映画評256 ~ ICHI  (08.10.25)

今回は「ICHI」

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「座頭市」の女版だ。

主演は、綾瀬はるか
共演は、中村師童、窪塚洋介、利重聡、佐田真由美、杉本哲太、土屋久美子
その他、山口祥行、並木史朗、柄本明、竹内力、大沢たかおなど


<ストーリー>
三味線を手に1人で旅をする盲目の女旅芸人・市(綾瀬はるか)は、チンピラとのいざこざの中で浪人・藤平十馬(大沢たかお)と出会う。十馬は市を助けようとするものの手が震えて刀を抜けない。そんな時市は仕込み杖を一閃し、チンピラをあっさり倒してしまう。その後2人はとある宿場町へとたどり着く。そこは街を仕切る白川組と町外れに根城を構える万鬼一党が抗争を繰り返す場所で、市と十馬も抗争に巻き込まれてしまう。


私は時代劇が好きなのだが、それはチャンバラものが好きなので、どちらかと言うと藤沢周平みたいなやつはあまり見ない。

それで、今回はチャンバラものだったので、キャストに少し違和感はあったものの、見ることにした。
そうしたら、意外にも綾瀬はるかがいい演技をしていた。

もともと、彼女のようなお人形さんみたいな顔は、あまり好きではない。
表情があまり変わらない、という顔なので、喜怒哀楽がわかりにくいからだ。
しかし、結構ハマっていて、特に最後の万鬼党の親分(師童)に対して「あんただけは、許すわけにはいかない」というセリフの時は、カッコよかった。

竹内力も、「次郎長三国志」の時と違って、なかなか貫禄があった。

でも大沢たかおは、この手の役はあまり向いていないと思う。
まったく強そうに見えないからだ。
幼少期のトラウマで刀が抜けないという設定は、別にいいのだが、それにしてもひ弱すぎる。

しかし、何よりも一番気になったのは・・・

窪塚洋介って、やっぱり下手くそだ、ということ。
セリフも動作も、ホントにどうしようもない。
どうしてこんな役者を使うのか、私にはまったく理解できない。

展開で言えば、随所に変なシーンが結構あった。

まず、市が宿場に着いた時、後に彼女の手助けをするガキが「おっさん、いい女がいるよ」と言っていた。
どう見たって、市は女にしか見えない、というのに。

そして、十馬が賭場で負け続けていた時に、市が「丁」だ「半」だと教えていたのだが、音だけでどうして数字がわかるのだろうか。
例え、ピン(1)の位置がある程度わかったとしても、それで一番上にくるサイの目がわかるはずがないだろう。

さらに、十馬が「勝ち逃げ」をした後、万鬼党が追いかけてきて「イカサマだろう」などと難癖をつけるのだが、どうして10両ぽっち勝っただけで、イカサマの片棒を担いでいるなどと思うのか、さっぱりわからない。

そして、最後の戦いのシーン。
十馬が万鬼党の親分を倒した後、倒れて結局死んでしまうのだが、いつ・どこでやられたのか、よくわからなかった。
それに、やられた親分も、一度倒れたくせに、再び立ち上がって元気よく戦っていたが、あれはあり得ない!

全体としては、綾瀬はるかが良かったし、展開もまずまずだったのだが、大沢の役どころに違和感があったのと、あまりにも窪塚が下手くそだったので、評価は「C」とした。
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