映画評875 ~ コードギアス 反逆のルルーシュⅢ 皇道

今日は「コードギアス 反逆のルルーシュⅢ 皇道」

映画180527

テレビアニメ「コードギアス 反逆のルルーシュ」「コードギアス 反逆のルルーシュR2」全50話を、劇場版のために新作カットを加えて再構成した3部作の最終章。神聖ブリタニア帝国に立ち向かう、黒の騎士団の戦いのクライマックスが描かれる。監督の谷口悟朗をはじめ、シリーズのオリジナルスタッフが集結。福山潤、櫻井孝宏、ゆかならオリジナルの声優陣が全編にわたって新規でアフレコをしている。


<ストーリー>
世界最大の国家・神聖ブリタニア帝国と黒の騎士団が激突する中、ルルーシュ=仮面の男ゼロは計算外の事態に戸惑う。一方、第2皇子のシュナイゼルが黒の騎士団に接触し、ゼロの秘密を扇や藤堂らに明かす。戦乱は激化の一途をたどり・・・


3部作の最終章である。

第1作が面白くて、第2作で「ん?」となっていたので、最終章はさすがに期待半分・不安半分だった。

そして、途中までは、あちこち敵味方が入れ替わったりして、誰が誰と戦っていて、しかもどちらが「正義」なのかよくわからず、ただただ呆然と見ていた。

ただ、最終的にルルーシュが皇帝となり、全世界を支配化に入れて終わり・・・などと言う展開を受け入れるわけもなく、「何かあるな」とは思っていたけど、ああいう展開になるとはね。

原作を知っている人には、いろいろと不満やら安心感があるようだけど、知らない人間にとっては、とにかく展開に違和感がないか、ということだけ。

そういう意味で言うと、よくわからない面は結構あったけど、全体としては特に違和感はなかった。

わかりにくかったのは、バトルをしている時と、学生として出てくる時の雰囲気がまったく違うこと。

なので、途中で「ん?こいつは誰だ?」と思うシーンもしばしば。

ただ、まだ続きがあるらしい。

しかも「復活!」だって。

まさか、ルルーシュが生き返る?

と思っていたら、原作を知っている人にも楽しみらしい。

ということで、とりあえずの3部作はなかなか面白かったです。

最終評価としては「B」にします。

何せ、人間関係があまり頭に入っていなかったので、そこが難点でした。
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映画評874 ~ ランペイジ 巨獣大乱闘

今回は「ランペイジ 巨獣大乱闘」を見ました。

映画180609

ザ・ロックことドウェイン・ジョンソンを主演に迎え、1986年に発売されたアーケードゲームを実写映画化したパニックアクション。巨大化した動物たちが、大都会で暴れ回り街を破壊していくさまを描く。『ムーンライト』などのナオミ・ハリス、『ウォッチメン』などのマリン・アッカーマン、『女神の見えざる手』などのジェイク・レイシーらが共演。『カリフォルニア・ダウン』でもドウェインと組んだブラッド・ペイトンがメガホンを取った

主演は、ドウェイン・ジョンソン
共演は、ナオミ・ハリス、マリン・アッカーマン、ジェフリー・ディーン、モーガン
その他、ジェイク・レイシー、ジョン・マンガニエロ、マーリー・シエルトン、P・J・バーン、デミトリアス・グロッセ、ジャック・クエイドなど


<ストーリー>
ある遺伝子実験の失敗からゴリラやオオカミなどの動物が巨大化し、所構わず暴れだす。動物たちは、破壊活動を続けながら北米大陸を横断し、高層ビルが林立する街で大乱闘を繰り広げる。人々が逃げ惑う中、軍隊が出動し銃やミサイルで攻撃するが巨獣たちの暴走を抑えることはできず・・・


事前に勝手に想像していたのは、「あちこちで巨大化した獣たちが、街中で大暴れする」という展開だった。

しかし、実際に出現するのはあの白いゴリラを含めて3頭だけ。

宇宙空間から飛来したウィルス(?)は、いくつかの場所に落下したはずなのに、巨大化するのは、最初にカプセルからウィルスを吸い込んだものだけ。

本来なら、付近にいる多くの獣が巨大化してもおかしくないはずなのに、いったいどういうつもりなんだろう。

最終的には、ゴリラがもともと人間の味方なので、残り2頭(実際は、オオカミはワニの化け物にやられるので、敵はワニのみ)を倒す戦いになるのだから、相手が多すぎては困るのだろう。

しかも、主演のドウェイン・ジョンソンも、一緒になって戦うのだけど、いくら「ザ・ロック」でも、相手は化け物、そう簡単に戦えるものではない。

ほとんど役に立たないまま、やられそうになる寸前に、いつも白ゴリラが助けにくる、という展開。

見ていて、ず~っと「何だかねえ」状態だった。

さらに、獣が巨大化する研究をしていた悪徳姉弟だけど、見た目もアホだし、やっていることもアホなことばかり。

自分たちが作りだした化け物を、強力な電波を発する高層ビルに呼び込んだのだけど、自分で呼び込んでいながら、自分たちもその場でウロウロしているものだから、結局化け物に殺されてしまう。

いったい何のためにあそこにいたの?

