映画評784 ~ ミュータント・ニンジャ・タートルズ<影(シャドウズ)>

本日は「ミュータント・ニンジャ・タートルズ<影(シャドウズ)>

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4人組のカメ忍者が活躍する人気ヒーローシリーズを実写映画化した『ミュータント・タートルズ』の続編。タートルズの面々が世界を救うため、ニューヨークの街を飛び出し力を発揮するさまを、カーアクションや迫力あるアクロバティックシーンと共に描き出す。前作に続きヒットメーカーのマイケル・ベイが製作を務め、ヒロインのミーガン・フォックスが続投。『アース・トゥ・エコー』などのデイヴ・グリーンがメガホンを取る

主演は、カメ4匹
共演は、ミーガン・フォックス、スティーヴン・アメル、ウィル・アーネット、ブライアン・ティー、タイラー・ペリー
その他、ブリタニー・イシバシ、ローラ・ニリー、ピート・プロゼック、トニー・シャルーブ、ゲイリー・アンソニー・ウィリアムズ、ブラッド・ギャレットなど


<ストーリー>
タートルズの宿敵シュレッダー(ブライアン・ティー)は、マッドサイエンティストのバクスター・ストックマン博士(タイラー・ペリー)らの協力で脱獄し、再びニューヨークを大混乱に陥れようと画策。邪悪な陰謀を阻止すべくタートルズと仲間たちが動くものの、ミュータントに変身したビーバップ(ゲイリー・アンソニー・ウィリアムズ)とロックステディ(ステファン・“シェイマス”・ファレリー)が立ちはだかる。さらに世界征服をたくらむ悪の帝王クランゲが異次元から襲来し・・・


このシリーズも、すでに何作か作られていて、何となく興味がそそられて、いつも「どうしようかなあ」と迷っていたのだけど、1800円払ってまで見るか、となると、どうしても躊躇してしまっていたのだけど、さすがにフリーパスですから!

しかし、期待に反して(?)意外と面白かったです。

内容は、とにかくドタバタ・アクション・コメディで、いちいち考えていてもしょうがない展開。

スケールは結構デカくて、地球征服を狙う連中が出てくるし、地球の中にも、世界を制覇しようとする輩がいて、何だかんだと悪いことを実行し、皆に迷惑を掛けている。

それに対抗しているのがタートルズで、原型は何だかよくわからないけど、とにかくカメ忍者だ。

この4人はチームだけど、兄弟だ。

それそれが、いろんな特長を持っているわけだけど、今回だけでは覚えきれなかった。

そんな4人+やたらと強い老ネズミに、ヒロインをはじめとして人間も協力するのだが、敵もさるもので、いろんな手を使ってくる。

いちいち説明しても意味がないし、それほどハラハラ・ドキドキ感はないけど、たいして違和感もないので、見ていて飽きない。

カメ忍者もなかなかよくできているので、まずまず楽しめました。

ということで、評価はちょっと甘めに「B」にします。


悪役であるシュレッダーを演じている角田信朗みたいなおっさんは、日本人顔だなあ、と思っていたら、日韓のハーフだって。

「ウルヴァリン」とか「ワイルド・スピード」にも出てたんだ。
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映画評783 ~ 君の名は

今回は「君の名は」

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『星を追う子ども』『言の葉の庭』などの新海誠が監督と脚本を務めたアニメーション。見知らぬ者同士であった田舎町で生活している少女と東京に住む少年が、奇妙な夢を通じて導かれていく姿を追う。キャラクターデザインに『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』シリーズなどの田中将賀、作画監督に『もののけ姫』などの安藤雅司、ボイスキャストに『バクマン。』などの神木隆之介、『舞妓はレディ』などの上白石萌音が名を連ねる。ファンタスティックでスケール感に満ちあふれた物語や、緻密で繊細なビジュアルにも圧倒される


<ストーリー>
1,000年に1度のすい星来訪が、1か月後に迫る日本。山々に囲まれた田舎町に住む女子高生の三葉は、町長である父の選挙運動や、家系の神社の風習などに鬱屈していた。それゆえに都会への憧れを強く持っていたが、ある日彼女は自分が都会に暮らしている少年になった夢を見る。夢では東京での生活を楽しみながらも、その不思議な感覚に困惑する三葉。一方、東京在住の男子高校生・瀧も自分が田舎町に生活する少女になった夢を見る。やがて、その奇妙な夢を通じて彼らは引き合うようになっていくが・・・


これは良かった。

最後の方は、ちょっとウルっときてしまったし・・・!?

何となく「面白そうだな」とは思っていたけど、最初はどこでどう入れ替わって、それからどんな展開になるのかちょっと不安だった。

しかも、甘酸っぱい青春ラブコメだと思っていたのだけど、途中から一変。

「えっ、もしかして、これって泣かせる映画?」と思えるような展開。

・・・と思わせておいてのハッピーエンド?

画も良かったし、RADWIMPSの主題歌も心地良かった。

声優も、違和感なくて、特に神木隆之介クンは秀逸、

いや、まんまとハマってしまいました。

よくこんなストーリーを考えるなあ、と思います。

今回は、ネタバレはしませんが、タイトルの「君の名は」の意味は、最後にようやくわかりました。

ということで、評価としては、今年初めての「S」にします。


いやホント、久しぶりに青春時代に帰りたくなってしまいました。

土曜日の朝一(10時)の回で見ましたが、ほぼいっぱいでした。

さすがに、若い人が多かったですけどね。

映画評782 ~ 傷物語<Ⅱ熱血篇>

今回は「傷物語<Ⅱ熱血篇>」

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テレビアニメ版も人気を博している、西尾維新のベストセラー小説「物語」シリーズの前日譚を描く劇場アニメ3部作の第2弾。美貌の吸血鬼キスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレードを助けたために吸血鬼になってしまった男子高校生・阿良々木暦が、人間に戻るために過酷な戦いに挑む。総監督は前作に引き続き新房昭之、ボイスキャストも神谷浩史、坂本真綾らが結集。激化する戦いの行方や、暦とキスショットの行く末に注目


<ストーリー>
吸血鬼となった肉体を人間に戻すために、吸血鬼キスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレードの奪われた四肢を取り戻す戦いに身を投じる男子高校生・阿良々木暦。怪異専門家・忍野メメのアドバイスを受けながら激闘を続ける彼の前に、吸血鬼でありながら吸血鬼を狩る身長2メートル以上のドラマツルギー、巨大な十字架を駆使する半吸血鬼エピソード、吸血鬼退治の専門家である人間ギロチンカッターが立ちはだかる。


前作「鉄血篇」を見て、何となく面白かったので、続けて見ることにした作品だ。

吸血鬼を助けたために、自分までもが吸血鬼になってしまい、吸血鬼ハンターと戦うことになった高校生の物語だが、随所に同級生との青春(?)が盛り込まれていて、何だかよくわからない展開は相変わらず。

途中にやたらと字幕が出てくるのも同じだ。

今回は吸血鬼とのバトルがメインなはずなのに、なぜか同級生・羽川とのちょっとエッチな青春ロマンスにも重きが置かれている。

この羽川という女の子、物語にどんな影響を持っているのかと思っていたが、意外といろんなシーンに絡んでくる。

しかも、一度は内臓ドバ~で死んだりする。

それが生き返ったりするものだから、「もしかして、この子も吸血鬼なのか?」とさえ思ったのだけど、どうやら関係ないみたい。

そして、肝心の吸血鬼ハンターとのバトルだけど、3部作なので、次回最後のバトルがあるのか思っていたら、意外にも今作で3人ともやっつけてしまう。

何だかあっさりした感じだったけど、最終作はどんな展開が待っているのだろう、という期待感だけは残った。

ということで、評価はとりあえず「B」にしておきます。


それにしても・・・

助けた吸血鬼の名前が「キスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレード」とか言う、意味ありげに長~い名前のくせに、吸血鬼ハンターの3人の名前が、ドラマツルギー、エピソード、ギロチンカッターと、中途半端な名前ばかり。

でも、よくよく見てみれば、「キス」「ショット」「アセロラ」「オリオン」「ハート」「アンダー」「ブレード」「ドラマ」「ツルギー」「ギロチン」「カッター」と、適当な単語をカッコいいように見せかけるために繋げただけ、という気もしないでもない。

映画評781 ~ ジャングル・ブック

本日は「ジャングル・ブック」

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ラドヤード・キプリングによる名作を実写化したアドベンチャードラマ。ジャングルで黒ヒョウとオオカミに育てられた少年が、一匹のトラとの出会いを通して壮大な冒険に身を投じる。監督は『アイアンマン』シリーズなどのジョン・ファヴロー。主演は2,000人もの候補から抜てきされた新星、ニール・セティ。ベン・キングズレー、ビル・マーレイ、スカーレット・ヨハンソンなどのスターが、動物たちの声を務める。動物と自然の風景の全てを創造した最先端CGに圧倒される


