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映画評918 ~ 居眠り磐音

今日は「居眠り磐音」を見てきました。

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佐伯泰英の小説シリーズを、『娼年』などの松坂桃李の主演で映画化した時代劇。普段は人情に厚く穏やかな主人公が、「居眠り剣法」でさっそうと悪を斬る。『超高速!参勤交代』シリーズなどの本木克英が監督を務め、脚本をドラマ「ちかえもん」などの藤本有紀が手掛ける。

主演は、松坂桃李
共演は、木村文乃、芳根京子、柄本佑、杉野遥亮
その他、佐々木蔵之介、奥田瑛二、谷原章介、中村梅雀、柄本明、ベンガル、早乙女太一、石丸謙二郎など


<ストーリー>
豊後関前藩の坂崎磐音(松坂桃李)と小林琴平、河井慎之輔は、幼なじみだった。磐音が琴平の妹・奈緒との祝言を控えていたある日、事件が起こり、磐音は二人の幼なじみを失う。奈緒を置いて関前を去り、江戸で浪人として生活することになった磐音は、昼はうなぎ割き、夜は両替商の用心棒として働き始める。


これは、なかなか良かった!?

最後のシーンでは、思わず涙ぐんで(?)しまったが、原作によると、いくつかあるエピソードをつなぎ合わせたようなので、随所に唐突感はあった。

冒頭で主演の松坂桃李を見た時には「カツラが合わないなあ」という感じだったけど、脱藩して江戸に戻ってきた時の姿は、それほどでもなかった。

また、その冒頭の道場のシーンでは、3人とも殺陣が下手だったので、ちょっと後半に向けて不安だった。

タイトルにもある「居眠り殺法」だけど、構えは相手を油断させるためのもの、みたいな感じだったけど、結局最後まで「居眠り」の雰囲気はどこにも出てこなかったような気がする。

これも含めて、主人公が剣の達人だという雰囲気はほとんどなかった。

実際、最後にもう一度道場の師範と相対した時は、完全に貫録負けしていたし。

全体の筋書きは何となく理解できたけど、振り返って見た時に、やはり冒頭の「幼馴染が妻を成敗するシーン」は意味不明というか、幼馴染の取った行動が短絡的すぎて、納得できるものではなかった。

もちろん、原作ではその当たりはきちんと描いているのだろうけど、江戸に出てきて以降の展開を見たら、この冒頭のシーンはなくても良かったのではなかったか、という気もした。

その江戸へ出てきてからのエピソードも、何だか強引な気はしたけど、最後の最後でちょっとしたシーンが出てくるので、何となくすべてはうまくまとまった、という感じではある。

ただ、我を忘れて「奈緒~、なお~」と叫ぶシーンは、ちょっと興ざめかも?

もうちょっと精神的に強い主人公かと思っていたのに、ちょっと残念だった。

原作では「普段は居眠りをしているようなおとなしい男」のようなので、いずれにしても、この映画での描き方はあまりうまくないような気がした。

とは言え、続編がありそうな最後だったので、続編が出たら、もちろん見ます。

ということで、今回の評価は「B」にします。


役者さんで言えば・・・

松坂桃李は、殺陣がそれほどうまくないので、ちょっと不安だけど、見掛けがぼ~っとしているので、この作品向けなのかも知れない。

ただ、声は意外とシブいので、どちらかと言うと好きな役者さんです。

冒頭の幼馴染3人組では、柄本佑が意外と存在感を持っていました。

お父さんは、相変わらずの怪優ぶりでしたが・・・

木村文乃は・・・・とても綺麗でした!

後は・・・

それぞれいい味を出していたと思います。

・・・みたいな感じかな?
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映画評917 ~ アベンジャーズ/エンドゲーム

平成最後の今回は「アベンジャーズ/エンドゲーム」です。

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『アベンジャーズ』シリーズの完結編で、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』でヒーローたちの前に立ちはだかったサノスとの戦いを描くアクション大作。人類の半数が失われた地球で、アベンジャーズのメンバーが再び壮絶なバトルを見せる。メガホンを取るのは、前作や『キャプテン・アメリカ』シリーズなどのアンソニー&ジョー・ルッソ。アイアンマンことトニー・スターク役のロバート・ダウニー・Jrらおなじみの面々が出演する。

主演は、ロバート・ダウニー・Jr
共演は、クリス・エヴァンス、マーク・ラファロ、クリス・ヘムズワース、スカーレット・ヨハンソン
その他、ジェレミー・レナー、ドン・チードル、ポール・ラッド、ブリー・ラーソン、カレン・ギラン、ダナイ・グリラ、ブラッドリー・クーパー、グウィネス・バルトロー、ジョシュ・ブローリンなど


<ストーリー>
アイアンマン(ロバート・ダウニー・Jr)らアベンジャーズとサノス(ジョシュ・ブローリン)が戦った結果、全宇宙の生命は半数になってしまう。宇宙をさまよいながらスーツの開発を続けるアイアンマンをはじめ、生き残ったキャプテン・アメリカ(クリス・エヴァンス)やソー(クリス・ヘムズワース)らは再び集まり、サノスへの逆襲を始める。