しかし、あの悪徳女が白ゴリラに食われるシーン。

グロテスク、というよりは、あれを一飲みするほどゴリラは巨大化していなかった!?

食らいついて、バラバラにして食べないと、あれは無理だろう。

そうまでしないと、解毒剤を飲ませる方法はなかったの?と監督に問いたいくらいだ。

そして、ラスト。

最初から手話で会話したり、笑ったりする気味の悪いゴリラが、ワニにやられて死んだ、と思わせておいて、実は死んだフリをしていた、というシーン。

別にいいのだけど、さらに下品な下ネタまで入れた理由は何?

あそこに、あんなゲスな笑いはいらないだろう。

いずれにしても、少々撃ち込まれたって、全然気にしないほどムチャクチャ強い獣たちと、その化け物たちとほぼ互角(?)に渡り合う主人公。

結局のところ、大乱闘をした巨獣は全部で4頭(3頭+1人)ということでOK?

あまり楽しめませんでした。

評価は「C」にしておきます。

映画評873 ~ GODZILLA  決戦機動増殖都市

今回は「GODZILLA 決戦機動増殖都市」です。

映画180519

世界中で愛される『ゴジラ』シリーズをアニメ映画化した『GODZILLA』3部作の第2章。体長300メートルのゴジラ・アースを倒し、故郷の地球を取り戻そうとする人類の死闘を描く。前作と同様ストーリー原案を虚淵玄、監督を静野孔文と瀬下寛之が担当。声の出演には、宮野真守をはじめ、櫻井孝宏、花澤香菜、杉田智和、梶裕貴、諏訪部順一ら声優陣が名を連ねる。


ゴジラに支配された地球を取り戻すため決死の戦いに挑んだ人類は勝利するが、地中深くから巨大なゴジラ・アースが現れ、その圧倒的な破壊力に大敗を喫する。仲間たちとはぐれたハルオは、人類の生き残りと思われるフツアの民に助けられる。やがて、彼らの武器がかつて対ゴジラ決戦兵器として開発されたメカゴジラを構成する物質と同じものからできていることが判明し・・・


結論から言うと、なかなか面白かったです。

しかも、「公開記念舞台挨拶」というのが新宿TOHOシネマズであったのを、同時中継していましたので、初めて声優さんの姿を見ることができました。

それだけに、期待感は少し高まってました。

ただ、予告編等であれだけ煽っていた「メカゴジラ」は、結局出てきません。

出てきたのは、「ナノメタル」とかいう超万能の鉱石(?)

何せ、自己増殖しますし、勝手に都市まで作ってしまうどころか、人間まで同化してしまいます。

書いていても、何を言っているのかよくわかりませんが・・・

それに、ガンダムみたいなのも出てきて、何だか急にSFっぽくなってしまいます。

そんなのがあるのなら、最初から出せばいいのに、という感じですかね。

このあたりのせいで、ネットでの評判は結構悪いようです。

あと、いろんな種族が出てきますが、すべて人型ですので、見ていてあまり区別がつきません。

そんな種族同士の愛憎劇がメイン、みたいなことも舞台挨拶でもありましたが、そのせいか怪獣との壮絶なバトルという展開ではありませんでした。

前回で、やっと倒したと思ったゴジラは、実は亜種であり、実際にはゴジラ・アースという地球に君臨する超大物がいるのですが、体長300メートルと言われても、他に比較するものが何もないので、前回倒したゴジラとどこがどう違うのはわかりません。

そして、今回もゴジラ対メカゴジラかと思っていたのに、実際には人間との戦いであり、そして今回も結局勝てません。

さらに、エンドロール後に思わせぶりなシーンが出てきて、そこで「ギドラ」という言葉が出てきます。

ということは、最終作ではゴジラ対キングギドラということでしょうか?

一方で、今回出てきた新しい種族には、双子の巫女がいて、しかも彼らは「卵」を守っているが、それはどうやら「鱗粉」が関係しているらしい。

となると、当然「モスラ」も出てくることを期待(?)させてくれます。

つまり、最後は「ゴジラ対キングギトラ&モスラ」ということでしょうか?

元祖ゴジラでは、ゴシラとモスラが組んでキングギドラを倒しますが、次回はいったいどうなるのでしょうか。

まさか、今回みたいに思わせぶりで終わり、実は人間が単独でゴジラを倒すのでしょうか。

いずれにしても、最終回に対する期待はありますので、もちろん見ますが、今回の評価は「B」にしておきます。

映画評872 ~ ホース・ソルジャー

今回は「ホース・ソルジャー」です。

映画180505

アメリカ同時多発テロ発生直後、初めて対テロ戦闘に身を投じたアメリカ陸軍特殊部隊の活躍を描いた実録ミリタリーアクション。同時多発テロの翌日にアフガニスタンに入り、タリバンの拠点制圧に挑んだ彼らを映し出す。製作を務めるのは『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズなどのジェリー・ブラッカイマー。『マイティ・ソー』シリーズなどのクリス・ヘムズワース、『ノクターナル・アニマルズ』などのマイケル・シャノン、『エンド・オブ・ウォッチ』などのマイケル・ペーニャらが出演する。

主演は、クリス・ヘムズワース
共演は、マイケル・シャノン、マイケル・ペーニャ、ナヴィド・ネガーマン、トレヴァンテ・ズ、
その他、ジェフ・スタルツ、サッド・ラッキンビル、ロブ・リグル、ウィリアム・ヒクトナー、エルサ・パタキなど


<ストーリー>
アメリカ同時多発テロ翌日の2001年9月12日。対テロ戦争の最前線部隊に志願したミッチ・ネルソン大尉(クリス・ヘムズワース)は、12名から成る特殊作戦実行部隊の隊長に任命され、アフガニスタンへと乗り込む。反タリバン勢力を率いるドスタム将軍と協力し、テロ集団の拠点マザーリシャリーフ制圧に動きだすミッチたち。だが、タリバンの軍勢が予想を大きく上回ることが判明し、山岳地帯の厳しい自然も立ちはだかる。ドスタムは、山岳地帯では馬が最大の武器になることを彼らに教えるが・・・


これは凄かった。

実話だそうな。

タリバンとしても「最悪の敗北」と言わしめたほど、米軍の完勝だった戦いらしい。

原題は「12 STRONG」

ただ、予告編などでも「12人で5万人に立ち向かった」みたいな言い方をしていたけど、実態はそうではない。

「ストーリー」のところにも書いてあるように、ドスタム将軍率いる反タリバン勢力も集結しているので、味方側もある程度の人数がいるわけだし、タリバン側も、一度に5万人が向かってくるわけではなく、あちこちに散らばっているその合計が5万人ということだ。

こういう誤解を招くような大袈裟な宣伝は、あまりよろしくないと思う。

しかも、米軍の12名は無事だったけど、反タリバン側には相当な被害が出ている。

あまり手放しでは喜べない戦いなんだろうけど、とにかく壮絶な戦闘だったようだ。

映像の方も、中途半端なCGはほとんど使ってなくて、迫力のある戦闘シーンが描かれていた。

実話なので、多少の脚色はあったとしても、展開には特に違和感はなく、最後まで緊迫感のある中で楽しむことができました。

最後の家族との再会シーンは、実際にはもっと感動的であったと思うのだけど、やや控えめな描写が、かえっていい感じでした。

主演のクリス・ヘムズワースは、「マイティ・ソー」の時は、若干頼りなさを感じるのだけど、ここでは貫録十分でした。

声は相変わらず篭りがちですが、いい顔してました。

ということで、評価は「A」にします。


おまけで・・・

現在世界貿易センタービル近くのリバティパークに、この「ホース・ソルジャー」の銅像が建てられている、ってスゴいじゃん。

あと、あのドスタム将軍は、この戦いの後、アフガニスタンの副大統領になったのだとか。

まさに「戦士」という感じだったんだろうな、と思う。

映画評871 ~ ラプラスの魔女

今回は「ラプラスの魔女」です。

映画180504

『ヤッターマン』の三池崇史監督と櫻井翔が再び組み、ベストセラー作家東野圭吾の小説を映画化した本格派ミステリー。連続して起きた奇妙な死亡事件をきっかけに、その調査を進める大学教授らが事件の真相をあぶり出す。『ちはやふる』シリーズなどの広瀬すずがヒロインを演じ、『ちょっと今から仕事やめてくる』などの福士蒼汰が共演。脚本を、テレビドラマ「半沢直樹」「下町ロケット」などの八津弘幸が担当している。

主演は、櫻井翔
共演は、広瀬すず、福士蒼汰、志田未来、佐藤江梨子
その他、TAO、玉木宏、高嶋政伸、壇れい、リリー・フランキー、豊川悦司など


<ストーリー>
離れた場所で二つの死亡事件が連続して発生し、両方同じ自然現象の下での硫化水素中毒死だと判明。さらに死亡した二人は知り合いであることがわかり、警察は地球化学の研究者である大学教授の青江(櫻井翔)に協力を依頼する。青江は事件性はないと考え調査を進めていると、そこに円華(広瀬すず)という女性が現れ……


原作は読んでいないが、これは謎解きではなく、SFファンタジーである・・・と思う。

最近は、割と東野圭吾の作品を読むのだけど、時々こういう本来の(?)謎解きではない作品(「ダイイング・アイ」なんて、単なるホラーだ)が結構あり、面白いのとそうでないのと差が大きい(あくまでも個人の感想です)

そういう意味でも、この作品はわけがわからない。

原作がそうなのか、それとも監督のせいなのかはわからないけど、まず大学教授である青江は、今回の作品の主人公にはとても見えない。

なぜなら、「こんなことはあり得ない」「そんなの不可能です」しか言わなくて、殺人のトリック(?)について、一切自分の考えはなく、ただ人の話を聞いて「えっ?そんなバカな」みたいな発言しかしない。

予告編から気になっていたけど、実際見てみて、印象に残ったセリフが、広瀬すず演じる円華が青江に対して言った言葉。

「あんた、見た目よりバカよね」

これが、この後の展開の随所で証明される。

この円華が、突如自分のアパートに逃げ込んできた時に、黒づくめの衣装を着た謎の男女が訪ねてきて「娘を探している」と部屋に入り込むのだけど、円華がこの男女を出し抜いた後、青江に対して「友達を探すのを手伝ってほしい」と言う。

戸惑う青江だけど、この男からは、おそらくほぼ全員が思い付くであろう、この質問が出てこない。

「ところで、あの二人は何者なんだ?」

目の前の女性も謎だけど、それを追ってきた連中は、さらに怪しいヤツらだろう。

それに対して疑問がわかないこの教授に対して、「もしかして、この男はアホなの?」と、まず思ってしまった。

その後、この黒の軍団に連れられて謎の研究所に行った時、ようやくこの娘の素性がわかるのだけど、極秘事項をベラベラとしゃべる円華の父親の元から去る時、円華が研究所から逃げ出したところに遭遇する。

しかし、この男は驚くわけでも、「いかん、助けなければ!」と思うわけでもなく、ただぼ~っと見ているだけ。

そして、円華が自分の乗っているエレベーターに乗り込んできた時も、何もしない。

さらに、車で逃げようという段になっても、すぐ後ろに黒の軍団が迫っているというのに、まだほ~っとしていて、円華から「早く!」と怒鳴られる始末。

何なんだ、このボケ具合というか、緊張感のなさは。

おそらく本来の設定であるに違いない頭の良さが、どこにも現れていないので、何でこんなのが主人公なのか、さっぱり理解できない。

まさに、櫻井翔の見た目通り、「あんた、慶応出てるらしいけど、思った以上にバカだよね」という感じ。

監督がそのように指導しているのなら、それはそれで問題だけど、やっぱり櫻井翔の演技力のなさじゃないの?

その点、実質の主人公である広瀬すずの方が、演技力の点では、櫻井より数倍上。

ただ、もう一人の主人公(準主役?)である福士蒼汰の演技力のなさは、ここでも発揮されていた。

ついでに言うと、リリー・フランキーも、役どころとしては、ボソボソしゃべるセリフしかないので、演技力のなさは露呈しないけど、そもそもあんな国家機密を、その辺の大学教授にベラベラとしゃべるなんて、少し軽薄すぎる。

つまり、物語の前提以前に、登場人物の誰一人として感情移入ができる人、存在感のある人がいないので、見ていてツラい。

唯一存在感があると思われた豊川悦司も、後半は自分に酔ったようなセリフを連発するので、これまた聞いていてツラい。


それで、内容だけど・・・

SFファンタジーとして見れば、そこそこだとは思うけど、そもそもの能力である瞬間的な物理計算能力が、何だか意味不明。

それを最低限認めるにしても、それと「未来予測」とは、まったく関係ないのでは?

せいぜい直近の天気を予測できる程度ではないの?

それはそれでスゴいにしても、手から振り下ろしたサイコロの目を当てる、という技も、振り下ろす自分が当てられるのは、まだ理解できるが、それを見ている他人(この場合は、円華と一緒に実験していた甘粕謙人)まで計算できるのはなぜ?

振り下ろす力加減までわかるわけないじゃん。

さらに、飛ばした紙飛行機が、自分のところに戻ってくる、というのも、まわりの人の動きがどうなるのか予測できるわけがないのだから、ちょっとした気流の動きで紙飛行機の動きなんか、かなり左右されると思うだけに、あれだけの長距離について予測するのは、ちょっとムリがあるのでは?

まあ、すべてを「超能力」として片づけるのであれば、それもいいのだけど、だとしても、青江の存在がほとんど意味がないのは変わらない。

しかも、この超能力が物語の始まりである「硫化水素による殺人」についての証明にはなっていないのが悲しい。

つまり、例え硫化水素の流れが予測できたとして、殺そうとしている相手を、その場所に一定時間立たせる(座らせる)ことの方が難しいのではないか、ということ。

少なくとも、自分が一緒にその場所に誘導しない限り、相手も不信感をいだくのではないだろうか。

ただし、自分はそこにいてはいけないのだ。

犯人「あの場所にアンタの欲しいものがあるよ」
被害者「どこだよ」
犯人「ほら、そこだよ。もうちょっと右。そうじゃない、右だって」
被害者「何だよ、よくわかんねえよ。ここにきて教えてくれよ」
犯人「いや、オレは行けないんだ」
被害者「はあ?」
犯人「まあ、いいじゃないか。そう、そこだよ。じゃあ、そのままちょっと待ってて・・・」
(犯人は、急いで硫化水素の入った容器を準備するのであった。ただし、自分に降りかかってはいけないので、防毒マスクをするのも忘れない)
被害者「ん?何やってんだ?」
犯人「えっ、何でもないよ」
(以下略)

原作ではどうなっているのか気にはなるが、改めて読もうとは思わない。

とにかく、原作にはそれなりのファンがいるらしいけど、少なくとも未読の者にとっては、何がなんだかさっぱりわからない展開でした。

ということで、あまり楽しめませんでしたが、途中までは少し期待感があったのと、最後も「はあ?」というほどヒドくもなかったので、評価は「C」にしておきます。


細かいところで、個人的に気になったところ。

冒頭に出てきた殺害場所である温泉地。

あれって、東京都のどこかにあるの?

何が言いたいって、事件の捜査にきた玉木宏演じる刑事が「警視庁麻布署」と名乗っていたので、「えっ?」っと思ったわけだ。

麻布署って、東京都港区なんだけど、その管轄内に温泉地ってあったかなあ、と思ったから。

つまり、管轄外の刑事が、何でまたこの事件に首を突っ込んできたのかと思ったわけ。

例え、被害者が東京都港区に住んでいる人間だったとしても、そう簡単に管轄外のところに勝手に入っていけないだろう。

もしかして、西村京太郎みたいに「警視庁は、東京都の警察ってことくらい知っているけど、ほとんどの素人はそんなこと知らないから、この際警察の本社部門くらいの位置づけ(実際は、警察庁がそれにあたる)にしておいて、警視庁の刑事は全国どこでも好きなように飛び回るようにしてやれ」みたいな感じで、軽~くそういう設定にしたの?

しかも、「麻布署」って、これまた「ちょっとカッコよくない?」程度のノリで設定したのだとしたら、東野圭吾は許さない!?

映画評870 ~ アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー

今回は「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」です。

映画180430

アベンジャーズなどのヒーローが結集し、強敵サノスとの戦いを繰り広げるアクション大作。サノスの侵攻に、アベンジャーズのほかドクター・ストレンジ、ブラックパンサー、ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーらが力を合わせて立ち向かう姿を描く。アイアンマン役のロバート・ダウニー・Jrをはじめクリス・エヴァンスやベネディクト・カンバーバッチ、トム・ホランドらが出演。『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』などのアンソニー・ルッソとジョー・ルッソがメガホンを取る

主演は、ロバート・ダウニー・Jr
共演は、クリス・ヘムズワース、マーク・ラファロ、クリス・エヴァンス、スカーレット・ヨハンソン、ドン・チードル、ベネディクト・カンバーバッチ
その他、トム・ホランド、チャドウィック・ポーズマン、ゾーイ・ソルダナ、カレン・ギラン、トム・ヒドルストン、ポール・ベタニー、エリザベス・オルセン、アンソニー・マッキー、イドルス・エルバ、ヴィン・ディーゼル、ブラッドリー・クーパー、グウィネス・パルトロー、ベニチオ・デル・トロ、ジョシュ・ブローリンなど


<ストーリー>
それぞれ異なるパワーを持つインフィニティ・ストーンが六つそろうと、世界を滅ぼせるほどの力が得られるという。アイアンマン(ロバート・ダウニー・Jr)、キャプテン・アメリカ(クリス・エヴァンス)、スパイダーマン(トム・ホランド)らアベンジャーズはほかのヒーローたちと共に、インフィニティ・ストーンを手に入れようとたくらむサノス(ジョシュ・ブローリン)に立ち向かうが・・・


一言で言うと・・・

何だかよくわからなかった、というのが正直なところ。

「インフィニティ・ストーンが六つそろうと、世界を滅ぼせるほどの力が得られる」と言う時点で、ちょっと興ざめ、ではある。

何でもかんでも「世界を滅ぼす」というのも、いいかげんやめてほしいものだけど、そういう設定でもしないと、物語が成り立たないんだろうかね。

だって「世界を滅ぼし」て、いったい何がしたいのかわからない。

世界を滅ぼしたら、後には何にも残らないので、一人で威張ってたって、何の意味もないわけだし。

そういう意味で言うと、今回のサノスの目的は「すべての民族を半分にする」というのだから、最初は「はあ?」と思っていたけど、よくよく聞いてみると「人口過密による食料不足と貧困を防ぐため」って、いちおう理屈が通っている、というか、サノスって、もしかして「いいヤツ?」とも思える思想の持ち主だ。

ただ、これもちょっとムチャクチャな理屈で、どの星も人口過密って、ロクな民族(星人?)がいない、ってことじゃないの?

しかも、無差別に人口を半分にする、というのも、かなり強引でムチャクチャなやり方だ。

という前提はさておき・・・

このサノスというのが、ムチャクチャ強すぎて、アベンジャーズが束になってかかっても、敵わないくらい強い。

あんなわけのわからないストーンなんかいらないくらい強い。

と言っても、すでに5つ持っているんだけど・・・

そして、わけのわからない展開(だって、ガモーラって、サノスの本当の娘ではないし、自分が虐殺した民族の単なる生き残りなのに、本当に愛していた、って話が出来過ぎ!)の後は、6つのストーンを手に入れたのに、ちょこまかと攻めてくるアベンジャーズの前に押され気味となり、もう少しでストーン(というか、ガントレット)を取られそうになる。

しかし、ここで伝家の宝刀、「興奮しすぎたアホな味方が、バカ全開の行動をする」という展開により、逆にアベンジャーズが絶滅の危機(?)に陥る。

そもそも地球を守る戦いに、銀河全体の平和を守っているガーディアンがわざわざ出てくるのはおかしい(by 加藤浩次)ので、展開がトンデモないものになってしまっている。

要するに、キャラが多すぎる!

いちおう主役はアイアンマンだけど、私の知らないキャラまで出てきた。

ブラックパンサーは、つい先日公開していたのだけど、見ていないが、そんなに存在感のあるキャラではなかった!?

一方で、サノスの配下たちも結構強くて、中には超能力みたいなものまで駆使するヤツがいて、どうしてこれまで地球に来なかったのか不思議なくらいな連中だ。

味方側で言うと、冒頭のシーンでソウがボコボコにされるので、この先どうなるのかと思っていたら、後半になって突如強力になったハンマーを引っ提げて登場し、サノスを一気に追い詰める。

だって、神様だし。

と言っても、弟のロキは死んじゃうし。

あと、ハルクもまったく歯が立たないし、スパイダーマンなんて相手にもならない。

ドクター・ストレンジだけが、異次元の力を発揮していて、「勝つ可能性は1つしかない」とか言って、最後の秘策(?)で立ち向かう。

そして、ラスト。

あんなのでいいのか、というくらいにキャラが次々と消えていく。

あれって、「死んだ」という意味なのか、それとも・・・

エンドロールの最後には、ご存じニック・フューリー(サミュエル・L・ジャクソン)が出てくるけど、あっという間に消えていく。

まだまだ先があるみたいで、知っている人は安心して見ていられるのだろうけど、何も知らない私としては、何がなんだかよくわからない。

とは言え、今回出てこなかったキャラもいる(ホークアイとか)し、アイアンマンは生きているし、その他のキャラも、別の番組で死ぬわけにはいかないだろうから、時間を巻き戻すかして生き返ってくるのだろうけど・・・

そんなのでいいの?という気もする。

ということで、ネットでの評価はかなり高かったけど、私としては何がそんなに良かったのかよくわからなかったので、評価は「C」にしておきます。

でも、ここまできたら続編はもちろん見ますよ。


映画評869 ~ アンロック/陰謀のコード

今日は「アンロック/陰謀のコード」を見ました。

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元CIAの女性取調官が、バイオテロから世界を救うために奔走するサスペンスアクション。陰謀に立ち向かう主人公に『ミレニアム』シリーズなどのノオミ・ラパスが扮するほか、オーランド・ブルーム、マイケル・ダグラス、トニ・コレット、ジョン・マルコヴィッチらが共演する。『007/ワールド・イズ・ノット・イナフ』などのマイケル・アプテッドがメガホンを取った

主演は、ノオミ・ラパス
共演は、オーランド・ブルーム、トニ・コレット、ジョン・マルコヴィッチ、マイケル・ダグラス
その他、マシュー・マーシュ、マクラム・フーリ、エイメン・ハムドゥーチ、ミヒャエル・エップ、トシン・コールなど


<ストーリー>
CIAで指折りの取調官だったアリス(ノオミ・ラパス)は、ある受刑者の尋問に失敗し多数の犠牲者を出したことで第一線を退き、現在はケースワーカーとして働いていた。ある日、彼女はバイオテロ計画の容疑者尋問のためCIAに呼び戻されるが、かつての同僚からの連絡でそれがわなだとわかり、内部に裏切り者がいることを知る。真相を明らかにし、テロを食い止めるため、彼女は立ち上がる。


「女版ジェイソン・ボーン」みたいなB級アクション映画です。

主演のノオミ・ラパスは、美人ではありませんが、なかなか存在感のある女優さんで、アクションも意外とやります。

ただ、役柄はボーンみたいな特殊訓練を受けた人間ではなく、CIAでも尋問官という役目なので、自身でトレーニングに励んでいるとは言え、結構ボコボコにされたりします。

そのあたりが、ちょっと不満と言えば不満ですが、それだけにハラハラ・ドキドキ感が結構あります。

内容的には、裏切りの連続で、誰を信用していいのかわからない状況が続きますが、特にたいした伏線もないので、誰が裏切者であっても不思議ではない展開ですが、まあそのあたりはB級アクション映画ですから、許容範囲でしょう。

ただ、敵方は結構ミスというか、ドジが多くて、「何でそんなミスをするの?」ということが随所にある上に、実はそんなに強くない、という連中ばかりです。

影の黒幕の元で働いていた暗殺者も、見た目は結構な切れ者(みたいな立ち位置)ですが、終盤でのバトルでは、主人公にあっさりと撃ち殺されたりしていて、ちょっとビックリでした。

変わり様に驚いたのはオーランド・ブルームで、かつて「ロード・オブ・ザ・リング」でのエルフ役で人気を博した面影はほとんどなく、その後も一時主役として出演した映画もたいしたことはなく、とうとうコソ泥役(?)にまで落ちぶれてしまったようです。

結構な役柄なはずなのに、ちょっとショボかったのは、やっぱり華がないんでしょうかね。

「スター・ウォーズ」のマーク・ハミルみたいなものでしょうかね。

いずれ「ロード・オブ・ザ・リング」の「その後」みたいな映画ができたら、「懐かしい顔」として出てくるのかな?

