映画評713 ~ フューリー
今回は「フューリー」

ブラッド・ピットと『サボタージュ』などのデヴィッド・エアー監督がタッグを組み、ナチスドイツ相手に戦車で戦いを挑む男たちの姿を描く感動の戦争ドラマ。第2次世界大戦末期、戦車を駆使して敵軍に立ち向かう5人の兵士たちの過酷なバトルを追う。『欲望のバージニア』などのシャイア・ラブーフや、『ウォールフラワー』などのローガン・ラーマンらが共演。アメリカとドイツ双方が誇る戦車の激突はもとより、強い絆で結ばれた男たちのドラマが琴線に触れる。
主演は、ブラッド・ピット
共演は、シャイア・ラブーフ、ローガン・ラーマン、マイケル・ペーニャ、ジョン・バーンサル、ジェイソン・アイザックス
その他、スコット・イーストウッド、ジム・パラック、ブラッド・ウィリアム・ヘンケ、ケヴィン・ヴァンス、ゼイヴィア・サミュエルなど
<ストーリー>
1945年4月、ナチスがはびこるドイツに総攻撃を仕掛ける連合軍に、ウォーダディーというニックネームのアメリカ人兵士(ブラッド・ピット)がいた。カリスマ性のあるベテラン兵士である彼は、自らフューリーと名付けたアメリカ製の中戦車シャーマンM4に3人の兵士と一緒に乗っていた。そんなある日、ウォーダディーの部隊に新兵ノーマン(ローガン・ラーマン)が加わることになり・・・
これは重かった。
第二次大戦だから、悲惨なのはわかっている。
しかも、終戦間際のドイツ国内での攻防戦である。
最近は、第二次大戦ものはほとんど見ない。
特に日本軍が出てくる映画は見ない。
負けるのがわかっているのもあるけど、描き方が気に入らないからだ。
勝者の立場でしか描いていない物語なんてゴメンだ。
この映画は「史実」を元に描かれている、という話もあったけど、どうやら「史実」というわけではないらしい。
いろんな「事実」を集めた上で作り上げられたフィクション、という感じだろうか。
ブランド・ピットが制作に関わっているということだから、相当気合いが入っていたのだろうけど、確かにいい作品だった。
内容は、ストーリーにも書いてある通り。
最初は、たった1台の戦車でドイツ軍を蹴散らした、という話かと思っていたけど、そんな都合のいい話ではなかった。
結論から言うと、新人の副操縦士以外は、全員死ぬ。
200人を相手にするのだから、想像以上の大善戦をするものの、最後は弾薬も切れて万事休す。
ただ一人新人クンだけが、戦車の下に隠れて助かる。
もちろん、それ以前にも過酷な戦闘が続き、多くの兵士が死んでいく。
映画では、「負けとわかっているのにドイツ軍が降参しないからだ」という描き方をしている。
老若男女を問わず、総動員体制で最後の最後まで戦う、というドイツ軍のせいで、必要以上の死者が出るというわけだ。
つまり、玉砕覚悟だから、始末が悪い。
それに対して、ブランド・ピット率いる連合軍も、そんなドイツ軍の態度にかなりムキになって戦っているので、結果は余計に悲惨だ。
ということで、「感動した」とか「面白かった」とかいう映画ではないけれど、出演者もそれぞれ存在感があったし、違和感もなく、最初は感情移入ができないと思われた新人クンもなかなか良かったし、評価は「A」にします。
主演のブランド・ピットは、今までの作品の中でも一番カッコ良かったと思います。
何より金髪でなかったのが良かった!?
シャイア・ラブーフは、この手の映画には似合わないと思っていたけど、結構頑張ってました。
新人クン役のローガン・ラーマンは、いい目力をしていると思います。

ブラッド・ピットと『サボタージュ』などのデヴィッド・エアー監督がタッグを組み、ナチスドイツ相手に戦車で戦いを挑む男たちの姿を描く感動の戦争ドラマ。第2次世界大戦末期、戦車を駆使して敵軍に立ち向かう5人の兵士たちの過酷なバトルを追う。『欲望のバージニア』などのシャイア・ラブーフや、『ウォールフラワー』などのローガン・ラーマンらが共演。アメリカとドイツ双方が誇る戦車の激突はもとより、強い絆で結ばれた男たちのドラマが琴線に触れる。
主演は、ブラッド・ピット
共演は、シャイア・ラブーフ、ローガン・ラーマン、マイケル・ペーニャ、ジョン・バーンサル、ジェイソン・アイザックス
その他、スコット・イーストウッド、ジム・パラック、ブラッド・ウィリアム・ヘンケ、ケヴィン・ヴァンス、ゼイヴィア・サミュエルなど
<ストーリー>
1945年4月、ナチスがはびこるドイツに総攻撃を仕掛ける連合軍に、ウォーダディーというニックネームのアメリカ人兵士(ブラッド・ピット)がいた。カリスマ性のあるベテラン兵士である彼は、自らフューリーと名付けたアメリカ製の中戦車シャーマンM4に3人の兵士と一緒に乗っていた。そんなある日、ウォーダディーの部隊に新兵ノーマン(ローガン・ラーマン)が加わることになり・・・
これは重かった。
第二次大戦だから、悲惨なのはわかっている。
しかも、終戦間際のドイツ国内での攻防戦である。
最近は、第二次大戦ものはほとんど見ない。
特に日本軍が出てくる映画は見ない。
負けるのがわかっているのもあるけど、描き方が気に入らないからだ。
勝者の立場でしか描いていない物語なんてゴメンだ。
この映画は「史実」を元に描かれている、という話もあったけど、どうやら「史実」というわけではないらしい。
いろんな「事実」を集めた上で作り上げられたフィクション、という感じだろうか。
ブランド・ピットが制作に関わっているということだから、相当気合いが入っていたのだろうけど、確かにいい作品だった。
内容は、ストーリーにも書いてある通り。
最初は、たった1台の戦車でドイツ軍を蹴散らした、という話かと思っていたけど、そんな都合のいい話ではなかった。
結論から言うと、新人の副操縦士以外は、全員死ぬ。
200人を相手にするのだから、想像以上の大善戦をするものの、最後は弾薬も切れて万事休す。
ただ一人新人クンだけが、戦車の下に隠れて助かる。
もちろん、それ以前にも過酷な戦闘が続き、多くの兵士が死んでいく。
映画では、「負けとわかっているのにドイツ軍が降参しないからだ」という描き方をしている。
老若男女を問わず、総動員体制で最後の最後まで戦う、というドイツ軍のせいで、必要以上の死者が出るというわけだ。
つまり、玉砕覚悟だから、始末が悪い。
それに対して、ブランド・ピット率いる連合軍も、そんなドイツ軍の態度にかなりムキになって戦っているので、結果は余計に悲惨だ。
ということで、「感動した」とか「面白かった」とかいう映画ではないけれど、出演者もそれぞれ存在感があったし、違和感もなく、最初は感情移入ができないと思われた新人クンもなかなか良かったし、評価は「A」にします。
主演のブランド・ピットは、今までの作品の中でも一番カッコ良かったと思います。
何より金髪でなかったのが良かった!?
シャイア・ラブーフは、この手の映画には似合わないと思っていたけど、結構頑張ってました。
新人クン役のローガン・ラーマンは、いい目力をしていると思います。
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