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映画評934 ~ ジェミニマン

今日は「ジェミニマン」を見ました。

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『スーサイド・スクワッド』『アラジン』などのウィル・スミス主演によるSFアクション。若いころの自身のクローンに命を狙われる暗殺者が、陰謀に巻き込まれる。メガホンを取るのは『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』などのアン・リー。『10 クローバーフィールド・レーン』などのメアリー・エリザベス・ウィンステッド、『クローサー』などのクライヴ・オーウェンらが共演。

主演:ウィル・スミス
共演:メアリー・エリザベス・ウィンステッド、クライヴ・オーウェン、ベネディクト・ウォンなど


<ストーリー>
腕利きのスナイパーとして、その名をとどろかせるヘンリー(ウィル・スミス)は、政府からのミッションに臨むが、正体不明の人物から襲撃を受ける。自分の動きや考えを見越しているだけでなく、バイクを使った武術を繰り出す襲撃者にヘンリーは苦戦を強いられる。やがてヘンリーは襲撃者を追い詰め、襲撃者の正体が若いころの自身のクローンだと知る。


現在のウィル・スミス対昔の(子供時代の?)ウィル・スミスの闘いである。

当然のことながら、クローンを扱っているわけだけど、前半は若いウィル・スミスが圧倒的に強くて、後半になって、どうやってオチをつけるのだろうかと思っていた。

ところが、中盤あたりから、急に現在のウィル・スミスが強くなり、素手でのバトルでも、かなり若いウィル・スミスを圧倒していた。

普通は、若い方がバトルを積み重ねるうちにだんだん強くなるか、あるいは年寄りの方が、経験を元に攻め方を変えて若いのを倒すか、という流れだと思うのだけど、そうなる以前に、急に強くなるものだから、ちょっと変な感じだ。

少なくとも、その前フリとかなかったはずだし、最初はどう見ても若い方が強かった。

さらに終盤、仲良くなった(?)若いのと年寄りとが、黒幕を相手にバトルを展開するのだけど、ここにまた突然「3人目」が現れる。

これは「2人目」よりもさらに強力で、すばやい動きから攻撃能力から着ている特殊スーツまで、数段上の兵器だった。

いくら何でも、これはやり過ぎだろう。

何だってここで「3人目」を登場させたのか理解できない。

もしちゃんとした理由があるとしたら、それは「ほかにもクローンはたくさんいる」という前提以外にはあり得ない。

ところが、最後に明かされたことだけど、「3人目」以外には「もういない」ということらしい。

そんなに簡単に言われても、あそこまで強烈なクローンが出てきたら、「これはきっと、ものすごいことが行われているに違いない」と思ってもおかしくないのに、「いいえ、これだけですよ」と言われても、がっかりするだけだろう。

こんないいかげんな展開だから、せっかく面白そうな内容なのに、ちょっと興ざめしてしまう。

そして、ついでに言うと、その「3人目」をあっさりと始末した後、なぜか黒幕であるラスボスが、丸腰で登場する。

「えっ?何のために出てきたの」と思っていたら、何のことはない、あっさりと始末されてやんの。

「いやいや、アンタ何しに出てきたの」という、非常に不可解な展開でした。

しかも、これですべて終わりだって。

どうせなら、続編を作るつもりで、もう少し余韻を残すような終わり方をしてもいいかと思ったけど、この回で終わりとするなら、もう少し壮絶なバトルで締めても良かったのではないかと思う。

ということで、それほど期待していたわけではないけど、それにしてもちょっと興ざめだったので、評価は「C」にします。
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映画評933 ~ フッド ザ・ビギニング

今日は「フッド ザ・ビギニング」を見てきました。

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レオナルド・ディカプリオが製作に名を連ねた、ロビン・フッドを題材にしたアクションアドベンチャー。領主であるロビンが頭巾で顔を隠したヒーローとなり、巨悪に立ち向かう。オットー・バサーストがメガホンを取り、『キングスマン』シリーズなどのタロン・エガートン、『ジャンゴ 繋がれざる者』などのジェイミー・フォックスらが共演。エガートン演じるロビンが、飛び降りながら次々と弓矢を放つ。

主演:タロン・エガートン
共演:ジェイミー・フォックス
その他:ベン・メンデルソーン、イヴ・ヒューソン、ティム・ミンチン、F・マーレー・エイブラハム、ジェイミー・ドーナンなど


<ストーリー>
十字軍に召集されていたロビン・ロクスリー(タロン・エガートン)が、4年ぶりに帰ってくると、すでに戦死届が出され領地と財産は没収、恋人や領民も追い出されていた。しかし、狙撃手のジョン(ジェイミー・フォックス)に導かれてロビンは再び領主となる。彼は、国を操ろうとする長官と教会が領民から搾取しているのを知り、長官らに接近しながら、頭巾姿の義賊フッドとして奪われた領民の金を奪い返す。


あの「ロビン・フッド」の真実・・・みたいな感じの展開の映画だ。

主演は、今もっともノッてる俳優の一人タロン・エガートンだから、ちょっと期待していた。

実は領主であったロビンが十字軍に召集され、イスラムの地でボロボロになって戻ったところ、悪徳州長官に領地は没収され、恋人も鉱山に追いやられていた・・・という流れとなっている。

ただ、前半から気になったのが、領主とは言いながら、領地には領民はおろか、屋敷にも主人公(その後、妻であるマリアン)以外には誰もいる様子がない。

だから、最初から孤高の兵士みたいに描かれていたので、何だか違和感があった。

しかも、戦地から戻ってきた後、屋敷はボロボロになっていたのに、いつの間にか領主に戻っていたが、屋敷はボロボロのままだ。

しかし、ロビンは教会に対して多額の寄付を続ける。

それはもちろん、盗賊として政府から金を盗んでいたからだけど、ボロボロの屋敷に住んでいるロビンが多額の寄付をしていることに、何の不信感も持たないのは、何だか違和感がある。

ロビンが弓矢を駆使して大活躍する前~中盤の展開はなかなかいいのだけど、後半に向けて、ちょっとダラけてくる。

と言うか、展開が軽い感じがして、ハラハラ・ドキドキ感に欠けていた。

戦っているのは、ほとんどロビンだけで、それに対する政府側の兵士は、あれだけ大勢いるというのに、ただ翻弄されているだけ。

味方の方も、多くの民衆はいるにはいるのだけど、右往左往しているだけで、たいした戦力になっていない。

そんな中、ロビン達が政府側の金を盗み取った際、大きくあいた穴の中で、なぜか意味もなくロビンとマリアンがキスし合う。

敵の大将が迫っているというのに、お決まりの展開とは言え、あまりにもノー天気すぎる。

しかも、そのシーンをマリアンの元夫になぜか見られていたせいで、その後トンデモない展開となる。

まったくもって、ミエミエのシーンで、見ていてイヤになる。

結局のところ、出てくるヤツのほとんどが野心家で、ロクなヤツがいない。

イギリス国家のドス黒い部分が凝縮されたような物語で、終わった後の爽快感がほとんどないのは、ちょっと残念だ。

最後に、続編を作る気まんまんのシーンが流れるが、何だか期待感は薄い。

ということで、こういうアクション映画はもともと好きなので、そこそこ楽しむことはできたとは言え、ちょっと期待外れだったので、評価は「C」にします。

映画評932 ~ ジョン・ウィック パラベラム

今日は「ジョン・ウィック パラべラム」を見てきました。

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キアヌ・リーヴス演じる殺し屋ジョン・ウィックの復讐(ふくしゅう)劇を描くアクションシリーズの第3弾。追われる身となったジョンが、迫りくる暗殺集団との戦いに挑む。前2作のメガホンを取ったチャド・スタエルスキが続投。イアン・マクシェーン、ローレンス・フィッシュバーンらおなじみのキャストに加え、ジョンと因縁がある謎の女役で『チョコレート』などのハル・ベリーが参加している。

主演:キアヌ・リーヴス
共演:ハル・ベリー、イアン・マクシェーン、ローレンス・フィッシュバーン
その他:マーク・ダカスコス、エイジア・ケイト・ディロン、アンジェリカ・ヒューストン、ランス・レディック、ジェローム・フリンなど


