映画評102 ~ フライトプラン (06.2.4)

今回は「フライトプラン」

eiga060204.jpg


主演は、ジョディ・フォスター
共演は、ピーター・サースガード、ショーン・ビーン、マーリーン・ローストン、エリカ・クリステンセン
その他、ケイト・ビーハン、マイケル・アービー、ブレント・セクストン、マシュー・ボーマー、ジュディス・スコットなど

<ストーリー>
事故死した夫の亡骸を乗せた飛行機に、娘のジュリアとともに乗り込んだカイル。その機内で、突如として娘の姿が見えなくなる。必死で探すカイルだが、誰一人として娘の行方を知る者はいなかった。


ジョディ・フォスター主演のサスペンス・アクションだ。

実は、彼女の出る映画は初めてだ。
別に嫌いな女優ではないのだが、「羊たちの沈黙」や「パニック・ルーム」など、サイコものは苦手なので、たまたま見なかっただけ。

「犯人は乗客全員か」という思わせぶりな宣伝につられたわけではないが、かなり期待はしていたものの、結果は無残。

はっきり言って、これはヒドい。

ネタばれにはなるが、犯人は悪人顔のショーン・ビーンではなく航空保安官で、客室乗務員の一人と霊安室の担当者が共犯。
たったそれだけ。

では、どうやって娘をさらったのか。

何のことはない、犯人が主人公と娘が眠っているスキにさらっただけ。
トリックも何もない。

では、なぜバレなかったのか。
それは、皆が「無関心」だから。

「何じゃ、それは?」という感じだ。

確かに、娘を連れていくところはバレなかった、ということはあり得ない話ではない。
しかし、「もともと誰も娘を見ていない」ということなどゼッタイにあり得ない。
「飛行機に搭乗している人を全員挙げろ」と言われても、たぶん誰も答えられないだろうが、「このカイル(主人公)は娘を連れていたか?」と聞いたら、かなりの人が「連れていた」と答えるだろう。

つまり、設定そのものがナンセンスだ。
「皆、他人には無関心である」ということと「皆、他人のことなど見ていない」ということは全く違う。

ストーリーの根幹をなす部分がいいかげんだから、全体がダメになってしまっている。
この監督は、いったい何を考えてこの映画を作ったのだろうか。

ラストの方で、付け足したように、主人公のすぐ前に座っていた悪ガキに「だから、女の子を見たと言ったのに」などと言わせているが、だとしたら、その子供を黙らせるような別の騒ぎになっているはずだけど、そんな場面などなかった。
少なくとも「誰も見ていなかった」という状況を前提として描いている。

人間心理を、いいかげに考えてはいけない。
私は専門家ではないが、この映画に関して言えば、かなりいいかげんだと言わざるを得ない。

ついでに言うと、主人公の夫を殺した理由も安易すぎる。
「主人公が飛行機に詳しいから都合がよかった」って、そんな理由があるか?
下手したら、娘を見つけられてしまうだろうに。

ということで、かなり怒りを込めて、評価は「D」とした。
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

アクセス数
プロフィール

はぶて虫

Author:はぶて虫
はぶて日記(映画版)へようこそ!

検索フォーム
最新記事
最新コメント
リンク
アクセスランキング
[ジャンルランキング]
映画
511位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
レビュー
244位
アクセスランキングを見る>>
月別アーカイブ
最新トラックバック
カテゴリ
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR