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映画評12 ~ 陰陽師Ⅱ (03.10.18)

今回は「陰陽師Ⅱ」

主演は、野村萬斎
共演は、伊藤英明、今井絵理子、中井貴一、深田恭子、古手川祐子
その他、市原隼人、鈴木ヒロミツ、山田辰夫、伊武雅刀など


<ストーリー>
時は平安時代。貴族たちのあいだで雅な世界が営まれていた一方で、そのすぐ脇には底の知れない深い闇が広がり、鬼やあやかしが跋扈する世界が存在していた。この時代、都にはそうした暗黒世界の邪悪な力を「呪」をもって制する「陰陽師」と呼ばれる男たちがいた。ある日、太陽が突如黒くなる「日隠れ」が起った。都を不吉な空気が覆う。やがて、宮中の人々を次々と襲う鬼が現われる。すでに四人が犠牲になっている。彼らはいずれも体の一部分を食いちぎられていた。晴明は、この凶事に陰陽道の「八卦」との関連性を見出すのだったが・・・


すぐにテレビで放映されるだろうから、今回は見送ろうかと思ったのだが、たまたまタダ券が手に入ったので観ることにした。
それで、朝一の回を観たのだが、何と貸切り状態だった。

別に人気がなかったわけではない。
私が観たのは「プレミアシート」と呼ばれるちょっとぜいたくな席だったが、通常スクリーンでもやっていたので、皆そちらへ回っただけだろう。
わざわざもう600円払って同じ映画を観る人なんていやしない。

さて、内容はご存知安倍清明が活躍する物語だが、結論から言うと、すでに一部の映画ファンの間でも言われているように、今回の作品は「野村萬斎による、野村萬斎のための映画」ということが言えると思う。
つまり、萬斎のファンであればとても面白かったであろうが、そうでない人はちょっと物足りなかったかも知れない。

特に、クライマックスでの女装による「舞」は、まさに萬斎の真骨頂なのであろうが、私のような興味のない人には、どうでもいいシーンであった。
それまではまずまずだったのに、最後のところでちょっとがっかりしてしまったわけだ。

個々の役者について言えば・・・

まず中井貴一だが、先入観があるせいか、どうも悪人には見えない。
特に笑うところなどは実にさわやかな笑顔だ。
でも、なかなかシブい役者になったと思う。

萬斎の相方である伊藤英明は、貴族の雰囲気がまるでないのに、なぜこの役に抜擢されたのかよくわからない。

深田恭子は、普段はボーっとしていて「こいつは知恵遅れか?」と思わせるようなキャラクターなのだが、どうしてどうしてちゃんとセリフを言っていた。
スサの役をやっていた男・市原隼人は、名前は知らなかったが、ちょっと頼りない。

ストーリーについては、今さらどうこう言うべきものではないと思うが、あえて言えば、大和族が出雲族を滅ぼした時、なぜ出雲の王である中井貴一や、その妻古手川祐子、そして娘と息子だけが生き延びていたのだろうか。
本来であれば、王こそが最大の標的であるはずだし、映画の中でも触れていたのだが、「根絶やし」にすることが目的であったはずなのに、これはいくら何でもおかしくはないか。

たぶん答は用意していないと思う。
つまり、そんなことは考えてもいないと思うのだ。
ストーリーには影響しないとは言え、そのあたりをいいかげんに考えているところが、私には気に入らない。

ということで、、評価は「C」とした。
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