映画評822 ~ バーニング・オーシャン

今日は「バーニング・オーシャン」を見てきました。

映画170423

『ローン・サバイバー』のピーター・バーグ監督とマーク・ウォールバーグが再びタッグを組んだパニックムービー。2010年に実際にメキシコ湾沖で起きた事故を題材に、石油掘削施設内に取り残された作業員たちの脱出劇をドラマチックに描写する。『ヘイトフル・エイト』などのカート・ラッセルや『RED』シリーズなどのジョン・マルコヴィッチらが共演。臨場感たっぷりの手に汗握る展開に引き込まれる。

主演は、マーク・ウォールバーグ
共演は、カート・ラッセル、ジョン・マルコヴィッチ、ジーナ・ロドリゲス、ディラン・オブライエン
その他、ケイト・ハドソン、ジェームズ・デュモン、イーサン・サプリー、トレイス・アドキンス、ジャストン・ストリート


<ストーリー>
メキシコ湾沖80キロメートルにある石油掘削施設「ディープウォーター・ホライゾン」で、海底油田からの逆流によって上昇した天然ガスへの引火が原因で大爆発が発生。現場で働いていた作業員126人が施設内で足止めを食らう。事故により多数の行方不明者と負傷者を出す大惨事となり・・・


原題は「ディープウォーター・ホライズン」

2010年に実際に起こった大事故が題材だから、結構重い話だ。

もちろん、ハッピーエンドではなく、主演のマーク・ウォールバーグもヒーローと言うよりは、大事故の中で何とか生還した責任者の一人である。

他にも、カート・ラッセルやジョン・マルコヴィッチなど重鎮たちも登場するが、彼らも被害に遭って、生死の狭間を行き交う登場人物の一人だ。

ネットでの評判はあまり良くないようだけど、それは爆発の原因となったメカニズムがよくわからないからだと思う。

冒頭で、予定されていたコンクリート・テストが実施されていないなど、工期の遅れで何としても急がせようとする会社側と、あくまでも安全に事を運ぼうとする主人公たちとの確執が描かれるが、今いちよくわからない。

逆に、そこを詳しく説明されても話がダレるだけなので、あれが限界かな、と言う気はした。

大爆発のシーンも、結構な迫力だけど、メカニズムがよくわからないので、何がどうなれば、どうなってしまうのか、という流れが掴めず、ハラハラ・ドキドキ感に少し影響する。

ただ、終盤はとにかく主人公たちが仲間を助けようとして奮闘するシーンが描かれるので、これはわかりやすい。

とは言え、クライマックスと感じではなかった!?

ということで、何が何だかよくわからない展開というのが正直なところだったので、評価は「C」にします。


最後、エンドロールでは、裁判での様子やなど事故に実際に遭った人たちのことが流れてきて、相当大きな事故だったようですが、あまり記憶にないのは、日本では大きく報道されなかったせい?
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映画評821 ~ クレヨンしんちゃん 襲来!!宇宙人シリリ

今日は「クレヨンしんちゃん 襲来!! 宇宙人シリリ」です。

映画170422

臼井儀人の原作による人気アニメ「クレヨンしんちゃん」の劇場版シリーズ第25作。突如野原家に現れた宇宙人シリリによって子供になったひろしとみさえを元に戻すため、野原一家がシリリの父親を捜しに旅に出る。謎の宇宙人シリリの声を、人気声優の沢城みゆきが担当。監督・脚本は、『映画クレヨンしんちゃん オラの引越し物語 ~サボテン大襲撃~』をはじめ、これまでのシリーズでも監督を務めてきた橋本昌和


<ストーリー>
ある日、野原家に現れた宇宙人シリリが放った謎のビームを浴び、しんのすけの両親ひろしとみさえは、25歳も若返ってしまう。元の姿に戻るためには、日本のどこかにいるシリリの父親を見つけ出さなければならない。しんのすけのお尻にシリリを隠し、シリリの父親を捜すため日本縦断の旅に出た野原一家だったが・・・


