映画評148 ~ 麦の穂をゆらす風 (06.12.5)

今回は「麦の穂をゆらす風」

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主演は、キリアン・マーフィ
共演は、ポードリック・ディレーニー、リーアム・カニンガム、オーラ・フィッツジェラルド、メアリー・オニオーダン
その他、メアリー・マーフィ、ローレンス・バリー、ダミアン・カーニー、マイルス・ホーガンなど

<ストーリー>
1920年アイルランド、英国による圧政からの独立を求める若者たちが義勇軍を結成する。医師を志すデミアンも将来を捨て、過酷な戦いに身を投じていく。激しいゲリラ戦は英国軍を苦しめ停戦、講和条約にこぎつけるものの、条約の内容をめぐる支持派と反対派の対立から同胞同志が戦う内戦へと発展する。


1920年代のアイルランドを描いた悲しい物語だ。

題名の意味はよくわからないが、麦の穂をゆらすのは、風といってもそよ風なんかではなく、独立のための激しい風である。

主演のキリアン・マーフィを始めとして、出演者に知っている人はいなかったが、みんななかなかの演技をしていたと思う。

キリアン・マーフィは、医者を目指す若者役で、最初は兄とは違って戦争には及び腰だったのだが、次第に独立のための戦争にのめり込んでいき、兄と共に戦うが、講和条約締後は、逆に兄と対立してしまい、最後は内乱の中で悲劇的な最期をとげてしまう。
とにかく、最初から最後まで重くて悲しくてせつなくて、笑う場面などどこにもない。

アイルランドの現実については、ある程度知っているつもりだったが、何せ戦う相手は、世界で一番強くて勇敢で、かつ狡猾で汚いイギリス人。
かつて7つの海を支配していた頃は、統治の方法が小ずるくて、植民地に対しては別の国の人間に治めさせ、決して自分たちの手は汚さない。
こうすると、いざ独立運動が盛んになったとしても、その相手は自分たちではないからだ。

アイルランドに対しては、自らが戦闘に参加した結果多くの犠牲が出たため、うまいこと停戦を持ち込んで、今度は内戦を行わせる。
いかにもイギリスらしい汚いやり方だ。

IRAに対しては、一般的には「過激だ!」というイメージしかないのだが、やはりマスコミの報道だけではわからない裏側(実は表かも知れないが)を知ることは、大切なことだと思う。
アイルランドの悲劇とイギリスの汚さを改めて感じさせられた映画だった。

ということで、面白いとかつまらないとか云々する映画ではないと思うので、今回は評価しないこととする。
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