのわからないギャグ(?)をやるのだけど、もはやさっぱり笑えない。

とにかく、せっかくジャック・ブラックやケイト・ブランシェットが出ているのに、「もったいない」としか思わなかった。

ファンタジーという好きなジャンルで、少々のことをやっても楽しめるはずなのに、残念でした。

ということで、評価は「C」にします。


でも、どうして吹替え版しかないのでしょうね。

映画評887 ~ 散り椿

今日は「散り椿」を見てきました。

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『永遠の0』などの岡田准一が主演を務め、カメラマンのみならず『劔岳 点の記』で監督もこなした木村大作と組んだ時代劇。葉室麟の小説を基に、誰にも恥じない生き方を貫こうとする実直な武士たちの姿を描く。『明日への遺言』などで監督としても活躍する小泉堯史が脚本を担当。『CUT』などの西島秀俊をはじめ、黒木華、池松壮亮、奥田瑛二らが共演している

主演は、岡田准一
共演は、西島秀俊、黒木華、池松壮亮、麻生久美子
その他、緒方直人、新井浩文、柳楽優弥、芳根京子、駿河太郎、渡辺大、石橋蓮司、富司純子、奥田瑛二など


<ストーリー>
享保15年、藩の不正を告発した瓜生新兵衛(岡田准一)は、追放の憂き目に遭う。藩を追われた後、最愛の妻・篠(麻生久美子)は病魔に侵され、死を前に最後の願いを夫に託す。それは、かつては新兵衛の友人で良きライバルでもあり、篠を奪い合った恋敵でもあった榊原采女(西島秀俊)を助けてほしいというものだった。


公開されて少し経つのだけど、見ようかどうか迷っていた。

迷った理由は、予告編でもやっていた岡田准一と西島秀俊との殺陣のシーンで、岡田准一はともかく、西島秀俊の殺陣がどうにもぎこちなくて、どうなることかと思っていたからだ。

そして、実際は・・・

思った以上に下手でした。

動きが鈍いのもあるけど、殺陣そのものに迫力がない、と言うか、「あんなやり取りがあるか!」と言えるほどヒドいものだった。

刀を抜いてひょいっと左の方に差し出したら、一人血しぶきをあげて倒れるし、上段に構えた敵が向かってくるところに、これまたひょいっと刀を前に出すと、これまた敵が血しぶきをあげる。

こんなしょうもない殺陣を見たのも、たぶん初めてだ。

内容としても、何だか展開にメリハリがない。

主人公の新兵衛が、何を思い、何をしようとしているのかよくわからないし、出てくる登場人物もなんだかしょぼい。

これは、ストーリーそのものよりも、役者の存在感がなさすぎるせいだと思う。

西島秀俊は、言うに及ばず。

主人公と采女(西島)を含めた「四天王」のうち、自決した最初の一人は、どこの誰だかよくわからないし、緒方直人も、もういい年だろうに、存在感がほとんどなく、とてもじゃないけど親父さん(緒方拳)には遠く及ばない。

