映画評597 ~ ボーン・レガシー

今回は「ボーン・レガシー」

映画120930

暗殺者ジェイソン・ボーンと彼をめぐる陰謀を、壮大なスケールで描いた『ボーン』シリーズの裏で進行していたストーリーを描くアクション大作。前3作と同じ世界と時系列を舞台に、ジェイソン・ボーンとは別の暗殺者アーロン・クロスが繰り広げる戦いを活写する。『ハート・ロッカー』のジェレミー・レナーが暗殺者アーロンにふんし、体を張った見せ場を次々と披露。また、『インクレディブル・ハルク』のエドワード・ノートン、『ナイロビの蜂』のレイチェル・ワイズなどの実力派が共演してドラマを盛り上げる


主演は、ジェリミー・レナー
共演は、エドワード・ノートン、レイチェル・ワイズ、ジョーン・アレン、アルバート・フィニー
その他、デヴィッド・ストラダーン、スコット・グレン、ステイシー・キーチ、オスカー・アイザック、コーリイ・ジョンソンなど


<ストーリー>
最強の暗殺者を生み出すCIAの極秘プログラム、トレッドストーン計画とブラックブライアー計画。その最高傑作として生み出されたジェイソン・ボーンが、失った記憶を追い求めながら、自身の人生を大きく狂わせた同計画を白日のもとにさらそうと、CIAとの戦いに挑んでいた。その裏で、ボーンと匹敵する能力を秘めた暗殺者アーロン・クロス(ジェレミー・レナー)を巻き込むようにして、さらなる戦いと陰謀が動き出していく。そして、CIA上層部ですら認知していない2つの計画を上回るプログラムの存在があり


「ジェイソン・ボーン」シリーズは面白かった。

この「ボーン・レガシー」はその続編とも言うべき作品で、しかもボーンと匹敵する能力を秘めた男、ということで大いに期待していた。

ところが・・・

まず主人公・アーロン・クロスの強さが伝わってこない。

いや、結果的には相手に勝っているのだから、強いことは間違いない。

しかし、途中でオオカミと戦うシーンでは、かなり動揺している感じがしたし、フィリピンでの死闘の時には、明らかに弱気になっていた。

一言で言えば「冷静さ・冷徹さが感じられない」ということだろうか。

さらに、最後の敵・No.3との戦いでは、最終的に倒したのはアーロンではない。

そういう意味で、見ていて常にモヤモヤ感があった。
「ホントに大丈夫か?」という感じだ。

ストーリー展開も、今いち盛り上がりに欠けていて、ちょっと不満が残る。

だいたい、No.3の登場って反則だろう。

こいつも暗殺者の一人なんだけど、ストーリーの中で「今進んでいる極秘計画に関係している人たちは全員殺す」という流れがあって、主人公とヒロインであるシェアリング博士以外は「全員死んでいる」はず。

それなのに、こんなヤツが残っていたなんて、ちょっと卑怯だ。

しかも、見かけの割にはあんまり強くなかったし・・・


とにかく、全編通して、どう見ても、ジェイソン・ボーンの足元にも及ばない。

最初から最後まで、モヤモヤしながら見ていた。

最後の最後に、「ジェイソン・ボーン」シリーズでお馴染みのパメラがちょっと出てきた時に「おっ!」と思ったくらい。

そう言えば、冒頭のシーンでは、「ボーン・アルティメイタム」の最後の場面、ボーンが敵に追い詰められ、撃たれて海に落ちたシーン(と同じシーン)が出てきたので、かなり期待してしまったのに、ちょっと残念だった。


ということで、評価は「C」にします。


これって、続編があるんだろうか?
スポンサーサイト

映画評596 ~ 踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望

今回は「踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望」

映画120929


テレビドラマ、映画共に絶大な人気を誇り、映画版では数々の記録を打ち立てた『踊る大捜査線』シリーズの劇場版第4弾にして最終作。警察が押収した拳銃が絡む殺人事件を皮切りに、第2の殺人、そしてユースケ・サンタマリア演じる真下湾岸署署長の子どもの誘拐事件が発生し、織田裕二ふんする青島ら湾岸署のメンバーが捜査に奔走する。織田、深津絵里などのレギュラー陣、前作から加わった小栗旬のほか、犯人役でSMAPの香取慎吾が出演。青島たちにいかなる試練が待ち受けるのか、15年の歴史に幕を下ろすにふさわしい派手な展開に期待

主演は、織田裕二
共演は、柳葉敏郎、深津絵里、ユースケ・サンタマリア、伊藤淳史、内田有紀
その他、小泉孝太郎、北村総一郎、小野武彦、斉藤暁、大杉漣、水野美紀、真矢みき、小栗旬など


