映画評674 ~ LIFE!

今回は「Life!」

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凡庸で空想癖のある主人公が未知なる土地への旅を経て変化していくさまを、ベン・スティラー監督・主演で描くヒューマンドラマ。夢を諦め、写真雑誌の写真管理部で働く地味な中年男性が、ひょんなことからニューヨークをたち世界中を巡る旅を繰り広げる様子をファンタジックに映し出す。物語の鍵を握るカメラマン役で『ミルク』などのショーン・ペン、主人公の母親役で『愛と追憶の日々』などのシャーリー・マクレーンが共演。壮大なビジュアルや、主人公のたどる奇跡のような旅と人生に目頭が熱くなる

主演は、ベン・スティラー
共演は、クリステン・ウィグ、アダム・スコット、キャスリー・ハーン、シャーリー・マクレーン、ショーン・ペン
その他、パットン・オズワルト、アドリアン・マルティネス、ポール・フィッツジェラルド、グレイス・レックス、ジョーイ・スロトニック、エイミー・スティラーなど


<ストーリー>
雑誌「LIFE」の写真管理部で働くウォルター・ミティ(ベン・スティラー)は、思いを寄せる女性と会話もできない臆病者。唯一の特技は妄想することだった。ある日、「LIFE」表紙に使用する写真のネガが見当たらない気付いたウォルターはカメラマンを捜す旅へ出る。ニューヨークからグリーンランド、アイスランド、ヒマラヤへと奇想天外な旅がウォルターの人生を変えていく。


不思議な映画だった。

でも、ほのぼのとした映画だ。

最初は、何が何だかよくわからなくて、少し意識が飛んでしまった(寝てしまった?)ことがあるのだけど、途中から何となくわかってきて、最後はちょっとほろっとする。

イメージとしては、内容はまったく違うけど「ビッグ・フィッシュ(2003年公開)」みたいな感じだろうか。

空想癖がある主人公ということなので、目の前に繰り広げられる出来事が、現実のものなのか空想なのかわかりにくい面は確かにある。

とは言え、一見何の関係もなさそうな一つひとつの出来事が、最後にはきちんと「落ち」としてまとめられている点は良かったと思う。

ひ弱そうに見える主人公も、空想をすることによって逆に勇気が出たりするのも、何となくわかるような気がするし。


また、この映画では、あちこちにいろんな映画のパロディが混じっているらしい。

私がわかったのは「ベンジャミン・バトン」くらいだけど・・・
まっ、実際に本人(主人公)が口にしてるんですけどね。

いずれにしても、基本的にはコメディなんだろうけど、ヒューマン・コメディとでも言えばいいのか、しょうもない空想や非現実的とも思われる冒険などが出てくるけど、それほど違和感はなく、所々で笑えるし、中盤以降はとてもいい感じだ。

あと、グリーンランドとかアイスランドの風景もとても綺麗だった。

ということで、こんな映画だとは思わなかったけど、思ったより面白かったし、最後はちょっとほろっとしたので、評価は「A」にします。


なお・・・

吹替え版では、主人公のベン・スティラー役をナイナイの岡村がやっているのだとか。

これの意味がわからない。

いったい誰がこんなキャスティングをしたんだろうか。

バラエティでは面白くて私も好きな芸人さんだけど、映画やドラマでは、見ていてものすごく硬い、というのか、セリフ回しが単調(抑揚があまりない)なので、少なくとも吹替えは向いていないと思う。

吹替えで見ていたら、もしかして評価が変わっていたかも・・・?

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映画評673 ~ ローン・サバイバー

今回は「ローン・サバイバー」

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アメリカ海軍の特殊部隊ネイビーシールズ史上最悪の惨事と呼ばれるレッドウィング作戦の全貌を映画化した戦場アクション。実際に作戦に参加し唯一生還した兵士の回顧録を原作に、極限状況下の戦場の真実をリアルに描く。監督は、『ハンコック』などのピーター・バーグ。『ディパーテッド』などのマーク・ウォールバーグを主演に、『バトルシップ』などのテイラー・キッチュ、『メッセンジャー』などのベン・フォスター、『イントゥ・ザ・ワイルド』などのエミール・ハーシュら実力派が共演する。


主演は、マーク・ウォールバーグ
共演は、テイラー・キッチュ、エミール・ハッシュ、ベン・フォスター、エリック・バナ
その他、アリ・スリマン、アレクサンダー・ルドウィグ、ジェリー・フェレーラなど


<ストーリー>
2005年6月、アフガニスタンの山岳地帯である特殊任務に就いていた4人のネイビーシールズは200人を超えるタリバン兵の待ち伏せに遭い、猛攻撃を浴びてしまう。それは世界最強の戦闘能力を持つ精鋭部隊といえども、死に等しい絶望的な状況だった。そんな想像を絶する極限状況の中、一人の兵士が生き延び奇跡的に生還する。


重~い話だ。

実話にもとづく話なんだそうな。

そのせいか、戦闘シーンはほとんど一方的で、ネイビーシールズ側の反撃は悲しいくらいに少ない。

ただ、最後の救出劇はたぶんフィクションだと思う。

そうでもしないと、一方的な戦闘だし、映画としての盛り上がりに欠けるから、という判断なんたろうか。

しかし、生き残った主人公もアフガンの住民に助けられたのであって、あれだけ負傷していては、自分一人ではほとんど何もできなかったはずだ。

それと、以前の私なら、最後米軍の救援ヘリが来るシーンで感動したかも知れない。
でも、今はちょっと違和感がある。

とにかくタリバンを完全な悪者に描いているわけだけど、実際はどうなのかわからないからだ。

そして、エンドロールで、実際に作戦に参加した兵士たちの写真が出てくる。

最前線にいた4人のうち3人だけが死んだのではなく、ヘリで救出に行った兵士のうち十数人も亡くなっている。

しかし、彼らは「善人」というわけではない。

戦争をしているのだから、どっちがいい・悪いはそう簡単には決められない。

この映画で「善人」と言えるのは、実は主人公を助けたアフガンの人たちしかいない。

そういう意味では、ちょっと後味が悪い感じもする。

後は、お互いが相手を憎み合っているだけの、ケンカみたいなものだ。


とは言え・・・

映画としては良かったと思う。

ということで、評価をしにくい内容だけど、いちおう「B」にしておきます。

映画評672 ~ アナと雪の女王

今回は「アナと雪の女王」

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アンデルセンの童話「雪の女王」をヒントに、王家の姉妹が繰り広げる真実の愛を描いたディズニーミュージカル。触れた途端にそのものを凍結させてしまう秘密の力を持つ姉エルサが、真夏の王国を冬の世界に変えてしまったことから、姉と王国を救うべく妹アナが雪山の奥深くへと旅に出る。監督は、『サーフズ・アップ』のクリス・バックと『シュガー・ラッシュ』の脚本家ジェニファー・リー。愛情あふれる感動的なストーリーはもちろん、美しい氷の世界のビジュアルや個性的なキャラクター、壮大な音楽など、ファンタジックな魅力に酔いしれる


<ストーリー>
エルサとアナは美しき王家の姉妹。しかし、触ったものを凍らせてしまう秘められた力を持つ姉エルサが、真夏の王国を冬の世界に変化させてしまった。行方不明になったエルサと王国を何とかすべく、妹のアナは山男のクリストフ、トナカイのスヴェン、夏に憧れる雪だるまのオラフと一緒に山の奥深くへと入っていく。


これは良かった。

と言うか、予告編で主題歌が流れていた時点で「これは良さそう」と思っていたのだけど、この主題歌を聞くだけでも十分価値がある。

もちろん、主題歌だけで映画館には行かないけど、内容も良かった。

あの感動的な主題歌は、結構な序盤に出てくるので、その後の展開がちょっと不安(?)だったのけど、その心配はなかった。

途中ちょっとダレ気味な部分はあったものの、クライマックスは秀逸。

最後は「みんなを救うのは、また愛か?」と思わせておいて・・・

まあ「実は愛」なんだけど、ちょっとヒネってあったので、それはそれでよし。


3D映像だったけど、そんなに迫力は違わなかったように思うが、スケールはデカい!

映像も綺麗で、「さすがディズニー!」と思わせるような映画だったと思う。

ということで、事前の期待はかなり大きかったにもかかわらず、それに負けないくらい良かったと思うので、評価は・・・

久しぶりの「S」にします!


それにしても、あのスノーマンはいったい何だったのか・・・

これだけはよくわからない。

ドワーフはまだいいとしても、言葉を話す雪だるまなんて、何だかねえ・・・でした。


映画評671 ~ シネマトラベル~映画で見る世界遺産の旅~

今回は「シネマトラベル~映画で見る世界遺産の旅~マチュピチュ・ナスカ・アンコール遺跡編」

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世界遺産の中でも人気のスポットであるマチュピチュ、ナスカ、アンコールワットを、デジタルアーカイブデータを基に臨場感たっぷりの映像で再現した作品。三次元計測、高精細撮影などの最先端技術で取得した各遺跡のデジタルアーカイブデータを用い、CGによって映像化。コンドルの視点で空からマチュピチュを眺めたり、ナスカの地上絵に接近したり、実際には不可能な視点から建造物や遺跡をじっくりと映し出す。世界遺産の魅力を存分に引き出すべく工夫された、美しい映像やダイナミックなカメラワークに驚嘆する


<内容>
世界遺産であるペルーのマチュピチュとナスカ、カンボジアのアンコールワットのデジタルアーカイブデータを、CGでバーチャルリアリティー映像として再現。コンドルの視点で上空から観るマチュピチュや、セスナ機から見下ろすナスカの地上絵、入り組んだ回廊をめぐるアンコールワットのバイヨン寺院など、世界遺産をこれまでにない視点から紹介する。


映画というよりは、ドキュメンタリーみたいな感じ。

でも、CG中心だから、ドキュメンタリーみたいな映像はほとんどない。

一方で、映画的なストーリーもない。

それぞれの遺跡を発見した人(例えばナスカの地上絵の場合はマリア・ライヘ)が案内する、という形で遺跡の説明をするのだけど、如何せん全部で50分しかない。

しかも、冒頭で余計なアニメ「鷹の爪団」があったので、各遺跡の紹介は約15分。

これでは、説明不足になるというのか、ちょっと消化不良。

確かに、「これまでにない視点」というのはその通りかも知れない。

でも、それにしては、各案内人の説明があまり面白くない。

そのせいか・・・

途中で2~3回眠って(意識が飛んで?)しまった。

それほどつまらなかった、と言うよりは、3つとも好きな遺跡で、いつか行ってみたいと思っているところだったので、期待していた分、がっかりしたという方が正確だろうか。


ということで、評価は残念ながら「C」とします。


これ、続編があったらどうしよう?

映画評670 ~ マチェーテ キルズ

本日2本目は「マチェーテ キルズ」

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鬼才ロバート・ロドリゲスと個性派俳優ダニー・トレホがタッグを組んだ、バイオレンスアクションの第2弾。メキシコ最凶の悪人と世界屈指の武器商人を相手に、大型ナイフの名手である元捜査官マチェーテが世界存亡の危機も絡んだ戦いに挑む。ミシェル・ロドリゲスやジェシカ・アルバをはじめとする前作のメンバーに加え、レディー・ガガ、メル・ギブソン、カルロス・エステベスことチャーリー・シーンといった豪華な面々が新参加。奇怪なキャラにふんした彼らの怪演に加え、破天荒を極めた見せ場も盛りだくさん

主演は、ダニー・トレホ
共演は、ミッシェル・ロドリゲス、ソフィア・ベルガラ、アンバー・ハード、カルロス・エステベス(チャーリー・シーン)
その他、レディー・ガガ、アントニオ・バンデラス、ジェシカ・アルバ、アレクサ・ヴェガ、キューバ・グッディング・Jr、ウイリアム・サドラー、メル・ギブソン


<ストーリー>
アメリカ大統領(カルロス・エステベス)から、メキシコの極悪人マッドマン(デミアン・ビチル)を倒すよう依頼された元捜査官マチェーテ(ダニー・トレホ)。しかし、マッドマンは多重人格者である上に、停止すると同時にワシントンをターゲットにしたミサイルが発射されるという恐ろしい連動機能を備えた心臓の持ち主であった。それを解除できるのは、世界一の武器商人として悪名をとどろかせているヴォズ(メル・ギブソン)のみ。だが、彼も宇宙からの地球総攻撃というとんでもない計画を進めていた


B級アクション映画のドタバタ版と言えばいいのか・・・

前回は「この男、負け知らず」のスティーヴン・セガールを惨殺した男マチェーテのパート2である。

それほど強いようには見えない。
だけど、不死身なんだから、負けるはずがない。

この点で言えば、スティーヴン・セガールより強いとも言える!?