いつものしんちゃん、という感じだった。

でも、25周年ということで、過去に出てきたいろんなキャラが出てきたのだそうな。

しかし、まったく気が付かなかった。

ストーリーとしては、特にヒネりはなかったが、特に違和感もなかった。

適度にギャグをはさみながら、しんちゃんだけでなく、野原一家全員が何かしらの働きをする。

今回の敵キャラ・シリリも、実は悪いヤツではなく、父親に利用されていただけ、という設定だから、最後はいい感じで終わる。

ただ、シリリの父親は「実はいいヤツ」ではなく、最後に改心させるのかと思っていたが、何にもない。

しかも、最後のエンドロール後に、そのエンディングが描かれるのだけど、改心した父親ではなく、唐突に母親が出てくる。

それはそれで、ハッピーエンドということでいいのだけど、これまで何の描写もなかった母親が急に出てくるので、ちょっと違和感がある。

後は、野原家の屋根にUFOが突き刺さったままなのに、何の話題にもなっていないとか、春日部少年隊のガキどもが、車も運転できない年なのに、そのUFOの操縦をするとか言うのは、いちいち気にすることではないので問題なし。

ということで、いつものしんちゃんだったけど、ちょっと感動の部分が少なかったかな、ということで、評価は「C」にしておきます。


驚いたのは・・・

シリリの父親の声。

どこかで聞いたことがある声、というよりは「いつも聞いている声優さんだったけど、誰だっけ?」と思っていたら、何と雨上がり決死隊の宮迫でした。

とても良かったと思います。

基本的に、お笑いタレントや若い俳優さんのアフレコには反対だけど、宮迫はうまかったと思います。

映画評820 ~ グレートウォール

本日は「グレートウォール」を見てきました。

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世界的な建造物である万里の長城を題材にしたアクション。その建造に秘められた目的と戦いを、壮大なスケールで活写する。メガホンを取るのは『上海ルージュ』『HERO』などのチャン・イーモウ。『ボーン』シリーズなどのマット・デイモン、『シャドウ・オブ・ヴァンパイア』などのウィレム・デフォー、香港のスター、アンディ・ラウらが結集。国際色あふれるキャストが織り成すストーリーに引き込まれる。

主演は、マット・デイモン
共演は、ジン・ティエン、ペドロ・パスカル、アンディ・ラウ、ウィレム・デフォーなど


<ストーリー>
主人公ウィリアム(マット・デイモン)は仲間と共にブラックパウダーを探して中国を訪れるが、中国人兵士に襲われ、逃走を余儀なくされる。
やがて追い詰められたウィリアムたちは投降を決意し、万里の長城へと向かうが、そんなウィリアムたちの前に現れたのは、謎のモンスターだった!
そこで、ウィリアムは中国王朝と力を合わせ、モンスターとの闘いに挑むが・・・


万里の長城を舞台としたアクションものである。

マット・デイモンが主演だけど、ネットでの評判はすこぶる悪い。

確かに、出てくる化け物(モンスター)はわけがわからない。

60年ごとに人間を襲いに来るのだそうな。

お前ら「17年ゼミか!」と言いたくなるような化け物だけど、前の60年間どこで何をしていたのかはわからない。

しかも、知能があるのだそうな。

そういう化け物が集団で襲ってくるので、人間側はいろいろと守りに工夫は凝らしているのだけど、如何せん力の差は歴然。

じゃあ、人間は全滅するのかと言うと、そうではなくて、化け物たちはある程度襲うと、なぜか急に引き上げてしまう。

う~ん、ナゾだ。

あのまま一気に襲えば、1日もかからずに、人間を全滅させられたはず。

じゃあ、ある一定の周期で襲うのか、と言うと、そんな感じでもなく、ある時は、夜中に2匹だけで襲ってきて、人間側のボスである将軍を殺してしまう。

将軍は死に際に「罠にはめられた」と言うのだけど、化け物が何でわざわざあんな面倒くさいことをするのかさっぱりわからない。

そもそも、どうして将軍を誘い出して殺そうとしたの?

敵側のボスだということを、どうして知ったんだろうか。

そんなことより、将軍はどうして自らわざわざ出向いたの?

そんなこと部下にやらせればいいのに。

「頭のいい化け物、罠にはめられた人間」という構図にしたいのだろうけど、化け物はとてもじゃないけど、頭が良さそうじゃない。

だって、彼らはみんな女王の指示に従って行動しているだけだから。

これも、またよくわからない。

しかも、なぜか「女王が死ぬと、群れは全滅してしまう」ということらしい。

まるで「インデペンデンス・デイ リサージェンス」みたいな感じ?

