映画評266 ~ 世界最速のインディアン (08.11.29)

今回は、「世界最速のインディアン」

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久々のDVDによる鑑賞である。

2005年の作品とのことだが、私はまったく知らなかった。
実在の人物を題材にした映画らしい。

主演は、アンソニー・ホプキンス
共演は、クリス・ローフォード、アーロン・マーフィ、クリス・ウィリアムズ、ダイアン・ラッド、パトリック・フリューガー
その他、ポール・ロドリゲス、アニー・ホイットル、ブルース・グリーンウッド、ウィリアム・ラッキング、ジェシカ・コーフィルなど

<ストーリー>
ニュージーランドで暮らすバート(アンソニー・ホプキンス)の夢は、伝説のバイク“インディアン”でライダーの聖地アメリカのボンヌヴィル塩平原で世界記録に挑戦すること。年金暮しの彼は倹約に励み、隣家の少年(アーロン・マーフィー)の協力も得て廃品を利用してバイクの改良を試みるが、なかなか渡航費まで手が届かない。しかし、周りのみんなの協力で、彼はついにアメリカに渡ることができた。そして・・・


いやあ、いい映画だった。

バートが、アメリカに渡って、ボンヌヴィル塩平原にたどり着いた時は、「さて、いったいどうなるんだろう」という期待感があった。

ところが、とにかく出てくる人・出てくる人が、みんないい人だ。
いい人すぎる。

バートの隣りに住む少年の両親は、とにかくバートを毛嫌いしていたようだったのに、旅立つ時には、ニコニコしながら見送っていた。

また、地元でバートに勝負を挑んだ青年たちが、バートがアメリカに旅立つため、ガソリンスタンドに立ち寄った時に、彼に餞別をあげる。
あれだけ「この、老いぼれめ!」みたいな態度だった野郎どもが、なぜか急にいい若者に変身している。

アメリカに渡ってからは、さらにいい人のオンパレード。

バイクをつないでいた連結器がぶっ壊れた時も、たまたま寄った家のおばさんは、丁寧に材料・工具までくれた上に、ひと晩泊めてくれる。

交通警官たちは、彼がスピート違反をしようが、違法駐車をしようが、とにかく罰金も取らずに許してくれる。

連れ込みホテルの怪しいおカマも、彼のためなら、税関に電話してくれるし、わざわざ車で送ってもくれる。

そして圧巻。

バイク・レースに参加しようとしたところが、実は登録をしていないことに気がついた時、係員は「ダメだ!」と冷たかったのに、周りの連中が、寄ってたかって「参加させてやれよ」と言う。
そして結局、係員も「時にはルールを曲げることも必要だ」とあっさり折れる。
誰ひとりとして、罵声を浴びせる者はいない。

唯一悪いヤツだったのは、バートから花代として10ドルだまし取った女ぐらい。

ここまでいい人だらけだと、かえって違和感がある。
いい話なのに、ウソ臭く感じられるわけだ。

最後の場面でも、あそこまできたら、新記録達成と同時に○○しても、本望だったろうに。
実話ということだが、もう少しハラハラ・ドキドキを用意しても良かったような気がする。

ということで、ちょっとがっかりしたので、評価は「C」とする。
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