で、内容である。

今回は、冒頭でいきなりマチェーテの相棒であるジェシカ・アルバが殺される。

「え~っ?」と思っていたが、終盤で今度はこれまた強力な相棒である「アクション映画には欠かせない女優」ミッシェル・ロドリゲスが残っていたもう片方の目を撃ち抜かれる。

これまた「え~っ?」である。

そんな感じで、どんどんと話は進むのだけど、今回は前回よりもさらに話がぶっ飛んでいる。

だって、最後には宇宙にまで飛んでしまう。

途中から何がなんだかよくわからなくなるけど、とにかく最後はマチェーテが勝つ!

ただそれだけの映画だ。


それから、この映画の特徴でもある「いろんなところに、意外な役者さん」であるが、今回はレディー・ガガやアントニオ・バンデラスなどが出ている。

しかし、実はこの二人、同じ人物という設定である。
まあ、知りたい人は本編で・・・?

後は、カルロス・エステベス(チャーリー・シーン)とメル・ギブソン。

チャーリー・シーンって、いつの間に改名したんだろう。

それから、メル・ギブソンも年取ったなあ。

あと、アントニオ・バンデラスも久しぶりだ。


ということで、「B級映画」だから内容のハチャメチャさは無視するとしても、前回に比べるとやや違和感があった。

全体的にもまあまあ、としか言いようがないので、評価は「C」とします。


そう言えば・・・

本編の前に、予告編(?)と称して、マチェーテの続編が放映されたが、最初はジョークかと思っていたけど、もしかしてホントなのか?

映画評669 ~ ホビット 竜に奪われた王国

2月に引き続いて1日が「映画の日」ということで、今日も2本立て。

まずは「ホビット 竜に奪われた王国」

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『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズの60年前を舞台にしたJ・R・R・トールキンの冒険小説を実写映画化した『ホビット』3部作の第2章。邪悪な竜に奪われたドワーフの王国を取り戻す旅に出たホビット族の青年ビルボ・バギンズら一行を待ち受ける過酷な運命を、壮大なスケールで描く。マーティン・フリーマン、イアン・マッケランら前作からの続投組に加え、『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズなどのオーランド・ブルームもレゴラス役で再登場。伝説の邪竜スマウグの声を、ベネディクト・カンバーバッチが担当する。

主演は、イアン・マッケラン
共演は、マーティン・フリーマン、リチャード・アーミティッジ、ベネディクト・カンバーバッチ、オーランド・ブルーム
その他、エヴァンジェリン・リリー、リー・ペイス、ルーク・エヴァンス、スティーヴン・フライ

<ストーリー>
ホビット族の青年ビルボ・バギンズ(マーティン・フリーマン)は、魔法使いのガンダルフ(イアン・マッケラン)や屈強なドワーフの一行と共に、たった一頭で一国を滅亡に導くと伝えられる邪悪な竜スマウグに奪われたドワーフの王国を奪取すべく旅に出る。竜の潜む山を目指す道中、巨大なクモの大群や凶暴なオークたちが一行の行く手を阻むように次々と立ちはだかり・・・


長い!

って、前回も同じ感想になってたけど・・・

しかも、途中で終わっちゃうし。

第3部に続く、というわけだろうけど、何だか中途半端な感じもする。

3Dで見たのだけど、確かに壮大なスケールではあるものの、あんまり迫力は感じなかった。

見どころの一つは、「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズで一躍人気となったオーランド・ブルーム演じるレゴラスなどのエルフが出てくるところだろうか。

ただ、オーランド・ブルームは、いい男なんだけど、やっぱり主役の貫録に欠ける。

むしろ、女性のエルフであるタウリエルの方がアクションも含めてカッコいい。

そして最大の見どころが、最後のスマウグ(竜)との戦いだろう。

しかし、この竜は何だか頭が悪い、というのか、今いち恐ろしさに欠ける。

「お前の臭いがする。息使いも感じるぞ」とか言いながら、結局目の前にいるビルボ・バギンズを仕留められなかったし、「お前たちの計画はお見通しだ」みたいなことを言っているくせに、なかなかビルボ・バギンズたちを追いつめられない。

だいたい火を吐くタイミングが遅すぎるだろう。

とは言え、主人公たちにやられたわけではないので、展開としては面白くなるのだろうけど、この前後のバトルが、ちょっとわけがわからない面があった。


まあ、スマウグの運命はだいたいわかってきたし、まだガンダルフが合流していないので、消化不良な気分もするけれど、次回作は楽しみとなる。

と言うか、見ないわけにはいかない。

いつ公開になるのかわからないけど、忘れないうちに公開してほしいものだ。

ということで、次回への期待を込めて、評価は「B」にします。

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