映画評615 ~ ストロベリーナイト

今回は「ストロベリーナイト」

映画130127

竹内結子がノンキャリアから警視庁捜査一課の刑事にのし上がったヒロインを熱演したテレビドラマ「ストロベリーナイト」の映画版。誉田哲也原作の人気ミステリー小説「インビジブルレイン」を基に、ある連続殺人事件に絡んだ思いがけない出来事のてん末を描き出す。主人公の腕利き女性刑事と道ならぬ恋に落ちる暴力団幹部を大沢たかおが好演。彼らの禁断の恋の行方はもとより、複雑に交錯してもつれ合う事件の真相に衝撃が走る。

主演は、竹内結子
共演は、西島秀俊、大沢たかお、小出恵介、宇梶剛士、丸山隆平、渡辺いっけい、遠藤憲一
その他、高嶋政宏、生瀬勝久、今井雅之、柴俊夫、鶴見辰吾、石橋蓮司、田中哲司、三浦友和、武田鉄矢、津川雅彦など

とにかく豪華だ。

<ストーリー>
警視庁捜査一課の刑事として活躍する玲子(竹内結子)が率いる姫川班は、管轄内で起きた4人の殺人事件を担当することになる。警察が合同特別捜査本部を設けて捜査に臨む中、犯人を名指しした匿名情報が寄せられるが、上層部からはすべてを黙殺しろとの命令が下る。玲子は単独で捜査を続け、その過程でマキタ(大沢たかお)と出会う。


ドラマの方は見たことがない。

ただ、この手の映画は好きなので、見ることにした。

そして、竹内結子は相変わらず綺麗で存在感があった。

以前は好きな女優のトップだったのだが、少し前に「病気で死ぬ役」を演じた時(http://habute.blog74.fc2.com/blog-entry-507.html)に、意外な下手さにがっかりして、ちょっとランクが下がってしまった。
でも、好きな女優さんであることには違いない。

しかし、やはり彼女は刑事向きではないと思う。

しかも、彼女の忌まわしい過去、というのが、残念ながら彼女からはあまり感じられない。
つまり、正義感に溢れる刑事までならいいのだけど、恨みとか執念とか、そういう強い信念・気持ちを表に出せる女優さんではないと思うからだ。


さて、ストーリーである。

話の筋としてはまあまあだと思う。

しかし、暴力団同士の抗争か、と思われていた事件が、実はその根は別のところにあった、という設定はいいのだけど、展開がやや安易だ。

なぜ姫川班の刑事たちが、「これは単なる暴力団同士の抗争による連続殺人事件ではない」と思ったのか。
そのあたりの根拠が薄弱な感じで、「ただ、何となく」というようにしか見えない。

それに、竹内結子演じる姫川刑事が、一人で事務所にいる時に、偶然にも「犯人は柳井健斗だ」という匿名の密告電話を受けるのは、あまりにもご都合主義すぎる。

だいたい、あの電話はいったい誰が掛けたんだ?
思い当たる人物が浮かんでこないのだけど・・・

でもまあ、そうでもしないと物語が進まないので、それは我慢するとし、そこから派生して、姫川が単独行動を取るのまではいいのだけど、その過程で暴力団の幹部と接触するのはダメだろう。

しかも、姫川は相手が誰だか知らない、というのはどうなんだろう。

一課と丸暴が反発し合っていて、お互いの情報を出さない、というのは、割と現実にもあるのかも知れないが、いくらそうであっても、暴力団同士の争いだと思われている、その当事者である暴力団の一つの、しかも幹部の顔も名前も知らない、とは刑事として失格だと思う。

しかも、捜査会議の席上(?)で、その名前まで出ているというのに。

いくら大沢たかお演じる暴力団幹部・牧田とのやり取りが、物語の展開上重要である、と言っても、ラブシーンとかは不要だろう。
というか、すでに一部の人間には二人の密会がバレているのだから、こんなの一発アウトじゃないの?

さらに、上司の命令に背いたということで、捜査から外されたはずなのに、どうしてその後も活動を続けているの?

もう警察の規則とかルールとかモラルなんて、まったく無視しているとしか言いようがない。

あと、暴力団同士の抗争か?と思われている割には、その暴力団員たちが、ほとんど出てこない。
つまり、ほとんど活動(相手を探して報復するとか)していないわけで、こんなのは丸暴でなくたって、ちょっと調べればわかるだろう。

しかも、最終的に犯人は・・・

「2時間ドラマの犯人」などで、最後の最後で、それまでほとんど出ていなかったヤツが「実は昔、これこれで・・・」みたいな強引な理屈で殺人を行った犯人だった、という感じで終わるのがあるけど、あんな感じ。

あいつが犯人だとしたら、いったい丸暴は何をしていたの?ということにならないか。

暴力団の次期組長と見られていた人物があっさりと殺された場面も、夜中とは言え、街中で拳銃をぶっ放しておいて、誰にも見られていない、というのもどうなんだろう。
だいたい、手下の者もつけずに夜中に一人でふらふらと歩いているものなのか。


などなど、事件解決の進行には違和感がバリバリだったので、最後の三浦友和のカッコいい姿も、事件後の部下との別れも、感動が半減してしまった感じ。

あれだけ役者さんを揃えておいて、このシナリオはちょっと残念でした。


とは言え、竹内結子を久々に見て少し満足したので、評価はかなり甘めに「B」とします。
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映画評614 ~ 明日の空の向こうに

今回は「明日の空の向こうに」

映画130126

旧ソ連の貧しい村に住む3人の孤児の少年が、豊かな暮らしを求めて国境越えの旅に出る人間ドラマ。幼い子どもたちの世界を詩情豊かに描いたストーリーは、第61回ベルリン国際映画祭ジェネレーション部門グランプリや平和映画賞を受賞したほか、世界各国で高い評価を得た。メガホンを取るのは、『木洩れ日の家で』『僕がいない場所』などで知られるポーランドの女性監督ドロタ・ケンジェジャフスカ。幼くして過酷な日々を送る少年たちの姿に胸が締め付けられる。

出演は、オレグ・ルィバ、エウゲヌィ・ルィバ、アフメド・サルダロフなど

主演とか共演とかいう区別はできないし、この3人がメインだし、そもそも他の出演者が書いていなかった・・・

2人ルィバがいるけど、たぶん本当の兄弟なんだろう。

<ストーリー>
ポーランドと旧ソ連の国境沿いに位置する貧しい村、身寄りもなく鉄道の駅舎で寝泊りしている3人の幼い少年たちは、物乞いや盗みをしながら日々を過ごしていた。外国に行けば豊かな暮らしができると夢見て、彼らは国境を越える冒険の旅に出る。道中出会った人々に支えられ、さまざまな試練を乗り越えた少年たちは、ようやくポーランドの町にたどり着くが・・・


ほのぼの映画だと思っていた。
もしかして、ちょっと感動できるかも?という期待もあった。

ただ、何というのか、途中の説明がまったくない。

いきなり子供たち3人が国境を越える旅に出かけるし、その手段も何のために行くのかも、一切説明がない。

ただ、状況から何となく察することができるだけである。

あと、国境を越える場面が一番のクライマックスかと思っていたら、そうでもなく、割と淡々と進む。

そして、何とかポーランドへたどり着き、そこの町の警察で、ちょっと親切な警察官に出会うので、「ハッピーエンドか?」と思っていたけど、そうではない。

最後にポーランドの小さな女の子が出てくるので、何か感動できるシーンが見られるのかと思っていたけど、それもなかった。

そして、最後は3人ともロシアに送り返されて終わり。

ただ、悲しい結末ではない。
最初逃げる時に、一番年長の子が「オレは王様になってここへ戻ってくる」という話をするのだが、それを思い出して、それで3人で笑って終わり。

「誰だよ、王様になって戻ってくる、って言ったヤツは」
「ははは、そうだよ。その前に戻ってきちゃったじゃないか」
「そうだよな、王様だもんなあ」

こんな感じだろうか。

最初から最後まで少し「どうなるんだろう」という期待があるものの、一向に盛り上がることなく、3人の仲が言いのか悪いのか、さえもよくわからないうちに終わってしまう。

一番年下の子が、割とかわいい子で、おそらく主人公格なんだろうけど、ちょっと大人びすぎている。

だから、感情移入できる登場人物はほとんどいなかった。

この映画が、よく映画賞なんか取れたよなあ、という気はする。


ということで、「???」という感じが満載だったけど、腹が立つというほどでもなかったので、評価は「C」にします。


映画評613 ~ ルーパー

今回は「ルーパー」

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タイムマシンで送られてきた人物を消すことを生業とするすご腕の殺し屋が、殺しのターゲットとして転送された未来の自分とのスリリングな追跡劇を繰り広げるSFアクション。『インセプション』のジョセフ・ゴードン=レヴィットと『ダイ・ハード』『エクスペンダブルズ』シリーズのブルース・ウィリスが、それぞれ主人公の現在と30年後を演じる。監督は、『BRICK ブリック』でジョセフとタッグを組んだライアン・ジョンソン。

主演は、ジョセフ・ゴードン=レヴィット
共演は、ブルース・ウィリス、エミリー・ブラント、ポール・ダノ、ノア・セガン
その他、パイパー・ペラーボ、ジェフ・ダニエルズ、トレイシー・トムズ、フランク・ブレナン、シゲャレット・ディラハントなど


<ストーリー>
未来からタイムマシンで送られてきた標的を消す、「ルーパー」と呼ばれる殺し屋のジョー(ジョセフ・ゴードン=レヴィット)。ある日、ジョーのもとへ送られてきたのは、何と30年後の自分(ブルース・ウィリス)だった。ジョーは、未来の自分の殺害をためらい逃がしてしまうが、その後未来の自分から、やって来た理由を明かされる。


う~ん、何だかよくわからない作品だった。

難しかった、というのか、「設定がムチャクチャ」というのか・・・

「ルーパー」とは、30年後の未来から送られてきた人物を始末する暗殺者のこと。

そこに、30年後の自分が送り込まれてきたら・・・という物語だ。

当然のことながら、そこで未来の自分を殺すわけだから、殺した自分の未来は30年後まで。

しかし、30年後には、30年前の自分に殺される。

つまり、無限ループみたいな話になってくるわけだ。

まあ、SFなので、そのあたりの設定にいちいちイチャモンをつけるつもりもないけれど、そういう設定で話を展開させるつもりであれば、最後までそうすればよかったのに。

すでにネットでは話題になっているけど、前半は「ターミネーター」だけど、後半は「オーメン」(または「AKIRA」?)という感じだ。

だから、前半は何とかついていけるし、「これって、結末はどうなるんだろう」という期待感がまだある。
しかし、中盤以降「オーメン」になってからは、何だか雲行きがおかしくなる。

だいたい、タイムマシンが可能な世界になったのに、どうしてそれは使用禁止になってしまったのか。

しかも「だから、裏で悪党であるレインメーカーが悪用するようになってしまった」って、まるでアル・カポネが暗躍した「禁酒法」時代みたいな設定にするから、話が変になってしまう。

「酒を売買するのを禁止する」というのと「タイムマシンを使用することを禁止する」っていうのとは、どう考えても次元が違うだろう。

しかも、タイムマシンはその1台だけみたいだし、ずいぶんと古めかしい機械だった。

その頃(2044年頃)の機械技術って、いったいどうなってんの?

さらに、そのレインメーカーが「ルーパーを始末し始めた」というのも理由が不明だけど、そもそもレインメーカー率いる悪党軍団の存在がよくわからない。

犯罪者を次々と過去に送り込むほどの組織力の割には、主人公の30年後であるブルース・ウィリス演じるジョーには簡単にやられちゃうし。

現在に重きを置いているので、そのあたりは何も考えてはいないみたいだった。


で、CMでもやっていた「衝撃のラスト」だけど、いくら鈍い私でも、あれは選択肢の一つに入る展開だろう。

つまり、主人公が30年後の自分を殺し損ねた時点で、未来は変わってしまっている。

だから、最後がどうなろうと「意外なラスト」にはなりにくいわけだ。

だいたい、TKとかいう超能力という概念を取りこんだりするから、わけがわからなくなってしまう。

そりゃあ、「衝撃のラスト」のためには必要な前提だったのかも知れないけど・・・


いずれにしても、発想は面白いのだけど、肉付けに失敗した作品みたいな感じだ。

まあ、発想の詰め込みすぎ、という言い方もできるだろうか?


ということで、前半は良かったのに、後半ちょっとグタグタになってしまったので、評価は「C」にします。

ちょっと期待していただけに残念!


最後に・・・

ブルース・ウィリスの30年前がジョセフ・ゴードンって・・・

似てないだろう。

映画評612 ~ 96時間/リベンジ

今回は「96時間/リベンジ」

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『シンドラーのリスト』などのリーアム・ニーソンが、すご腕の元CIA工作員ブライアンを快演したヒット・アクション『96時間』の続編。前作で壊滅寸前にした犯罪組織にとらわれたブライアンが、自分と同様に命を狙われる元妻とまな娘を守ろうとする姿を活写していく。メガホンを取るのは、『トランスポーター3 アンリミテッド』のオリヴィエ・メガトン。前作に続きマギー・グレイス、ファムケ・ヤンセンが共演。リーアムの無敵オヤジぶりもさることながら、疾走感あふれる描写やクールなアクションにも期待。

主演は、リーアム・ニーソン
共演は、マギー・グレイス、ファムケ・ヤンセン、ラデ・シェルベッジア、リーランド・オーサー
その他、ジョン・グライス、D.B.スイゥーニー、ルーク・グライムス、ケヴォルク・マリキャン、アラン・フィグラルツなど


<ストーリー>
イスタンブールで就いていた警護の仕事を終え、元妻レノーア(ファムケ・ヤンセン)と娘のキム(マギー・グレイス)を同地に呼び寄せた元CIA工作員ブライアン(リーアム・ニーソン)。バカンスを一緒に過ごし、家族の絆を取り戻そうとするブライアンだったが、かつてキムを誘拐して彼に息子や部下たちを殺された犯罪組織のボスによる復讐(ふくしゅう)計画が動き出していた。ブライアンとレノーアは組織にとらわれ、辛くも難を逃れたキムはイスタンブールの街をさまよい続ける。そしてブライアンは、妻と娘の命を守ろうとするが・・・


「96時間」の続編である。

前作でボコボコにされた悪党たちが、主人公ブライアンに復讐しようとする、という流れだ。

前作同様、とにかく展開が早い。

前作の悪党どもは、急に現れたブライアンに、あっという間に叩きのめされたというのに、その親父たちはブライアンの素姓をすでに知っている。

しかも、イスタンブールに来ていることまで嗅ぎつけると、あれよあれよという間に、ブライアンたちを拉致する。

しかし、元CIAであるブライアンは、悪党どものアジトに連れていかれる際、目隠しをされているにもかかわらず、超人的な記憶力でそれを覚える。

そして、いとも簡単に脱出すると、あっという間に娘を保護し、再び連れ去られた元妻を助けるためにアジトへ。

後は、悪党どもを片っ端からやっつけて、ジ・エンド。

まあ、ドキドキの連続だから、最初から最後まで飽きない。


ただ・・・

悪党どもが、ブライアンをわざわざ拉致した理由がよくわからない。

悪党のボスの狙いは、ブライアンの命だ。

例え、ブライアンに苦しみを味わわせるためとは言え、元妻だけでも道連れにすれば、それでも十分なはず。

それを、娘を探し出すために、ほとんど見張りもつけずに放ったらかしにするなんて。

息子たちを簡単に殺されたほどの相手だと言うのに、バカとしか言いようがない。

それと・・・

悪党のボスが、最後の最後に追い詰められた時に、武器を持っていなかったのはなぜ?

ボスの右腕(?)との対決を済ませた時に「まだボスがいる」と思っていたのに、何のことはない、ボスは扉の陰に隠れていただけだった。

そして、ブライアンは、ボスに対してカマをかけてこれを殺害。

何だか、とても頼りない最期だった。

もっと悪賢いヤツだと思っていたのに・・・


ということで、前作が面白かっただけに、ちょっと残念だったけど、この手のアクションモノは、少々のものでも楽しめるので、評価は「B」にします。

でも、ネットでの評価は、思った以上に悪いみたい。


映画評611 ~ レ・ミゼラブル

今年第一弾は「レ・ミゼラブル」

映画130106

文豪ヴィクトル・ユーゴーの小説を基に、世界各国でロングラン上演されてきたミュージカルを映画化。『英国王のスピーチ』でオスカーを受賞したトム・フーパーが監督を務め、貧しさからパンを盗み19年も投獄された男ジャン・バルジャンの波乱に満ちた生涯を描く。主演は、『X-MEN』シリーズのヒュー・ジャックマン。彼を追う警官にオスカー俳優のラッセル・クロウが扮するほか、『プラダを着た悪魔』のアン・ハサウェイ、『マンマ・ミーア!』のアマンダ・セイフライドら豪華キャストが勢ぞろいする

主演は、ヒュー・ジャックマン
共演は、ラッセル・クロウ、アン・ハサウェイ、アマンダ・セイフライド、エディ・レッドメイン
その他、ヘレナ・ボナム・カーター、サシャ・バロン・コーエン、サマンサ・バークス、アーロン・トヴェイト、イザベル・アレンなど


<ストーリー>
1815年、ジャン・バルジャン(ヒュー・ジャックマン)は、19年も刑務所にいたが仮釈放されることに。老司教の銀食器を盗むが、司教の慈悲に触れ改心する。1823年、工場主として成功を収め市長になった彼は、以前自分の工場で働いていて、娘を養うため極貧生活を送るファンテーヌ(アン・ハサウェイ)と知り合い、幼い娘の面倒を見ると約束。そんなある日、バルジャン逮捕の知らせを耳にした彼は、法廷で自分の正体を明かし再び追われることになってしまう。


あの「レ・ミゼラブル」のミュージカルだ。

皆が知っている「ああ無情」である。

皆が知っているかどうか知らないけど・・・

感動間違いなしの物語なのはわかっている。

実際、最後の場面は感動的だったし、よくできていたと思う。

予告編では、「今回のミュージカルでは、出演者はセリフの場面で実際に歌っている」という触れ込みだった。

つまり、一般的には、歌の部分は別撮りにして、セリフの場面では口パクなんだとか。

そういう意味では、今回の出演者たちは、場面々々に応じた感情を込めて歌っているわけだから、同じミュージカルに比べて、見栄えがあるのは当然かも知れない。

それにしても、ヒュー・ジャックマンやラッセル・クロウが、あそこまで歌えるとは思わなかった。

特に、日ごろセリフがちょっと聞き取りにくい面のあるラッセル・クロウは、下手だったけどちょっと驚いた。


そして、物語そのものも、あらためて言うこともないほどの名作である。

最後の合唱の場面で感動しない人は、ほとんどいないと思う。


しかし・・・

やはり、根本的な問題として「何でセリフを歌なんかで表現するの?」というのがある。

もちろん、私にとってだけの問題なんだけど・・・

そこだけは、どうしても入り込めない。

昨年「S」評価をつけた[ロック・オブ・エイジズ]もミュージカルだけど、あれはセリフを歌にした、というよりは、元々の有名曲をセリフの代わりに使っただけだ。
だから、私としては歌を聞いているだけで感動したわけだ。

だいたい、約3時間の長丁場である。
しかも、展開が結構早い。
途中、何度かダレそうになった。

嫁さんによれば「あれだけ感動する場面が随所に出てきたのに?」ということだけど、私からすると、「これで終わり?」と思うたびに、次の場面に移るので、ある意味疲れる。

感動は、最後の場面だけで十分!・・・という気がする。


確かにいい映画には違いないし、好きな人からすると「最高の映画」になるんだろうと思う。

でも、あくまでも私の感想ということで、評価は「B」にします。

2012年 映画総括

2012年の映画総括

昨年も「あまり見た気がしないなあ」と思っていたが、見た映画は全部で55本。

これでも平均週1本見ている計算になり、意外と見ている。


そんな中、まずは「面白くなかった編」

今年見た中で、「D」評価以下だったものは、実は1本しかなかった。
やはり「これは面白くないかも?」と思うような映画は、最初から見に行かないので、こうなったのだと思う。

さて、その「D」評価作品は・・・

意外や「名探偵コナン/11人目のストライカー」だった。

と思っていたけど、2011年にも「D」評価作品の一つに、この「名探偵コナン」が入っている。

期待して見ている分、がっかり度が高いということだろうか。


さて、その「名探偵コナン/11人目のストライカー」
http://habute.blog74.fc2.com/blog-entry-591.html

サッカーを題材として、しかも現役Jリーガーが本人役で出ている、という、その時点で「もしかして、くだらない?」と思えるような内容だったのだが、思った以上にヒドいものだった。

テレビ版の「名探偵コナン」は、何とか推理ドラマに仕立てようとしているのだが、こと映画版になると、なぜかその点がグダグタになってしまう。
アクションだとか、ハデな演出ばかりが目立ってしまって、肝心の推理の部分がかなりいいかげんになってしまっているのは、とても残念だ。


さて、続いては「面白かった編」

昨年見た55本の映画の中で、SまたはA評価だったものは、全部で11本あった。

このうち、Sが2本ある。

「最強のふたり」と「ロック・オブ・エイジズ」

このうち「ロック・オブ・エイジズ」は、内容自体はまずまずなのだが、80年代にハマっていたロックが、全体を通してガンガン流れていたので、それに感動しただけ。
ただ、とにかく鳥肌モノの2時間だったことは確か。