出演は、ニール・セティ
後は、全部CG

<ストーリー>
モーグリは、生まれて間もなくジャングルに取り残されてしまう。黒ヒョウのバギーラから母オオカミのラクシャに託された彼は、愛情に包まれながら自然の厳しさと生き抜くための知恵と術を学んでいく。やがて少年となって動物たちと幸せな日々を過ごしていたモーグリ(ニール・セティ)は、人間に恨みを抱くトラのシア・カーンと出会う。シア・カーンから人間である自分の存在が、ジャングルやそこに住む動物たちの脅威になると言われ


これは、なかなか面白かった。

原作なんて、とうの昔に忘れていたので、ストーリー自体を単純に楽しんだわけだけど、昨日見た「ルドルフとイッパイアッテナ」との違いが明らかだったような気がする。

要は、リアリティ云々の話ではなく、ストーリーに違和感がないかどうかが、一番の違いだと思う。

オオカミやトラがしゃべる映画なんて、それこそ腐るほどあるし、人間と会話できるものだって結構ある。

でも、「生身の人間がトラに勝てるか?」というのと「ネコが字を読めるか?」というのとは、まったく次元が違うと思う。

細かいところを言えば、随所に挿入されている「笑いを誘うシーン」も、これまた違いがはっきり出ていたと思う。

ハナから「ここは笑うところですよ」とあからさまに示されるのと、さりげなく提示されるのとでは、見ている方の期待度が違う。

そこのところが、「ルドルフとイッパイアッテナ」には欠けていると思うわけだ。

この映画にしても、予定調和だし、「トラは悪者だけど、後はみんな仲良し」などという勧善懲悪な設定は、よく考えなくても「ありえない」のだけど、そこにあまり違和感はない。

だいたい、人間がオオカミや黒ヒョウと一緒に走って、勝てるわけがない。

しかし、トラやクマやオオカミの描き方そのものに違和感がないので、後は展開に違和感がなければ、見ていて面白く感じるのだと思う。

まあ、さすがにあの化け物のようなオランウータンについては、いったい何のために出てきたんだろう、としか思いませんでしたが・・・


ということで、あまり期待はしていなかったけど、そこそこ楽しめたので、評価は「B」にします。

映画評780 ~ ルドルフとイッパイアッテナ

今回は「ルドルフとイッパイアッテナ」

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斉藤洋の児童文学を基に、井上真央、鈴木亮平らが声優として参加した感動のアニメーション。田舎から東京に来た小さな黒猫と都会の大きなボス猫の出会いと、彼らの友情を描く。『ポケットモンスター』シリーズなどの湯山邦彦が監督を務め、脚本を『妖怪ウォッチ』シリーズなどに携ってきた加藤陽一が担当。対照的な二匹を中心に展開する物語に引き込まれる。


<ストーリー>
ひょんなことから最愛の飼い主とはぐれてしまった黒猫のルドルフは、偶然乗り込んだトラックに揺られて大都会東京にたどり着く。ルドルフは、その辺り一帯を仕切るボス猫のイッパイアッテナと知り合い、自分もノラ猫として生きる決意をする。


ネットでの評判は結構良くて、「感動しました」という声も多かったのだけど・・・

私的にはダメでした。

もともと見たいと思っていた映画ではなかった。

しかし、妻が見たいというので、「夫婦50割引」が適用できるというので、一緒に見ることにしたのだが・・・

まず、主人公ルドルフのキャラに感情移入ができない。

声優を務めていた井上真央のせいかも知れないけど、何か違和感がある。

特に、走る時の息遣いが全編を通じてウザい。

そして、何よりも展開が雑、というのか、何でそんな設定にしたのだろう、という展開が多すぎる。

まず、ルドルフが家を飛び出すシーンで唖然。

いちおう、設定では「家猫」ということになっているようだけど、「自分の庭は隅から隅まで知っている」ということで、家の塀から屋根に飛び乗ったりして・・・

ん?

そんなのは「家猫」とは言わない。

そんな猫なら、いつでも外に飛び出せるだろうに、実際に家を出るのは、たまたま門の扉が風でちょっと空いた隙を狙って、である。

このシーンで、すでに「はあ?」となってしまった。

原作はどうなっているのかは知らないけど、この映画を作った人は、猫のこと知らないんじゃないの、と思えるほどのいいかげんさ。

そして、間違えてトラックに乗ってしまうシーンもいいかげんそのもの。

そもそも何でトラックに乗ったのか、という流れはまだいいとしても、地元である岐阜から東京まで丸一日かかって行くわけだけど、普通なら、途中で飛び降りてしまいそうなのに、どうして一日も乗っていたかと言うと・・・

ご主人を追いかけていく途中で、魚屋さんの脇を通り抜ける時に、自転車に驚いて魚屋のメザシの入った入れ物に飛び込んでしまう。
そして、出てくる時に、メザシを口に加えたままだったので、魚屋さんに泥棒と間違えられて追いかけられ、あわてて軽トラに飛び乗ったのだけど、その時に魚屋さんが投げたモップが頭に命中して気絶した・・・・のである。

何だ?この設定は。

なぜメザシを口にくわえたままだったのかと言うと、その後イッパイアッテナに出会った時に、それを彼にあげた(取られた)から・・・って、意味がわからん。

とにかく、わけのわからない展開で、物語は進んでいく。

その後も、笑わせようとしているのだろうけど、ほとんど笑えないやり取りが随所に出てくる。

そして、極め付け。

実はイッパイアッテナは、字が読めるのだとか。

どうしてかと言うと・・・以前飼い猫だった時に、その時のご主人に教えてもらったから。

ここを否定すると、物語全体を否定することになるとは言え、ここがどうしても受け入れられないので、結局「何だかなあ」となってしまったわけだ。

まあ、イッパイアッテナが字を覚えるのは百歩譲って認めるにしても、ルドルフまでもが、たった1年足らずで字(ひらがなだけでなく漢字も!)を覚えるのは、いくら何でもちょっと、という感じだ。

さらに、「字が書ける」とまでいくと、もうついていけない。

しかも、それがルドルフが元の家に戻ることができる理由にもつながってくるとなると、唖然とする以外にない。

何と、高速道路を走るトラックのナンバープレートを見て乗るトラックを決め、目的地に少しずつ近づく、というトンデモない荒業を使うわけだ。

簡単に言うと、「岐阜」ナンバーをつけたトラックに乗るわけだ。

しかし、さすがにそれでは簡単に自宅に行きついてしまう、と考えたのか、その岐阜ナンバーのトラックは、途中で原因不明の故障をしてしまう。

そのまま待っていれば、レッカー車で岐阜まで運んでもらえるだろうに、なぜか飛び降りたルドルフは、最後歩いていく決心をする。

しかし、疲労でクタクタになってしまい、思わずフラフラと道路に飛び出てしまう。

って・・・そんな猫は、生きていけねえよ!

と思っていたら、何と自宅はすぐそばだった。

それで、喜び勇んで家に駆け込むのだけど、ここから意外な展開となる・・・

・・・というわけだけど、自宅にいたルドルフそっくりの猫との会話も、何だか中途半端で、お互いそっくりな姿なのに、「アンタ誰?」みたいな感じで、見ていてもどかしいだけ。

だいたい、あんな立派な家に住んでいて、「一匹しか飼えない」という設定も違和感があるし、とにかくルドルフがもう一度イッパイアッテナの元に戻る理由を作るためだけの設定みたいで、感情移入ができない。

さて、その前に、イッパイアッテナにはライバルとも言うべき獰猛な犬(デビル)がいるのだけど、このデビルとのエピソードも、アホらしすぎて、もはや書く気にさえならない。

最終的に「いい話」にしたいのだろうけど、あざといと言うよりは、「だったら、もう少し展開を考えろよ」としか思えなかった。

「じゃあ、あのケンカ(イッパイアッテナを死の直前まで追い込んだこと)は何だったの?」とか「何で、わざわざあんなイヤなヤツに肉をもらいに行ったの?」とか意味不明のやり取りばかり。

最後も、全員が「良かった、良かった」というハッピーエンドはいいのだけど、最初から感情移入ができていないので、とてもじゃないけど感動できない。

ネットでも「感動した」という声が多くて、その内容も何となくはわかるのだけど、私にはムリ。

キャラクターの設定もそうだけど、こうもご都合主義の展開だと、見ていて面白くない。

このあたりが、ディズニーの作るアニメとの大きな差のような気がする。

ということで、評価はちょっと厳しく「D」にします。

この映画を見て泣ける人は、たぶん「泣けるよ」と聞いただけで、どんな映画でも泣けると思います!?


声優陣では・・・

井上真央は、最初に書いた通り、あまりうまいとは思えない。

鈴木亮平は、ちょっと気張りすぎか?

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