映画評177 ~ サイドカーに犬 (07.6.30)

今回は「サイドカーに犬」

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主演は、竹内結子
共演は、古田新太、松本花奈、谷山毅、ミムラ、鈴木砂羽
その他、トミーズ雅、寺田農、樹木希林、温水洋一、伊勢谷友介、椎名結平など

<ストーリー>
不動産会社勤務の薫(ミムラ)は、ある日、有給をとって釣堀に出かける。彼女は少女にエサをつけてあげながら、20年前の刺激的な夏休みを思い出していた。母の家出後、ヨーコ(竹内結子)という、若く美しい女性が夕飯を作りに現れる。型破りだが温かい心を持つ彼女に、小4の薫(松本花奈)はすっかり魅了されるのだった


竹内結子の主演最新作だ。
とは言え、実際の主人公は、10歳の女の子だろう。

サイドカーが、もっと意味のあるものかと思っていたが、結局たいしたことはなく、犬の存在もよくわからなかった。

よくわからないストーリーだったが、今回の竹内結子の役は、可憐な女性ではなく、自転車を乗り回し、タバコも吸うという、ちょっと今どきのお姉さん、という感じだ。

とは言え、イヤ味なところはなく、むしろカッコいい。
そして、相変わらず演技がうまいと思う。
古田の愛人という役どころなのだが、変にラブシーンがなかったのもいい。

また、獅童みたいになってしまうと困るので・・・
まあ、古田新太相手では、それを期待しても無理だろうが。

ミムラは、その女の子の現在の姿という役どころ。
昔を思い出すシーンが、最初に出てきて、最後に「ヨーコさんは、近くに住んでいたらしいよ」という弟の言葉を元に、その町へ向かうところで終わる。

椎名結平も、今回はチョイ役だ。
ヨーコと薫が、伊豆の海へ旅行に出かけた時、泊まることになった宿にいた汚いおばあさんが、樹木希林だった時にはちょっと笑ったが、いい味を出していた。

全体的に「ほのぼの」度は、今いちだったが、久しぶりに竹内結子の元気な姿を見ることができてよかった。

最近は、年齢層が下がり始めているので、ここらあたりで大人の女性もいいんだ、というところを見せなければ・・・

ということで、映画としてはまあまあだったと思うが、竹内結子の復帰作ということに免じて、評価は大甘で「A」とした。
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映画評176 ~ ザ・シューター/極大射程 (07.6.17)

今回は「ザ・シューター ~極大射程」

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主演は、マーク・ウォールバーグ
共演は、マイケル・ペーニャ、ダニー・グローバー、ケイト・マーラ、イライアス・コティーズ
その他、ローナ・ミトラ、ネッド・ビーティ、テイト・ドノヴァン、ラデ・シェルベッジア

<ストーリー>
元海兵隊のスナイパー、ボブ・リー・スワガー(マーク・ウォールバーグ)は一線を退き、広大な自然が広がる山奥で隠遁生活を送っていた。しかし、退役したアイザック・ジョンソン大佐(ダニー・グローバー)が彼のもとを訪問し、大統領暗殺計画が発覚したため、ボブの力を借りたいと言う。ところが、それは巧妙に仕組まれた罠だった


孤高のスナイパーの復讐劇を描いたアクション映画だ。

主人公を演じたマーク・ワールバークが、なかなかクールでいい。

射程距離1600mの攻防なんて、ゴルゴ13みたいでワクワクした。
「風の向き、風速、湿度、温度などが影響する」なんて、ゴルゴ13以外では初めて聞いたセリフだ。

テンポもよくて、展開もまずまず。
事件に不審をいだいたFBIの新米捜査官を味方につけて、容赦なく敵を撃ち殺すし、悪役は悪役で、そういう顔をした連中ばかりだし、もちろんくだらないラブ・シーンもなし。

ダニー・グローバーも、「リーサル・ウェポン」で見せた3枚目風ではなくて、今回はバリバリの悪役。
これぞ、男の映画だ。

ただし、気になるところもいくつか。

主人公のスワガーは、あれだけ至近距離で2発も撃たれて、よくあんなに走り回ったりできるものだ。
もしかして、監督は至近距離で撃たれたという設定を忘れてしまったのか。

