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映画評960 ~ ランボー/ラスト・ブラッド

今日は「ランボー ラスト・ブラッド」を見ました。

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『ロッキー』シリーズと並ぶシルベスター・スタローンの代表作『ランボー』シリーズの第5弾にして完結編。ランボーが人身売買カルテルにさらわれた友人の孫娘を救い出そうとする。メガホンを取るのは『キック・オーバー』などのエイドリアン・グランバーグ。『レッド・バレッツ』などのパス・ベガ、『朝食、昼食、そして夕食』などのセルヒオ・ペリス=メンチェータのほか、アドリアナ・バラーサ、イヴェット・モンレアル、オスカル・ハエナダらが出演する。

主演:シルベスター・スタローン
共演:パス・ベガ、セルヒオ・ペリス=メンチェータ、アドリアナ・バラーサ
その他:イヴェット・モンレアル、オスカル・ハエナダなど


<ストーリー>
数々の戦いを終えて故郷のアリゾナに戻ったジョン・ランボー(シルヴェスター・スタローン)は、家族のような絆で結ばれた古い友人のマリアとその孫娘ガブリエラと共に牧場で平穏な毎日を過ごしていたが、ある日ガブリエラがメキシコの人身売買カルテルに誘拐される。娘同然の彼女を救うため、ランボーはグリーンベレーの隊員として培ってきた超人的な戦闘技術を総動員して戦いに備える。


これはものスゴかった!

今回のランボーはかなりエグい。

とにかく殺し方がハンパない。

シリーズ完結編ということで、たぶんこれが最後になると思われる作品だけど、シルベスター・スタローンは、相変わらず元気だ。

いつもの孤独なランボーと違って、今作では「家族」をもっている。

もちろん、平和な家族なんだけど、何となく曰く付きの家族である。

そんな家庭であるが、やはり混乱の原因はバカな小娘だ。

きつく止められているにもかかわらず、自分を捨てた父親に会いに、わざわざメキシコまで出向いていって、そして人身売買組織に拉致される。

それを、怒りに燃えるランボーが助けにいくのだけど、いつもギリギリのところで助け出すのに、今回は何と娘が救出されて家に戻る途中に死んでしまう。

相手はメキシコマフィアであるが、ランボーは容赦しない。

予告編でも、戦いの場が自分の家のような描写だったので、「あれ?メキシコじゃないの?」と思っていたのだけど、何のことはない、マフィアを挑発するのだ。

自分を傷つけ、娘を薬漬けにした男(マフィアの親分の弟)を、血祭りした挙句に、その首を切り取って道路に捨て去る。

当然のように怒った兄貴(親分)は、大勢の手下を連れてランボーの家に襲い掛かるのだけど、あらかじめ下準備をしていたランボーは、それはそれはエグい殺し方で、手下を一人また一人と始末していく。

最後の残った親分に対して、怒りをすべてぶつけるべく、両肩と両膝を弓矢で撃ち抜き、動けなくしたところで、「お前の心臓をえぐり出してやる」と言って、本当に心臓をえぐり出してトドメを刺す。

まあ残酷この上ない殺し方だけど、何せ軍隊を一つまるごと始末するほどの男である。

最後の最後に大爆発した感じだろうか。

とまあ、これで終わりなのであれば、普通に面白い映画だったのだけど、エンドロールの前に、これまでのシリーズの一場面が流し出された時には、ちょっと感動した。

このシリーズも、いちおう全部見ているが、いつも窮地に陥りながらも仲間や元上司や人質たちを救う姿にはカッコいいものを感じていたが、これももう最後だ。

ということで、このシリーズに対する敬意の意味も込めて(ここ3日間、このセリフばっかり!?)評価は「A」にします。

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映画評959 ~ 風の谷のナウシカ

今日は「風の谷のナウシカ」を見てきました。

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宮崎駿オリジナルの原作漫画を映画化した劇場用アニメーション。地球壊滅後の近未来を舞台に、“腐海”と呼ばれる毒の森に生きる人々の闘いを描く。文化論を躍動感溢れる娯楽作に昇華させた宮崎駿の手腕はさすが。また、鬱蒼とした腐海や数々の巨大な虫たちを具現化した美術も素晴らしい。


<ストーリー>
海から吹く風によって腐海の毒から守られている「風の谷」。ある日、虫に襲われた輸送飛行船が風の谷に墜落する。船内には、“火の七日間”と呼ばれる最終戦争で地球を壊滅させた「巨神兵」の核が積まれていた。やがて巨神兵をめぐり闘争が勃発し、風の谷の王妃ナウシカも陰謀渦巻く戦乱に巻き込まれてゆく


いつも行っている映画館では、現在「千と千尋の神隠し」「もののけ姫」「ゲド戦記」とともに、この「風の谷のナウシカ」が上映されている。

このうち、「千と千尋の神隠し」と「ゲド戦記」は映画館で見ているので、今回この作品を見ることにした。

1984年の作品だそうな。

昨日見た「バック・トゥ・ザ・フューチャー3」の前年に作られた作品である。

まだ社会人になって間もない頃で、当時はそれほど映画に興味もなかったので、映画館で見ることはなかったが、その後テレビで何度か放映されているのは見て、今回映画館で見てみようと思ったわけである。

スタジオジブリが設立する前のものだけど、高畑勲・鈴木敏夫・久石譲ら、のちのスタジオジブリ作品を支えるスタッフが顔を揃えているので、ほとんどスタジオジブリ作品と言ってもいいと思う。

制作スタッフの中に庵野秀明の名前もあった。

さて、内容については、今さら触れる必要もないくらいだけど、映画館で見ると、途中にCMとかないので、最初から最後まで緊張感をもって見ることができる。

最初の頃は、「オウム」って何だろうと思っていたが、漢字で「王蟲」と書く、というのは実は初めて知った。

映像そのものはちょっと古い感じはするが、とにかくストーリーが面白い。

「よくこんなことを考えるなあ」というのは、いろんな映画に対して思うことだけど、こういうのを考えて、漫画にして、映画用に脚本にして、監督までする、という宮崎駿監督には驚かされる。

最近のジブリ作品に出てくるヒロインに、あまり魅力を感じないが、この頃の作品に出てくるヒロインは、みんな魅力的で表情がとてもいい。

まあ、どれも似たような描写になっている、というのは、ちょっと気になるけど・・

終盤で、ナウシカが囮にされた子供の王蟲を取り返すために、空飛ぶ乗り物(メーヴェ?)の上で両手を広げて仁王立ちする姿に、思わずうるっとした!?

ということで、ジブリの原点とも言える作品(他にもあるけど・・・)に敬意を表して、評価は「S」にします。


ところで・・・

ネットでのレビューを見ていると、「私には良さが全く分かりません。何がどう面白いんでしょうか」として☆一つのヤツがいた。

どんな映画にも、わざと☆一つにしてみたり、つまんない映画なのに絶賛するヤツが出てくるが、この人の面白いと思う映画って、どんな内容のものなのか、ちょっと気になった!?

映画評958 ~ バック・トゥ・ザ・フューチャー3 (テレビ版)

昨日は、「バック・トゥ・ザ・フューチャーPart3(吹替え版)」を見ました。

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前作のラストでデロリアンと共に消えたドクを追って開拓時代へ飛ぶマーティ。「2」の目まぐるしい展開とはうって変わって、ほとんどが1885年の世界で繰り広げられる西部劇という作りは懐かしくも楽しい。

主演:マイケル・J・フォックス
共演:クリストファー・ロイド、メアリー・スティーンバージェン、リー・トンプソン、トーマス・F・ウィルソン
その他:マット・クラーク、エリザベス・シュー、リチャード・A・ダイサートなど