西島の死に方もダサい。

矢で不意打ちをされて死ぬのだけど、あんなの敵の気配も感じていないし、せめて急所をはずすように避けろよ、という感じだった。

準主役的に立ち位置だった池松壮亮は、「デスノート」で結構存在感のある演技をしていたのに、最初見た時には「こいつ、どこの小僧だ?」と思ったほどガキっぽかった。

しかも、セリフは棒読みだし。

悪い家老役の奥田瑛二も、もともとあまりウマいと思ったことはないけど、思った以上に存在感がない。

柳楽優弥も、時代劇向きじゃないと思う。

結局、イメージ通りだったのは、岡田准一以外では石橋蓮司くらいか。

いつもの子悪党的な存在感は健在でした。

というように、見ていて迫力はないし、展開も平凡なので、ハラハラ・ドキドキ感がほとんどない残念な映画でした。

ということで、評価は「C」にします。

映画評886 ~ モンスターストライク THE MOVIE ソラノカナタ

今日は「モンスターストライク THE MOVIE ソラノカナタ」を見ました。

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ゲーム「モンスターストライク」を基にしたオリジナルストーリーが展開する3DCGアニメーション。二つに分断された東京を舞台に、通信、物理的な干渉が断たれた旧東京が、新東京に墜落することを知った人々の物語が描かれる。アニメーションを、『ご注文はうさぎですか??』シリーズなどのオレンジが担当。監督は『とある魔術の禁書目録』シリーズなどの錦織博が務める。主人公の声を窪田正孝、彼と一緒に戦う少女の声を広瀬アリスが担当する。


<ストーリー>
13年前、東京は空中に浮き上がった「旧東京」と地上の「新東京」に分裂した。新東京で祖母と生活しているカナタはある日、モンスターに襲われたところを謎の少女ソラに救われる。やがてカナタは自分の素性を知り、不思議な能力が目覚めて、ソラたちと地上を救う戦いに身を投じる。


原作(というかゲーム)は知らないけど、何となく画が気に入ったので、見ることにした。

その原作を知っている人からすると、かなり評判は悪いらしい。

何せ、登場人物が限定されていて、その他のキャラがまったく描かれていないからだ、という。

実際、エンドロールで流れてくる登場人物に、ルシファーだの坂本龍馬だの知名度のある名前が脈略なく出てきたので「はあ?こいつら、いつ出てきたの?」と思っていたのだけど、どうやらモンストでは有名なキャラが、どちらかと言うと雑魚扱いされていたのが気に入らないようだ。

しかも、今回の主人公であるカナタは、イメージで言うと、エヴァンゲリオンの碇シンジみたいなヤツで、最初はウジウジしているのに、急に勇気がわいてきて、最後は敵に対して敢然と向かっていく、みたいな感じ。

さて、内容である。

映画が始まると、東京がすでに分裂しているので、その前後の事情はよくわからない。

しかも、旧東京では、いくなりバトルが始まるのだけど、見ているこちらとしては、何が何だかよくわからない。

そして、新東京では、主人公であるカナタが、ただの高校生であるかと思いきや、実はある能力を持った人間(とモンスターの合いの子?)ということがわかり、そして旧東京に乗り込む。

ここから先は、いちいち説明してもあまり意味がないので(というか、よくわかっていないため?)省略するけど、とにかく人間とモンスターと「穢れ」とかいうバケモノとの争い、みたいな感じ。

主人公の成長、というか、自分の能力に目覚めてから、地上を救う戦いに挑むまでの流れが早くて、あれよあれよという間に、物語は終盤へと進む。

そして、最終的には・・・

・・・なんだけど、誰が悪いヤツで、誰がいいヤツなのか、今いちよくわからなかった。

しかも、主人公カナタが、ソラを命がけで(?)守ろうとする理由があまり理解できない。

だって、さっき(昨日?)会ったばかりなのに・・・

ただ、全体的に画が綺麗というか、見やすかったこともあり、割と楽しむことができた。

この続編があったらどうしよう、という気持ちはあるけど、なかなか面白そうなストーリーでした。

ということで、わけがわからないまま、評価は「B」にしておきます。

映画評885 ~ イコライザー2

今日は「イコライザー2」を見てきました。

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『トレーニング デイ』のデンゼル・ワシントンとアントワーン・フークア監督が組んだクライムアクション『イコライザー』の続編。元CIAの工作員が、親友の死の真相を追う。前作に続きフークア監督がメガホンを取り、メリッサ・レオとビル・プルマン、ドラマシリーズ「ナルコス」などのペドロ・パスカルらが共演。

主演は、デンゼル・ワシントン
共演は、ペドロ・パスカル、アシュトン・サンダーズ、ビル・ブルマン
その他、メリッサ・レオ、サキナ・ジャフリー、ジョナサン・スカーフ、アダム・カースト、オーソン・ビーンなど


