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映画評287 ~ ベンジャミン・バトン 数奇な人生 (09.2.8)

今回は「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」

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80代の体で生れ、だんだん若返っていって、最後は0歳で死んでいった男の数奇に人生を描いた感動ロマンス。

主演は、ブランド・ピット
共演は、ケイト・ブランシェット
その他、ティルダ・スウィントン、ジェイソン・フレミング、イライアス・コティーズ、ジュリア・オーモンド、エル・ファニング、タラジ・P・ヘンソンなど

<ストーリー>
80代の男性として誕生し、そこから徐々に若返っていく運命のもとに生まれた男ベンジャミン・バトン(ブラッド・ピット)。時間の流れを止められず、誰とも違う数奇な人生を歩まなくてはならない彼は、愛する人との出会いと別れを経験し、人生の喜びや死の悲しみを知りながら、時間を刻んでいくが・・・


さて、80代の体で生れた男。
確かに数奇な人生を送ったに違いない。
まわりの皆が、どんどん年を取っていくというのに、自分だけは若返っていく。
一人取り残されているようで、何とも言えず哀しいだろう。

ただし、この映画では「どうして、80代の体で生れたのか」という疑問には、一切答えてくれない。
しいて言えば「神の思し召し」ということだろうが、不思議なのは、まわりの皆は、ベンジャミンが、だんだん若返っていくというのに、誰もたいして驚いていない。

驚いたのは、最初に発見(?)したバトン氏と、バトン氏に捨てられた時に見つけた、育ての母親となるクイニーとその夫だけ。
でも、すぐに現状を受け入れている。

「何~んだ、この子は老人の体で生れてきただけなんだ、ふ~ん」という感じだろうか。
後の人たちは、会うたびに「また若返ったね」と言うだけ。
そんなことが、実際にはあり得るだろうか。

そこが、全体を通してちょっと違和感のある部分だった。
いい例えではないかも知れないが、「オオカミに育てられた少女」みたいなものだろうか。

「この女の子はね、オオカミに育てられたんだよ」
「へえ~」

まっ、そんなことだってあるわな、とでも言いたそうだ。

つまり、ベンジャミン・バトン=オオカミ少女であって、ちょっと変とは思っているが、誰も「あり得ない!」とは思っていない。

ただし、そこの部分を気にしなければ、なかなかのラブ・ロマンスだと思う。
もっとも、ケイト・ブランシェットとティルダ・スウィントンの雰囲気がよく似ているので、途中でちょっとわけがわからなくなってしまったが・・・

あと、バトンがまだ年齢の若いベンジャミンを一目見て、「あっ、あの時の・・・」とわかってしまうのが、ちょっと解せない。

あの姿を見て「老人のような子供」だと思うヤツはいないと思う。
単に「小さなおじいさん」にしか見えないはずだ。

もし、ベンジャミンを見て(バトンは、ベンジャミンという名前を付けられたことさえ、知らなかったはず)老人のような子供だと思ったとすれば、それは巷ですでに噂になっていたからに違いない。
ところが、そのような描写はまったくなかった。
このあたりは、映画製作上、あえて「無視した」としか思えない。

特に感動して泣いてしまった、というほどではないが、全体的にはなかなか良かったので、評価としては「B」とします。
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