<ストーリー>
国際環境エネルギーサミット会場で誘拐事件が起こり、その後被害者が殺された状態で発見される。殺害に使われたのは、警察が押収した拳銃だった。捜査を担当することになった湾岸署だったが、青島(織田裕二)ら捜査員には情報がまったく開示されない方針が決定。そんな中、第2の殺人が起き、続く第3の事件では真下(ユースケ・サンタマリア)の息子が誘拐されてしまう。


ご存知「踊る大捜査線」映画版シリーズの最終作である。

実は、もっと早くに見る予定だったのだが、たまたま一日2本見ようと思っていて、チケットまで取っていたにもかかわらず、その直前に見た映画が「最強のふたり」だったことから・・・

「この後『踊る・・・』を見て大丈夫だろうか」という気持ちになり、とてもそんな気になれなかったので、急きょキャンセルをして、ここまで延び延びになってしまったわけだ。


さて、作品の方は、最終作ということで、これまでの作品に出ていた真矢みきなどのほか、なぜか消えていた水野美紀まで出てくる。

総出演とまではいかないけど、最後を飾るに相応しい作品・・・

・・・になるはずだった!?


それが序盤から木端微塵となる。

まず、画面に出てくる字幕のせいで興ざめ。

セリフだけならいいのだけど、「拍手の音」とか「○○のため息」とかいちいち表示されると、はっきり言って、気が散ってしょうがない。

別に聴覚障害者は映画を見なくてもいい、と言っているのではない。
それ用とそうでない版と分ければいいだけ。

さらに、前半のやり取りはヒドかった。

あちこちに小ネタを散りばめているのだけど、ほとんど笑えない上に、これから何が起こるのか、というドキドキ感さえない。

何だよ、水・お茶とビールを間違えて手配するって。

いくらシナ人でも、その区別くらいわかるだろう。
あそこまで日本語がうまいのだから。

こういう「ほら、笑えるシーンだよ。どうだい面白いだろう」的な仕込みって、失笑どころか、ただ唖然とするだけ。

この時点で「今回はDか?」と思ったほど。


しかし、その後青島とすみれのやり取りとか、最後犯人に迫るまでの展開あたりでやや盛り返し、「もしかして、ラストは感動するかも?」とまで挽回していた。

にもかかわらず、終盤で原作レ○プが得意の香取慎吾がセリフを言ったところで「うわっ、下手くそ!」と思い、その直後の大逆転シーンには「はあ?」

いや、バスで来るのはいいんだけど、運転手とか他の乗客とかどうしたの?

それに、「場所を教えたから」って、バナナってだけで、よくわかったよなあ。

「所轄だから、何でも知っている」みたいなことを言っていた割には、真下所長の子供を誘拐した犯人の取るだろう逃走経路を予測する時に、道路事情なんかあまり知らなかったし。
「この道路では、銀座方面には行けません!」とか、そんなの現在地を聞いただけですぐにわかれよ。

と思っていたのに、何で「バナナが関係する倉庫」だけで、すぐにわかったの?


このあたりのいいかげんな展開は、過去3回にも当てはまるものだし、今回特にヒドかったわけではない。
むしろ、前作の方がヒドかった。

だけど、せっかく盛り上がったところなのに、どうしてあんなクライマックスにしたのだろう。

何だかとても残念な気がする。


せっかく、ストーリーの面白さと合わせて、警察庁・警視庁内部の真実(?)みたいなものを白日のもとに晒したところが新鮮な感じがしたので、劇場版の第一作を見て「これは面白い」とテレビ版を全作見直したくらいだったのに。

「これで終わるなよ」という気さえしたほどだ。


ということで、ちょっと迷ったけど、「何だかなあ」感が全開だったので、評価は「C」にします。


登場人物で言えば・・・

香取と伊藤淳史はもういいとしても、皆見慣れているせいか、特に目立って下手な役者はいなかったような気が・・・

中でも、小泉孝太郎に貫禄が出てきていて、セリフ回しもなんだか上手くなった感じ。

あと、柳葉敏郎の官僚よりは、小栗旬の方がそれらしさが漂っている。

映画評595 ~ ロック・オブ・エイジズ

今回は「ロック・オブ・エイジズ」

映画120923


トニー賞で作品賞ほか5部門にノミネートされ、ブロードウェイを筆頭に世界各国でヒットを記録し続けているミュージカルを映画化。1987年のロサンゼルスを舞台に、音楽で成功することを目指して奮闘する青年と少女の恋と夢の行方が、1980年代のロック・ナンバーに乗せて映し出されていく。『バーレスク』のジュリアン・ハフ、本作で映画デビューを果たすディエゴ・ボネータが主演を飾り、伝説的ロック・スターにふんするトム・クルーズやキャサリン・ゼタ=ジョーンズら、実力派たちが脇を固める。ガンズ・アンド・ローゼズのアクセル・ローズの指導を受けた、トムの堂に入ったロックン・ローラーぶりも見逃せない