<ストーリー>
表向きはタクシー運転手として働くマッコール(デンゼル・ワシントン)は、CIA時代の上官で親友のスーザン(メリッサ・レオ)が何者かに殺害されことを知る。独自に捜査を進める彼は、スーザンが死の直前まで手掛けていた任務の真相に近づき危険にさらされる。その手口からCIAの関与が浮かび上がり、敵はマッコールと同じ特殊訓練を受けていることが判明する。


デンゼル・ワシントンが元CIA工作員として悪者をボコボコにするアクション映画の続編である。

だけど、前作ではホームセンターで働いていたのに、今回はタクシーの運転手だ。

ホームセンターで働いていたことなど、すっかり忘れていたけど、前作では「A」評価にしていたので、もちろん期待していた。

ただ、序盤から何だか展開がよくわからない。

いろんなエピソードみたいなものが出てきて、それらが最後にはたぶん一つにまとまるんだろうな、と思いつつも、いったいどういう関係にあるのか読めなかったからだ。

しかし、随所で暗殺(悪を懲らしめる行為)は続いている。

それだけに、途中でターゲットがわかった時には、ちょっと「はあ?」という感じだった。

しかも、今回の相手は意外と弱い。

主人公と同じ特殊訓練を受けてきた、という前提にはなっていたけど、最終的にはいとも簡単にやられてしまうので、最後のアクションシーンも、あまりワクワクドキドキ感がない。

主人公が窮地に陥ることがほとんどないので、前回は「ゴルゴ13みたいだ」と書いていたが、どちらかと言うとスティーブン・セガールの映画に近い。

主人公は、相手が誰であろうと一切関係なく、常に冷静だし、ビビることがない。

そして、いとも簡単にやっつける。

圧倒的に強いのはいいのだけど、展開にメリハリがないので、見ていてちょっと飽きてしまう。

さらに、今回は前回のクロエ・グレース・モレッツのような魅力的な脇役がいないので、画的にもちょっと残念だった。

元同僚の女性は、見た目がキャリアウーマンらしくないので、そのへんのおばさんにしか見えない。

美術学校に通っているバカ・ガキは、お頭がちょっと弱いので、感情移入がまったくできない。

特に、主人公宅で壁の塗り直しをしていた時に、暗殺者たちに押し入れられたシーンでは、どう考えたって「いることがバレてはいけないので、ゼッタイに声を出してはいけないし、声が出ない」はずなのに、なぜか携帯で主人公に対して何だかんだとしゃべりまくっている。

そして、暗殺者たちが去った(フリをしていただけだけど・・・)後には、普通ならもう少し様子を見るだろうに、彼らが出ていったすぐ後に隠れ部屋から出てきて、しかも玄関のドアまで開けて外に出てしまい、あっさりと拉致されてしまう。

見ていて「お前、バカなのか?」としか思わなかった。

そんなことより、どうして人の家に勝手に入っていけるの?

主人公が、そこまで不用心だったはずがないので、何だか違和感のある展開だった。

そんなこんなで、感情移入はできないわ、展開に違和感はあるわで、あまり楽しむことができませんでした。

ということで、評価は「C」にします。

期待していただけに残念でした。


ところで・・・・

今回この映画は、MX4Dでしか上映していなかった。

場面に応じて椅子が大きく揺れたり、風が吹いたり、臭いがしたりするアレだ。

しかし、この映画はアクション映画である。

あまり、椅子を揺らす場面などないはずだ。

と思っていたら、車が発信するたびにガクンきたり、銃撃があると左右に大きく揺れたり、
見ているこちらとしては「ええい、うるさいわ!!!」としか思えなかった。

こんなので1000円余計に取る理由なんか、どこにもないだろうに。

ホント、何でこの映画をMX4Dにしたのか、さっぱりわからない。

映画評884 ~ コーヒーが冷めないうちに

今日は「コーヒーが冷めないうちに」を見てきました。

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「1110プロヂュース」主宰の川口俊和の小説を映画化。過去に戻れる席がある喫茶店を舞台に、来店する人々が体験する出来事が描かれる。主演の有村架純が喫茶店の店員を演じるほか、伊藤健太郎、波瑠、薬師丸ひろ子、吉田羊、松重豊、石田ゆり子らが出演。ドラマ「重版出来!」「アンナチュラル」などの演出を担当した塚原あゆ子が監督を務める