それと、味方についた新米のFBI捜査官だが、最初は実に頼りない男だったのに、なぜか急に事件に疑問を持って、独自に捜査を開始、そして事実を突き止める。
これだけ優秀な捜査官だったら、もっと出世していいんじゃないのか。

それに、スワガーにちょっと教えてもらっただけで、すぐに優秀なスナイパーに早変わり。

とにかく都合がよすぎる。
このような設定にするのであれば、マイケル・ペーニャは向いていない。

「ワールド・トレード・センター」の時もそうだったが、彼は、どう見ても人はいいが頼りないあんちゃんだ。

ついでに言うと、ヒロインのケイト・マーラがいまいち。
中途半端な美人だし、どうせなら・・・・だったら良かったのに。

ということで、ちょっと不満はあるものの、全体としては飽きない展開で、面白かったので、評価は「B」とした。

映画評175 ~ プレステージ (07.6.16)

今回は「プレステージ」

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主演は、ヒュー・ジャックマン、クリスチャン・ベイル
共演は、マイケル・ケイン、スカーレット・ヨハンソン、パイパー・ペラーボ、レベッカ・ホール、アンディ・サーキス
その他、エドワード・ヒバート、サマンサ・マハリン、ダニエル・デイヴィス、デヴィット・ボーイなど

<ストーリー>
若く野心に満ちたロバート(ヒュー・ジャックマン)とアルフレッド(クリスチャン・ベイル)は、マジシャン(マイケル・ケイン)の助手をしていた。ある晩、舞台の事故でロバートの妻が亡くなったことが原因で二人は敵対するようになる。その後、彼らは一流のマジシャンとして名声を得るが、その争いは次第に激しさを増す


マジックの裏側を描いた、と宣伝していた映画だ。

しかし、結論から言うと、この映画を単なるヒューマン・サスペンスのつもりで見るとエラい目にあう。
はっきり言って、これはSF映画だ。

冒頭に「この映画の結末は、誰にも話さないで下さい」という表示が出ていたので、最後の謎解きに、ちょっと期待していたのに・・・

腹が立ったから、ちょっとだけバラす。

クリスチャン・ベイル演じるボーデンの方のトリックは、まあ考えられないこともない。
かなり稚拙だけど。

でも、ヒュー・ジャックマン演じるアンジャーの方のトリックは無茶苦茶だ。
なぜなら、科学的に不可能だから。

何と「瞬間移動」という奇術では、ホントに瞬間移動しているのだ。
途中で、発明家であるニコラ・テスラが登場するあたりから、何か変だなとは思っていたのだが、まさかホントにやるとは。

残念ながら、すべてのことが理解できたのは、見終わってからだった。

ボーデンのトリックがわかった時には「ふ~ん」だったが、アンジャーが死に際に話したことは、最初何のことやらよくわからなかった。

そして、理解できた後は、ものすごく腹が立ってきた。

確かにマジックの裏側というか、暗い部分が描かれているのは確かだ。
でも、これはないだろう。
全体のストーリーは、荒唐無稽の一言。
SF映画だったにしても、これでは楽しめない。

さらに、内容がわかった後で、「おかしいじゃないか」と思える発言も結構ある。

最後にアンジャーが言った「今度死ぬのは自分じゃないかと、いつも恐れていた」という意味の発言。
これはおかしい。

常に死ぬのは「今ある自分」であって、そのことは自分自身でもわかっているはず。
瞬間移動の内容はともかく、劇場でやっている仕掛けをみれば、それは明らかだ。
この意味のわからない方は、実際に映画を見ていただきたい。

それから、アンジャーはボーデンのトリックが見抜けなかったようだったが、これもおかしい。

なぜから、アンジャーは一度フォロンを捕らえているのだから。
この意味のわからない方も、実際に映画を見ていただきたい。

ということで、最後はともかく、途中までの展開はまずまずだったので、評価は「C」とした。

映画評174 ~ 300(スリーハンドレッド) (07.6.10)