<ストーリー>
1955年、別の未来を招く危機を乗り越えたマーティとドクだが、大荒れの天候の中タイムトラベルを試みたドクの乗るデロリアンは雷に撃たれ、1885年の西部開拓時代に飛ばされてしまう。2つの時代に離れ離れとなってしまった直後、マーティは1885年のドクから手紙を受け取る。ドクはクララという女性と幸せに人生を謳歌しており、1985年に戻る気はないのだという。ドクの気持ちを察したマーティは1955年のドクの助けを借りて1985年に帰ることを決意。しかし、2人は1885年にいるドクが、ビフの祖先ビュフォード・タネンに撃ち殺されてしまうことを知る。こうしてマーティは、1885年にいるドクを救うためにデロリアンで西部開拓時代を目指す。


シリーズの完結編である。

今度は1885年の西部開拓時代にタイムトラベルするわけだけど、相変わらずテンポがいい。

マーティが、「クリント・イーストウッド」と名乗り、それを悪党連中が揶揄する、というユーモアも交えて、物語は展開していくが、すでに先がわかっているとは言え、ハラハラ・ドキドキ感があるというのは、やはり作りがいいからだろうか。

ドクがクララに一目ぼれするのはいいのだけれど、見た瞬間に・・・というのも、何だか無理やりだし、ドクは酒に弱いとは言え、ウイスキーを飲んだ瞬間にぶっ倒れる、というのも、ちょっと違和感はあったが、それがしこりとして残らないくらい小気味いい展開だった。

この手のシリーズものは、Part1とそれ以降にまったく関連がなかったりと、特に最近は顕著な感じはするが、この作品は、前作の最後が次作の予告になっており、いわば長編ものを3回に分けて上映したような形になっている。

もう続編はないと思うが、30年ぶりに見ても、まったく色褪せていないことに敬意を表して、評価は「A」にします。

映画評957 ~ ドクター・ドリトル

昨日は「ドクター・ドリトル」を見ました。

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児童文学「ドリトル先生」シリーズを、『アイアンマン』シリーズなどのロバート・ダウニー・Jrら出演で映画化。ドリトル先生が、動物たちと共に冒険に繰り出す。アントニオ・バンデラス、マイケル・シーン、ジム・ブロードベントが共演するほか、動物のボイスキャストをエマ・トンプソン、ラミ・マレックをはじめ、トム・ホランド、オクタヴィア・スペンサー、ジョン・シナらが担当する。

主演:ロバート・ダウニーJr
共演:アントニオ・バンデラス、マイケル・シーン、ジム・ブロードベント
その他:マ・トンプソン、ラミ・マレック、トム・ホランド、オクタヴィア・スペンサー、ジョン・シナなど


<ストーリー>
腕のいい医師で、動物と会話ができるドリトル先生(ロバート・ダウニー・Jr)は、さまざまな動物たちと大自然の中で暮らしていた。ある日、女王が重病だと聞いた彼は、女王を救える唯一の治療法を知るために、助手のスタビンズ少年をはじめ、オウム、ゴリラ、アヒルたちと一緒に伝説の島へ旅立つ。


これはあまり期待していなかった。

そして、「期待していない通り」の内容で、たいして面白くはなかった。

人間と動物が話ができる、というのは、アニメならともかく実写版だとかなり違和感が生ずる。

それに、「動物がみんな仲良く」なんてことは、弱肉強食の世界ではありえないことなので、普通「みんなで食事」というシーンはないのだけど、今作ではちょっと描かれていた。

当然のことながら、用意されるのは野菜や果物ばかりで、クマやゴリラなど雑食動物はともかく、トラなどの肉食動物は、そこには参加しない。

だいたい、動物と話しができることと、動物が人間と同じような思考をするのとはまったく違う。

だから、アニメなら違和感はなくても、実写だとただ動物の恰好をした人間と変わらないので、そのやり取りはいかにも人間的だ。

しかも、今作では、昆虫とも会話をしてしまう。

いくら何でも、これはやりすぎだろう。

最後にはドラゴンとさえ会話してしまうので、もうほとんどアニメだ。

とは言え、このあたりを受け入れられないと、映画なんて楽しむことはできない。

だから、そこは我慢して(というか、もうそういう前提だと割り切って)見ていたのだけど、何だか展開がしょぼい、というか、たいした盛り上がりがない。

最初に出てきて、なぜかドリトルの助手になる少年も、登場には何だか無理やり感があるし、実は動物と話しができる、という設定にもかかわらず、いなくてもいいような存在だった。