別に何かの機械で動いているわけではないのだから、司令塔がいなくなったら、混乱はするかも知れないけど、そのまま引き上げて、また新しい女王を迎えればいいだけじゃないの?

でも、クライマックスのシーンでは、女王が死んだ途端に、群れの連中はバッタバッタと塔の上から落ちてくる。

この理由(仕組み)がよくわからない。

結局、あまりにも強い相手だから、群れ全体をやっつけることは数からしても無理だし、「女王をやっつけたら、群れはダメになる、ということにしよう」などと安易に考えに違いない。

やっぱり「インデペンデンス・デイ リサージェンス」じゃん。

そんな化け物を相手にマット・デイモンは戦うのだけど、如何せん敵は強すぎるので、最後は女王をやっつけることだけに集中して、まわりの人間たちがそのために犠牲になる、という実に感動的な映画に仕上がっている。

いや、だって実際にそうだし。

でも、また60年たったら、別の女王を中心にして襲ってくるんじゃないの?

別に60年後はもう生きていないから、どうでもいいってことなの?

それとも、大昔から女王はあの一匹しかいなかったの?

でも、それが同じ女王なのかどうか、60年経ったら、世代は少なくとも1つ2つは変わっているわけだし、どうやって彼らに対する情報は継承されていくの?

まあ、考え始めたら、どうしようもなくなってしまうので、この話題はこのへんにしておきます。


いい所を探すとしたら・・・

とにかくスケールはデカくて迫力がある。

この迫力は邦画では出せないと思う。

登場人物で言うと・・・

マット・デイモンは頑張っていたと思います。

ただ、相方の男の役割がよくわからない。

主人公を置いて逃げようとしたり、一緒に戦ったり、結構重要な役どころだと思うのだけど、残念ながら存在感がほとんどない。

一方、存在感は抜群のウィレム・デフォーだけど、今回の使われ方は、あんなのでいいのか?

訳ありな男、みたいな描かれ方だったけど、意外にあっさりと姿を消す。

あれって、もしかしてあの爆発の時に馬賊たちと一緒に亡くなったんじゃないの?

その馬賊たちも、いったい何のために出てきているのかよくわからない。

あんなところを根城にして旅人たちを襲っているのだとしたら、長城の人たちと同様、化け物たちにやられちゃうだろうに。

と言うか、襲われる危険性は長城の人たちの比じゃないだろうに。

アンディ・ラウも、もっと将軍クラスの存在かと思っていたけど、幹部の中では一番下、みたいな扱われ方だったぞ。

ヒロインがあれだけ若いのだから、アンディ・ラウも、もっと重要な役でも良かったんじゃないのか、という気がする。

で、そのヒロイン。

どこかで見たことあるな、と思っていたら、ちょっと前に見た「キングコング」に出ていた、わけのわからない女性でした。

いやホント、急に出てきたけど、たいしたセリフもなく、たいしたこともしないで、最初から最後までただ映っていただけだったし。

まだ28歳だって。

いいのか、こんな若い子が次代の将軍になって。

だったら、アンディ・ラウでしょ。


みたいな感じで、ツッコミどころは満載でしたが、迫力はありましたし、そこそこ面白かったです。

ということで、評価は「B」にします。

映画評819 ~ 名探偵コナン から紅の恋歌(ラブレター)

今回は「名探偵コナン から紅の恋歌(ラブレター)」

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コミックとテレビアニメの双方で人気の青山剛昌の原作による『名探偵コナン』シリーズの劇場版第21弾。テレビ局爆破事件と、百人一首の大会優勝者の殺害事件を追う江戸川コナンや服部平次たちの活躍を描く。『名探偵コナン 沈黙の15分(クォーター)』から監督を務めてきた静野孔文が本作でも続投。工藤新一と毛利蘭の恋模様、原作の今後にも大きく関係していく大岡紅葉の登場が見どころ、


<ストーリー>
百人一首で有名な皐月会主催の皐月杯の会見収録が行われていた大阪・日売テレビで、爆破事件が起きる。崩壊するビルに高校生探偵の服部平次とその幼なじみ・遠山和葉が取り残されるも、コナンが救い出す。犯行声明が出ないことに疑問を抱いて調べを進めるコナンと平次の前に、平次の婚約者だという百人一首高校生チャンピオンの大岡紅葉が現れる。


スケールだけデカくて、推理がスカスカな最近のコナンにしては、なかなか良かったかな?・・・みたいな。

全体的にあまり違和感なく、スムーズに展開していたような気がする。

ただ、ほとんど幽霊部員のようなカルタ部所属の和葉が、2日ほど特訓を受けただけで、伝統ある百人一首の大会で決勝に残るほど百人一首って甘くないと思うのだけど、百人一首ファンは怒るんじゃないの?