今回は「300(スリーハンドレッド)」

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主演は、ジェラード・バトラー
共演は、レナ・ヘディ、デヴィッド・ウェンハム、ドミニク・ウェスト、マイケル・ファスベンダー
その他、ヴィンセント・リーガン、トム・ウィズダム、アンドリュー・プレヴィン、ロドリゴ・サントロなど

<ストーリー>
紀元前480年、スパルタ王レオニダス(ジェラード・バトラー)は、ペルシアの大王クセルクセス(ロドリゴ・サントロ)から服従の証を立てるよう迫られる。そこで、レオニダス王が取った選択肢は一つ。ペルシアからの使者を葬り去り、わずか300人の精鋭たちとともにパルシアの大群に立ち向かうことだった


スパルタが、わずか300名の軍勢でペルシアの大軍を迎え撃ち、これを苦しめたという史実にもとづいたスペクタクル映画だ。

最初から思っていたのだが、どうしてタイトルが「300」なのかわからない。
「スパルタ」でいいような気がするのだが・・・
「300」だと、ぱっと見てよくわからないし、だいたいダサくないか?

ストーリーは、冒頭に述べた通り史実だから、詳しく述べるつもりもないが、とにかくスパルタの戦士たちが屈強で、勇気があって、決して退却しないし服従もしない。

それはそれでいいのだけれど、映画の描き方として、史実を忠実に描いているものとは思えない。
全体がCGのような感じで、化け物みたいなヤツが結構出てくるから、ファンタジー・アクションみたいなものになっている。

闘いの場面にしても、妙にスローモーションが多いし、信じられない動きも多く、その割には血しぶきが飛んだり首が飛んだり、変にリアルだ。
全体的に暗い感じだったし。

だから、単純に化け物軍団対地球防衛軍という感じなので、スパルタに対しても、あまり感情移入ができなかった。

ということで、ストーリー云々よりも、映像が中途半端に感じられたので、あまり面白く見ることができなかった。

本来であれば、もっと感動できるストーリーであったろうに、少なくとも私には受け入れられるものではなかった。

従って、評価としては「C」とした。

余談だが・・・

映画の冒頭でも「スパルタでは、戦えない子供は生きられない」という意味の話があったが、ということは、今いる男は全員戦士なのか?

映画の中でも、政治家がたくさん出てくるが、彼らはどう見ても、戦士には見えなかったのだが。
長老みたいなのが結構いたので、彼らは「元戦士」なのかも知れないが、中には「こいつが元戦士か?」というようなヤツもいたし。
政治家って、いったいどうやってできたのだろう。

映画評173 ~ そのときは彼によろしく (07.6.9)

今回は、「そのときは彼によろしく」

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主演は、長澤まさみ。
共演には、山田孝之、塚本孝史、国仲涼子、北川景子、黄川田将也
その他、本多力、黒田凛、和久井映見、小日向文世など

<ストーリー>
ささやかながらも美しい水草の店を経営している遠山智史(山田孝之)の前に、ある日突然、スーパーモデルの森川鈴音(長澤まさみ)が現われる。実は鈴音は智史の幼なじみの滝川花梨で、ふたりは再会の喜びを分かち合う。二人はもう一人、親友で画家志望の五十嵐佑司(塚本高史)のもとへと向かうが・・・


もちろん、「まさみちゃん、かわいい!」と言うために見たのは言うまでもない。
そういう意味では、かわいかった。

しかし・・・・・

今回に限っては、内容を認めるわけにはいかない。

結果から言うと、評価は「D」

いつもとは違って、まさみちゃんが出演していなかったら「C」をつけていたかも知れないが、期待していた分ワンランク落とす。

内容を知らずに見たので、最初は淡い恋愛物語だと思っていた。
そうしたら、いきなり長澤まさみがベッドに横たわっていて、その前で山田と塚本がたたずんでいる。
「あれ、死んじゃうんだ」と思って、一気に悲恋モードに切り替えた。

でも、出だしから違和感バリバリだった。

まず、邦画なのに「字幕」入り。
耳の悪い人用か?
だとしても、余計な字幕が多すぎる。

「(犬の鳴き声に鳥のさえずり)」とか「(智史の嗚咽)」なんて字幕はいらん!
実に目障りだった。

そして、子供の頃3人が出会った場面もよくわからん。
何であんな廃棄されたバスの中が、あれだけきちんと整理されているのか。
最初は、バスの中に住んでいるのかと思った。

さらに、山田が経営している水草屋の前に、突如長澤演じる元モデル(花梨)が現れるわけだが、知らない女(実際には忘れていただけだが)を、自分の店に勝手に泊めるなんて、まったく合理性がなく、山田演じる智史が単なるアホにしか見えない。
この「アホにしか見えない」というのが、結構全編にわたって出てくる。

花梨が、実は世界的な元モデルだとわかった時の対応も、わけがわからない。
「どうして?」とも聞かずに、かと言って、追い出そうとするわけでもなし。
いくら鈍感なヤツでも、あそこまで鈍くないだろう。

しかし、途中から感動路線へとまっすぐに進んでいるように思えた。

と言っても、展開に慣れてきただけだけど、ついに長澤まさみが倒れて(眠って)しまい、物語はクライマックスを迎えた(と、思っていた)
事故で昏睡状態に陥っている塚本演じる佑司が目覚める代わりに、花梨が長い眠りにつく。

いい展開じゃないか。

最後に、花梨の残した手紙を智史が読み、「そのときは彼によろしく」の部分で大泣きし、涙・涙のエンド。
いやあ、「まさみちゃん、よかったぞ!」で終わりだ。

・・・のはずだった。

ところが、花梨が眠りについた後、妙にダラダラとした展開になってくる。
佑司に子供ができるし、智史の父親が病に倒れる。

余談だが、智史の父親が智史と佑司に語りかける場面。

「世の中には、物理学の教科書にも載っていない強い力が存在する」
誰だ、このセリフ考えたヤツは?
かなりダサいぞ。
単に「目には見えない力」くらいの表現でいいだろう、と思うのだが。

でも、まあいい。
この間、数年たっているのだが、眠りこけている花梨に何の変化もない。
ふっくらとした長澤まさみちゃんそのままだ。

このあたりから、イヤ~な予感。
「もしかして、花梨が生き返るんじゃないだろうな」

そのうち、50年に一度芽を出すか出さないか、というオニバスの種に芽が出てきた。
そして、智史の父親が亡くなる。
そんなある日、智史が出張先から帰ってみると、何とそこには花梨が。

冒頭で現れたシーンと同じだ。
私は、てっきり夢または幻の世界だと思っていた。

しかし違った。
ホントに花梨は生き返った(正確に言うと、目を覚ました)のだ。
智史の父親の代わりに、今度は花梨が帰ってきたわけだ。
そして、もともと愛し合っていた二人が抱き合って、ハッピーエンド。

何だ?これは。
何でこんな終わり方にするの?

私は、花梨が深い眠りについている前で、智史が手紙を読んだ時に、泣いたんだぞ。
花梨は、自分の病気を隠したまま、智史に対して「さよなら」とも言った。
これって、このまま二人は・・・という流れだろう。
それでいいじゃないか。

どうして、あんなドンデン返しなんかやるの?
原作がどうであったか、なんていうのはどうでもいい。
展開的に、あれで感動できるのか?

わたしゃ、久々にがっかりした。
腹が立った、というよりは、最後は唖然としてしまった。
途中で泣いてしまった自分が情けなくなったし。

悔し紛れに、捨て台詞を・・・

最後のシーンで、長澤まさみと山田孝之が抱き合うのだけど、あれってどう見ても長澤まさみの方が背は高いだろう。
ものすごく変な抱擁シーンだったぞ。

次回からは、配役もちゃんと考えろよな。

書きなぐっていたら、映画評なのに珍しく長くなってしまった。
期待していたのに・・・・

映画評173 ~ パイレーツ・オブ・カリビアン ワールド・エンド (07.6.2)