主演は、ジュリアン・ハフ、ディエゴ・ボネータ
共演は、ラッセル・ブランド、ポール・ジアマッテイ、キャサリン・ゼタ・ジョーンズ
その他、マリン・アッカーマン、メアリー・J・ブライジ、アレック・ボールドウィン、トム・クルーズ

<ストーリー>
1987年のハリウッド。サクセスをつかもうとする若者たちがひしめく大通り、サンセット・ストリップに建つライブハウス。そこで働きながらロック・スターを目指すドリュー(ディエゴ・ボネータ)とシンガーになるのを夢見て田舎から飛び出してきたシェリー(ジュリアン・ハフ)は、次第に心を寄せ合うように。一方、彼らがあこがれている人気バンド「アーセナル」のフロントマンであるステイシー(トム・クルーズ)は、成功に酔いしれ、酒と女におぼれていた。そんなある日、ひょんなことからステイシーとシェリーが関係を持ったとドリューが思い込んでしまい、二人はケンカ別れをしてしまう


これは最高!

1980年代のロックを中心としたロック・ミュージカルだから、昔よく聞いていた曲ばかりで、嬉しいやら懐かしいやら・・・

いきなりヒロイン・ドリューが乗るバスの中で、ナイトレンジャーの「シスター・クリスチャン」とデイヴィッド・リー・ロスの「まるっきりパラダイス」が流れてきた時点で鳥肌ものだった。

最初はトム・クルーズが主役かと思っていたが、そうではなく、若いジュリアン・ハフとディエゴ・ボネータ。
中でもジュリアン・ハフは、とても魅力的だし、歌もうまくて良かった。

とにかく大好きだった曲が流れてきただけで嬉しかったので、内容はどうでもいい、と思えるくらいだった。

・・・というほど内容も悪くなく、トム・クルーズの役も最初はいらないかと思っていたけど、もちろんそんなことはなくて、ロックをうまく使ってきちんとしたストーリーになっていたし、こちらも感動的だった。

キャサリン・ゼタ・ジョーンズも、「シカゴ」などで実績があるのは知っていたけど、あそこまでやるとは・・・

時折「えっ?」と思えるような下ネタシーンもあったけど、それも適度に笑いにつながっていて、とにかく感動の120分だった。

この映画は80年代のロックにハマっていない人には、あまり面白いとは思えなかったかも知れないけど、私にとっては言うことなし!

だから、エンドロールが流れている最中もずっと聞いていて、珍しく最後までいました。

ということで、ちょっと過大評価かも知れないけれど、評価は「S」にします。


ちなみに、劇中で流れていた曲は以下の通り。(曲名、歌手・グループ、年次)


①「パラダイス・シティ」ガンズ・アンド・ローゼズ(1988年)

②「シスター・クリスチャン」ナイトレンジャー(1984年)/「まるっきりパラダイス」デイヴィッド・リー・ロス(1988年)/「ナッシン・バット・ア・グッド・タイム」ポイズン(1988年)

③「ジューク・ボックス・ヒーロー」フォリナー(1981年)/「アイ・ラヴ・ロックン・ロール」ジョーン・ジェット&ザ・ブラックハーツ(1981年)

④「強気で愛して」パット・ベネター(1980年)

⑤「ガール・ライク・ユー」フォリナー(1981年)

⑥「モア・ザン・ワーズ/ヘヴン」エクストリーム(1991年)

⑦「ウォンテッド・デッド・オア・アライヴ」ボン・ジョヴィ(1986年)

⑧「アイ・ウォナ・ノウ」フォリナー(1984年)

⑨「アイ・ウォナ・ロック」ツィステッド・シスター(1984年)

⑩「シュガー・オン・ミー」デフ・レパード(1988年)

⑪「ミスティ・ハート」クォーターフラッシュ(1981年) 

⑫「シャドウ・オブ・ザ・ナイト/ミスティ・ハート」パット・ベネター(1982年) クォーターフラッシュ(1981年)

⑬「ヒア・アイ・ゴー・アゲイン」ホワイトスネイク(1982年)