一方の「最強のふたり」は、予告編の段階で「これはいいかも?」と期待していたのだが、それ以上に良かったので、文句なくの「S」評価。

<最強のふたり>
http://habute.blog74.fc2.com/blog-entry-611.html

<ロック・オブ・エイジズ>
http://habute.blog74.fc2.com/blog-entry-613.html


続いて、A評価の作品は9本

「サラの鍵」
「ニューイヤーズ・イブ」
「麒麟の翼」
「長くつをはいたネコ」
「スーパー・チューズデイ」
「ももへの手紙」
「幸せへのキセキ」
「リンカーン弁護士」
「ダークナイト・ライジング」

アニメあり、重いのあり、アクションあり、感動ものありで、内容的にもバラエティに富んでいる。


まず「サラの鍵」は、予告編の段階から「重い」のはわかっていたが、新年早々見るには、ちょっと重すぎたかも知れない。
ただ、内容は良かったと思う。

http://habute.blog74.fc2.com/blog-entry-573.html


続いて「ニューイヤーズ・イブ」
「いい話」の寄せ集めみたいな感じだったけど、うまくつながっているし、それぞれの話もよくできていた。

http://habute.blog74.fc2.com/blog-entry-574.html


そして「麒麟の翼」
まっ、ガッキーが出ているから、というのが見た動機であることは間違いないのだけど、それを抜きにしても、原作がいいのか、よくできていたと思う。

http://habute.blog74.fc2.com/blog-entry-575.html

ここまでは、正月から3本連続して「A」評価だったので、今年は「当たり年か?」と思ったりもしたのだが、まあ、そう甘くはない。


次は、アニメの「長くつをはいたネコ」
残念ながら、吹替え版しかなかったのだけど、とにかく登場人物の表情の豊かさがすべて。
よくあれだけ上手く描けたものだと感心した。

http://habute.blog74.fc2.com/blog-entry-585.html


続いて、これまた重いテーマの「スーパー・チューズデイ」
特に面白かったとか、感動したとかいうものではないのだけど、ぐいぐい引き込まれるような映画だった。
ジョージ・クルーニーは、監督としても才能があると思う。

http://habute.blog74.fc2.com/blog-entry-588.html


そして、これまたアニメの「ももへの手紙」
はたして「A」評価に値する作品なのか、という気もするのだが、まったく期待していなかった分、結構面白かったというのがホントのところかも知れない。
後は、私の田舎が舞台だったので、方言が懐かしかった、というのもあるけど・・・

http://habute.blog74.fc2.com/blog-entry-594.html


続いて「幸せへのキセキ」
実話にもとづいた映画、ということなのだが、内容的にはちょっと「?」という部分があったものの、やはり「いい話」なので、結構感動した。

http://habute.blog74.fc2.com/blog-entry-598.html


そして「リンカーン弁護士」
地味な出演者で、地味な展開で、派手なアクションがあるわけではないのに、結構しっかりした構成なので、最後まで飽きることなく見ることができた。

http://habute.blog74.fc2.com/blog-entry-604.html


最後は「ダークナイト・ライジング」
前作に感動したので、これはかなり期待していたのだが、ちょっと期待外れの部分があったので、「S」ではなく「A」評価。
アメリカの「○○マン」シリーズの中では秀作の部類だと思う。

http://habute.blog74.fc2.com/blog-entry-605.html


以上、「A」評価したものを改めて見ると、結構地味な選出になっているような気がする。

逆に、期待していたのに「B」評価どまりだったのが「エクスペンタブルズ2」と「007スカイフォール」

まあ、前者は出演者を見るだけでも満足なので、ストーリーなんてどうでもいい部分があったのは確か。
後者は、もう少し強いボンドを見たかったような気がした。


最後に・・・

巷では、2012年ワースト映画として上位にランクインしている「踊る大捜査線 Final 新たなる希望」
確かに面白くはなかったけど、これはまったく期待していなかった分「D」がつかなかった、というだけの話。

ネットでは有名な映画評論家・ライムスター宇多丸氏は、この映画に対して「脚本の君塚さんには、二度と映画に携わってほしくない」という旨のコメントをしていた。

豪華な出演者を揃えながら、よくもこんな駄作を作れたものだ、ということらしい。
つまり、脚本がムチャクチャだ、ということ。
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