結果的に、クライマックスの場面がまったく関係のない人だったら面白くならない、という理由だけで和葉を勝ち残らせたとしか思えないような安易な設定。

ついでに言うと、平次のお母さんが元クイーンというのも、かなり安易だ。

そもそも、犯人は鈍い私でも序盤にわかってしまうような展開になっているので、そのあたりはちょっと不満。

そのために、わざわざ百人一首の中で「紅葉」という名前が6回も出てくるというだけで、今回の登場人物の名前を紅葉にしたような、これまた安易な設定。

しかも、彼女は幼い頃服部平次と結婚の約束をしたという設定の割りには、今回たまたま皐月杯の会場で偶然会っただけなのに、「やっぱり運命だ」みたいな言い方をするのは、違和感バリバリ。

それほど昔の話が忘れられないのだとしたら、もともと近所に住んでいるわけだし、出会うチャンスはもっとあったはずだし、もっと出会おうとするはず。

いきなり出てきて「あなたは私のフィアンセよ」みたいなことを言うヤツは、普通ならただの頭のおかしい女の子だ。

だいたい、平次も紅葉もまだ高校生だぞ。

何が「結婚の約束」なんだか。

ガキのままごとじゃあるまいし、見ていてワクワクもドキドキもしやしない。

とにかく、すべてが無理やりな設定というか、設定が浅すぎる。

あと、犯人の動機も結構ムチャクチャなような気がする。

自分の犯行を隠すために、ビルを丸ごと爆破しようしたり、いったい何人を犠牲にすれば気が済むのか、という感じ。

自分勝手すぎるし、同情の余地もない。

それを何となく感動の話にしようとしているのも、何だか安易。


ただ、そんな浅い設定にもかかわらず、全体的に違和感がないような気になったのは、コメディの部分とかアクションのシーンが割と良かったから!?

冒頭で「意外と良かった」と言っておきながら、イチャモンばかりつけているようだけど、全体的にはそんな感じ。

思い返せば安易な設定のオンパレードだったけど、何となくすっきり終わった感じだったので、自分でもよくわからないけど、評価は「B」にします。


声優で言うと・・・

宮川大輔は下手くそでした。

彼の顔がもろに浮かんでくるし、セリフ自体も演技をしているというよりは、「イッテQ」で何かの競技に参加している時の説明をしているような感じ!?でした。


映画評818 ~ ゴースト・イン・ザ・シェル

今回は「ゴースト・イン・ザ・シェル」

映画170408

『スノーホワイト』などのルパート・サンダーズが監督を務め、士郎正宗のSF漫画「攻殻機動隊」を、スカーレット・ヨハンソンやビートたけしらを迎えて実写映画化。近未来を舞台に、脳以外は全身義体の少佐が指揮する捜査組織公安9課の活躍を描く。『イングリッシュ・ペイシェント』などのジュリエット・ビノシュや『シルク』などのマイケル・ピットらが共演。敵と対峙する公安9課を、どのように描くのかに注目

主演は、スカーレット・ヨハンソン
共演は、ビートたけし、マイケル・カルメン・ピット、ピルー・アスベック、チン・ハン
その他、ジュリエット・ビノシュ、ラザラス・ラトゥーリー、ダヌーシャ・サマル、泉原豊、福島リラ、桃井かおりなど


<ストーリー>
近未来。少佐(スカーレット・ヨハンソン)は、かつて凄惨な事故に遭い、脳以外は全て義体となって、死のふちからよみがえった。その存在は際立っており、サイバーテロ阻止に欠かせない最強の戦士となる。少佐が指揮するエリート捜査組織公安9課は、サイバーテロ集団に果敢に立ち向かう。


あの「攻殻機動隊」の実写版である。

人気のあるアニメの実写版は、「必ず失敗する」という格言があるくらい、成功した例はほとんどない・・・と言われる。

私的には大絶賛だった「るろうに剣心」でさえ、原作ファンには不評だった。

で、今回の実写版だけど、結論から言うと、それほど悪くはなかったと思う。

それほど原作に思い入れがない、というか、劇場版しか見たことがないので、他のアニメ同様、近未来を描いたアクションものとして見ることができたから、かも知れない。

スカーレット・ヨハンソン演じるミラ少尉(草薙素子)は、それほど違和感がなかった。

ネットなどでは「ぽっちゃりしすぎている」とか「ヨハンソンに黒髪は似合わない」とか、いろいろ言っている人がいるようだけど、草薙素子自身も、アニメと劇場版が違うなど、いろんなバージョンみたいなものがあるので、たいして気にすることではないと思う。

むしろ、綺麗な女優さんなので、見ていて華があって良かったと思う。

一方、自分でも「一番違和感があるんじゃないか」と言っていた、ビートたけし版荒巻大輔だけど、先頭に立って人殺しをやるなど、ちょっと行動的すぎる面はあったとは言え、それほど変な感じではなかった。

そんなことより、もっと気になったのは、たけし演じる荒巻だけが日本語だったこと。

桃井かおりでさえ英語で話していた。

他の全員が英語を話している中で、彼だけ日本語なのは違和感を通り越して、完全に変!

ゼッタイにおかしいと思う。

原作の舞台が日本ということで、おそらく今回の舞台も日本だろうし、たけし演じる荒巻も、しきりと「総理大臣」と言っていた。

主人公をはじめとした面々が所属しているのも「公安」だし。

少なくともアメリカではない。

でも、描かれている風景は、どう見てもチャイナタウンだし、とても日本には見えない。

ハリウッドの関係者からすると、どっちも同じように思えるのかも知れないが、はっきり言ってまったく違う。

もしかして、これまたチャイナ資本が入っているから、無理やりそうしたんだろうか。

いずれにしても、たけしが一人だけ浮いていたのは事実だ。

ちなみに、私の大嫌いな女優の一人である桃井かおりだけど、英語のセリフにはあまり違和感はなかった。

あの壊滅的なしゃべり方がどうしても受け付けられなくて、彼女が出ている作品は、まず見ないのだけど、これなら大丈夫?

さて、肝心のストーリーだけど、草薙素子の過去が描かれているのは、個人的には面白かった。

最初は、名前がミラだったので、主人公の名前まで変えたのかと思っていたが、最後の最後に「素子」という名前が出てくるのは、ある意味感動的だった!?

ただ、ヨハンソン自身が「モトコ」と言った時には、さすがに違和感があったけど・・・

画は良かったけど、バトルシーンは、ちょっと物足りなかったかも?


ということで、あまり期待してなかったけど、楽しんで見ることができたので、評価は「B」にします。

映画評817 ~キングコング 髑髏島の巨神~

昨日は「キングコング 髑髏島の巨神」を見てきました。

映画170409

キングコングを神話上の謎の島に君臨する巨大な神として描いたアドベンチャー大作。島に潜入した調査隊が正体不明の巨大生物と遭遇し、壮絶な死闘を繰り広げる。監督は、主にテレビシリーズに携ってきたジョーダン・ヴォート=ロバーツ。調査遠征隊のリーダーを『マイティ・ソー』シリーズなどのトム・ヒドルストンが演じるほか、『ルーム』などのブリー・ラーソン、サミュエル・L・ジャクソンらが共演。巨大な体でリアルな造形のキングコングの迫力に圧倒される

主演は、トム・ヒドルストン
共演は、サミュエル・L・ジャクソン、ジョン・グッドマン、ブリー・ラーソン、ジン・ティエン
その他、トビー・ケベル、ジョン・オーティス、コーリー・ホーキンズ、ジェイソン・ミッチェル、シェー・ウィガム、ジョン・C・ライリー、MIYAVIなど


<ストーリー>
コンラッド(トム・ヒドルストン)率いる調査遠征隊が、未知の生物を探すべく、神話上の存在とされてきた謎の島に潜入する。しかし、その島は人間が足を踏み入れるべきではない「髑髏島」だった。島には骸骨が散乱しており、さらに岩壁には巨大な手の形をした血の跡を目撃する。そして彼らの前に、神なる存在であるキングコングが出現。人間は、凶暴なキングコングに立ち向かうすべがなく・・・


