映画評109 ~ 子ぎつねヘレン (06.4.2)

今回は「子ぎつねヘレン」

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主演は、大沢たかお
共演は、松雪泰子、深澤嵐、小林涼子、田波涼子
その他、阿部サダヲ、吉田日出子、藤村俊二など

<ストーリー>
太一は海外にいるカメラマンの母に、恋人で動物診療所の獣医をしている矢島の元に預けられる。毎日、寂しい思いをしている太一は、ある日、一匹の子ぎつねと出会う。


よく映画では「子供と動物モノは当たる」と言われている。

実は、私はその両方とも嫌いだ。
どちらも「感動しないヤツはダメ」という雰囲気を醸し出しているからだ。

もともと動物は大好きだ。
そのドキュメンタリーものは、いつも新鮮な驚きや感動がある。

しかし、それが映画となると、どうしても受け入れられないものがある。

それが「わざとらしさ」だ。

「そんなことあり得ねえよ」ということを平気でやってしまう、その神経が許せない。
特に、あの畑正憲の「子猫物語」はヒドかった。

さて、前置きが長くなったが、今回はその両方とも入っている映画。
本来であれば、まず観ようとはしないジャンルだ。

それを観ようと思ったのは、たぶん大沢たかおが出ていたから。
この男、前は好きではなかった。
と言うより、出ている映画に軟弱ものが多かったので、あまりいいイメージを持っていなかった、というだけなのだが、ちょっと前にスティーブン・セーガル製作・主演の「イン・トゥー・ザ・サン」を観て、見方が変わった。

ものすごくクレージーな役柄を見事にこなしていたからだ。
「こいつ、ホントにイカれてんのか?」と思えるくらいだった。
だから、これもたぶんいい映画なんだろう、と勝手に思い込んで観ることにしただけ。

ここまで引っ張ると、普通は「やっぱり良かった」となるのだろうが、結論から言うと、かなりがっかりした。

とにかく、あざとすぎる。

感動モノにしたければ、子供も動物もごく自然に描けばいいものを、わざわざ変なファンタジー仕立にしたり、都合のよすぎる展開にしたりするものだから、ものすごく違和感があった。

あのキタキツネは、確かにかわいかった。
ホントに三重苦かどうかはわからないが(たぶん違うと思う)見ているだけで心が和やかになるほどのかわいさだったのに、どうしてあんなにイジるのだろう。

ミルクを飲むのをあれだけ嫌がっていたのが、次の瞬間には急に飲みだしたりするなんて、不自然もいいところ。

肉を食べる場面もそう。
あれはないだろう。

しかも、最後には、キタキツネがホントに「泣いちゃう」し。
涙を流していたのを見た時には、唖然!
ここまで、動物をムチャクチャに描写している映画も珍しい。

それと、子供のセリフが「大人みたいな発想」のものになっている。
いくら子供が突飛なことを考えると言っても、あれでは大人の発想の範囲内だ。

子供役が下手なのはしょうがない。
しかし、ウソくささが前面に出てしまっては台無しだと思うのだが。

結局、最後まで馴染めなかった。
いい物語だと思ったのに。
やはり、動物ものと子供ものには要注意だ。

ということで、評価は「D」とした。
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