シリーズの完結編である。

アベンジャーズのすべてのキャラクターを知っているわけではないが、最後に総動員しそう、ということで、もちろん期待していた。

そして、あのサノスとの壮絶なバトルを期待して見ていたのだけど・・・

序盤は、何だか拍子抜けの連続だった。

予告編でもやっていた、スターク(アイアンマン)が漂う宇宙船の中で最後の通信(?)をするシーンは、何と冒頭に出てくる。

つまり、サノスによる「人類半減作戦」をアベンジャーズ全員で阻止するのかと思っていたが、そうではなく、すでに人類は半減してしまっていた。

アベンジャーズたちは、すでに戦いに敗れてしまっていた後だったのだ。

そして、アベンジャーズはサノスをどうするのかと言うと・・・

探し回ったあげくに、何と殺してしまうのだ。

「はあ?」という気がする場面だけど、これではもちろん人類の半分は戻ってはこない。

では、どうするのか、と言うと・・・・

これまた(?)何とタイムマシンに乗って過去に行き、サノスがタイムストーンを6つ集める前の時点に戻る、という作戦に出る。

実に安易な解決策というか、これができるのであれば、何でもできるだろうに、という気がする。

そして「過去編」では、それぞれのキャラクターが戻った先で5年前の自分に出会うわけだ。

たぶん、ここは笑わせようとした(?)部分かも知れないが、タイムストーンを集めるのに、実はそんなに苦労しない。

どちらかと言うと、ミッション・インポッシブルに近いものがある。

しかし、それでは面白くないと考えたのか、この作戦は直にサノスに知られてしまう。

その知られ方、というのも、何だかちょっと卑怯な感じがするのだけど、なぜかキャラクターの一人が過去の自分と現在の自分がシンクロする、という荒業に出たわけだ。

そして、5年前のサノスが5年後の世界に現れる、という形で最後のバトルが始まる。

ストーリーとしても、「何だかなあ」という感じなんだけど、アベンジャーズはすでに6つのタイムストーンを持っているため、それにより前作でボコボコにされたキャラクターたちが、全員戻って(生き返って)くる。

ドクター・ストレンジもスパイダーマンもブラックパンサーも、ニック・ヒューリーまで戻ってくる。

ある意味感動的な展開なんだろうが、見ていると何が何だかよくわからない。

だけど、直前の作品で「この人が最強」と思われていたキャプテン・マーベルが、ほとんど出てこない。

予想に反して序盤に一度出てくるのだけど、アベンジャーズたちが3チームに分かれてタイムストーンを取りに行っている間はまったく姿を見せず、最後のバトルの終盤になってようやく現れる。

そして、サノス軍の母艦を一瞬にして破壊した後、サノスとのタイマン勝負に出るのだけど、これも長くは続かず、何だか消化不良のままだ。

やはり主役は、アイアンマンとハルクとソーである。

しかし、ソーはお腹がダブダブで見るに堪えない姿をしている。

どうしてこんな設定にしたのか、さっぱりわからない。

とにかく皆でサノスを倒そうという気構えは・・・あまり感じない。

でも、皆で頑張って倒すわけだけど・・・

それで、最後はハッピーエンドかと思いきや、何と主要なキャラクターのうち、〇〇〇〇と〇〇〇〇が死んでしまう。

この展開はどうなの、という気もするが、同じ亡くなったキャラクターでも、中盤で亡くなった〇〇〇〇と、最後の方で亡くなった〇〇〇〇とで、扱いが違うので、先に亡くなった〇〇〇〇が何だかかわいそう。

要するに「続編はないよ」ということなんだろうけど、それでいいのかな、という気もする。

しかも、最後はキャプテン・アメリカがおじいさんになって帰ってくる。

これが最後のオチになっているのだけど、ちょっとがっかり(?)である。

本来であれば、壮絶なバトルの末に、見事サノスを倒して万々歳という図式になるはずが、何かしっくりこない。

せっかく期待したのに、とても残念な展開と結末でした。

ということで、評価は期待した分「D」にしたいのだけど、ここは我慢して「C」にします。


アベンジャーズがチームで5年前に戻った時に、過去の世界のあちこちで懐かしい面々が登場する。

マイケル・ダグラスやレネ・ルッソ、ティルダ・スウィントンなども懐かしいが、一番うれしかったのはナタリー・ポートマンだろうか。

映画評916 ~ キングダム

本日2本目は「キングダム」

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原泰久のベストセラーコミックを原作にした歴史ドラマ。中国の春秋戦国時代を舞台に、大将軍を夢見る少年と、中華統一をもくろむ若い王の運命を映す。メガホンを取るのは『GANTZ』『図書館戦争』シリーズなどの佐藤信介。『斉木楠雄のΨ難』などの山崎賢人、『あのコの、トリコ。』などの吉沢亮、『50回目のファーストキス』などの長澤まさみ、『銀魂』シリーズなどの橋本環奈をはじめ、本郷奏多、満島真之介、石橋蓮司、大沢たかおらが共演を果たした

主演は、山崎健人、吉沢亮
共演は、長澤まさみ、橋本環奈、本郷奏多、満島真之介、石橋蓮司、大沢たかお
その他、阿部進之介、深水元基、六平直政、一之瀬ワタル、高嶋政宏、要潤、宇梶剛士、加藤雅也など