今回は、「パイレーツ・オブ・カリビアン ワールド・エンド」

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このシリーズの完結編である。

主演は、ジョニー・デップ
共演は、オーランド・ブルーム、キーラ・ナイトレー、ジェフリー・ラッシュ、ジョナサン・プライス、ビル・ナイ、トム・ホランダー
その他、チョウ・ユンファ、ステラン・スカルスガルド、ジャック・ダヴェンポート、リー・アレンバーグ、キース・リチャーズ、マッケンジー・クルックなど

<ストーリー>
「深海の悪霊」デイヴィ・ジョーンズ(ビル・ナイ)と東インド会社のベケット卿(トム・ホランダー)が手を結び、海賊たちは滅亡の危機に瀕していた。生き残る手段は「9人の海賊たち」を招集することだったが、9人のうちのひとりはあのジャック・スパロウ(ジョニー・デップ)だった。しかし、彼は現在「世界の果て」に囚われていて・・・


事前に何だかんだと言われているのを真に受けたせいか、意味もなく悩んでしまった。

やれ、字幕はほとんど理解できないだろうから吹替えの方がいいだの、エンドロールの後に貴重な映像が出てくるから、ゼッタイに最後まで席を立つなだの、わざわざ劇場の入り口では、その旨を記したパンフレットまで配っていた。

結果から言うと、字幕で正解。

特にわかりにくいところもなかったし、下手くそな吹替えでイヤな思いをするよりもいい。
それから、エンドルーロ後の映像だが、こんなのわざわざ長~いエンドロールが終わるまで待って見るほどのものではない。
あまりにもくだらなさすぎて、ちょっと切れそうだった。

さて、本編の方だが・・・

全部で約3時間という長編。
前作で、ジョニー・デップ演じるジャック・スパロウを救うために立ち上がるオーランド・ブルーム、キーラ・ナイトレー以下、出てくるのはいつもの面々。
とにかくたくさんの登場人物が出てくるし、エピソードも満載で、よほどこれまでの2作を覚えていないと、キツいかも知れない。

タコの化け物ディヴィ・ジョーンズや、敵だか味方だかよくわからないバルボッサ、東インド会社を仕切るベケット卿など、今回は総出演だ。
ヴードゥ教の予言者であるティア・ダルマが、今回は重要なポジションの一角を占めるが、結果的には、話をわけがわからないようにしているとしか思えなかった。

あのチョウ・ユンファが登場することも話題となっていたが、意外にも中盤であっさりと死んでしまう。
キース・リチャードなんてのは、出ていても出てなくても同じ。

展開の方は、二転三転する割には、あまり違和感はなかったが、逆に緊迫感もあまりなかった。
最初ジャック・スパロウが救出される場面は、あっさりとしすぎているし、
誰が誰を裏切って・・なんて、見ていてわかりにくかったし、考えていてもあまり意味がなかった。

でも、ファンタジー・アドベンチャー(?)だから、どう展開しようと肩が凝らない。
ただ、さすがに戦闘の場面は迫力があった。

ということで、いろいろあるけど、評価としては「B」とした。

それにしても、エンドロール後の映像。
パンフレットには「これを見ない方は、シリーズでもっとも感動的で大きな愛を見逃してしまったことになる」とか書いてあった。

アホか!

映画評171 ~ GOAL!2 (07.5.28)

今回は「GOAL!2」

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主演は、クノ・ベッカー
共演は、アレッサンドロ・ニヴォラ、スティーヴン・ディレイン、アンナ・フリエル、レオノア・バレラ、ルトガー・ハウアー、エリザベス・ペーニャ
その他、ニック・キャノン、カルメロ・ゴメス、ベッカム、ロナウド、ジダン、ラウル、カシージャスなど

<ストーリー>
ニューカッスル・ユナイテッドでの実績を確かなものにし、婚約者ロズ(アンナ・フリエル)との結婚準備も順調なサンティ(クノ・ベッカー)。そんな彼のもとに、元チームメイトのガバン(アレッサンドロ・ニヴォラ)も所属するレアル・マドリードへの移籍話が舞い込む。悩んだ末、サンティはスペインへ向かうが


