映画評713 ~ フューリー

今回は「フューリー」

映画141130


ブラッド・ピットと『サボタージュ』などのデヴィッド・エアー監督がタッグを組み、ナチスドイツ相手に戦車で戦いを挑む男たちの姿を描く感動の戦争ドラマ。第2次世界大戦末期、戦車を駆使して敵軍に立ち向かう5人の兵士たちの過酷なバトルを追う。『欲望のバージニア』などのシャイア・ラブーフや、『ウォールフラワー』などのローガン・ラーマンらが共演。アメリカとドイツ双方が誇る戦車の激突はもとより、強い絆で結ばれた男たちのドラマが琴線に触れる。

主演は、ブラッド・ピット
共演は、シャイア・ラブーフ、ローガン・ラーマン、マイケル・ペーニャ、ジョン・バーンサル、ジェイソン・アイザックス
その他、スコット・イーストウッド、ジム・パラック、ブラッド・ウィリアム・ヘンケ、ケヴィン・ヴァンス、ゼイヴィア・サミュエルなど


<ストーリー>
1945年4月、ナチスがはびこるドイツに総攻撃を仕掛ける連合軍に、ウォーダディーというニックネームのアメリカ人兵士(ブラッド・ピット)がいた。カリスマ性のあるベテラン兵士である彼は、自らフューリーと名付けたアメリカ製の中戦車シャーマンM4に3人の兵士と一緒に乗っていた。そんなある日、ウォーダディーの部隊に新兵ノーマン(ローガン・ラーマン)が加わることになり・・・


これは重かった。

第二次大戦だから、悲惨なのはわかっている。

しかも、終戦間際のドイツ国内での攻防戦である。

最近は、第二次大戦ものはほとんど見ない。
特に日本軍が出てくる映画は見ない。

負けるのがわかっているのもあるけど、描き方が気に入らないからだ。

勝者の立場でしか描いていない物語なんてゴメンだ。


この映画は「史実」を元に描かれている、という話もあったけど、どうやら「史実」というわけではないらしい。

いろんな「事実」を集めた上で作り上げられたフィクション、という感じだろうか。

ブランド・ピットが制作に関わっているということだから、相当気合いが入っていたのだろうけど、確かにいい作品だった。

内容は、ストーリーにも書いてある通り。

最初は、たった1台の戦車でドイツ軍を蹴散らした、という話かと思っていたけど、そんな都合のいい話ではなかった。

結論から言うと、新人の副操縦士以外は、全員死ぬ。

200人を相手にするのだから、想像以上の大善戦をするものの、最後は弾薬も切れて万事休す。

ただ一人新人クンだけが、戦車の下に隠れて助かる。

もちろん、それ以前にも過酷な戦闘が続き、多くの兵士が死んでいく。

映画では、「負けとわかっているのにドイツ軍が降参しないからだ」という描き方をしている。

老若男女を問わず、総動員体制で最後の最後まで戦う、というドイツ軍のせいで、必要以上の死者が出るというわけだ。

つまり、玉砕覚悟だから、始末が悪い。

それに対して、ブランド・ピット率いる連合軍も、そんなドイツ軍の態度にかなりムキになって戦っているので、結果は余計に悲惨だ。


ということで、「感動した」とか「面白かった」とかいう映画ではないけれど、出演者もそれぞれ存在感があったし、違和感もなく、最初は感情移入ができないと思われた新人クンもなかなか良かったし、評価は「A」にします。


主演のブランド・ピットは、今までの作品の中でも一番カッコ良かったと思います。

何より金髪でなかったのが良かった!?

シャイア・ラブーフは、この手の映画には似合わないと思っていたけど、結構頑張ってました。

新人クン役のローガン・ラーマンは、いい目力をしていると思います。
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映画評712 ~ インターステラー

今回は「インターステラー」

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『ダークナイト』シリーズや『インセプション』などのクリストファー・ノーラン監督が放つSFドラマ。食糧不足や環境の変化によって人類滅亡が迫る中、それを回避するミッションに挑む男の姿を見つめていく。主演を務める『ダラス・バイヤーズクラブ』などのマシュー・マコノヒーを筆頭に、『レ・ミゼラブル』などのアン・ハサウェイ、『ゼロ・ダーク・サーティ』などのジェシカ・チャステインら演技派スターが結集する。深遠なテーマをはらんだ物語に加え、最先端VFXで壮大かつリアルに創造された宇宙空間の描写にも圧倒される。

主演は、マシュー・マコノヒー
共演は、アン・ハサウェイ、ジェシカ・チャステイン、ビル・アーウィン、エレン・バースティン、マイケル・ケイン
その他、マッケンジー・フォイ、ティモシー・シァラメ、ジョン・リスゴー、デヴィッド・オイエロウォ、ウェス・ベントリー、ケイシー・アフレック、マット・デイモンなど


<ストーリー>
近未来、地球規模の食糧難と環境変化によって人類の滅亡のカウントダウンが進んでいた。そんな状況で、あるミッションの遂行者に元エンジニアの男が大抜てきされる。そのミッションとは、宇宙で新たに発見された未開地へ旅立つというものだった。地球に残さねばならない家族と人類滅亡の回避、二つの間で葛藤する男。悩み抜いた果てに、彼は家族に帰還を約束し、前人未到の新天地を目指すことを決意して宇宙船へと乗り込む。


これはスゴかった!

科学的かどうかとか、辻褄が合っているかどうかなんて関係ない。

重力とかブラックホールとか、四次元や五次元まで出てくる。

このあたりの理屈はさっぱりわからないけど、それは別に心配ない。

スケールのデカさがものすごいわけだ。


最初は、SFとは言え、ファンタジーに近いものかと思っていた。

だから、最後はハッピーエンドだと思っていたのだが、途中で激変。

何だか様子がおかしい。

マット・デイモンが出てきた時は、「おっ」と思い、その先をものすごく期待していたのだけど、思わぬ方向へと話は進む。

さらに、途中で「2001年宇宙の旅」みたいな雰囲気になる。

しかし、ここから前半に散りばめられていた伏線が一つずつ繋がっていく。

このあたりで、科学的な理屈なんてどうでもよくなる。

そして最後は・・・

「あっ」という感じ。

意外な形での感動だった。

あんまり書くとネタバレになるので書かないけど、ああいう形で終わるとは思わなかった。

とにかく、よく考えられていると思ったし、伏線の回収のし方も秀逸。

3時間という長さも、あまり長く感じなかったです。

ということで、評価は「A」にします。


俳優さんで言えば・・・

主演のマシュー・マコノヒーは、渋くて抑えた演技がとても良かった。

アン・ハサウェイも、この手の映画にはあまり向いていないようなイメージがあったけど、そんなことはありませんでした。

その娘役は、実は3人いる(?)のだけど、それほど似ているというわけでもないのに、それぞれいい味を出しているように思う。

映画評711 ~ 西遊記/はじまりのはじまり

今回は「西遊記~はじまりのはじまり」

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香港のスター、チャウ・シンチーが『ミラクル7号』以来となる監督を務めたアクション。中国の伝奇小説「西遊記」を題材に、三蔵法師と孫悟空ら4人が出会う以前の物語を、チャウ・シンチー流ユーモアを交えて活写する。『海洋天堂』などのウェン・ジャンが主演を務め、ヒロインを『傷だらけの男たち』などのスー・チーが熱演。驚異の妖怪バトルや、怒とうの笑いと感動と涙の物語に夢中になる。

主演は、ウェン・ジャン
共演は、スー・チー、ホアン・ポー、ショウ・ルオ
その他、クリッシー・チョウ、シン・ユウ、リー・ションチン、チウ・チーリンなど


<ストーリー>
若き妖怪ハンター玄奘(ウェン・ジャン)は、「わらべ唄 三百首」を武器に妖怪たちの善の心を呼び起こそうとするがいつもうまくいかない。ある日、彼が半魚半獣の妖怪に襲われた川辺の村で、村人たちと協力して陸に上げた魔物が人間の姿に変身する。玄奘が歌うわらべ唄は全然効果がなく、逆に攻撃された彼を女性妖怪ハンターの段(スー・チー)が救う。


チャウ・シンチーの作る映画だから、まともなものではないと思っていたが、思った以上にハチャメチャな映画だった。

話の筋を一言で言うと、後の三蔵法師=玄奘が、もともとは妖怪ハンターで、後の三蔵法師の家来となる孫悟空・猪八戒・沙悟淨は、いずれも元妖怪である、ということになる。

彼らが、妖怪ハンターたちに倒されることによって、最後には三蔵法師(玄奘)の家来となるわけだ。

とは言え、妖怪を倒すのは、玄奘ではない。

沙悟淨を倒すのは、ヒロインである女性妖怪ハンター・段だし、猪八戒を倒すのは、実は段と孫悟空だ。

そして、孫悟空を倒すのは、玄奘・・・と言うよりは、釈迦如来である。

という流れではあるのだが、実は序盤ではこの流れはわからない。
前半は、町に出てくる妖怪を倒すことが中心で、これでもかというくらいに、妖怪が町を襲うシーンが出てくる。

ここに孫悟空でも出てくるのかと思われるくらい長~いシーンだけど、その時倒された妖怪が実は沙悟淨だ、とわかるのは最後の最後である。

つまり、序盤を見る限り、この先西遊記としてどうまとまるのかさっぱりわからない。

しかも、西遊記メンバーではない女性が出てくるので、途中まではハチャメチャしていたくせに、まさか最後はあんなにまともな形にするとは思っていなかった。

で、面白かったのかどうかと言えば・・・

微妙!?

所々笑える部分はあったけど、全体的に何がやりたいのかわからないので、何せ登場人物に感情移入ができない。

玄奘は、見かけは火野正平だし、とても頼りない感じだ。

ヒロシンの段は、中途半端な上戸彩だし、孫悟空は何となく温水洋一に似てる。

そうして見ると、やっぱりコメディなんだなあ、とは思うけど、やっぱりちゃんとした西遊記も見たいという気持ちがあったので、やっぱり中途半端。

アクションもそれほどないし、何せ主人公とヒロインの「愛」を描こうとしているものだから、何か違う気がする。


ということで、チャウ・シンチーの作品だからちょっと期待していたけど、それほどでもなかったので、評価は「C」にしておきます。


あと・・・

予告編でもやってましたが、最後はホントに「Gメン‘75」のテーマ曲が流れます!

映画評710 ~ パワーゲーム

今日は「パワーゲーム」

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ハリソン・フォードとゲイリー・オールドマンが共演を果たし、ジョゼフ・フィンダーのベストセラー小説「侵入社員」を映画化したサスペンス。巨大企業のトップとして君臨し互いに激しい開発競争を繰り広げる首脳陣の攻防が展開していく。ライバル社にスパイとして潜入する若手社員を『ハンガー・ゲーム』シリーズなどのリアム・ヘムズワースが熱演。男たちの野望と狂おしいまでの栄光への執着に戦慄する。

主演は、リアム・ヘムズワース
共演は、ハリソン・フォード、ゲイリー・オールドマン、アンバー・ハード、リチャード・ドレイファス、ルーカス・ティル
その他、エンベス・デイヴィッツ、ジュリアン・マクマホン、ジョシュ・ホロウェイ、アンジェラ・サラフィンなど


<ストーリー>
躍進中のIT企業ワイアット社に勤務するアダム(リアム・ヘムズワース)は、成功のチャンスをつかもうと必死だった。ある日、彼はCEOニック(ゲイリー・オールドマン)の前で新ソフトのプレゼンをするものの失敗し、トップにたてついたせいで本人とチーム全員が解雇されてしまう。やけくそのアダムは仲間と一緒に会社の金で高級クラブに繰り出すが・・・


IT企業同士の激しい争いに巻き込まれた若者の奮闘・苦悩そして栄光・・・

そんな映画だと思っていた。

そして主人公は、自信過剰で大口ばかり叩くが頭の軽いバカな青年。

ここまでは予想通りだった。

しかし、大元であるIT企業同士の争いというのが、何だか変。

どう見たって、企業の争いではなく、マフィア同士の争いみたいだ。

もちろん、企業だから汚いこともするだろうけど、社長のボディガード(?)は、ただの殺し屋だし、単なる脅しではなく、本当に殺しもやってのける。

しかも、一人だけじゃなく、少なくとも3人が殺されている。

状況はまったく同じで、いずれもワイアットを辞めてアイコンに転職した若者たち。

いくら何でも、こんなすぐバレるようなことを何度も繰り返したりしないだろう。


これは、ゲイリー・オールドマン側(ワイアット)だけでなく、ハリソン・フォード側(アイコン)も同じ。

似たようなことをやっている。

つまり、二人とも悪役なわけだ。

大物悪役対アホな青年。

この図式がわかっただけで、ちょっと興ざめ。

そして、双方に出てくる女性たちも設定がよくわからない。

まず、ヒロインでもあるハリソン・フォード側の女性エマは、いつも社長のそばいるような優秀な女性には見えないし、何よりも尻軽すぎる。

どうせ描くのなら、単なるヒラ社員としてでも良かっただろうに。

そして、もう一人ゲイリー・オールドマン側の女性であるジュディス。

こちらは、完全な悪役なんだけど、ちょっと間が抜けている。

実はこの女性、ワイアット側でありながら、社長を裏切ってアイコンにいろいろと情報を横流ししている。

それが、主人公アダムによって暴露されるのだけど、その方法というのが、携帯にメール(通話?)記録がすべて残っていたから、というもの。

はあ?
この女、バカなの?

という感じだ。

履歴くらい消しておけよ!

しかも、その携帯をテーブルの上にさらしておくなんて、不用意すぎるだろう。

と言うか、終盤になって急に内部に密通者がいたなんて設定、ちょっと卑怯というより、唐突すぎる。

窮地に陥った主人公が大逆転をするために、無理やり作ったとしか思えない設定だ。

さらに言うと、最後の大逆転。

いくら何でも出来すぎだろう。

見ていて、爽やかさがまったく感じられず、元々主人公に感情移入がほとんどできていないだけに、後味が悪い。

ハッピーエンドにもかかわらず・・・だ。


いずれにしても、たとえ悪役であっても、感情移入できる登場人物が一人もいないようでは、映画として面白くない。

時間が約90分と短かっただけに、唖然とする時間はあまりなかったけど、もう少し作り込んでも良かったんじゃないか、という気がする。

ということで、評価は「C」にします。


それにしても・・・

ハリソン・フォードは年を取ったよなあ。

一気に老けた感じ。

ゲイリー・オールドマンの方が、まだいい年の取り方をしている感じがした。

映画評709 ~ 黒執事 Book of Murder 下巻

2本目は、1本目の続編「黒執事 Book of Murder 下巻」

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枢やなによる人気コミックを基に、19世紀のイギリス貴族ファントムハイヴ家に仕える完璧な執事セバスチャンの活躍とサスペンスフルな殺人事件を描いたアニメの続編。13歳の名門貴族当主と執事を中心に、密室で起こった殺人事件の真相に迫っていく。監督を務めるのは、『BLEACH ブリーチ』シリーズなどの阿部記之。キャラクターの声を、小野大輔、坂本真綾、田村ゆかり、諏訪部順一らが担当する。前編で見せたセバスチャンの衝撃の死からの展開と、真犯人捜しの行方に注目。


<ストーリー>
???


「黒執事」の完結編である。

上巻では、結構期待していたのだが、事実が判明するにつれて、ちょっと「???」感が出てきた。

原作やアニメを知っている人なら、すでに知っていることかも知れないが、所見の私としては「はあ?」という感じ。

どう見たって、執事であるセバスチャンが主人公であるはずなのに、あっさりと殺されるなんて、「たぶん生きてるんじゃないの?」と、上巻で見た時点で予想したことは当たっていたけど、ホントに殺されていた(?)なんて!?

その後「これが、もし普通の人間だったら・・・」などというセリフを聞いて、ちょっと唖然!

あらまっ、そういう映画だったのね、という感じ。


あと、殺人のトリックも、ホームズの「まだらの紐」のパクリみたいなものあるし、何だか寄せ集めっぽい。

だいたい、一度粉々になったガラスの入れ物が、その破片を繋ぎ合わせて元の形に戻るなんてこと、普通あるか?

まあ、セバスチャンは人間じゃないんだけど・・・

それに、犯人が判明した後、上巻を思い出したけど、そもそもチャールズ・グレイって、派手な登場のし方をしていたのだけど、あれはどんな意味があるの?

いきなりバトルが始まるので、その後もそんな感じで進むのかと思っていたら、まったく違うわけだから、それだけに意味があるとは思えない。


ついでに言うと、事件が解決(?)した後にも、もうひと悶着ある。

原作を知っている人には、もしかしたら面白いのかも知れないけど、知らない人にとっては、これは余計だと思う。


ということで、ちょっと期待した分、何だかがっかりしたので、評価は「C」にします。

原作を知っている人は、どう感じたんだろう。


映画評708 ~ 黒執事 Book of Murder 上巻

今日も2本立て

まずは「黒執事 Book of Murder 上巻」
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19世紀のイギリスを舞台にした、教養、料理に武術など全てにおいてパーフェクトな執事が主人公の、枢やなによる人気コミックを基にしたアニメ。執事が仕える名門貴族の邸宅で殺人事件が起き、若き当主が容疑を掛けられ、執事のセバスチャンまで命を奪われる中、事件の謎ときが繰り広げられる。監督を『BLEACH ブリーチ』シリーズなどの阿部記之が務め、小野大輔、坂本真綾、東地宏樹、梶裕貴といったシリーズを支えてきた人気声優が集結。セバスチャンの死という衝撃の展開に注目。