逆に存在感があったのは、ジョン・マルコヴィッチとエミリー・ノウルズでした。

最後に続編を思わせるようなシーンがあるので、まだまだ続くかも知れませんが、だったらその直前の悪党の一人を殺害するシーンはなしにして、次回まで引っ張ってもよかったような気がします。

ということで、そこそこ楽しめたので、評価は「B」にします。

映画評868 ~ レディ・プレイヤー1

今回は「レディ・プレイヤー1」を見ました。

映画180421

スティーヴン・スピルバーグがアーネスト・クラインの小説を映画化した、仮想ネットワークシステムの謎を探る高校生の活躍を描くSFアドベンチャー。2045年を舞台に、仮想ネットワークシステム「オアシス」開発者の遺産争奪戦を描く。主人公を『MUD マッド』『グランド・ジョー』などのタイ・シェリダンが演じる。共演は、オリヴィア・クック、マーク・ライランス、サイモン・ペッグ、T・J・ミラー、ベン・メンデルソーン、森崎ウィンら

主演は、タイ・シェルダン
共演は、オリヴィア・クック、ベン・メンデルソーン、T・J・ミラー、サイモン・ペッグ
その他、ハナ・ジョン=カーメン、森崎ウィン、マーク・ライランスなど


<ストーリー>
2045年、人類は思い浮かんだ夢が実現するVRワールド「オアシス」で生活していた。ある日、オアシスの創設者の遺言が発表される。その内容は、オアシスの三つの謎を解いた者に全財産の56兆円とこの世界を与えるというものだった。これを受けて、全世界を巻き込む争奪戦が起こり・・・


「アバター」と「トロン」を合体させたような作品である。

映像と息もつかせぬ展開は、さすがはスピルバーグというところだろうか。

ただ、内容的には特にヒネりもなく、良く言えば「王道」だけど、悪く言えば「ベタ」だ。

最後は、やっぱり「現実(愛)」というのも、あまりにベタすぎて、「やっぱりそれかい!」と思うだけ。

まず、主人公の高校生が軽薄すぎる。

朝起きて出掛けるから、学校にでも行くのかと思ったら、いきなり廃車の山みたいなところで「オアシス」へ入り込む。

仮想ネットワークとは言え、「毎日その中で生活」するには、一定の収入なりある程度のものが必要なはずだけど、そのようなモノは一切必要ないみたいだ。

では、現実の世界がIOIという巨大企業に乗っ取られているのか、と言うと、特にそういう設定でもなく、最終的に警察がちゃんと機能しているということは、ただの一企業に過ぎない、ということになる。

しかし、あれだけのドローンを、しかも堂々と社名入りで飛ばして、一つの建屋を吹っ飛ばすなんて、バカ以外の何ものでもない。

主人公に戻ると、彼はいわばヒーローになるのだけど、その要素はゼロに等しい。

頭が良さそうにはとても見えない、どころか「こいつ、バカなのか?」と思えるような行動を次々とするので、見ていてイライラする。

にもかかわらず、突如「あっ、わかったぞ」みたいに思い付いたりするので、何だか感情移入できない。

だいたい、亡くなった「オアシス」の創設者・ハリデーが残した謎について、彼の半生を残した資料館みたいなところで、ヒントを得るのだけど、あんなもの、これまでも何万人もの人たちが見ているのだから、誰かが思い付くだろう。

特に「たまには、全力で逆走してもいいじゃないか」というセリフのところも、真っ先に誰かがダメもとで試そうと思うことじゃないの?

しかも、あのシーン。

スタート直後で、主人公が自車を発進させないで、みんなが行き切ったところで、一人だけ逆走するのだけど、見たところでは確か彼は最後尾ではなかった!?

つまり、彼の後ろにも車はあったわけで、その車はいったいどうなったの?

彼のせいで、前には進めなかったはず。

ここは、間違っていたら失礼!

いずれにしても、この主人公(と仲間たち)だけが、ヒントを思い付くのには違和感がある。

実は、資料館にいた「案内人」というのが、ハリデーの元親友であるモローのアバターだった、というわけだけど、彼が主人公にだけヒントを出す、という理由はどこにもない。

このように、すべてが主人公の都合のいいように物語は展開していくので、ハラハラ・ドキドキ感もあまりない。

あと、展開の中で、アニメや他の映画に出てくるキャラクターなどが、随所に出てくるのだけど、あまりにも多すぎて、ちょっとついていけない。

80年台のロックも出てくるけれど、期待するほど出てこないので、逆に欲求不満になる。

冒頭で、ヴァン・ヘイレンの「ジャンプ」が流れてきた時には、ちょっと感動(?)したのに。

結局のところ、スピルバーグ自身が楽しんでいるだけ、みたいな感じで、それらを除けば、後は普通のSFファンタジーという内容だった。

以上、結構イチャモンをつけたけど、これらの違和感があまり気にならない(後に残らない?)ほど展開がスピーディだったし、そこそこ楽しめたので、評価は「B」とします。

映画評867 ~ クレヨンしんちゃん 爆盛!カンフーボーイズ~拉麺大乱~

本日2本目は「クレヨンしんちゃん 爆盛!カンフーボーイズ~拉麺大乱~」です。

映画180414-2

臼井儀人によるコミックが原作のテレビアニメの劇場版第26作。しんのすけたち「カスカベ防衛隊」が、謎のラーメンでパニックになった街を救おうと奮闘する。本作の鍵を握るカンフーガール玉蘭の声を、声優の潘めぐみが担当。監督は『映画クレヨンしんちゃん 爆睡!ユメミーワールド大突撃』などの高橋渉


<ストーリー>
春日部にある中華街のアイヤータウンで、しんのすけたちカスカベ防衛隊は、伝説のカンフーであるぷにぷに拳を習うことになる。そのころアイヤータウンでは、食べた者が凶暴化してしまう“ブラックパンダラーメン”が大流行していた。しんのすけたちはアイヤータウンを救うために立ち上がる


今回は、思った以上にしょうもなかったかな?