ご存じキングコングのリメイク版です。

なかなか面白いらしい、ということで見に行ったわけだけど、特に期待はしていなかった。

今回は、コング以外の生物もデカいらしい、ということだったけど、結論から言うと、実に中途半端。

所々に出てくる生物は確かにデカいのもいるけど、それ以外に普通の大きさのもいる。

しかも、コング以外では、彼の最大の敵となるトカゲは結構出てくるけど、最初に出てくるバッファローみたいなヤツも、ほんの数頭(実際に映像に出てきたのは2頭だけ)だし、クモなんて最初の方に1匹しか出てこない。

後はタコくらい。

劇中で登場人物(第二次世界大戦の生き残り)が「デカいぞ」と言っていたアリなんて、1匹も出てこない。

アリなんて、1匹で生きていけるわけはないのだから、相当数いなければおかしいのに、そんな描写は一切ない。

鳥なんて、「デカい!」という感じはほとんどなくて、せいぜい大型の猛禽類くらいの大きさ。

「どうしてデカくなったのか」という説明も何も一切ないまま物語は進むので、かなり違和感がある。

しかも、出現は突然で、しかもそのシーンだけ、という実に中途半端な感じ。

終盤に、改造した船で脱出を図ろうとしていた時も、途中まで何事も起こらなかったのに、なぜか突然一人の男が鳥たちに襲われて、連れ去られてしまう。

でも、それだけ。

他の登場人物はまったく襲われないという、実に不思議なシーンだった。


しかし、それ以前に・・・

米軍がバカすぎて、人間側に感情移入もできやしない。

島に現れたコング相手に、10機ほどあったヘリが、すべて破壊されるのである。

しかも、不意に襲われたのは1機だけで、後はすべてコングに接近しすぎてぶっ壊されたもの。

機関銃とか飛び道具があるというのに、「どうしてそんなに接近するんだ?」というくらい、アホみたいにコングの回りを飛び回る。

その結果、多くの部下を殺された大佐(サミュエル・L・ジャクソン)が、コングに対して復讐心を抱くのだけど、そんなの「(バカみたいな攻撃をしかけた)アンタの責任だろ」としか思わない。

見る前は、ヘリもせいぜい2~3機かと思っていたし、実際に劇中で10機くらい出てきた時には、「残ったヘリは、他の化け物生物のせいで壊されるのだろうか」と思っていたが、まさか全機コングに壊されるなんて・・・「ありえんわ!」という感じ。


登場人物でいうと・・・

今回主役のトム・ヒドルストンは、あの「マイティ・ソー」のロキ役で出ていた役者さんだけど、存在感はあるものの、劇中ではほとんど活躍しない。

島の案内役としても、ボディガード役としても、とにかく中途半端で、何だかもったいない感じだった。

サミュエル・L・ジャクソンは、狂気に満ちた軍人役だけど、まあ相変わらずといった感じ。

だけど、コング相手にまともに相対することができるのは彼くらいだろう、という気はした。

ヒロイン役のブリー・ラーソンも、中途半端な美人役だったので、今いち感情移入できず。

謎だったのが、島へ探検に行く時になっていきなり出てきたチャイナ女優。

特に何かをするわけでもないし、あまりセリフもないのに、最後まで画面に映り続ける。

「なるほど、これがチャイナ資本の力なのね」という印象しかない。

どうせ出すなら、もっと何か役を与えればいいのに、ホントただ出ていただけだった。

後、最後に気が付いたのだけど、冒頭のシーンで、墜落する飛行機から脱出した兵士が、実は第二次世界大戦の描写で、出ていた2名は米兵と日本兵、ということらしい。

どう見ても、日本兵には見えなかったので、いったい何の描写かわからなかったのだけど、「どうせ、またチャイナ俳優でも使ったんだろう」と思って、後で調べてみたら、MIYAVIという日本のロック・ミュージシャンだって。

ありゃ、日本人だったんだ、って感じ。

何であんな変なヤツ使ったんだろうね。

とにかく、最初から最後まで、とにかく中途半端な感じで、ほとんど誰にも感情移入できずに終わったので、レイトショーだったということもあるかも知れないけど、終始ぼ~っと見てました。

全体のストーリーとしては、あんなものなんでしょうけど、如何せん全体的に中途半端すぎました。

ということで、評価は「C」にします。


おまけで・・・

エンドロールの後にまたまた映像がある、というので、まったく迫力のない音楽が延々と流れるエンドロールを見た後に出てきた映像は・・・

えっ、もしかして、あれはモスラなのか?