<ストーリー>
19世紀のイギリス。13歳にして名門貴族ファントムハイヴ家の当主であるシエルと、わがままなシエルの執事を務めるセバスチャン。ある日、売れない小説家のアーサーは、ファントムハイヴ家のパーティーに招待されたものの、何と殺人事件が発生。シエルが殺人の容疑を掛けられ、さらに事件の謎を解き明かした執事のセバスチャンが殺されてしまい・・・


原作どころか、テレビアニメさえ見たことがないのだが、解説・ストーリーを見て、何となく面白そうだったので、見ることにした。

しかも、上巻に続いて下巻も同時に見られる上に、それぞれ1時間程度だから、トータルでもたいしたことがない。

それで、内容はと言えば・・・

上巻は、執事セバスチャンを初めとして3人が殺され、それをしがない小説家であるアーサーが謎解きをしている最中に、謎の人物が登場する場面まで。

途中、意外とオチャラケな部分が多い一方で、この先どうなるのかワクワクする部分もあるので、1時間はあっという間だ。

もちろん、上巻で完結するわけではないから、途中で終わるのだけど、犯人はわからないまでも、何となく「もしかして、○○は○○○なのでは?」と思っていたので、この時点では下巻が待ち遠しくてしょうがない。

ということで、この時点での評価は「B」です。


登場人物で言えば・・・

執事であるセバスチャンが、ニヒルなカッコいいお兄さんで、主人であるシエル・ファントムハイヴは、13歳ながら、結構しっかりしている。

それ以外は、ひと癖もふた癖もある、というよりは、ちょっと頼りない感じだったり、殺人事件が起こっているというのに、あんまり動揺してないヤツがいたり、とか若干の違和感はあるものの、画としてはそれほど悪くないと思います。

映画評707 ~ トワイライト/ささらさや

今回は「トワイライト/ささらさや」

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夫の死後、幼い子供を一人で育てることになったヒロインと、他人の体を借りて彼女を助ける亡き夫を、新垣結衣と大泉洋が初共演で演じる感動ドラマ。加納朋子の小説「ささら さや」を基に、メガホンを取るのは『神様のカルテ』『くじけないで』などの深川栄洋。中村蒼や福島リラ、石橋凌、富司純子など若手からベテランまでが脇を固める。前向きでかわいらしいヒロインとユーモラスで優しい亡き夫の奮闘に、爽やかな感動が心を突き抜ける。

主演は、新垣結衣
共演は、大泉洋、中村蒼、福島リラ、寺田心、つるの剛士
その他、波乃久里子、藤田弓子、小松政夫、石橋凌、富司純子など


サヤ(新垣結衣)は夫のユウタロウ(大泉洋)を突然の事故で亡くしてしまう。人に対して疑いを抱かないサヤが、一人で息子を抱えることを心配するユウタロウ。成仏できずに、いろいろな人の体に乗り移って、サヤのために手助けをすることに。のどかでどこか不思議な町ささらの人々に助けられながら、サヤは母親として成長する。


久しぶりのガッキー主演の映画です。

実に「ハナミズキ」以来4年ぶりとなります。

そのガッキーのかわいい姿を見るためだけに見た映画、と言っても過言ではありません!?

なので、内容にはあまり期待はしていませんでした。


ところが・・・

これが、ものすごく良かった!

ガッキーに対する贔屓の引き倒しの部分を差し引いたとしても、これはガッキーの主演作では一番の作品になると思う。

何せ、最後の方でうるっときちゃいましたから。


出だしは、大泉洋の「成仏できない今の姿」から始まる。

この時点で、「ちょっとオチャラケが入ってんの?」という感じがするのだが、その後の展開の中で、結構笑えるところが出てくる。

ガッキーだから、というわけではもちろんない。

逆に、ガッキーが笑わせるところはあまり見たくないし、彼女のやるギャグなんか見たくもない。

まわりを固める俳優陣がすばらしい上に、随所で笑いを提供してくれるのである。

中でも、冨司純子が大泉洋に乗り移られた形で演技するところなどは、なかなか笑えた。

あと、今回は子役がなかなか良かった。

鈴木福クンみたいな舌足らずだと、たぶんあそこまで笑えなかったと思う。

しかし、良かったのは、そこではない。

意外とストーリーがしっかりしている。

大泉洋演じる夫がトラックにはねられて死んだものの、成仏できないでいるが、自分が見える人には乗り移ることができる、ということは、早い段階でガッキー演じる主人公さらに伝わる。

私としては、最初のうちは、なぜかわからないけど、危機に陥ると誰かが助けてくれるのだが、そのうち「もしかして・・・」と思うようになる、という展開を予想していたのだけど、序盤で主人公は気付いてしまうわけだ。

なので、余計にオチャラケ感が増すのだが、これまた意外と違和感なく話は進む。

まわりの人たちも、一見ふざけた人たちばかりだけど、そう極端な人もいないので、これまた違和感があまりない。

さらに、序盤で出てくる大泉洋の父親(石橋凌)も、最初は一代で財を築いたがんこ親父かと思っていたら、実はそうではなく、最後にいくつかの話がすべて繋がって、感動的なフィナーレを迎える!

・・・みたいな感じ!?


何だか、無理やり褒めあげているみたいだけど、確かに下手をするとトンデモないくだらない映画に成り下がってしまいそうな展開だ。

にもかかわらず、そうはならなかったのは、きちんと作り上げられているからだと思う。

それに、映画を盛り上げているのは脇役陣に負うところも大きいと思う。

先に挙げた冨司純子をはじめとして波乃久里子、藤田弓子の3ババが、それぞれいい味を出している。

石橋凌も存在感があった。

そして、ガッキーは・・・

まあ、いつも通りでした。


ということで、何せちょっと涙ぐんでしまったこともあり、ガッキーのかわいさもあいまって、ここは「S」にしようかと思ったのだけど、ちょっと贔屓の引き倒しみたいに思われても何なので・・・

評価は「A」にします。

でもホント、良かったですよ。

映画評706 ~ サボタージュ

今回は「サボタージュ」

映画141108


ハリウッドが誇るスター、アーノルド・シュワルツェネッガー主演によるアクションミステリー。彼が演じる麻薬取締局特殊部隊のリーダーが、メンバーの命を次々と奪っていく犯人を追いながら事件の思わぬ真相にたどり着く姿を活写する。メガホンを取るのは、『エンド・オブ・ウォッチ』などのデヴィッド・エアー。『タイタン』シリーズなどのサム・ワーシントン、『ハッスル&フロウ』などのテレンス・ハワードら実力派が共演する。いくつもの謎とスリルが交錯するストーリーに加え、壮絶なガンファイトの数々も見どころ。

主演は、アーノルド・シュワルツェネッガー
共演は、サム・ワーシントン、オリヴィア・ウィリアムズ、テレンス・ハワード、マーティン・ドノヴァン
その他、ジョー・マンガニエロ、ハロルド・ペリノー、マックス・マーティーニ、ジョシュ・ホロウェイ、ミレイユ・イーノスなど


<ストーリー>
麻薬取締局DEAの中でも最も強いとされる特殊部隊のリーダーを務め、ブリーチャー(破壊屋)の異名を持つジョン・ウォートン(アーノルド・シュワルツェネッガー)。彼とそのチームは麻薬カルテルのアジトを急襲し、巧みなチームワークと見事な戦術でミッションを成功させる。だが、組織が隠し持っていた1,000万ドルもの大金が突如として消え、それと同時に隊員たちが何者かによって一人、また一人と殺害されていく。報復や隊員の犯行などが疑われる中、ジョンは女性刑事と一緒に事件の真相を追い掛けていく。


シュワちゃん主演のアクション映画だ。

いつも通り、とにかくバンバン撃ちまくって、敵を圧倒する・・・という展開を予想していたのだが、ちょっと違った。

もちろんアクションはあるのだが、かなりサスペンス要素が盛り込まれていて、ちょっとスプラッター系でもある。

サスペンス要素があるので、内容についてあまり詳しく書くわけにはいかないが、途中で何となく犯人(?)がわかってくる。

しかし、わざと(狙い?)なのか、終盤近くで、わけのわからない連中が、わけのわからないことをし始めるので、ちょっと混乱する。

しかし最後は、予想よりも壮絶な展開となり、ちょっと意外な結果で終わる。

あの目的のために、あそこまでやるかね、という違和感は少しあるのだが、まあこれもありか、という気もする。

そう言えば、伏線が多いと言うか、同じようなシーンを何度も流すので、「まさか・・・」とは思っていたのだけど、結果はその通りだったりする。


とは言え、なかなか面白かったので、評価は「B」にします。


シュワちゃんを取り囲む俳優陣だけど・・・

男優陣は、イカれた風貌の人たちが多かったが、中に「アバター」などで主役を務めたサム・ワーシントンがいるのに、途中まで気がつかなかった。

そして、女優陣にはほとんど魅力を感じる人がいなかったのが残念。


映画評705 ~ エクスペンタブルズ3

今回は「エクスペンタブルズ3」

映画141101-2

シルヴェスター・スタローンら、スター軍団が結集したアクションシリーズ第3弾。傭兵部隊エクスペンダブルズが、同部隊の創設者の一人でありながら悪人となった男を相手に壮絶な戦いを繰り広げていく。監督は『レッド・ヒル』で注目を浴びたパトリック・ヒューズ。ジェイソン・ステイサム、ドルフ・ラングレン、ジェット・リーといった前2作のメンバーに、ハリソン・フォード、メル・ギブソンの名優も加わる。肉弾戦に銃撃戦、列車暴走、ビル崩壊と今回も迫力の見せ場が満載。

主演は、シルヴェスター・スタローン
共演は、ジェイソン・ステイサム、アントニオ・バンデラス、ジェット・リー、ウェズリー・スナイプス、ドルフ・ラングレン
その他、ケルシー・グラマー、テリー・クルーズ、ランディ・クートゥア、ケラン・ラッツ、メル・ギブソン、ハリソン・フォード、アーノルド・シュワルツネッガーなど


<ストーリー>
傭兵軍団エクスペンダブルズを率いるバーニー(シルヴェスター・スタローン)のもとにCIAのドラマー(ハリソン・フォード)が現れ、あるミッションを下す。それは、エクスペンダブルズを結成した仲間だったものの悪の道を進んだストーンバンクス(メル・ギブソン)の身柄確保だった。ニューヨーク、モスクワ、ブカレスト、メキシコ、アフリカで激しい追撃と攻防を展開するが、バーニーの戦術を知るストーンバンクスに苦戦を強いられる。仲間の身を案じ、バーニーはエクスペンダブルズの解散と新チーム結成を考えるが・・・


往年のアクションスターが勢揃いする痛快アクション映画(?)の第3弾である。

今回新たに登場するのは、悪役としてメル・キブソン、味方としてハリソン・フォード、アントニオ・バンデラス、そして私の大好きなウェズリー・スナイプスだ。

ただ、今回ブルース・ウィリスは登場しない。


さて、内容であるが・・・

特筆すべきものは何もない!?

ただただ撃ちまくり、敵を倒す、それだけである。

まあ、前2作と比べて、肉弾戦が少なくなっているところが、ちょっと残念な点だろうか。

特に、ジェット・リーのアクションがほとんどなかったのは残念。

終盤になって、やっと出てきたと思ったら、飛行機に乗ったまま機関銃をぶっ放すだけ。

得意のカンフーの見せ場などまったくなかった。

逆に、ウェズリー・スナイプスは、出番が結構あった。

本人自身、脱税で捕まっていたということで、久しぶりということもあったのか、そこをスタローンが気を使ったのかどうかはわからないが、最初に脱獄のシーンで救出されて以来、ほぼ出ずっぱりだった。

ハリソン・フォードは、もともとアクション俳優というよりは、アドベンチャー俳優のイメージが強いので、出演にはびっくりしたが、最後には自ら出撃して暴れまわっていた。

メル・ギブソンは、もともと悪役顔だから、今回の役柄はぴったり。

ただ、劇中で語られているほど悪いヤツという描かれ方をしていないので、今いち大物感には欠けていたように思う。

それと、最後のバトル(スタローンとメル・ギブソン)で、わざわざ銃を放り投げて、素手で戦うパターンは、もういいかげにやめてほしい。

見ていて、何だか「バカなの?」と思ってしまうからだ。

でも、一番驚いたのはアントニオ・バンデラス。

スペイン出身というわけではなかろうが、陽気でおしゃべりなキャラクターで、終始しゃべってばかり。

いかにも軽薄な感じで、アクション俳優というより、ただのコメディアン扱いだった。

もしかして、スタローンは彼のことが嫌いなのか?

