映画評845 ~ デスノート Light up the NEW world (テレビ版)

昨日は、テレビで「デスノート Light up the NEW world」を見ました。

映画171118

東出昌大、池松壮亮、菅田将暉が共演し、大ヒット作『DEATH NOTE デスノート』シリーズの10年後の世界に迫る続編。夜神月とLの死から10年後の情報社会を舞台に、捜査官と探偵、サイバーテロリストによる争いを最新のVFX技術を駆使して映し出す。監督を務めるのは、『GANTZ』『図書館戦争』シリーズなどの佐藤信介。前シリーズの遺伝子を受け継ぎつつさらに進化した、デスノートをめぐるバトルが楽しめる

主演は、東出昌大、池松壮亮、菅田将暉
共演は、川栄李奈、藤井美菜、青山草太、竹井亮介、大迫一平、金田明夫
その他、沢城みゆき、阪口大助、松山ケンイチ、中村獅童、藤原竜也、戸田恵梨香、船越英一郎、松坂桃李など


<ストーリー>
デスノートの力で多数の凶悪犯を破滅させた夜神月と、彼を追い詰めた天才Lの伝説のバトルから10年の歳月が経過。またしても死神がデスノートを下界にまき散らしたため、世界中が混乱していた。夜神総一郎が設立したデスノート対策本部は健在で、キラ事件を熟知する三島(東出昌大)をはじめとする特別チームが事態を注視しており・・・


昨年公開された作品だけど、あまりの評価の低さ(?)からか、もうテレビで放映されていた。

原作にはない、前作の続編という位置づけだけど、正直言うと、ネットで一番言われていた「みんな、バカばっかり」というのはあまり感じられなかった。

もちろん、天才が集結して「頭脳戦」が展開された、というのではなく、ただただ体を張った戦いが繰り広げられているだけだった。

特に前半は、6つあるというデスノートが、それぞれの所有者によって、全世界で殺人が繰り返されている、という流れかと思っていたが、キラの後継者(?)によって、あっさりと4名は殺され、デスノートも奪われてしまう。

だったら、最初からデスノートは2~3冊でいいじゃん、という感じだった。

その6つあるというデスノートをすべて所有すると、「約束の地」でキラに会える、という展開になっているのだけど、そもそもデスノートって、キラが作りだしたものではなく、死神が人間界に持ち込んだものだから、全部所有したからといって、夢が叶うという設定も何だかおかしい。

しかも、最初にデスノートを持っていた川栄李奈演じる青井さくらは、とにかく無差別に殺戮していただけで、前作でキラが仮にも描いていた理想の世界とは程遠いものだから、違和感バリバリだった。

ただ、そこまでの展開は、そんなに言うほど「バカじゃないの?」というものではなかったので、「いったい、何がそんなに評判が悪かったのだろう」と思っていたが、最後のドンデン返しでびっくり。

あんな「えい、やあ!」的なオチでいいの?

すでに去年の作品だから、もうネタバレでもいいと思うけど、ホントのキラは、実は東出演じる三島だったわけだ。

ここのところがまったく理解できなかった。

「アクロイド殺人事件」みたいな「探偵=犯人」という展開も、個人的にはフェアではないと思うけど、この作品では、犯人自身が「えっ、オレ?」みたいな感じだったから、余計に変だった。

三島が、最後にニヤっと笑って、「そうさ、このオレがキラだ」とでも言えば、まだ物語としては成立すると思うのだけど、当の本人が「えっ?」という雰囲気のままクライマックスに突入するものだから、最後は何が何だかさっぱりわからなかった。

それで、キラの正体を知ったキラの後継者役の菅田将暉演じるシオンが、デスノートの切れ端でもってキラを殺そうとしたその瞬間、突如警察部隊が突入してきたのだけど、そこから先は、三島(キラ)、シオン、竜崎(探偵)の3人が、お互い助け合って脱出しようとする展開で、これまたよくわからなかった。

警察が何をしようとしたのかもよくわからないし、この3人の行動もよくわからない。

警察は、デスノートを奪うつもりなのであれば、いきなり銃撃する必要などないだろうし、3人をみんな殺すつもりだったとしても、襲い方が何だか雑だ。

と言うか、あれだけ銃撃されたら、3人とも部屋の中でハチの巣になっているだろう、普通。

その中で、シオンは突入してきた機動隊(?)の連中の顔を見て、名前を知り、それをデスノートに書いて殺しまくっていたが、相手の顔が見えるということは、機動隊側からもシオンを視野にとらえることができていたはずだから、あんなもの一斉射撃をすれば、あっという間に片づけていたはず?

それにしても、このシオンといい、序盤の青山さくらといい、ノートに「即死」って書いていたけど、即死って「結果」であって「死因」じゃないだろう。

本来であれば、日にちと死因を特定して死に至らしめるわけだけど、いくら急いでいたからと言って、いちいち死因なんて書いていられないとは言え、「即死」はないだろう。

ということは置いておいて、とにかく最後にキラの正体がわかるのだけど、それで終わるのかと思っていたら、あろうことか、エルの後継者である竜崎が、自分の後継者としてその使命をキラに託す、というわけのわからない形で話は終わる。

だいたい、キラ自身が自分がホントにキラなのか理解していなかったみたい(それとも、東出の演技がヘタすぎて、それが表現されていなかった?)なのに、今度はエルの後継者として働くという状況は、さらに理解できないだろう。

にもかかわらず、キラはごく自然に「よし、わかった」みたいな顔をして出ていく。

拘置所から勝手に出ていっていたけど、別に変装していたわけでもないのに、あれでいいの?

ということで、最後の最後になって、まったくわけがわからなくなってしまった、というある意味意外性のある作品でした。

ということで、思ってよりは「バカじゃない?」とは思わなかったものの、全体として違和感のある内容だったので、評価は「C」にします。


出演者で言えば・・・

主役格の東出昌大は、3人の中では一番ぴりっとした顔をしていたにもかかわらず、演技は一番下手でした。

何せ、声がアホっぽかったので、とても頭脳性を仕掛けるようなタイプではなかったです。

とは言っても、後の2人(池松・菅田)も、とても頭が良さそうに見えないどころか、むしろ軽さが目立って、とにかくガキみたいな3人でした。

松山ケンイチも演技は下手でしたが、彼の方がまだ存在感がありました。

そういう意味では、藤原竜也って、好き嫌いがはっきり分かれる役者さんだと思うけど、存在感は相当なものだと思います。

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映画評793 ~ザ・ビートルズ~EIGHT DAYS A WEEK ‐ The Touring Years

今回は「ザ・ビートルズ~EIGHT DAYS A WEEK ‐ The Touring Years」

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ザ・ビートルズのツアーを追ったドキュメンタリー。キャリア初期のリバプール時代から、1963年に始まった15か国90都市をめぐるツアーの様子や、サンフランシスコのキャンドルスティック・パーク公演までを描く。さらに、関係者へのインタビューや貴重な秘蔵映像も織り交ぜ、彼らの楽曲の変遷や人気の秘密を探っていく。『ビューティフル・マインド』などのロン・ハワードが監督を務め、ポール・マッカートニー、リンゴ・スター、オノ・ヨーコらが全面的に協力している


<ストーリー>
イギリスのミュージックシーンに登場したザ・ビートルズは、1963年にツアーをスタート。そしてアメリカのテレビ番組「ジ・エド・サリヴァン・ショー」出演をきっかけに、世界的な知名度と人気を得て、1964年6月に初のワールドツアーを開始する。ツアー活動を停止した1966年8月まで、15か国で166公演を行った彼らの全盛期を追う


実は、正確に言うと「ビートルズ世代」ではない。

中学生になった頃には、すでに解散していたので、むしろその後のソロ活動の方が馴染みが深い。

とは言え、ほとんどの曲は知っているので、さすがに懐かしさがこみ上げてきた。

ただ、最近はシンフォニック・メタルなど大げさな曲を主に聞いている私としては、やはり当時の演奏は物足りない。

いくら名曲でも、ギターとベースとドラムスだけでは、どうにも「派手さ」が足りない。

しかも、後期の名曲がほとんど出てこなかったので、デビュー当時のは、演奏もやや単調なだけに、ちょっと満足感に欠けた感じ。

とは言え、久しぶりに聞いたビートルズは、やはり別格の風格あり。

ジョンとポールという天才2人がいるグループなんて、そうはないだろう。

もちろん、そういう時代だったからこそ、あそこまでのブームになったのだろうけど、やっぱりスゴいと思う。

そんな中、途中でマネージャーの他、作家とか芸能人とかの有名人が出てくるのだけど、ウーピー・ゴールドバーグ、エルヴィス・コステロ、シガニー・ウィーバーなど、どうしてこういう人選になったのかはよくわからない。

特に、日本代表の写真家・浅井慎平は、何で出てきたのかという以前に、そもそも何を言っているかさっぱりわからない。

ウーピー・ゴールドバーグなどは、とても嬉しそうに語っていたので、気持ちは何となくわかるけど、浅井慎平の場合は、「感動した」という気持ちさえ伝わってこない。

これは、どう考えてもミス・キャストだと思う。

ということで、懐かしさの反面、やはり50年も前の出来事だから、古さも感じてしまったので、評価は「B」にします。


あと、2時間半もあったので、途中でちょっと眠くなっちゃいました!?
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