映画評113 ~ Vフォー ヴェンデッタ (06.4.23)

今回は「Vフォー ヴェンデッタ」

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主演は、ナタリー・ポートマン
共演は、ヒューゴ・ウィービング、スティーヴン・レイ、スティーヴン・フライ、ジョン・ハート
その他、ティム・ピゴット=スミス、ルパート・グレイヴス、ロジャー・アラム、ベン・マイルズ、ヴァレリー・ベリーなど


<ストーリー>
第3次世界大戦後、ファシズム国家と化したイギリスで、夜の街で秘密警察に捕まったイヴィーは、仮面の男Vに救われる。国を憎み、恐怖政治を憂うVは、国民を暴君の手から解放する野望をイヴィーに打ち明けるが・・・


タイトルの意味もわからず、近未来を描いたアクションものかと思って観てみたのだが、ちょっと違った。

そして、ビックリした。
思った以上に面白かったからだ。

予告編では、仮面をかぶった「オペラ座の怪人」か「怪盗ファントム」みたいな正義のヒーローが、悪人をばったばったとやっつける軽い勧善懲悪の物語のようなイメージだった。

しかし、全然違った。
もっと重くて、そして内容が濃かった。

主演はナタリー・ポートマン。
そして、このヒーローは「マトリックス」や「ロード・オブ・ザ・リング」でお馴染みのヒューゴー・ウィーヴィンクが演じていたらしいのだが、結局仮面を取った姿を一度も見せていない。

舞台は、第三次世界大戦後のイギリスということで、すでにアメリカ合衆国が消滅して、イギリスの植民地になっている。
そして、国を治めるのが、ヒトラーのような独裁者。
アメリカもドイツも皮肉ったイギリスらしい、というかイギリスの願望が描かれたような内容かも知れない。

それにしても、ヒーローとヒロインの会話は、多分に哲学的で、「なるほど、うまいことを言うな」というものが多かった。

アメリカ映画にありがちな「愛してるよ~」とか「オレは、お前にホレちゃったぜ」みたいな単細胞丸出しのセリフがほとんどなかったし。

最後の方で、ちょっとあったけど・・・

ストーリーも、よく練れていたと思う。

ヒロインが政府側の手に落ちた時に、ヒーローはどうやって救出するのかと思っていたが、まさかあんな手を使うとは。
ナタリー・ポートマンが、頭を剃ってまでしてがんばった甲斐があったということだろうか。

そしてラストも秀逸。

ここは、下手に宣伝をすると、怪しい映画になっていまいそうなシーンだけど、流れの中で見ると、かなりぐっとくる場面だと思う。

チャイコフスキーの大序曲「1812年」を使ったのも効果的だった。

結局、私が思っていたストーリーとは全然違っていたのだが、いい意味で裏切られたと言える。

まあ、ヒーローが強すぎるとか、いくら防弾チョッキ代わりに鉄板を巻きつけていたとは言え、あれだけの銃弾を浴びて立っていられるわけがないとか、ツッコミどころは少しあるものの、全体のストーリーには影響しない程度だったと思う。

というわけで、昨日見た映画が最低だったこともあり、エラく感動したので、評価は「A」にした。
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