あと、今回は前2作の旧メンバーに代わって、若い連中が登場する。

見たこともない、聞いたこともない俳優たちなので、「もしかして、こいつらは全員殺されるのか?」と思っていたのだが、実はそうではなくて、終盤には新旧揃って敵に立ち向かう。

別に普通の映画であれば、これも「あり」だろうけど、これは「エクスペンタブルズ」である。

知らない人たちが登場したところで、何の感慨もない。

見ていて、何かつまらない感じがした。

どうせなら、もう44歳だけどアクション俳優としてはまだまだ若手のマット・デイモンとか、同じく40歳を超えているけど、最近頭角を現してきているカール・アーバンとかが出てきた方が良かったのに。

・・・と言うか、出てきたら狂喜乱舞するだろうな。

これに、昨日見たデンゼル・ワシントンとか、ドゥエイン・ジョンソンとか、あとリーアム・ニーソンとかが出てきたら、と思うとゾクゾクする。


というわけで、内容よりは出てくる俳優さんの方に目がいってしまうこの映画、まだまだ続編には期待だ。

ということで今回は、ウェズリー・スナスプスの登場に歓喜しつつも、ジェット・リーの扱いには、前作もそうであったし、相変わらず不満なので、評価は「C」にします。

映画評704 ~ ドラキュラZERO

本日2本目は「ドラキュラZERO」

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『ワイルド・スピード EURO MISSION』などのルーク・エヴァンスが主演を務め、オスマン帝国の侵略から自国を死守するため悪に変じた君主の戦いを描くアクション。ブラム・ストーカーの小説「ドラキュラ」のモデルとなった15世紀の実在の君主をモチーフに、愛ゆえに強大な悪と化す男の数奇な運命に迫る。主人公の妻を、『アンチヴァイラル』などのサラ・ガドンが好演。悲しくも美しいヒーロー伝説に圧倒される

主演は、ルーク・エヴァンス
共演は、ドミニク・クーパー、サラ・ガドン、ディアミッド・マルタ、アート・パーキンソン
その他、チャールズ・ダンス、ポール・ケイ、ウィリアム・ヒューストン、ノア・ハントリー、ロナン・ヴィバート、ザック・マッゴーワンなど


<ストーリー>
トランシルバニア君主ヴラド・ドラキュラ(ルーク・エヴァンス)が統治する国は栄え、人々は平和に暮らしていた。だがある日、ヨーロッパ攻略を狙うオスマン帝国が、彼の息子を含む1,000人の少年の徴兵を要求してくる。愛する妻(サラ・ガドン)や息子と国を守るため、ヴラドは大国相手に反旗を翻し、古代より伝わる絶対的な闇の力と契約を交わす。


「映画の日」ということで、普段見ないジャンルのものでも、「せっかく1100円で見られるわけだし」と思い、「イコライザー」に続いて何か見ようと考え、これと「美女と野獣」のどちらにしようかと迷った結果、時間が90分と短いことから、こちらにした。

・・・という程度の映画だ。

本来、ドラキュラとかホラーものは見ないのだけど、これは単なるホラーではないみたいだったので、見ることにしたわけだ。


内容は、まああんなもんでしょう、という感じ。

いちおうファンタジーアクションみたいな展開だから、CGを駆使して結構な迫力で描かれていた。

ただ、オスマン帝国との争いの中で、主人公がいかにして闇の力と契約を交わすか、というところが、何だかよくわからない。

悪魔が出てくるわけではなく、その闇の力というのも、「代わりの人が見つかれば、その人に引き継がれる」という感じだったのに、最後にお城の人たちのほとんどが吸血鬼になってしまったのはなぜ?

何か、設定なんかどうでもよくなっているみたいだった。


それと、最後のシーンは意味不明。

急に現代の描写となり、主人公と妻がそれぞれ生まれ変わったような形で出てくる。

しかも、そこには、最初闇の力を持っていた男が現れる。

何でこんなシーンを入れたのかよくわからない。

これがなければ、いい形で終わることができたのに、と思うとちょっと残念。


ということで、まあまあだったけど、随所に違和感があったので、評価は「C」にします。

でもまあ、1100円ですからね。
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