全体的に、あり得ないことの連続という「いつもの展開」とは言え、あまり笑える部分がなく、しんちゃんとヒロインが、お尻を突き出して「ぷにぷに」「ぷにぷに」などと言いながら走り回るシーンは、しんちゃんだけならまだしも、ヒロインのしかも必殺技というのが、いかにもしょぼくて、かつ笑えなかった。

特別アテレコ枠として、関根勤が出ていたが、ちょっと違和感があったので「誰だろう」とは思っていたけど、そんなに変ではありませんでした。

後は、特にコメントすることはありません!

ということで、全体的にあまり楽しめなかったので、評価は「C」にします。


このシリーズは、いつも(?)「名探偵コナン」と同時公開となっているようだけど、ここのところは、最初に「コナン」を見て、その後「しんちゃん」を見るようにしていた。

それは、期待して見ていた「コナン」にだいたい失望する一方、もともとあまり期待していない「しんちゃん」で、思ったより笑ったり、時には感動することもあるので、そういう順番にしていたのだけど、今回は失敗しました。

映画評866 ~ 名探偵コナン ゼロの執行人

本日は、恒例の2本立てです。

まずは、「名探偵コナン ゼロの執行人」です。

映画180414-1

原作コミック、テレビアニメ、映画共に高い人気を誇るシリーズの劇場版第22弾。大規模な爆破事件の真相を追う江戸川コナンが、探偵、黒ずくめの組織のメンバー、公安警察という三つの顔を持つ安室透に振り回されながらも、逮捕された毛利小五郎の無実を証明しようと奮闘する。監督は、テレビアニメ「デス・パレード」「BLEACH ブリーチ」などに携わってきた立川譲。コナンの声を担当する高山みなみのほか、山崎和佳奈、小山力也、古谷徹らおなじみの面々がボイスキャストとして名を連ねている。


<ストーリー>
東京サミットが開催される東京湾の新施設、エッジ・オブ・オーシャンで爆破事件が起こる。サミット前に爆破事件が起きたことと、全国の公安警察をコントロールする警察庁の秘密組織“ゼロ”に所属する安室透の不可解な動きに、コナンは違和感を抱く。そして、毛利小五郎が事件の容疑者として逮捕され


このシリーズも、もう第22弾となる。

劇場版は、推理の醍醐味よりも、スケールが重視されているみたいで、毎回毎回スケールはデカいのだけど、展開としては「ん?」というものが多くなっている。

そして、そろそろデカいスケールのネタが尽きかけているのか、今回はとうとう宇宙からの衛星を題材にするようになっている。

ちょうど、「007ジェームズ・ボンド」が、2代目のロジャー・ムーアの代になって、スケールばかりデカくなり、とうとう「ムーンレイカー」でMi6のスパイ(ボンド)が宇宙に飛び出すようになった、それと同じような感じ(?)だろうか。

しかも、最後は衛星「ひまわり」が大気圏に突入した後に、こちらはドローンで対抗するという、よくわからない展開となっている。

さらに、このドローンを操縦しているのが、少年探偵団(?)の子供たち、という信じられない状況が繰り広げられる。

さすがに、これはヒドいシナリオのような気はするのだけど、内容としても、今回「黒の組織」のような明確な悪者は出てこない。

出てくるのは、検察と公安という、どちらも権力・権限を持った者同士で、しかも、どちらも「正義」を看板にしているだけに、なかなか感情移入しにくい。

さらに同じ公安でも「警視庁」と「警察庁」さらに「検察庁」にそれぞれ存在するので、それぞれが何なのかの説明が加わりつつも、かえってわけのわからない状況になっているのも、内容に入っていけない要因だったろうか。

結局のところ、今回の主役は安室という「警察庁の公安」所属の男であり、彼とコナンの騙しあい(?)が映画の肝となっている。

そういう意味で、安室という男が「カッコええ」という内容なので、そこに焦点をあてれば、まずまず面白かったと言えるだろうけど、コナンを中心に見ると、あまり面白いとは言えないと思う。

最初、毛利小五郎が容疑者になった時に、「コナンを主人公として引っ張り出すために、意味なく容疑者にした」と思っていたのだけど、実はちゃんとした理由があった、というところは良かったと思う。

ということで、あまり期待していなかった分、そんなに悪くもなかったので、評価は「B」にします。


あと・・・


いつもの特別アテレコ枠として、博多大吉と上戸彩が出ていたようだけど、途中まったく気が付かなかったので、悪くはなかった、ということでしょうか。

ただ、福山雅治の主題歌は、何かダサかったかな?
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