と思っていたら、最後に出てきたのが・・・

ゴジラとキングギドラでした!

もしかして、次回は「キングコング対ゴジラ」なのか?

もう、わけがわかりません。

映画評816 ~ ひるね姫〜知らないワタシの物語〜

今回は「ひるね姫〜知らないワタシの物語〜」

映画170401

『攻殻機動隊』『東のエデン』シリーズなどの神山健治監督が手掛けたアニメーション。岡山県倉敷市児島を舞台に、瀬戸大橋のたもとののどかな町で暮らす親子の絆を、夢と現実を結び付けつつ描写する。NHKの連続テレビ小説「とと姉ちゃん」などの高畑充希が、主人公の森川ココネの声を担当。そのほか、満島真之介、古田新太、前野朋哉、高橋英樹、江口洋介といった面々がキャスト陣に名を連ねる。


<ストーリー>
高校生の森川ココネは家でも学校でも常に眠気に襲われ、ついウトウトと居眠りばかりしていた。2020年、東京オリンピックが間近に迫った夏の日、彼女の家族は事件に見舞われる。実は両親にはココネも知らない秘密があり、その謎を解く鍵は彼女の夢の中にあった


いい話です。

予告編を見る限りでは、あの「君の名は」を彷彿とさせるようなイメージとなっていて、そこそこ期待してしまいます。

内容的にも、現在と夢の中の世界が交錯していて、なかなかりファンタジー感を醸し出してました。

でも、はっきり言って、何が何だかよくわからなかった。

現実と夢の世界がはっきりと分かれていれば、まだ良かったと思うのだけど、微妙に交錯している、というか、時々ごっちゃになっているので、見ている方としては、ちょっと混乱してしまう。

また、主人公であるココネが、どうしてすぐに眠くなるのかまったく説明がないし、そもそもそんなにすぐに眠ってしまうような描写ではない。

だったら、最初から眠くなった(あるいは寝ている)時に見る夢が、実は・・・みたいな展開でも良かったような気がする。

しかも、この主人公は、たいして活躍するわけではなく、ただ走り回っているだけ。

実際に活躍するのは、モリオだったり、主人公の父親だったりで、彼女の存在感はあまりない。

そもそも、冒頭からして期待できそうになかった。

「機械を作ることだけが仕事の国・ハートランド」って何だよ。

その機械というのも、自動車だけみたいだけど、イメージとして機械と聞いて自動車は思い浮かばないから、何か違和感がある。

しかも、ハートランドに繋がっている道路が毎日大渋滞していて、毎日誰かが遅刻するとかいう状況って、いったい何なんだろう。

ハートランドが云々よりも、街作りとしてどうなの?という感じ。

さらに、ハートランドには、頻繁に「鬼」が襲ってくるのだとか。

何だよ、「鬼」って。

しかも、それに対峙するハートランド側の兵器の名前が「エンジンヘッド」

もう少しカッコいいネーミングはなかったのか、と思うわけで。

それが、ストーリーの中でどこかで意味を持つのかと思っていたけど、結局何でもなかったみたいだし。

全体としては、主人公がいろんな苦難を乗り越えて、両親の秘密みたいなものにたどり着く、みたいないい話なのに、途中が中途半端なので、うまく感情移入ができなかった、というのが正直な感想です。

特に、エンドロールの中で、両親の馴れ初めが断片的に流れてきて、とてもいい感じだったので、余計に残念でした。


画が綺麗だったし、何となく面白そうだったのに、ネットでの評判がちょっと悪かったので、何でだろうと思っていましたが、たぶん皆さん同じようなことを思ったんじゃないか、と思うわけです。

良かったのは、方言が親しみやすかったことくらいかな?

最初は広島かと思っていましたが、岡山だったので、ちょっとがっかりでした!?

ということで、評価は「C」にします。


声優陣で言えば・・・

主人公を演じた高畑充希は特に違和感はありませんでした。

主人公の父親が江口洋介で、志島自動車の会長が高橋英樹だとは思いませんでしたが、悪役の渡辺は、完全に伊武雅刀だと思っていたのに、実は古田新太だったので、ちょっとビックリしました。
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