主演は、有村架純
共演は、伊藤健太郎、波瑠、薬師丸ひろ子、吉田羊、松重豊、石田ゆり子
その他、林遣都、深水元基、松本若菜など

<ストーリー>
時田数(有村架純)が働く喫茶店「フニクリフニクラ」には、ある席に座ると自分が望む時間に戻れるという伝説があった。「過去に戻れるのはコーヒーをカップに注いでから、そのコーヒーが冷めてしまう間だけ」といったいくつかのルールがあるが、過去を訪れたい人たちが次々と来店する。


いい話でした。

予告編を見た時には、そんなに面白そうでもなかったのだけど、何となく気になって見ることにしました。

ただし、「4回泣けます」などと宣伝していましたが、「4回」は泣けません!

事前にこんな言い方で宣伝するのは逆効果だと思いますが、今だになくならないのはなぜなんでしょうかね?

なぜなら、「あと一回は、どこで泣けるんだよ」とか否定的な気持ちになってしまうからです。

でも、いい話には違いありません。

宣伝にもあるように、4つのエピソードというか、4組の男女・夫婦・姉妹・親子が出てきますが、別にオムニバス形式ではなく、流れの中でそれぞれの話が織り込まれています。

まず、過去に戻ることができる条件というのがあります。

1.過去に戻っても、この喫茶店を訪れた事のない者には会うことができない
2.過去に戻ってもどんな努力をしても、現実は変わらない
3.過去に戻れる席には先客がいる 席に座れるのは、その先客が席を立った時だけ
4.過去に戻っても、席を立って移動することはできない
5.過去に戻れるのは、コーヒーをカップに注いでから、そのコーヒーが冷めてしまうまでの間だけ

この条件は、すでにこの喫茶店に来る人にとっては常識みたいになっていて、映画が始まると同時に「あの席に座るには・・・」みたいな展開になります。

予告編を見た時に、「あの席にいろんな人が入れ替わり座ると、話が混乱しないだろうか」などと思ってましたが、いきなり「ずっと座っている女性」が出てきて、「あの人は幽霊なので、ずっとあそこに座っています。無理やりどかすことはできません。あの人がトイレにいっている間しか座るチャンスはありません」という説明があるので、いきなり納得してしまいます。

まずは、波瑠と林遣都が織りなす幼馴染の男女のお話です。

これはいい話ですが、冒頭でも書いたように「あら、良かったじゃん」という内容なので、泣けません!

でも、いい話です。

続いて、薬師丸ひろ子と松重豊による夫婦の話です。

薬師丸演じる妻が痴ほう症になってしまい、夫である松重のことがまったく認識できない、という設定ですが、これは泣けました。

次は、吉田羊と松本若菜による実家を捨てた姉と帰ってほしいと願う妹の姉妹のお話です。

これも良かったです。

そして最後は、有村架純と石田ゆり子の親子の話ですが、これが一番泣けました。

ただ、有村演じる時田一族しか、このコーヒーによるタイムワープ(?)の仕事ができないので、有村自身が過去に戻るって、いったい何をしたのだろうか、と思ってしまったため、中途半端な気持ちで感動してました!?

これ以上詳しいネタバレはやめておきますが、2時間の中で4つもエピソードを盛るのは、ちょっと厳しいかな、とも思いましたが、期待以上に「泣けた」のは良かったです。

ということで、ちょっと甘いかも知れませんが、評価は「A」にします。


出演者で言うと・・・

主演の有村架純は・・・・とてもかわいいです!

