映画評273 ~ K-20 怪人二十面相・伝 (08.12.21)

今回は「K-20 怪人二十面相・伝」

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言わずと知れた、江戸川乱歩の推理小説の主人公を映画にしたものだ。

主演は、金城武
共演は、松たか子、仲村トオル
その他、國村隼、高島礼子、益岡徹、要潤、大滝秀治、鹿賀丈史、松重豊など。

<ストーリー>
1945年の帝都で、19世紀から続く華族制度により、極端な格差社会が生じる日本で、世間を脅かしている強盗がいた。「怪人20面相」と呼ばれるその強盗は、富裕層だけをターゲットとし、美術品や骨董品を魔法のようなテクニックで、次々と盗み出すというのだ。頭脳明晰でこれまでも数々の事件を解決してきた探偵・明智小五郎は、サーカスの人気曲芸師・遠藤平吉が謎の怪人20面相だと疑い、捜査を始めるが・・・


もともと、まったく期待していなかった。

もちろん、「壊滅的な日本語セリフ」の金城武が主演、ということもあるが、予告編を見る限り、あまり面白そうではなかったからだ。
何だか、とんでもないことをやりそうな気配がしていたわけだが、その点で言えば期待通りだった。

まず、時代設定は架空のものだった。

原作にあるような、戦後のドサクサの中での犯罪、という構図ではなく、まったく架空の世界。
その中で、何と「格差社会」をモチーフにしている。
世相を反映されたつもりだろうが、これが後半になって、内容をつまらないものにしてしまっている。

そして、この映画は実はコメディだった。

随所にお笑いが散らばめられていて、シリアスな推理モノを期待していた者にとっては、かなりのサプライズだろう。
私なんか、怪人二十面相の世界って、ちょっと怖かったもの。

さらに、松たか子を出したことによって、中途半端なラブ・ロマンスに仕上がっている。
だって、良家の令嬢だもの、誰かと恋をするだろう、やっぱり。

しかし、一番期待していた「いったい、二十面相って誰なんだ?」という最大の謎解きだが、この映画ではドンデモないことをやっている。

もちろん、賛否両論あるのだろうが、江戸川乱歩そのものを否定するような、あんなドンデン返しって、有りか?
映画の流れからすれば、「もしかして?」という予想通りだったのだが、「有りか、なしか」と言えば「なし」だろう。

さすがに、そこまでは明かせないが、ちょっとビックリしてしまった。

とは言え、最初の段階から「これは評価はDだろう」と思っていたのに、後半になって、それ以上盛り下がることはなかったので、評価としては「C」とした。

それにしても、金城武は相変わらずだ。
どうして、あそこまで棒読みの役者を使うんだろうか。
台湾ではどのような評価を得ているのかはわからないが、少なくとも日本人の役者として見れば、完全に失格だろう。

そして、もう一つ。

仲村トオルって、いったいどうしちゃったんだろう。
「少林少女」でもそうだったが、ここのところムチャクチャなキャラクターばかり演じているような気がするが・・・
いい男なのに。
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