<ストーリー>
紀元前245年、中華西方の国・秦。戦災で親を失くした少年・信(山崎賢人)と漂(吉沢亮)は、大将軍になる夢を抱きながら剣術の特訓に明け暮れていた。やがて漂は王宮へと召し上げられるが、王の弟・成キョウ(本郷奏多)が仕掛けたクーデターによる戦いで致命傷を負う。息を引き取る寸前の漂から渡された地図を頼りにある小屋へと向かった信は、そこで王座を追われた漂とうり二つの王・エイ政(吉沢亮)と対面。漂が彼の身代わりとなって殺されたのを知った信は、その後エイ政と共に王座を奪還するために戦うことになる


これは面白かった。

原作があることは知っていたが、内容はまったく知らない。

とは言え、昔のシナを題材にしたスペクタクル映画だから、面白くないわけがない!?

ただ、ここの登場人物で言えば、結構ツッコみどころがある。

一番浮いていた、というかいろんな場面をぶち壊していたのが主演の山崎健人演じる信。

シリアスな場面の真剣なやり取りの途中で、いきなり会話に入ってくるのだけど、これがまたウザくてウザくて、完全に雰囲気をぶち壊していた。

「何でだよ!」とか「ふざけんなよ」とか、いちいちツッコんでくるけど、邪魔以外の何ものでもなかった。

それと、冒頭の奴隷の頃のシーンで、夕闇を背に剣の練習をする姿は、本来であれば、実に印象的なシーンになるはずなのに、殺陣が下手なのか、見ていてちょっとダサかった。

ただ、これが主人公なんだからしょうがない。

こんなウザい主人公でも、内容が面白いので、最後まで飽きることなく見ることができた。

それと、山の民(?)の王を演じていた長澤まさみだけど、存在感はあったが、アクションシーンは・・・・

ヒドかった!

見ていて、こっちが恥ずかしくなるくらいだったけど、どうして長澤まさみが抜擢されたんでしょうね。

あと、橋本環奈は、存在自身が意味不明でした。

原作では、おそらく重要な役どころなんでしょうが、殺陣をやらないのであれば、どうして終盤の敵陣営に突入する重要な場面に出てきたんでしょうか。

ただオタオタしているだけで、何の役にも立っていない。

せめて殺陣をやらせるべきでしょう。

その他結構なキャストが出ているが、みんな(?)頑張っていたと思います。

TKO(大沢たかお)が存在感のある役どころでしたが、今回は顔見せだけ、みたいな登場でしたので、次回作もあるんでしょうかね。

要潤が、意外とシブかったです。

ということで、キャストのことばかり書きましたが、内容は言うことなし。

今回の評価は「B」にします。

今後にも期待ができますので、続編が出れば、もちろん見ます。

主題歌であるONE OK ROCKの「Wasted Nights」は絶品でした!

映画評915 ~ クレヨンしんちゃん 新婚旅行ハリケーン~失われたひろし~

今日は2本立てです。

まずは「クレヨンしんちゃん 新婚旅行ハリケーン ~失われたひろし~」

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臼井儀人の漫画を基にした、映画版『クレヨンしんちゃん』シリーズの第27弾。新婚旅行でオーストラリアに来た野原一家が、思いがけないトラブルに巻き込まれる。『映画クレヨンしんちゃん オラの引越し物語 ~サボテン大襲撃~』などの橋本昌和が監督を務める。ボイスキャストは矢島晶子からバトンタッチした野原しんのすけ役の小林由美子をはじめ、ならはしみき、森川智之、こおろぎさとみら。ゲスト声優として木南晴夏、小島よしお、ぺこ、りゅうちぇるが参加した。


<ストーリー>
結婚当時ハネムーンに行かなかったひろしとみさえは、しんのすけたちと一緒にオーストラリアへ行く。浮かれ気分でハネムーンを楽しむ野原一家を待っていたのは、なぜかお宝の重要な鍵となってしまったひろしを狙う正体不明の仮面族や各国のトレジャーハンターだった。そしてしんのすけたちも、ひろしを奪還するため戦いに参加する。


いつも通りの「しんちゃん」ではある。

しんちゃんの声が変わっていることには気がつかなかったが、違和感はまったくなかった。

そして、いつも通りの余計なキャスト。

「芸人枠」なのかも知れないが、話の筋とはまったく関係なく、ただただ「笑わせる」つもりで登場するだけのキャラクター。

そういう意味では、今回小島よしおは、まあ何とか及第点かも知れないが、ぺこ&りゅうちぇるは、まったく不要。

登場する必然性もなければ、そもそも旬なタレントでもないだろうに。

内容としても、いつも通りのハチャメチャな展開。

「どうしてそうなった?」などといちいち考えていては中身に入っていけないので、それは無視するとしても、やっぱりムチャクチャ。

ただ、最後は夫婦愛・親子愛がうまく描かれていて、これまたいつものしんちゃん。

今回は特に母であり妻であるみさえが活躍する。

しんちゃんの活躍度はちょっと低いが、それもまあ仕方のないところか。

ということで、「安定のしんちゃん」ではあったが、それほど面白いとは思わなかったので、評価は「C」にしておきます。


ネットでの評判が異常に高かったけど、いったいどこに感動したのでしょうかね。

映画評914 ~ 名探偵コナン 紺青の拳(フィスト)

今日は「名探偵コナン 紺青の拳(フィスト)」を見ました。

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原作、アニメ、映画共に人気の高い「名探偵コナン」の劇場版アニメ第23弾。シンガポールを舞台に、世界最大のブルーサファイアをめぐり、江戸川コナン、怪盗キッド、“蹴撃の貴公子”の異名を持つ空手部主将の京極真による激しいバトルが展開する。監督は『名探偵コナン 業火の向日葵(ごうかのひまわり)』などに携ってきた永岡智佳。ボイスキャストには、高山みなみ、山崎和佳奈、小山力也、山口勝平らおなじみの声優が名を連ねる。


<ストーリー>
19世紀末、シンガポール近海に海賊船と一緒に沈んだとされるブルーサファイア“紺青の拳”。その宝石をある富豪が回収しようとしている中、マリーナベイ・サンズで殺人事件が発生し、現場で怪盗キッドによる血塗られた予告状が見つかる。江戸川コナンは、キッドの策略によって、シンガポールへ行かざるを得ない状況に追い込まれてしまう。


このシリーズも、もう23作目となる。

大半(全部?)見ているが、最近の作品で書いていることは、だいたい同じ。

「スケールはやたらデカいけど、推理の部分とか含めて、内容的には結構雑」

あと、怪盗キッドが出てくる回は、さらに陳腐になる傾向が高い。

今回も同じだ。


舞台がシンガポールということもあって、登場人物の多くが英語を話すのだけど、どれもみな「日本人が話す英語」そのもので、とてもじゃないけど自然な英語には聞こえなかった。

それと、予告編でもやっていた、コナンが蘭に対して「アーサー平井」と名乗るシーン。

どこからどう見たってコナンである。

にもかかわらず、蘭は「あら?どうしてコナン君がこんなところに」などという疑問は一切思わないらしく、いきなり「あれ、どこの子?」という意味の質問をしていた。

姿・形だけでなく、声までコナンなのに、こんな意味不明のやり取りをしていた時点で、早くも興ざめ。

どうせなら、蘭が「あれ?コナン君?」と驚いたところに、怪盗キッド扮する工藤新一が「いやあ、オレも間違えるくらいソックリなんだけど、実は違うんだよ」というやり取りくらい挟めばいいのに。

たぶん、コナン・ドイルの本名が「アーサー・コナン・ドイル」で、江戸川乱歩の本名が「平井太郎」だった、ということが言いたかっただけだろう。

最後の場面で、実は怪盗キッドが工藤新一の変装をしていたことを、蘭は初めから気が付いていた、というのだから、余計にこのやり取りが浮いて見える。

たぶん「新一じゃないから、たぶん怪盗キッドだろう」と推測していたのだろうけど、それにしても、蘭は「この男は新一ではない」と気が付いていたにもかかわらず、その後まるで恋人のように振る舞っていたのだけど、これって単に観客を騙すためだけの設定じゃないの?

その後も違和感のあるシーンは数多出てくる。

予告編でも出てきた怪盗キッドと京極真の対決シーンは、実は最初の方でちょっと出てくるだけで、その後は二度と出てこない。

「今回、怪盗キッドの強敵は京極真!」みたいな宣伝をしておいて、それはないだろう、という気はする。

あと、園子がひき逃げに遭うシーンも、後から振り返るとムチャクチャだ。

京極が園子に「私のそばから離れるな!」と言っているのに、パトカーを見つけるとホイホイと出ていってしまう。

パトカーは走り過ぎていったのだから、後から追いかけていって追いつけるわけがない。

なのに園子は追いかけていき、幸運(?)にも追いつくことができる。

しかし、次の瞬間パトカーの後部座席から殺された二人の警官が崩れ落ちるように出てくる。

そしてパトカーが急発進したものだから、てっきり園子は誘拐されたのだと思っていた。

ところが、園子はただひき逃げに遭っただけって、いったいどういう展開なのかと思っていたら、終盤で、ひき逃げした犯人たちが「入院している園子を誘拐して身代金を取る」などと言っていた。

犯人たちはバカなのか?

だったら、あの時に誘拐しておけば楽だったのに・・・と言うか、そもそも何のためにひき逃げしたの?

まさか「病院に留め置く」ため?

さらにこの後、海賊たちがタンカーで港に突っ込もうとしていた時、犯人は病室の園子に対して「危険なのでゼッタイに人に出るな」と警察を装って(というか、ホントの警察官なんだけど)病室から出ないようにする、という工作をし、それをさも自慢げにしていた。

いや、だからあの時に誘拐しておけば簡単だったのに、って何度言えばわかるの?

とにかくこの展開については、今だに思い出すと唖然としてしまう。

そして終盤。

コナンが犯人に目星をつけ、犯人の家にまんまと上がり込むのだけど・・・

犯人はバカなのか?

大仕事をやる前日だろが。

呑気にガキなんか家に泊めている余裕なんかないはず。

ガキだから油断していたのかも知れないが、パソコンを立ち上げた途端に意識を失う(コナンが麻酔銃を撃ったから)のだけど、後で意識を回復した時、その間何が行なわれたのは知らないにしても、少なくとも様子がおかしいことくらいわかるはず。

ところで、犯人のパソコンを見たコナンは、何もわからなかったのか?

もし、「やっぱりこいつが犯人だ」とわかったのだとしたら、それを事前に警察に知らせなかったために、シンガポールの街はグチャクヂャにされてしまう。

コナン、お前のせいだ!

あと、推理編(?)でのやり取りも変。

ラスボスだと思われていたレオンの秘書が殺されて、宝石「紺青の拳」が置いている台座の下に閉じ込められていたのを見つけた際、台座には「she」の血文字があった。

この文字の意味は「彼女」ではなく「船」の意味だ、とコナンは解き明かすのだけど・・・

こんなややこしい暗号めいた血文字を残すヒマがあったら、ちゃんと犯人の名前を書けよ!

だいたい、台座の下で血文字が書けたということは、まだ死んでしなかったことじゃないか。

犯人も、何いいかげんなことをやってるんだよ。

しかも、この秘書が「レオンのやっていること(弁護士である女性を殺害したこと)が怖くなり、(実はまともな推理をしたことがない)名探偵である毛利小五郎に真相を暴露しようと思った」から殺されたらしいのだけど、相談する相手が違うだろ!

というツッコミは置いといて、この秘書は、弁護士を眠らせただけで、殺すことまで想定してしなかったのだったらまだわかるけど、ナイフで刺されてフリをして観衆の前で一芝居を打ち、後で実際の死体と入れ替わるという工作にまで加担していながら、急に「怖くなった」というのは筋が通らないだろう。

さらに、最後の京極によるバトル。

何で最強の敵を相手にする時、園子をわざわざ背負って戦ったりしたの?

間違いなく自分の動きが背中に大きく伝わるので、ケガをしている園子にとっては、逆効果以外の何ものでもないだろう。

ついでに言うと・・・

ネットでも、多くの人がツッコんでいたけど、あのミサンガ。

コナンと怪盗キッドは、最後に1枚残ったトランプのカードを、そのミサンガに向けて発射し、見事にミサンガを切っていた。

それによって京極は「覚醒」し、一気に敵どもをなぎ倒す・・・・

・・・って、レオンがあのミサンガで催眠術にかけ、京極が力を出せないようにしたのだろうけど、少なくともあのシーンはコナンも怪盗キッドも知らないはず。

何でわかったの?

ここの説明は一切ないけど、たぶん説明なんかつかないだろう。

覚えているのは、こんなところですが、他にもあったかも?

とにかく、いろんなものを詰め込みすぎなんだと思う。

主要な登場人物も、コナンと怪盗キッドの他に京極真とか、悪人側も、レオンに予備警察の彼に海賊。

結局、それぞれが入れ乱れて話をややこしくしているだけど、まとまりがなかった感じがしました。

ということで、ツッコミどころが満載でどうしようもない内容でしたが、そういうところがコナンの見どころでもあるので、評価は「C」にしておきます。

人にはもちろん勧めません!

映画評913 ~ ハンターキラー

今日は「ハンターキラー」を見てきました。

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ジョージ・ウォーレス、ドン・キースの小説を原作にしたアクション。消息を絶ったアメリカ海軍原子力潜水艦の捜索に向かった潜水艦の運命を描く。監督は『裏切りの獣たち』などのドノヴァン・マーシュ。キャストには、『エンド・オブ・キングダム』などのジェラルド・バトラー、『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』などのゲイリー・オールドマンらがそろう

主演は、ジェラルド・バトラー
共演は、ゲイリー・オールドマン
その他、コモン、リンダ・カンデリーニ、ミカエル・ミクヴィスト、トビー・スティーブンスなど

<ストーリー>
ジョー・グラス(ジェラルド・バトラー)が艦長を務めるアメリカ海軍の攻撃型原子力潜水艦ハンターキラーに、ロシア近海で行方不明になった同海軍原潜の捜索命令が下る。やがてハンターキラーは、沈没したロシア海軍の原潜を発見し、生存していた艦長を捕虜として拘束する。さらに、ロシアで極秘偵察任務にあたるネイビーシールズが、世界の命運を左右する巨大な陰謀をつかむ。それを受けてハンターキラーは、敵だらけのロシア海域に潜航する。


これは面白かった。

予告をしていた記憶がなかったので、なぜなんだろうとは思っていたが、まああまり大きくは宣伝できないな、という作品だった。

なぜなら、米ロの一触即発を描くだけでなく、ロシアのクーデターが描かれているからだ。

一言で言うと、ロシアの内紛によって、アメリカが戦争に巻き込まれそうになる、という映画である。

で、アメリカ軍がロシア人を殺しまくるのだから、そう大袈裟に宣伝するわけにはいかないわけだ。

いずれにしても、架空の出来事なので、ご都合主義的な描写があり、リアリティに欠ける部分があるけれど、緊迫感は十分。

潜水艦が主役ということで、海の中なので、かなりハラハラ・ドキドキする。

主演のジェラルド・バトラーは、渋さにはやや欠ける部分はあったけど、存在感は文句なし。

ゲイリー・オールドマンは、戦闘の指示を出す冷徹な司令官役かと思っていたら、そうでもなくて、少し落ち着きのない大将役だった。

むしろ、少将役のコモンの方が存在感のある役どころでした。

ロシア大統領は、あまり貫録がなかったのと、クーデターを起こしたロシアの国防省が、ちょっとアホっぽかったのは残念でした。

ということで、けっこう楽しめたので、評価は「B」にします。

映画評912 ~ バンブルビー

今回は「バンブルビー」です。

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SFアクション『トランスフォーマー』シリーズに登場するキャラクター、バンブルビーにスポットを当てたスピンオフ。バンブルビーと傷心の少女が出会い、交流を深める。メガホンを取るのは『KUBO/クボ 二本の弦の秘密』などのトラヴィス・ナイト。『トゥルー・グリット』などのヘイリー・スタインフェルド、プロレスラーでもあるジョン・シナらが出演する。知られざるバンブルビーの過去が明かされる

主演は、ヘイリー・スタインフェルド
共演は、ジョン・シナ、ホルヘ・レンデボルグJr、ジョン・オーティス
その他、ジェイソン・ドラッカー、パメラ・アドロン、スティーヴン・シュナイダー、リカルド・オヨス、グリン・ターマー、アンジェラ・バセット、ジャスティン・セローなど


<ストーリー>
1987年。18歳の少女チャーリー(ヘイリー・スタインフェルド)は居場所がなく、孤独な毎日を過ごしていた。ある日彼女は、海沿いにある小さな廃品置き場で1台の黄色いボロボロの車を見つける。彼女は、この車をバンブルビーと名付けて直そうとするが、それは普通の車ではなかった


あの「トランスフォーマー」のスピンオフ映画ということで、バンブルビーたちが地球に来た理由、バンブルビーだけが口をきけない理由などが明らかになる。

と言っても、バンブルビーが口がきけないなんて、今初めて知ったし。

まあ、本シリーズも、すでに5本作られているのだけど、そのうち4本見ている。

1作目で「わけがわからない」と思い、2作目「リベンジ」で「やっぱりわけがわからない。もう二度と見ない」と書いてあったのに、そんなことも忘れて3作目「ダークサイド・ムーン」・4作目「ロストエイジ」も見ていたわけだ。

しかも、毎回毎回「わけがわからない」と書いてある。

何がなんだかわからないまま見ているのだけど、今回は「もう慣れてきた」という感じだろうか。

なぜわざわざ動きにくい「人間型」をしているのか、どうして地球人の言葉を話すのか、などなどいちいち気にしていたら、物語に入っていけない。

・・・ということに、ようやく気が付いたわけだけど、それでも、その都度車に変身したり、戦闘機やヘリコプターに変身したりするのはまだしも、その機能までマネできるという能力は理解できない。

しかも、そんな姿になれるというのに、戦う時はわざわざ本来(?)の姿である人間型に戻って殴り合い、なんていうのも、理解できない。

つまり、彼らを単なる宇宙人として見なければ、物語についていけないのである。

ただ、今回は主人公の女の子がかわいかったので、割と感情移入ができたし、最後まで飽きずに見ることができた。

ネットでの評判が、意外と高かったので、いったいどこが良かったのだろうと思って見てみたら、ほとんどの人が「バンブルビーがかわいい」と書いてあった。

何なんだろう、この「わけのわからない」感想は。

これが地球を守るような強いロボット(機械型生命体)になるとはとても思えないのだけど、そういう意味でも、この映画は本来の筋とはあまり関係ない、ただのスピンオフ映画として見た方がいいと思う。

スターウォーズでいうところの「ローグワン」みたいなものを想像していたら、がっかりしていた・・・ような気がする。

随所に出てくるギャグというか、笑わせどころも、割とハズしているのがイタいし。

ただ、監督がマイケル・ベイから変わった今回は、バトルの場面は、これまでの作品と比べたら、割りとわかりやすかったと思う。

ということで、評価は難しいけど、いちおう「C」にしておきます。

80年代のアメリカンロックが流れているのは良かったかな。


主人公を演じたヘイリー・スタインフェルドが、とても魅力的でした。

「かわいい」というのもありますが、芯のあるしっかりした女の子を演じていたその姿は、結構存在感がありました。

あと、軍人役のジョン・シナも良かったです。

この人、現役のプロレスラーなんだとか。

ドウェイン・ジョンソン(ザ・ロック)と同じですね。

映画評911 ~ キャプテン・マーベル

今日は「キャプテン・マーベル」を見てきました。

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『ルーム』などのブリー・ラーソンをヒロインに迎え、1990年代の地球を舞台に描くアクション。驚異的な力を持つ主人公が、失った記憶をめぐる戦いに挑む。『コールド マウンテン』などのジュード・ロウをはじめ、『アベンジャーズ』シリーズなどのサミュエル・L・ジャクソンらが共演。『なんだかおかしな物語』などで組んできたアンナ・ボーデンとライアン・フレックが監督を務める。