でも、このメンバーの中では、やはり存在感が薄いというか、オーラのなさを露呈してしまった感じでした。

波瑠は、テレビとかあまり見ないので、ほとんど演技を見たことがなかったのですが、なかなかうまかったと思います。

林遣都クンは、私のイメージよりちょっとふっくらした感じでした。

もっと、目力があったと思うのですが・・・

薬師丸ひろ子もかなり老けましたが、良かったです。

松重豊は、つい先日「検事側の罪人」を見たばかりだし、割と硬派の役柄が多い人ですが、こういう役もなかなかいいですね。

吉田羊は、妹役の松本若菜のとの年齢差が気になりましたが、これまた良かったです。

松本若菜は、このメンバーの中に入ったせいか、ちょっと張り切りすぎ(?)という感じでしたね。

石田ゆり子は、相変わらずきれいですね。

妹が年々劣化してきているのに、お姉さんは年々はきれいになっている感じがします。

演技も良かったです。

準主役の伊藤健太郎は・・・・あんなものかな?

映画評883 ~ ザ・プレデター

今回は「ザ・プレデター」を見ました。

映画180917

地球外生命体プレデターと人類の攻防を描いたSFアクション大作。地球に降り立ったプレデターが、人々を恐怖のどん底に落とす。監督は第1作に出演していた『アイアンマン3』などのシェーン・ブラック。ドラマシリーズ「ナルコス」などのボイド・ホルブルック、『ムーンライト』などのトレヴァンテ・ローズ、『X-MEN:アポカリプス』などのオリヴィア・マンらが出演。

主演は、ボイド・ホルブルック
共演は、トレヴァンテ・ローズ、ジェイコブ・トレンブレイ、キーガン=マイケル・ケイ、オレヴィア・マン
その他、スターリグ・K・ブラウン、トーマス・ジェーン、アルフィー・アレン、アウグスト・アギレラ、ジェイク・ビューシーなど


<ストーリー>
家に届いた箱の中に入っていたもので遊んでいた少年は、謎めいた装置を起動させてしまう。装置からシグナルが発信され、さまざまな惑星で生物をハンティングしてきた地球外生命体プレデターがやって来る。地球に到着し狩りを始めて人々を震え上がらせるプレデターに傭兵たちが対抗しようとするが、人知を超越した格闘や殺害のスキル、異種交配を経てきたことで遺伝子レベルであらゆる能力がパワーアップした彼らに苦戦を強いられる。


このシリーズもいろんな形で映画化されているので、これが何作目になるのかわからないが、正史的(?)な意味で言えば、シュワルツェネッガーが主演した第一作(1987年)と、ダニー・グローバーが孤軍奮闘した第二作「プレデター2」(1990年)と、これに続くと思われる「プレデターズ」(2010年)の後ということで、第4作になるのかも知れない。

ただ、劇中では「あいつらは87年と97年にもやってきた」というセリフがあるので、87年はシュワちゃん版だろうけけど、この97年というのがどの作品を指すのかわからない。

作品紹介のところでも「プレデター2」という言葉が出てこないので、もしかしてダニー・グローバー版は「なかったこと」になっているのだろうか。

内容は、「人間を狩るのが趣味」というプレデターの姿はそのままだけど、今回はなぜか「人間の味方」のプレデターが登場する。

しかし、それがわかるのは映画の後半頃であり、それまでに人間を殺しまくっている。

いったい、どこが「人間の味方」なんだか。

あと、人間側もプレデターを研究しているチームがあるのだけど、なぜか同胞である人間たちを殺しまくっている。

要するに、人間とプレデターが入り混じって殺し合いをしている映画なのである。

主人公は、と言うと、元々は軍のスナイパーなんだけど、このプレデターを目撃してしまったために、精神異常者扱いをされて、記憶を消されようとしていた、という設定だ。

そして、同じく軍人で、上官を撃ち殺したり、味方を誤射したり、ということで、「ちょっと頭のおかしいヤツ」扱いされている連中と一緒になり、すぐに打ち解けて即席のチームを結成する、という流れになっている。