<ストーリー>
裏社会の聖域コンチネンタルホテルでの不殺のおきてを破ってしまった殺し屋のジョン・ウィック(キアヌ・リーヴス)は、裏社会を束ねる組織の粛清の対象になる。1,400万ドルの賞金を懸けられ、刺客たちと壮絶な死闘を繰り広げて満身創痍のジョンは、以前“血の誓印”を交わしたソフィア(ハル・ベリー)の協力を得ようとモロッコへ向かう


このシリーズも3作目である。

「伝説」の殺し屋ジョン・ウィックが、とにかく敵を殺しまくる、と言う映画である。

過去の伝説の面影もなく、そんな説明もないままに、とにかく殺す。

その理由は、組織の掟を破ったから、ということで、その後始末(賞金付)のために、組織下の殺し屋たちが、次々とジョン・ウィックの命を狙ってくるのだから、それを迎え撃っているだけ。

つまり、「標的を倒す」のではなく、ただひたすら「暗殺者たちから逃げまくる」という展開となっている。

しかも、1作目でも書いたように、街中には暗殺者しか存在せず、警察どころか一般市民はほぼ登場しない。

だから、ひたすら殺し合いが続く。

というか、殺し合いしか描かれていない。

だいたい、組織とは何か、とか組織の掟とは何なのか、など一切説明されない。

よくこんな内容で3作も続けているなあ、という感じ。

でも、1作目はそのあたりが斬新に感じたので、評価は「B」にしたし、2作目は、さらに進化したように見えて「A」にしている。

ただ、その後何の進展もなく、ただただ逃げ回り、そして殺しまくるだけでは、さすがに飽きてくる。

しかも、今回で完結するのかと思ったら(?)、何のことはない、まだまだ続ける気まんまんだ。

そのために、もはやジョン・ウィックは不死身となってしまった。

何せ、ホテルのオーナーであり、組織の人間でありながらジョン・ウィックに猶予を与えたせいで、粛清の対象となっていたウィンストンに裏切られ、ビルのかなり上層階から落ちたのに、意識を失うこともなく、脱出している。

このウィンストンも、よくわからない人物で、組織の掟に逆らった時に、全面戦争を挑んだくせに、最後には簡単に寝返って、ジョン・ウィックを裏切る。

ビルから突き落とした時に、ジョン・ウィックが生き延びると思っていた、とはとても見えなかったし、だったら最初からジョン・ウィックを殺そうとした方がしっくりくる。

あと、ニューヨークを仕切っているというキング(ローレンス・フィッシュバーン)も、あれだけ切り付けられて生きている、というのも何だかなあ、である。

これ以外にも、よくわからない展開がいくつか。

途中に登場してきて、クレジットでは2番目に出てきたハル・ベリーも、ジョン・ウィックを助けて組織のボスを倒すのはいいけど、その後の展開からちょっと趣が変わってくる。

なぜか砂漠の中に組織の上位者(?)がいて、ジョン・ウィックに組織への復帰を認めるのだけど、そこからは裏切り・裏切りの展開となり、はっきり言って、どうでもいい感じ。

日本人役(?)の暗殺者も、キャラクターの設定が中途半端で、貫録がそこそこあるのに、何の脈略もなく「実はオレはあんた(ジョン・ウィック)のファンなんだ」とわけのわからないことを言い出す。

じゃあ組織を裏切るのか、というと、そういうわけでもなく、ジョン・ウィックとの一騎打ちでは、「燃えよドラゴン?」みたいな展開だし、とにかく撃ち合い・殴り合いが続く。

まあ、どうして日本人の設定にしたのかわからないけど、何せ表通りに面したカウンター(室内ではない!)で寿司を売ってるって、そんな店あるわけないじゃん。

しかも、フグの肝をそのまま出してるし。

中盤までなら、何とか我慢ができたのに、後半から何だかムチャクチャだ。

それで、あの「オチ」って、この展開をいつまで続けるつもりなんだろうか。

いずれにしても、続編は確定のようです。

いちおう、見ますけど・・・

ということで、今回の評価は「C」にします。
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