⑭「涙のフィーリング」REOスピードワゴン(1985年)

⑮「お気に召すまま」ジャーニー(1980年)

⑯「undercover Love」現時点でオリジナルは不詳

⑰「エヴリローズ・ハズ・イッツ・ソーン」ポイズン(1988年)

⑱「ロック・ユア・ライク・ア・ハリケーン」スコーピオンズ(1984年)

⑲「シスコはロック・シティ/ウィアー・ノット・ゴナ・テイク・イット」ジェファーソン・スターシップ(1985年) ツイステッド・シスター(1984年)

⑳「ドント・ストップ・ビリーヴィン」ジャーニー(1981年)


なお、⑳の後に「カモン・フィール・ザ・ノイズ」(クワイエット・ライオット)1983年と「ロック・ユア・ライク・ア・ハリケーン」スコーピオンズ(1984年)が流れていた。

映画評594 ~ 最強のふたり

今回は「最強のふたり」

映画120909-1

車いすで生活している大富豪と介護者として雇われた黒人青年が垣根を越えて友情を結ぶ、実話を基にしたヒューマン・コメディー。年齢や環境、好みも異なる二人が、お互いを認め合い、変化していくプロセスを描いていく。監督は、本作が長編4作目となるエリック・トレダノとオリヴィエ・ナカシュのコンビ。主演は、『歌え! ジャニス★ジョプリンのように』のフランソワ・クリュゼと『ミックマック』のオマール・シー

主演は、フランソワ・クリュゼ
共演は、オマール・シー、アンヌ・ル・ニ、オドレイ・フルーロ
その他、クロティルド・モレ、アルバ・ガイア・クラゲード・ベルージ、トマ・ソリヴェレ、シリル・マンディなど


<ストーリー>
不慮の事故で全身麻痺になってしまった大富豪のフィリップ(フランソワ・クリュゼ)は、新しい介護者を探していた。スラム出身の黒人青年ドリス(オマール・シー)は生活保護の申請に必要な不採用通知を目当てに面接にきた不届き者だったが、フィリップは彼を採用することに。すべてが異なる二人はぶつかり合いながらも、次第に友情をはぐくんでいく。


これは良かった。

予告編で見て「これはいいかな?」と思っていたし、評判も良かったようなので見たのだけど、予想通りというか、予想以上に良かった。

いちおうコメディとはなっているけど、ほのぼの感動映画と言っていいと思う。

実話に基づいた映画ということだけど、大富豪と黒人青年との関係が実にいい。

フィリップのような大富豪に対しては、たいていの介護士は気を使ったり、言葉使いが丁寧すぎたりしそうなものだけど、黒人青年ドリスには、まったくそういうことがない。
しかし、それは「横柄」というよりは、障害者に対して差別をしていない、すなわち「同情」なんかしていない、ということでもある。

このあたりの描写も、特に説明調のセリフで語るのではなく、ちょっとした会話で表現している。

しかも、あちこちに笑いを散りばめていて、これが結構面白い。

フランス映画なので、全編フランス語だから、話している内容はほとんどわからなかったので、字幕だけのイメージでしかないけど、雰囲気はちゃんと伝わってきた。

全体の構成も良かったと思う。

別に映画の撮り方とかエラそうに語る資格はないと思うが、冒頭に流れるシーンが、後半になって断片的な形で出てくるやり方は、思わず「なるほどねえ。そういうことか」と思ったほど。

あまりうまく表現できないけれど、とにかく良かったと思う。

ということで、評価は今年初の「S」にします。

いやホント、いい映画でした。

映画評593 ~ ディクテーター 身元不明でニューヨーク

本日2本目は「ディクテーター 身元不明でニューヨーク」

映画120908-2

『ブルーノ』などのお騒がせ男サシャ・バロン・コーエンが、世界一危険な独裁者を熱演する痛快爆笑ムービー。それまで欲望のままに生きてきた暴君が、ひょんなことからニューヨークに渡り、生まれて初めて庶民の世界を垣間見る様子をブラックな笑いと共に描き出す。将軍の右腕を、『ガンジー』などの名優ベン・キングズレーが好演。観る者を爆笑の渦に巻き込みつつ、時代背景を反映した痛烈な社会批判も込めた力作に脱帽する


主演は、サシャ・バロン・コーエン
共演は、アンナ・ハリス、ベン・キングズレー、サイード・バッドレヤ、ジェイソン・ミンツォーカス
その他、アーシフ・マンドヴィ、リズワン・マンジ、ホレイジョ・サンズ、ジョーイ・スロトニック、イアン・ロバーツなど