前作の続編だが、前売券を買ったのは昨年のことだから、あれからずいぶん経つ。

主演は、前作同様クノ・ベッカー。
前作で、イングランドのニューカッスルでプレーしていた主人公サンティは、今作では、いきなりあのレアル・マドリードに移籍することとなる。
もちろん、ベッカム、ジダン、ラウル、ロナウドなども出てくる。

前作でチームメイトだったガバンは、いち早くレアル・マドリードでプレーをしているが、相変わらずやる気がなくて、いいかげんなプレーヤーとして描かれている。
こんなヤツが、トップチームのそのまたトップにいるわけはない、と思うのだが、そこは映画だから、このような人物設定も必要なのだろう。

しかし、今回は主人公の恋人や家族のことが結構描かれているせいか、サッカーそのものが、かなり雑に描かれていたため、あまり面白くなかった。

レアルに移籍した直後に、スーパー・サブとして途中から試合に出場し、いとも簡単にゴールを決める。
その後も、ベンチスタートのくせに、わずかな時間試合に出ただけで、ホントに簡単にゴールを決めてしまう。

そして、ようやく先発メンバーとして出場したと思ったら、いきなりレッドカードで退場。
そのリハビリ後の、ガバンとの練習でも、実にくだらないことで足を捻挫。
でも、すぐに復活して、欧州チャンピオン・リーグの決勝戦というとてつもなく大きな試合の後半に出てきて、貴重な同点ゴールをあっさりと決める。

このあたりに、試合の臨場感だとか緊張感などは、どこにもない。

そして、ラスト。
アーセナルとの決勝戦での劇的な決勝ゴールを決めたのは、何とベッカム。

いいのか?これで。
主人公はサンティだろうに。

わざわざ銀河系軍団の協力を得て映画を作っているわけだけど、メインはレアルのスター達ではない。
ベッカムの決勝ゴールで優勝、というのもいいのだけれど、映画もそのまま終わってしまった。(もしかして、あの後何かあったのかも知れないが・・・)

とにかく、サッカー映画を見にきた人にとっては、ちょっと欲求不満かも知れない。
それに、主人公の実の母親がわかったからと言って、たいして感動もしなかったし。

ということで、かなり不満だったので、評価は「C」とした。

映画評170 ~ スモーキン・エース 暗殺者がいっぱい (07.5.12)

今回は「スモーキン・エース 暗殺者がいっぱい」

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主演は、ライアン・レイノルズ
共演は、レイ・リオッタ、アリシア・キーズ、アンディ・ガルシア、ジェレミー・ピヴェン、ベン・アフレック
その他、ピーター・バーグ、タラジ・ヘンソン、クリス・パイン、ジェイソン・ベイトマン、ジョエル・エルガートン、アレックス・ロッコなど

<ストーリー>
FBI捜査官のメスナー(ライアン・レイノルズ)と、カラザーズ(レイ・リオッタ)は、大物ギャングに命を狙われる人気マジシャン、エース(ジェレミー・ピヴェン)を司法取引のため逮捕することになった。そんな中、女殺し屋のサイクス(アリシア・キーズ)ら、賞金目当てにエースを狙う暗殺者たちが世界中から集まり始める


主演は、誰になるのかよくわからないが、一応ライアン・レイノルズにしておく。
原題も「喫煙エース」ということだが、どういう意味なのかはよくわからない。

最初は、単なるドタバタのおバカ映画かと思っていた。
宣伝では「イカれた殺し屋たちがいっぱい」みたいなことを言っていたから、てっきりそっち方面かと。

ところが、意外にもまともと言うか、ストーリーもちゃんとできていた。

マフィアのボス・スパラッザに気に入られたマジシャンのエースは、次第に調子に乗るようになり、裏社会でのし上がろうとし始めた。
そこへ、エースの心臓に100万ドルの賞金がかけられたことから、あっちこっちから殺し屋たちが賞金目当てに集まってくる。
これを守ろうとするのが、アンディ・ガルシアを中心とした、ライアン・レイノルズなどFBI軍団。
最終的にエースにたどり着くのは誰か、という展開とともに、もう一つドンデン返しが用意されていて、最後は意外な結末となる。