主演は、ブリー・ラーソン
共演は、サミュエル・L・ジャクソン、ベン・メンデルソーン、ジャイモン・フンスー
その他、リー・ペイス、ラシャーナ・リンチ、ジェンマ・チャン、アネット・ベニング、ルーン・タムティ、クラーク・グレッグ、ジュード・ロウなど


<ストーリー>
1995年、ロサンゼルスのビデオショップに、突然正体不明の女性(ブリー・ラーソン)が空から降ってくる。彼女には驚くべきパワーが備わっていたが、全く覚えていない“記憶”がフラッシュバックすることが悩みだった。その記憶にはある秘密が隠されており、それを狙う敵がいた。彼女は、後にアベンジャーズを結成するニック・フューリーと共に戦いに身を投じることになる


アベンジャーズ結成の元となった作品である。

というか、そういう設定になっている。

「スターウォーズ」でいうところの「エピソード1」みたいな感じだろうか。

だから、アベンジャーズ作品にはニック・フューリー(サミュエル・L・ジャクソン)が必ず出てくる理由や、彼が左目に眼帯をしている理由などが明らかになる。

そういう意味では、これまでわけのわからなかった展開が理解できるようになって、面白く感じたのは事実である。

(そう言えば、アベンジャーズ/インフィニティで、唐突に出てきて「何なんだ、あの女は」と思ったキャラクターがいたけど、あれはキャプテン・マーベルではなかったの?)

ただ、前半は彼女が記憶を失っていてそれを取り戻すまでの話なのだけど、これがちょっと長すぎる。

まあ、これを解き明かさなければあとの話につながらないのはわかるのだけど。

だから、彼女の正体が判明してからの、「敵」とのバトルシーンが、かなり端折られている感じがした。

それにしても・・・

キャプテン・マーベルは強すぎる!

たぶん、アベンジャーズの中でも最強だと思われるくらい強い。

これなら、スーパーマンにだって負けないと思う。

残念ながら、チームが違う(?)ので戦うことはないと思うけど。

最新作「アベンジャーズ/エンドゲーム」で、あのサノスにボコボコにされてしまうアベンジャーズだけど、彼女がいれば一気に形勢逆転というか、そのために彼女を登場させたのではないか、と思えるほど強い。

と言うか、彼女一人でいいじゃん、という感じ。

ただ、当初は「自分の感情を制御できない」という設定だったのに、自分の正体がわかった途端に、なぜか急にその力がパワーアップする。

この流れがちょっと理解できないので、後半の彼女の強さの異常さだけが目立ってしまう。

だって、宇宙船(戦艦)でさえ一瞬で破壊してしまうし。

一説では、彼女が銀河系の中で、他にやるべき仕事をしている最中に、不在となった地球を守るためにアベンジャーズが一時的に結成された、という話もあるくらいだ。

映画のエンドロール後に、「アベンジャーズ/エンドゲーム」の一部が映し出されるが、そこではもはや絶望的となった地球で、キャプテン・マーベルを呼ぶために必死になっているアベンジャーズの面々と、突如現れるキャプテン・マーベルの姿が・・・

たぶん、「アベンジャーズ/エンドゲーム」では、最後の最後に出てきて、一瞬でサノスを叩きのめすのではないか、と思われます!?

ということで、ちょっと消化不良気味な部分はあったけど、次回への期待を込めて、評価は「B」にします。

映画評910 ~ 君は月夜に光り輝く

今日は「君は月夜に光り輝く」を見てきました。

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第23回電撃小説大賞を受賞した佐野徹夜の原作を映画化したラブストーリー。不治の病を患う少女と、彼女が願うことを代わりに体験する少年のエピソードがつづられる。NHKの連続テレビ小説「半分、青い。」などの永野芽郁と、『君の膵臓をたべたい』などの北村匠海が主演を務めた。『響-HIBIKI-』などの月川翔がメガホンを取り、甲斐翔真、松本穂香、今田美桜、長谷川京子、及川光博らが共演している。

主演は、永野芽郁、北村匠海
共演は、甲斐翔真、松本穂香、今田美桜
その他、優香、生田智子、長谷川京子、及川光博など


<ストーリー>
高校生の渡良瀬まみず(永野芽郁)は、死が近づくほど肌が強く光る“発光病”を患っていた。発光病の患者が成人まで生存した例はなく、彼女は病院から出られない。まみずの同級生の岡田卓也(北村匠海)は彼女の願いを実行し、感想を伝えることにする。その“代行体験”を通じてまみずは人生を楽しむようになり、卓也は彼女のことが好きになっていく。


泣ける話である。

主演の永野芽郁が、なかなかいい演技をしていたし、北村匠海も、どちらかと言うと棒演技に近いものはあったが、なかなかかわいくて(?)存在感があった。

途中で、涙を流してしまうシーンもいくつか(月夜のシーンとか、最後のシーンとか)あったので、全体的にはまずまずの映画だった。

しかし、見終わった後で、いろいろと思い返してみると、違和感のあるところもいくつか出てきた。

まず、冒頭で北村匠海演じる卓也が、入院中のまみずのお見舞いに行くのだけど、この二人は実質初対面だ。

クラスが同じとは言え、クラス替えの時期にはすでにまみずは入院していた、という設定なので、そのまみずに対してクラスで寄せ書きをする際、会ったこともないまみずに書くことがない卓也が、無理やり書かされた上に、最後に書いたということで、それを病院まで持っていかされる。

この時点で、すでに違和感があるのだけど、その初対面の卓也に対して、まみずが「自分のやりたかったことを代行してくれ」という流れは、結構強引だ。

まあ、卓也がいい男だから頼んだ、という流れもありだろうし、卓也もまみずがかわいいからOKしたという設定も、「なくはない」と思う。

しかし、バンジージャンプなんて、そう簡単に引き受けるとは思えないし、それ以前に「メイド喫茶」で働きたい、という願望が何だかウソ臭くて、見ていて違和感がある。

しかも、そのメイド喫茶の中でも別の女の子と何だかんだある、なんていうのは、エピソードの詰め込みすぎで、まるで「恋空(ガッキー主演)」みたいだ。

クラスの出し物で「ロミオとジュリエット」をやるのはいいとして、卓也がジュリエット役を引き受ける、というのも、ムチャクチャすぎて笑えない。

そうしたら、何と卓也の親友が「昔、クラスでロミオとジュリエットをやることになって、オレがロミオで、まみずがジュリエットをやる予定だった」と言い出したものだから、ビックリしたけで、だからと言って卓也がその役を引き受ける流れは、ちょっと強引すぎる。

さらに言えば、卓也の親友(香山)のお兄さんが、実はまみずと同じ「発行病」で亡くなり、その彼女だったのが卓也の姉で、姉は彼の死をはかなんで自殺(?)した、という人間関係なんだけど、ちょっと世界が狭すぎるだろう。

しかも、その「発行病」自体、実は存在しない病気だ、というのはどうなんだろう。

別に、この病気が実在しないから物語は成立しない、ということではないけれど、そんな身近に二人もいると、かえって「難病」感が下がってしまう。

さらにさらに、まみずの父親の存在も、何だか変。

娘の治療費のために「偽装離婚」をした、ということらしいけど、要は「破産宣告」を受けるためなんだろうが、だからと言って難病の娘に会うこともできない、って何だか設定が無理やりな感じがする。

しかも、最後には母親とともに娘と会うのだから、「あの設定は何だったの?」としか思わない。

つまり、感動させたいがために、いろいろと無理やりな設定を詰め込んでしまったために、かえって収拾がつかなくなってしまった、という、まさに「恋空」な感じ。

まあ、泣ける話なんだけど。

ということで、どう評価するか困ってしまいますが、泣いてしまった(?)ので、いちおう「B」にしておきます。

映画評909 ~ PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System Case.3 恩讐の彼方に

今日は「PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System Case.3 恩讐の彼方に」を見てきました。

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アニメ「PSYCHO-PASS サイコパス」シリーズの劇場版新3部作の最終作。アジアを旅する狡噛慎也と、彼に戦い方を学ぼうとする少女の物語が描かれる。ストーリー原案と監督は、3部作を通して塩谷直義が担当。ボイスキャストには狡噛役の関智一や少女役の諸星すみれのほか、本田貴子、志村知幸、磯部勉、高木渉、鶴岡聡らが参加する


<ストーリー>
狡噛慎也は、2116年に発生した東南アジア連合・SEAUnでの事件以降、あてのない旅を続けていた。ある日、狡噛は南アジアの小国で武装ゲリラの襲撃から難民を救う。狡噛は、テンジン・ワンチュクという難民の少女に、敵討ちのために戦い方を教えてほしいと頼まれる


3部作の最終話である。

第1作がちょっと期待外れで、第2作が期待以上だったので、あまり期待しないで見たけれど、結論から言うとまずまず面白かったです。

サブタイトルが「恩讐の彼方に」だったので、「ありゃ、菊池寛の名作じゃん」と思っていたら、ホントに菊池寛の本が出てきます。

難民の少女の殺されたお父さんが持っていた遺品だったようで、日本語で書かれたこの本を何とか読もうとする少女が描かれますが、本の内容(というか結果)については触れられていません。

今回の主人公である狡噛慎也が少女に「復讐は無意味だ」みたいなことを言いますが、そのことを伝えるために、狡噛自身が本を少女に手渡したのならともかく、お父さんの遺品ですから、その意味を本に見出すのは、何だか違うような気がします。

とは言え、映画はそんな感じの内容でした。

最初は、誰が悪党なのかよくわからず、ちょっと盛り上がりに欠けるかな、と思いましたが、後半になって真の悪党が登場し、最終バトルもなかなかの迫力でした。

今作では、いつもの「シビュラシステム」は登場しませんし、何で舞台がアジア?と思いましたが、どうやらこの後の物語に続きそうです。

主人公・狡噛慎也が日本に戻る、という形で物語が終わりますので・・・

第2作で出てきた外務省の花城フレデリカ(それにしても、何でこんなわけのわからない名前をつけるんでしょうね)も出てくるので、いやがおうにも次回作に期待が出てきます!?

たぶん、次にまた3部作ができるものだと信じております。

ということで、なかなか面白かったので、評価は「B」にします。
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