全体を通してハラハラ・ドキドキ感がほとんどない冒険もの、ってどうなんだろう。

ちょっと前に見た「野性の呼び声」もCG丸出しでヒドかったけど、これはまた別の意味で感情移入できない内容だった。

しかし、もっとも違和感があったのが、ドリトル先生が冒険に出る理由となっている「女王の病気」

女王は瀕死の状態、という設定であるはずなのに、ベッドに寝ている女王はふくよかで、血色もよく、とてもじゃないけど瀕死どころか病人にさえ見えない。

最後の「エデンの樹の実」の果汁を口にした後で亡くなったはずの女王が復活するシーンも、ただ普通に目が覚めただけ、というトンデモない描きようだった。

あれだけ動物を描くのに金をかけて(?)いるのに、病人役の女優にメイクすることには、お金どころか工夫さえしていないのは何とも不可解だ。

というか、あれ見て誰もおかしいとは思わなかったのだろうか。

ということで、評価はこれでもちょっと甘めに「C」にします。

出演者では・・・

アントニオ・バンデラスを久しぶりに見ましたが、ああいう役をやるようになったんですねえ。

映画評956 ~ バック・トゥ・ザ・フューチャー Part2 (テレビ版)

今日は、昨日テレビで放映していたのを録画した「バック・トゥ・ザ・フューチャーPart2(吹替え版)」を見ました。

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ロバート・ゼメキス監督、スティーヴン・スピルバーグ製作総指揮による、SFアドベンチャーの第2弾。タイムマシンで30年前へとさかのぼってさえない家族の運命を激変させた高校生が、今度は30年後の未来に起きるトラブルを回避しようとしたことから思わぬ事態を引き起こす。前作に続いてマイケル・J・フォックスとクリストファー・ロイドが、主人公の高校生と風変わりな科学者のコンビを快演。波瀾(はらん)万丈を極めたストーリーに加え、自動靴ひも調節機能付きスニーカーをはじめとする未来世界のガジェットも見もの。

主演:マイケル・J・フォックス
共演:クリストファー・ロイド、リー・トンプソン、クリスピン・グローヴァー、エリザベス・シューなど


<ストーリー>
1955年から、自分のいた時代である1985年へ無事に戻ることができたマーティ(マイケル・J・フォックス)。だが、そこへドクが現れてマーティと恋人ジェニファーをタイムマシンのデロリアンに乗せると、有無を言わせず2015年へと連れていく。その目的は、後に夫婦となるマーティとジェニファーがもうけた息子が起こすことになる事件を未然に防ぐことだった。何とか息子を守ることができ、1985年に帰還したマーティたち。しかし、2015年のある出来事が作用して元の1985年とは全く違った世界に変貌していた。


幸か不幸か・・・まったく覚えていませんでした。

ですから、とても新鮮な気持ちで見ることができました。

多くのシリーズものにおいて、Part1が面白くても、その後に続く作品によって、シリーズ全体がムチャクチャになってしまう場合がありますが、今作でもスピーディーな展開は健在で、飽きることなく最後まで見ることができました。

今作では、悪役担当のビフが大活躍(?)しますが、Part1に出てきたいろんなシーンも交じり合っていますので、いきなり見るにはキツいかも知れません。

あと「30年後の未来」ということで2015年の世界が出てきます(5年前ということになります)が、残念ながらあのようなハイテクな世の中にはなっていません。

未来や過去の自分に会ったりしますので、このあたりをうまく描かないと、まったくつまらない作品になってしまいますが、そのあたりの違和感はほとんどありませんでした。

ただ、前作で「過去を変えてしまうと、トンデモないことになってしまう」ということを強烈に感じているはずの主人公が、今回は「そんなことは忘れた」とばかりに、無防備にまわりのものに興味を持ったり、余計なことをしたりするところは、ちょっと見ていてイライラしました。

ハラハラ・ドキドキ感を演出するには、そのあたりを微妙な形で見せなければなりませんので、その解決策(?)の一つとして「根性なし!」と言われると我を忘れてしまう、みたいな設定があるのですが、それを抜きにしても、ちょっとノー天気すぎる面があったような気がします。

ということで、Part1ほどではありませんでしたが、面白かったので評価は「B」にします。

登場人物としては・・・

主人公の恋人がエリザベス・シューだったのは知らなかった・・・と思ったら、Part1では別の人(クラウディア・ウェルズ)だったのですね。

あと「ロード・オブ・ザ・リング」のイライジャ・ウッドの名前があったので「えっ、いったいどこに出ていたの?」と思いましたが、調べてみたら、喫茶店「’80S」の中にあったゲーム機の前にいたガキのうちの一人でした。

そりゃあ、気が付かないわ。

映画評955 ~ バック・トゥ・ザ・フューチャー(テレビ版)

昨日はテレビで放映していた「バック・トゥ・ザ・フューチャー(吹替え版)」を見ました。

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1980年代を代表する大ヒット作であるSFアドベンチャーの傑作。自動車型タイムマシンで1985年から1955年へ時空移動した高校生が、自分と同世代だったころの両親と出会うなどして騒動を巻き起こす。監督は『フォレスト・ガンプ/一期一会』などのロバート・ゼメキス、製作総指揮に巨匠スティーヴン・スピルバーグが名を連ねている。マイケル・J・フォックス、クリストファー・ロイドが高校生と博士を熱演。スリルと興奮と笑いに満ちた展開に加え、名車デロリアンを改造したタイムマシンの鮮烈なデザインも必見

主演:マイケル・J・フォックス(山寺宏一)
共演:クリストファー・ロイド(青野武)、リー・トンプソン、クリスピン・グローヴァーなど


<ストーリー>
1985年。友人の科学者ドク(クリストファー・ロイド)と知り合った高校生マーティ(マイケル・J・フォックス)は、彼が愛車デロリアンをベースに開発したタイムマシンを見せられる。試運転を始めようとしたところに、ドクに恨みを持つテロ集団が襲い掛かる。銃弾を浴びて倒れる彼を見たマーティはデロリアンで逃げ出し、そのまま1955年にタイムスリップ。デロリアンの燃料切れで1985年に戻れなくなったマーティはその時代に生きるドクに助けを求めて帰ろうとするが、まだ高校生である母親にほれられてしまう。


たぶん何度目かの鑑賞になるはずだけど、とても面白かった。

1985年の作品だから、もう35年前であるが、まったく色褪せていない。

公開当時映画館で見た覚えはなく、たぶんテレビ版しか見たことがないけど、主人公マーティ声に違和感があったので、調べてみたら山寺宏一だった。

私のイメージは三ツ矢雄二(たぶん)だから、その点だけはちょっと気に入らなかった!?

とは言え、序盤の入りからクライマックスまで、実にテンポがよく、適度なハラハラ・ドキドキ感もあり、所々のギャグ(?)も何の違和感もない。

序盤に、マーティがオーディションを受けた際、審査員役の男が主題歌「パワー・オブ・ラブ」を歌っているヒューイ・ルイスだった時、「おっ」と思った記憶があるが、それ以外は意外と覚えていなかった。

「過去が変わると未来も変わる」という、この手のタイムマシンものには難しい問題も、実にうまくかわしている感じだった。

とにかく作りがしっかりしていて、見ていて何の違和感もなかった。

本来であれば、これ一作で完結しているので、パート2・パート3まで作ると、たいていの場合失敗するのだけど、最後まで面白かった記憶があるので、当然来週・再来週も見る予定です。

視聴者からのリクエストが多かった理由も、何となくわかる気がしました。

ということで、今さらの評価になりますが、評価は「A」にします。

映画評954 ~ アキラ(テレビ版)