このチームのやり取りが、かなりイカれていて、ここは結構笑ってしまった。

とは言え、肝心のプレデターとの闘いはあんまり盛り上がらない。

その理由の一つに、「善」のプレデターが残していった武器・装置などを、主人公たちも自由に扱えるということで、プレデターの脅威がそれほど感じられないからだ。

しかも、主人公の息子が「発達障害」という形の「実は天才」という設定なので、プレデターの使うものなんて、すぐに理解しちゃいます。

最初、なんで主人公が「奪った武器を自宅に送る」などという愚行をするの?と思っていたのだけど、そこは「実は私書箱宛てに送ったのだけど、使用料滞納のため、自宅に直接送られてしまった」という説明はついている。

さて、展開としては、いつものプレデターと同じで、人間たちは殺戮されまくるので、主人公の仲間たちも途中から参加した女性以外は全員殺されてしまう。

かなりグロい映像である。

ただ、その殺され方も、ちょっと感動(?)してしまうようなシーンもあった。

そして、ラスト。

「善」のプレデターが人間に残したものとは・・・実は対プレデター用の武器だった!

ということで、次回作があるのはもう間違いないですね。

あまり肩の凝らない内容にはなっていて、割と楽しめましたが、評価としては「C」にしておきます。


出演者ですが・・・

知っている人は一人もいませんでした。

ヒロインは、加藤夏希みたいな感じの中途半端に美女で、科学者という設定でしたが、男顔負けで銃を撃ちまくるし、かなり過激です。

あと、イカれた連中の一人が胡散臭い都市伝説で馴染みのハローバイバイ・関みたいなおっさんだったので、何だか胡散臭かったです。

映画評882 ~ 検察側の罪人

今回は「検察側の罪人」を見ました。

映画180827

『クローズド・ノート』『犯人に告ぐ』などの原作で知られる雫井脩介のミステリー小説を、木村拓哉と二宮和也の初共演で映画化。東京地方検察庁を舞台に、人望の厚いエリート検事と彼に心酔する新米検事がある殺人事件の捜査をめぐってすれ違い、やがて二人の正義がぶつかり合うさまが映し出される。『突入せよ!「あさま山荘」事件』などの原田眞人監督が、正義の意味を問うドラマを骨太に描き出す。木村と二宮の演技対決に注目

主演は、木村拓哉、二宮和也
共演は、吉高由里子、平岳大、大倉孝二、八嶋智人、音尾巧真
その他、大場泰正、谷田歩、矢島健一、キムラ緑子、山崎紘菜、松重豊、山崎努など


<ストーリー>
東京地方検察庁刑事部に配属された検事の沖野啓一郎(二宮和也)は、有能で人望もある憧れのエリート検事・最上毅(木村拓哉)と同じ部署になり、懸命に仕事に取り組んでいた。あるとき、二人が担当することになった殺人事件の容疑者に、すでに時効が成立した事件の重要参考人・松倉重生が浮上する。その被害者を知っていた最上は、松倉に法の裁きを受けさせるべく執拗に追及するが、沖野は最上のやり方に疑問を抱き始め・・・


キムタク対ニノという超豪華(?)対決となっている。

結論から言うは、どっちもどっち、というところだろうか。

キムタクは、いつも通りのキムタクで、前にも書いたかと思うが、別にヘタとは思わないが、すべてが一方調子である。

しかも、まわりが異常に気を使っているせいか、意味不明な状況やシーンが結構多い。

キムタク演じる最上検事の家族は、なんであんなに変なの?

世間体云々とかは関係なく、あまりにも不自然に親娘なのは、キムタクを引き立たせるため?

あと、ピチピチのウェアを着てマウンテンバイクに乗って座禅に行くシーンって、何のために出てきたの?

あの胡散臭い住職(?)が、何か意味のある人かと思ったら、二度と出てこないし。

とにかく、キムタクを目立たせるためなら、まわりをどんな人間で囲むことも厭わない、みたいな姿勢はやめてほしい。

「宇宙戦艦ヤマト」しかり、声優をやった「ハウルの動く城」しかり。

一方のニノは、と言えば、キムタクよりは感情豊かではあるが、特にキレる(絶叫する)ところなどは、「いつものニノ」だそうだ。

怒る・キレる演技って、もしかしたら一番簡単な演技かも知れない・・・!?


さて、内容である。

原作があるそうだ。

それを読んだ人によると、原作とはかなりかけ離れているらしい。

もちろん、原作通りに映画化する必要はないと思う。

監督が自らの考えでもって、作品をある程度アレンジするのもありだと思う。

ただ、それによって物語そのものが「はあ?」というものになってはいかんだろう、と思うわけだ。

この作品で言うと、「検察側の罪人」の意味するところは、正義を標榜する先輩検事の最上が、殺人事件の被疑者を殺してしまって、自らが罪人になってしまうことである。

しかしこの映画では、最上自身は捕まることがなく、逆に最上の知人の女性を殺した憎っくき犯人である松倉が殺されてしまう。

しかも、憎っくき犯人を殺したのは最上ではなく、最上が殺したのは、別の殺人事件の容疑者だ。

逆じゃないの?

だいたい、その前のやり取りで、最上はヤクザである諏訪部からのアプローチに対し「オレは殺しの依頼はしない」みたいなことを言っていた。

実はあの後殺人を依頼した、ということなの?

そんな流れにはなっていないし、少なくとも二人の人間の殺害に現役検事がヤクザとつるんで絡んでいる、なんてどう考えても無事では済まないだろう。

しかも、実際に目撃者(橘事務次官)もいるのに、何でそこをスルーするんだろう。

それもこれも、キムタクに対する忖度のため?

映画の筋としておかしいだろう。

結局のところ、最上自身が罪に問われるという描写はない。

しかも、「この先どうなるの?」という終わり方ではなく、むしろ正義を主張しようとした後輩検事である沖野が、殺されるんではないか、という感じのラストシーンだった。

キムタク検事だからそうしたの?とも思えるようなラストである。

あと、準主役の位置にある橘事務次官は、あんな役どころでいいの?

裁判を扱う仕事に就く人間を採用するのに、履歴などまったく調べてないの?

少なくとも、行動が安易すぎて、何がなんだかよくわからない。

さらに、沖野検事との色恋沙汰(?)って、唐突すぎてついていけない。

何で急にあんなシーンを入れたんだろう。

ニノと吉高って、あんまりその手のシーン向きではないと思うのだけど。

それ以外にも、意味のわからないシーンが結構あった。

何のためなのか、まったく理解のできないダンスのシーンが何度か出てくる。

あれは何を表わしたいの?

ただ、邪魔をしているとしか思えない。

インパール作戦のエピソードも、原作にはあるのかも知れないが、本作ではまったくつながりがないので不要だと思う。

しかし、一番意味不明で、不要の最たるものだと思ったのは、自殺した丹野代議士(最上の同級生)の葬式に出てきた「泣き屋」

あれは何の意味があるの?

ここはチョーセンではないのだから、厳粛なる日本の葬式を汚してほしくない。

というか、あんなシーンをわざわざ入れるのは、とても監督の意思とは思えないので、もしかしてどこからか圧力がかかったのか?としか思えないようなくだらないシーンだった。


ということで、内容自体は「何だかなあ」の一言で「C」にするところなんだけど、最後の「泣き屋」でブチ切れたので、評価は「D」にします。

チャイナ資本が入っている映画が、いろいろと大変なのは同情できるけど、たとえこの映画にチョーセンの資本が入っていたとしても、このシーンは許せない!
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