この殺し屋たち、というのが、女性コンビや容赦なく殺しまくるイカれた3人兄弟、さらには拷問のスペシャリストに変装のプロ。
それぞれが個性的な方法で、エースに迫るのだが、このあたりはちょっと展開がムチャクチャ。

イカれた3人兄弟なんて、単なるキチガイ集団。
こんなのが街中やホテルの中を堂々と歩けるわけがない。

こんな連中が、ホテルの中で壮絶な銃撃戦を展開する。
そして、エースが無事保護される中、最終的に逃げ切った殺し屋も何人かいるのだが、そのあたりはやや中途半端な感じがした。

出演者の中では、アンディ・ガルシアは文句なく準主役級だが、ベン・アフレックは、意外にも序盤で殺されてしまう。
しかも、死体で遊ばれてしまう始末で、ちょっと雑に取り扱われている感じだった。

ただ、最初ムチャクチャな展開を想像していただけに、割とまともな展開には驚いた。
最後も、予想通りの結末だったとは言え、あれでよかったと思う。

ということで、評価としては「B」とした。

映画評169 ~ ドレスデン/運命の日 (07.5.2)

今回は「ドレスデン 運命の日」

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主演は、フェリシタス・ヴォール
共演は、ジョン・ライト、ベンヤミン・サドラー、ハイナー・アウターバッハ、カタリーナ・マイネッケ
その他、マリー・ボイマー、カイ・ヴィージンガー、ユルゲン・ハインリッヒウォルフガング・シュトゥンフなど

<ストーリー>
第二次世界大戦末期の敗色濃厚なドイツで唯一空爆を免れていた東部の都市ドレスデンを舞台に、病院で働く看護師アンナ(フェリシタス・ヴォール)が、空爆に失敗して病院の地下に潜んでいた英国空軍の兵士ロバート(ジョン・ライト)の手当をして匿う。アンナの婚約者である医師アレクサンダー(ベンヤミン・サドラー)は、父親の策略で、ある計画を実行しようとしているのだが、それに気が付いたアンナはロバートとともに逃げようとする。しかし、ついに運命の日がやってくる。


第二次世界大戦時のドイツ・ドレスデンへの無差別空爆を描いたドイツ映画だ。
主演のフェリシタス・ヴォールは、初めてみた女優さんだが、美人ではないものの、なかなか魅力的な女性だった。

ドイツ女性と英国軍人が戦時中にもかかわらず恋に落ちる、というありそうにない設定だが、展開的に特に違和感はなかった。

英国軍人であるロバートが、病院で殺されもせずに生き延びることに少し不満が残るが、フェリシタス・ヴォールの魅力がそれを帳消しにしていたと思う。

それに、ドイツ人なのに、皆英語を話しているというインチキ映画ではなく、ドイツ人はドイツ語、イギリス人は英語を話していたのも良かった。(当たり前か?)

それにしても、ものすごい迫力の空爆シーンだった。
史実に基づいて忠実に再現したそうだが、戦争の悲劇についてあらためて考えさせられた秀作だったと思う。
ちょっと重かったけど・・・・

ということで、評価としては、ちょっと甘めに「A」とした。


ところで・・・

ドレスデンと言えば、文化と芸術の町。
映画では触れられていなかったが、第二次世界大戦中、実はこのドレスデンが「無防備都市宣言」をしていたことは有名な話。

にもかかわらず、ドレスデンは、それこそやりたい放題やられ、町は廃墟と化した。
いかに「無防備都市宣言」が無意味であったかということだ。
この宣言は、あくまでも「相手がジュネーブ条約を守ることを期待する」程度の意味合いしかない、ということ。

相手が攻撃してきたからと言って、国際法違反だとかで罰せられることはない。
つまり、ほとんど意味のない宣言であるわけだ。

それなのに、脳ミソお花畑の連中は、「無防備都市宣言をしよう」などとわけのわからない自己満足の世界に浸っている。
こんなもの、有事の際には「ここは、まったく抵抗しない地域ですので、どうぞ攻めてきて下さい」と言っているようなものだ。
そんなこともわからないアホども。

軍隊を持っていない、というだけで「コスタリカがいい」というヤツ。
社会保障が整っているから、というだけで「スウェーデンがいい」というヤツ。
いずれも、実態がどうなのかまったく知りもしないで持ち上げているアホだ。
そこまでやろうとするのなら、いざという時に「国民皆兵制度を敷く」とか「ムチャクチャ高い税金を取る」など、それなりの覚悟を持つ必要がある。
ところが、この手の輩は、そんな覚悟なんかさらさらなくて、ただ「無防備都市宣言をすれば大丈夫」とか「憲法第9条があるから戦争は起こらない」とか信じている。
脳ミソが腐っているとしか思えない。
こういうヤツは、一度調べてみればいい。

この映画を見ながら、そんなことを考えていたら、ちょっと熱くなってしまいました。

映画評168 ~ ゲゲゲの鬼太郎 (07.5.1)

今回は「ゲゲゲの鬼太郎」

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主演は、ウエンツ瑛士
共演は、井上真央、田中麗奈、大泉洋、間寛平、利重聡、橋本さとし
その他、六平直政、芦屋小雁、柳沢慎吾、伊集院光、小雪、立川志の輔、西田敏行、谷啓など

<ストーリー>
妖怪世界で父親の目玉おやじや妖怪仲間たちに囲まれて暮らす鬼太郎のもとに、ある日、妖怪ポストに投函された手紙が届く。助けを求めたのは小学生の三浦健太。健太が暮らしている団地では、テーマパーク建設のための工事が始まって以来、不気味な妖怪たちが出現し、住民を恐怖と混乱に陥れているというのだ。そして・・・


もともと見ようと思っていたわけではないが、今日は「映画の日」なので、ダメもとで見ることにした。

ストーリーは、実はよくわからなかった。

これを持っていると「より強い力を得ることができる」という妖怪石を、ご存知ネズミ男が盗み出すのが発端だが、これを狐の妖怪たちが「(妖怪石を)返せ!」と追いかける。

ということは、最初は自分たちが持っていたということか?

ところが、取り戻そうとしている途中で「この妖怪石で、オレは妖怪界を支配するのだ」みたいなことを言っていた。
であれば、持っている時に、それを使って力を得ればよかったのに、いったい何をしていたのか。

終盤で、小雪演じる狐の妖怪の親分が、「お前たちの野心なんかお見通しだ」という意味のことを言っていたが、ネズミ男が簡単に盗むことができる石なんだから、誰にでも手に入れることができただろうに。

などと、考えていたら、何を大騒ぎしているのか、理解できなかった。
もしかして、私がわかっていないだけだろうか。

展開もいただけない。

最後の方で、ガキが父親に会うために黄泉の国に行くのだが、そこで涙の再会を果たすわけで、いい感じの場面だったのに、ちょっとしたことで、何と父親が生き返ってしまう。

鬼太郎が「(子供の)気持ちが通じたのだろう」などと言っていたが、偽善もはなはだしい。
まわりにも、同じく死んでしまった人たちが歩いているというのに、まるで他の人には「生き返ってほしい」という家族の思いはほとんどない、と言っているかのようだ。
もしかして言いがかりか?

とは言え、そこは妖怪の世界。

何でもあり、と言ってしまえばそれまでだが、ストーリーよりも共演陣が様々だった。

大泉洋のネズミ男は、これ以上ないくらいの配役だろう。
西田敏行が、顔だけの出演にもかかわらず、存在感を見せつけてくれた。
一方、田中麗奈の猫娘にはビックリした。
演技そのものではない。
あれほどガキ体形とは思わなかった。
もう20代後半のいいお年頃だろうに、女性の魅力ゼロ。
いいのか、こんな役を引き受けて。
そして、ウエンツ瑛士。
思ったより下手ではなかったが、まああんなものだろう。

しかし、よく考えてみれば「妖怪映画」らしさが全然なかった。

ということで、評価はちょっと厳しく「C」とした。
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