映画評173 ~ そのときは彼によろしく (07.6.9)

今回は、「そのときは彼によろしく」

eiga070609.jpg


主演は、長澤まさみ。
共演には、山田孝之、塚本孝史、国仲涼子、北川景子、黄川田将也
その他、本多力、黒田凛、和久井映見、小日向文世など

<ストーリー>
ささやかながらも美しい水草の店を経営している遠山智史(山田孝之)の前に、ある日突然、スーパーモデルの森川鈴音(長澤まさみ)が現われる。実は鈴音は智史の幼なじみの滝川花梨で、ふたりは再会の喜びを分かち合う。二人はもう一人、親友で画家志望の五十嵐佑司(塚本高史)のもとへと向かうが・・・


もちろん、「まさみちゃん、かわいい!」と言うために見たのは言うまでもない。
そういう意味では、かわいかった。

しかし・・・・・

今回に限っては、内容を認めるわけにはいかない。

結果から言うと、評価は「D」

いつもとは違って、まさみちゃんが出演していなかったら「C」をつけていたかも知れないが、期待していた分ワンランク落とす。

内容を知らずに見たので、最初は淡い恋愛物語だと思っていた。
そうしたら、いきなり長澤まさみがベッドに横たわっていて、その前で山田と塚本がたたずんでいる。
「あれ、死んじゃうんだ」と思って、一気に悲恋モードに切り替えた。

でも、出だしから違和感バリバリだった。

まず、邦画なのに「字幕」入り。
耳の悪い人用か?
だとしても、余計な字幕が多すぎる。

「(犬の鳴き声に鳥のさえずり)」とか「(智史の嗚咽)」なんて字幕はいらん!
実に目障りだった。

そして、子供の頃3人が出会った場面もよくわからん。
何であんな廃棄されたバスの中が、あれだけきちんと整理されているのか。
最初は、バスの中に住んでいるのかと思った。

さらに、山田が経営している水草屋の前に、突如長澤演じる元モデル(花梨)が現れるわけだが、知らない女(実際には忘れていただけだが)を、自分の店に勝手に泊めるなんて、まったく合理性がなく、山田演じる智史が単なるアホにしか見えない。
この「アホにしか見えない」というのが、結構全編にわたって出てくる。

花梨が、実は世界的な元モデルだとわかった時の対応も、わけがわからない。
「どうして?」とも聞かずに、かと言って、追い出そうとするわけでもなし。
いくら鈍感なヤツでも、あそこまで鈍くないだろう。

しかし、途中から感動路線へとまっすぐに進んでいるように思えた。

と言っても、展開に慣れてきただけだけど、ついに長澤まさみが倒れて(眠って)しまい、物語はクライマックスを迎えた(と、思っていた)
事故で昏睡状態に陥っている塚本演じる佑司が目覚める代わりに、花梨が長い眠りにつく。

いい展開じゃないか。

最後に、花梨の残した手紙を智史が読み、「そのときは彼によろしく」の部分で大泣きし、涙・涙のエンド。
いやあ、「まさみちゃん、よかったぞ!」で終わりだ。

・・・のはずだった。

ところが、花梨が眠りについた後、妙にダラダラとした展開になってくる。
佑司に子供ができるし、智史の父親が病に倒れる。

余談だが、智史の父親が智史と佑司に語りかける場面。

「世の中には、物理学の教科書にも載っていない強い力が存在する」
誰だ、このセリフ考えたヤツは?
かなりダサいぞ。
単に「目には見えない力」くらいの表現でいいだろう、と思うのだが。

でも、まあいい。
この間、数年たっているのだが、眠りこけている花梨に何の変化もない。
ふっくらとした長澤まさみちゃんそのままだ。

このあたりから、イヤ~な予感。
「もしかして、花梨が生き返るんじゃないだろうな」

そのうち、50年に一度芽を出すか出さないか、というオニバスの種に芽が出てきた。
そして、智史の父親が亡くなる。
そんなある日、智史が出張先から帰ってみると、何とそこには花梨が。

冒頭で現れたシーンと同じだ。
私は、てっきり夢または幻の世界だと思っていた。

しかし違った。
ホントに花梨は生き返った(正確に言うと、目を覚ました)のだ。
智史の父親の代わりに、今度は花梨が帰ってきたわけだ。
そして、もともと愛し合っていた二人が抱き合って、ハッピーエンド。

何だ?これは。
何でこんな終わり方にするの?

私は、花梨が深い眠りについている前で、智史が手紙を読んだ時に、泣いたんだぞ。
花梨は、自分の病気を隠したまま、智史に対して「さよなら」とも言った。
これって、このまま二人は・・・という流れだろう。
それでいいじゃないか。

どうして、あんなドンデン返しなんかやるの?
原作がどうであったか、なんていうのはどうでもいい。
展開的に、あれで感動できるのか?

わたしゃ、久々にがっかりした。
腹が立った、というよりは、最後は唖然としてしまった。
途中で泣いてしまった自分が情けなくなったし。

悔し紛れに、捨て台詞を・・・

最後のシーンで、長澤まさみと山田孝之が抱き合うのだけど、あれってどう見ても長澤まさみの方が背は高いだろう。
ものすごく変な抱擁シーンだったぞ。

次回からは、配役もちゃんと考えろよな。

書きなぐっていたら、映画評なのに珍しく長くなってしまった。
期待していたのに・・・・
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

アクセス数
プロフィール

はぶて虫

Author:はぶて虫
はぶて日記(映画版)へようこそ!

検索フォーム
最新記事
最新コメント
リンク
アクセスランキング
[ジャンルランキング]
映画
511位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
レビュー
244位
アクセスランキングを見る>>
月別アーカイブ
最新トラックバック
カテゴリ
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR