映画評285 ~ チョコレート・アンダグラウンド (09.2.1)

今回は「チョコレート アンダーグラウンド」

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英国の人気作家アレックス・シアラーのファンタジー小説を、プロダクション I.G+トランス・アーツが独創的に映像化ものらしい。

声の出演は、皆さん本職の方ばかりのよう。
だから、誰も知っている人はいなかったけど、逆に違和感はまったくありませんでした。

<ストーリー>
ある国で、選挙で勝利をおさめた「健全健康党」は、なんとチョコレート禁止令を発令する。チョコレートをはじめとするお菓子や飲み物、とにかく美味しいものを「健康に悪い」とすべて禁止にしてしまった。そんなおかしな法律に戦いを挑むことにした二人の少年ハントリーとスマッジャー、そして姉貴分のルイーズは、仲間の協力を得ながらチョコレートの密造・密売を始める。果たして彼らは自身の知恵と情熱で、それまでの楽しくて美味しい自由な世界を取り戻すことができるのか?


さて、結論から言うと・・・最悪!

チョコレートを禁止するという荒唐無稽なプロットは、別にいい。
どうせアニメだし、昨日見た「20世紀少年」なんて、似たようなもんだし。
「健全健康党」も「ともだち」もたいして変わりはしない。
だけど、どうせそこまで荒唐無稽な設定にするのなら、もっと細部にもこだわれよ。

冒頭で、チョコレートを食べていた家族(夫婦?)のところへ、この健全健康党の手先であるチョコレート警察が踏み込むシーンがある。

最初、映像を見て「おっ」と思った。
なかなかの画像だったからだ。
でも、見ていて唖然!

ものすごいハイテク機器でもって、この家族の家に踏み込むのだが、当の家族は、別に隠れて食べているわけでもなく、普通にデザートを食べている雰囲気。
そして、踏み込まれた瞬間「へっ?」という顔をしていた。

つまり、チョコレートを食べてはいけないことなど、知りませんでしたよ、って顔だ。
でも、これって法律で決められたことだろ?
まさか、知らなかったなんてことはないはず。

なぜなら、作ってはいけないし、売ってもいけないのだから、買えるはずがないし、もし自分たちで作ったとして、材料は?
しかも、あれだけの照明をあてられて、あれだけ騒々しく踏み込まれて「へっ?」はないだろう。

中盤でも同じようなのが一つ。
もはやチョコレートを売れなくなったルイーズの店に、老夫婦がやってきて、今度は「えっ、売ってないんですか?」
おい、お前ら法律を知らんのか!

さらに・・・

ブレイズが経営する書店でチョコレート・パーティーをやっていて、そこにチョコレート警察に踏み込まれてスマッジャーが逮捕された。
だけど、ブレイズを始めとしたそれ以外の皆は、何とか逃げおおせた。
そして、連行されるスマッジャーを見ながら、救出を誓う。

・・・って、おい!

ブレイズの店で逮捕劇があったわけだから、店主のブレイズは、たとえその時には逃げられても、面は割れているんだから、すぐに捕まるだろう。

その時は捕まらなかったら、後はOKなのか?
まさか、チョコレート警察は相手の顔を覚えられないのか?

とにかく、こういうのが何回か行われる。
逮捕されるのは、いつも現行犯だけ。

すべてがこんな感じだから、見ていて何の緊張感もない。
何よりも、主人公たちに感情移入ができない。
ガキとは言え、ちょっと頭悪い感じがするし。

とにかく、途中でイヤになったほどだ。
もう少し夢のあるアニメかと思ったのに、まったくの期待はずれ。

せっかく感動した後だったのに、腹が立ったから評価は「D」にしてやる!
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