今日はテレビで「アキラ」を見ました。

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漫画家の大友克洋が1982年から「ヤングマガジン」で連載した同名コミックを、大友自らが監督を務めて1988年にアニメーション映画化。近未来の東京を舞台に超能力者と暴走族の少年たちや軍隊が繰り広げる戦いを描き、製作期間3年、総製作費10億円という当時としては破格の歳月や労力をつぎ込んで生み出された濃密でハイクオリティなアニメーションが国内外に多くの影響を与えた伝説的な一作。


<ストーリー>
1988年、関東地区に新型爆弾が使用され、第3次世界大戦が勃発した――。2019年、ネオ東京。金田をリーダーとするバイクの一団は進入禁止の高速道を疾走していた。しかし、先頭にいた島鉄雄は突然視界に入った奇妙な小男をよけきれずに転倒、負傷する。小男と鉄雄は直ちに現れたアーミーのヘリに収容され飛び去ってしまった。翌日、鉄雄を捜す金田は、少女ケイと出会う。彼女は反政府ゲリラの一員で“アキラ”という存在を追っていた。その頃、鉄雄はアーミーのラボで強力なクスリを連続投与され、不思議な力を覚醒し始めていた


いつも行っている映画館で現在上映している古い映画の一つに、この「アキラ」があったのだけど、昔週刊誌に掲載されていた頃に、何となく「面白そうだな」とは思っていたものの、結局読んだことないので、気にはなっていた。

映画館では4K上映だったけど、たまたまCATVでやっているのを見つけたので、見ることにした。

1988年の作品だから、今見たら、ずいぶんと古臭く感じる部分はあった。

まあ、今初めて「スターウォーズ エピソード4」を見るようなものかも知れない。

ただ、この作品によって、後のヱヴァンゲリヲンやガンダムとかその後のアニメに影響があったそうだが、その片鱗(?)見るみることができた。

一部の描写は「もののけ姫」にも似たようなものがあったけど、そのあたりも含めて、結構グロテスクな描写があったし、そもそもどういう展開なのか、わかりにくかったのも事実。

奇しくも設定された時代は2019年。

もうすでに1年が過ぎているが、当時のマンガなどは、「北斗の拳」などもそうだけど、第三次世界大戦後だとか、「世界が一度崩壊した後の世界」という設定のものが多かったように思う。

まあ「ノストラダムスの大予言」の悪影響だろうと思うが、当時から「よくこんなものを信じてるな」としか思わなかったとは言え、大衆受けする題材だったのは間違いないだろう。

だから、今見ると「へえ、こんな世界を想像していたんだ」くらいにしか思わないけど、当時としてはある程度斬新かつ「もしかしたらホントにこうなっちゃうかも」ということで人気があったのだろうか。

内容的にも、残念ながらあまり面白いとは思わなかったし、ラストもよくわからなかった。

原作は結構長いので、最初から読んでいたら、もうちょっと楽しめたかも知れないが。

ということで、記念すべき作品とは言え、評価としては「C」にしておきます。


それにしても、最近ハマっている「サイコパス」のように、登場人物の名前が結構ややこしい(ネーミングもそうだし、漢字表記なんか特にそう)のに比べ、登場人物の名前が「鉄雄」とか「金田」とか「アキラ」とか、ずいぶんと簡単だ。

そんなところにまで労力を費やす余裕がなかったのか、あるいは名前なんて何でもいいと思っていたのか!?

映画評953 ~ アナ

今日は「アナ」を見てきました。

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『レオン』などのヒットメーカー、リュック・ベッソンが監督を務めたアクション。ソ連の諜報(ちょうほう)機関KGBの女殺し屋の活躍を描く。ロシア出身のモデル、サッシャ・ルスが殺し屋を演じ、5分で40人を倒す格闘シーンなどをこなした。共演にはオスカー女優のヘレン・ミレン、『NO ONE LIVES ノー・ワン・リヴズ』などのルーク・エヴァンス、ドラマシリーズ「ピーキー・ブラインダーズ」などのキリアン・マーフィらが集結。

主演:サーシャ・ルス
共演:ヘレン・ミレン、ルーク・エヴァンス、キリアン・マーフィ、アレクサンドル・ペトロフなど

<ストーリー>
1990年、ソ連の諜報機関KGBで国家にとって危険な人物を抹殺するため育成された殺し屋のアナ(サッシャ・ルス)は、モデル、コールガールなど複数の顔を使い分け明晰(めいせき)な頭脳と抜群の身体能力を駆使し、腕利きの暗殺者に成長する。あるとき、CIAのわなにはめられたアナは、捜査官のレナード(キリアン・マーフィ)から信じがたい取引を迫られる。


実に2か月ぶりの映画館での鑑賞である。

私がいつも行く映画館で上映されていたのは「君の名は。」とか「アベンジャーズ」とか、さらには「男はつらいよ」とか「俺たちに明日はない」などのかなり昔の映画など、急遽ラインナップを変えた感があったが、その中で唯一の新作がこれだった。

主演のサーシャ・ルスは、ロシアのモデルさんらしいが、映画の冒頭を見た限りでは、何だかブサイク感が漂っていたし、その後も「急にパリのモデルとしてスカウトされるや否や、あっという間に人気No.1になってしまう」とか「ショーの直後のパーティーで、ファッションショーの共同経営者の一人に会うや否や一目惚れされてしまう」とか、何というか「そんなにトントン拍子に行くわけないじゃん」感がものすごかった。

しかし、その後時系列が行ったり来たりする中で、ドンデン返しの連発で、何となく話がつながった、という展開だった。

しかも、中盤以降は何だか美人に見えてくるから不思議なものだ。

KGBとCIAのだまし合いみたい内容だったけど、全体的に「後から取ってつけた」感と「そんな展開あり得るか?」感が入り混じっていた。

まず「後から取ってつけた」感の部分。

まだ若い主人公なのに、路上生活をしているところを男に拾われ、愛人みたいな生活をしていたのに、いきなりKGBから急に目をつけられるようになるわけだけど、その理由が「お父さんが軍人だった」だとか「つい先日海軍への入隊志願をしたが、その昔陸軍に所属していた」だとか、「何じゃ、それは」という感じだった。

さらには「頭が良くて、精神力もある」ってこともわかるのだけど、じゃあどうして浮浪者みたいな生活をしていたんだ?という疑問には答えてくれない。

とにかく、前半の腐った生活からたった2年ほど訓練を受けただけなのに、あっという間に超一流の暗殺者になっていた。

唐突感がありありだ。

そして、一番違和感があったのが、「そんな展開あるか?」という部分。

この映画では、ほぼ無名の主人公の脇を名女優ヘレン・ミレンや、ルーク・エヴァンス、キリアン・マーフィが固めているのだけど、この男優2名(ルーク・エヴァンスがKGBの、キリアン・マーフィがCIAのそれぞれエージェント)がいずれも主人公に惚れてしまう。

しかも、二人とも主人公とは相思相愛の仲(って、主人公自身が言ってる!)なんだとか。

だからこそ、ドンデン返しの繰り返しが成立するとは言え、いくら何でも都合が良すぎる。

アナが二人のエージェントを籠絡したのなら、まだ理解できるし、たとえそうであっても展開的には違和感はないと思う。

二人とのラブシーンも結構濃厚に描かれているのだけど、何だか二人ともダサい。

こんな簡単に女スバイに気を許していいものかねえ。

特にルーク・エヴァンスは、「ワイルドスピード」とかの他に、チョイ役でも結構存在感があったのに、ちょっとがっかりした。

とは言え、最初に抱いた違和感も、映画が進むにつれて少しずつほぐれてきたし、全体としてはまずまず楽しむことができました。

ヘレン・ミレンが、さすがの存在感を見せていました。

ということで、久しぶりに見られてほっとした部分もあるので、評価としては、ちょっと甘めに「B」にしておきます。
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