映画評270 ~ 252 生存者あり (08.12.7)

今回は「252 生存者あり」

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主演は、伊藤英明
共演は、内野聖陽、山田孝之、香椎由宇、木村祐一、桜井幸子
その他、山本太郎、大森綾音、阿部サダヲ、杉本哲太、温水洋一など

<ストーリー>
関東に直下型地震が発生して数週間後、都心の機能は回復しつつあった。しかし、この地震の影響で海水温度が急上昇、それは巨大台風を発生させ、その脅威が臨海副都心に迫っていた。そんな中、元ハイパーレスキュー隊員・篠原祐司(伊藤)は、妻と娘と銀座で会う約束をするが、突如襲ってきた洪水のため、街は大パニックとなり、祐司は娘とともに、地下に取り残される。
地盤の崩壊が刻一刻と近づいてくる中、ついに・・・


伊藤英明が出ている時点で、あまり期待していなかった。

どうして、こんな頼りない顔の兄さんを、こういういい役につけるのかよくわからない。
それに、今日改めて感じたのだが、この兄さん、はっきり言って下手だ!

さらに、登場人物のキャラクターが紋切型すぎる。
山田孝之演じる医者の卵は、腹立たしいことばかり言うが、あんな場面で、あのような態度をとるヤツは普通いないだろう。
しかも、最後には予定通り「いい人」になってしまっていた。

香椎由宇演じる気象庁の役人は、どうしてあそこまで勝手なことができるのか、さっぱりわからない。
それに、ほとんど棒読みだから、見ていてツラい。

あと、どうして元レスキュー隊員と、医者の卵と、輸血の際に必要な薬品を持っているおっさんが一堂に会しているのか。
あまりにも都合がよすぎる。

しかし、そんなキャラクター設定のミスも、序盤の迫力のおかげで気にならなくなっていた。

とにかくすごかった。
あそこまですごいCGができるとは、正直言って思わなかった。
特に、洪水の場面は秀逸。
こんな映画も撮れるんだなあ、と感心していた。

ところが、最後の最後で、一気にテンションが下がった。
どうして、あんな終わり方にしたんだろうか。

台風の目が通り過ぎる時間を利用して救出する、という状況になったが、その時間はわずかに18分。
にもかかわらず、娘たちを救出した後、兄弟で呑気に話をしていた。
あれは、いったいどういう理由で、あのような場面にしたのだろうか。
まったく理解できない。
あんなことはゼッタイにあり得ない。

案の定、再び吹き返しがきて、地盤が崩れ落ち、あろうことか祐司は死んでしまう・・・
と思いきや、実は生きていた!

もうアホらしくって、空いた口がふさがらなかった。

結局やりたかったことは、最後の最後に、もう一度「にい~ご~にい~ 生存者あり~」と叫ばせるこということだったのだろう。
だから、終盤で、この「252」によって生存者がいることを確認できた場面は、3回もある。
ちっちゃな娘にもやらせている。
こういう印象的なシーンは、1度で十分!

これにより、ほとんど「A」に近かった評価も、一気に「C」に落とした。
もう「D」に近いくらいの「C」

せっかくの迫力を台無しにしてしまった水田伸生監督のセンスを疑う。
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