<ストーリー>
アラジーン将軍(サシャ・バロン・コーエン)は、幼いころから北アフリカにあるワディヤ共和国の独裁者として君臨していた。彼は気に入らない相手を即刻処刑したり、核ミサイルの開発に手を出したりとやりたい放題だったが、ある日、核ミサイルの件で国連から釈明を求められてしまう。そこで将軍は意気揚々とニューヨークに旅立つが、陰謀により捕らえられ、立派な口ひげをそられてしまう。


実にくだらなかった。

予告編では、何となく面白そうだったのだけど・・・

特に、陸上競技で、自分でスタートの拳銃をぶっ放して皆より先にスタートし、自分を抜きそうになった選手をその拳銃で撃ち殺す、というシーンはちょっと笑ってしまったのだけど、結局面白かったのはそこだけ、と言ってもいいほど笑える場面がなかった。

下ネタが多くて、とにかく下品だし・・・・その上下品で・・・そして下品だ。

あと、ストーリーもよくわからない。

終盤で、アラジーンがゾーイに自分の素姓を明かすシーンがあるのだけど、どうしてあそこでバラしてしまうのか理解できない。
まだ、ミッション(?)が終わったわけでもないのに、明かす理由はまったくないはず。

ヤギがワイヤーに噛みつくシーンなんて意味不明だし。

その他英語だと面白いのかも知れないけど、聞いていて「これって面白いの?」というやり取りのオンパレード。

あれを「ブラックな笑い」と言っていいのかどうか・・・


ということで、まったく面白くなかったのだけど、もともとB級コメディなので、評価は「C」にしておきます。


映画評592 ~ デンジャラス・ラン

今回は「デンジャラス・ラン」

映画120908-1

『トレーニング デイ』のデンゼル・ワシントンと、『グリーン・ランタン』のライアン・レイノルズが共演を果たしたアクション。かつて最強の名をほしいままにしてきた元CIAエージェントと、新米の現エージェントによるリスクの高い逃走劇を描き切る。『イージーマネー』のダニエル・エスピノーサが監督を務め、『マイレージ、マイライフ』のヴェラ・ファーミガらが共演。主人公らが命懸けで逃げまくる32時間ノンストップの危険な賭けの行方に、ひと時たりとも目が離せない。


主演は、デンゼル・ワシントン
共演は、ライアン・レイノルズ、ヴェラ・ファーミガ、ブレンダン・グリーソン
その他、サム・シェパード、ルーベン・ブラデス、ノラ・アルネデゼール、ロバート・パトリック

<ストーリー>
36か国で指名手配中の元CIAの腕利きエージェントであるトビン(デンゼル・ワシントン)は、南アフリカのCIAのアジトに連れてこられる。彼が身柄を拘束されるやいなや、鉄壁の守りを誇るはずの隠れ家が何者かの攻撃を受ける。アジトの管理責任者である新人のマット(ライアン・レイノルズ)は、何とかトビンを連れて敵から逃れるが・・・


これは、なかなか面白かった。

ただ、「デンゼル・ワシントンが珍しく悪役を演じる」ということで、予告編ではかなりのワルぶりを予感させていたのだが、全然違った。

また、CIA内部に裏切り者がいるということだったのだが、その犯人は序盤で予測がつくし、しかもその通りだったのは意外(?)だった。

とは言え、全体的にテンポがよくて、アクションも激しい。

思った以上に人が死ぬ、というのにも驚いたけど、結末は私の思っていたのとは違った。

まあ、映画通からすれば、「最初から最後まで予想通りでつまらなかった」という人もいるのだろうが・・・

準主役のライアン・レイノルズ演じるマットは、決断力に欠けるし、それほどの凄腕でもない。
すぐに騙されるし、とにかく頼りないのだが、それが逆にリアルな感じが出ていて良かったと思う。

何せ、ただの「客室係」だし、実践経験がないのだから、いざという時に、超人的な活躍をする方がむしろおかしいわけだし。

その分、デンゼル・ワシントン演じるトビンがより渋く見える役割を果たしていた。

あまり書くと、ネタバレ全開になってしまうので書かないけど、十分楽しむことができた。

ということで、評価は「B」とします。


なお、原題は「Safe House」

今回は邦題の方が良かったような気が・・・
アクセス数
プロフィール

はぶて虫

Author:はぶて虫
はぶて日記(映画版)へようこそ!

検索フォーム
最新記事
最新コメント
リンク
アクセスランキング
[ジャンルランキング]
映画
469位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
レビュー
214位
アクセスランキングを見る>>
月別アーカイブ
最新トラックバック
カテゴリ
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR