映画評300 ~ ワルキューレ (09.3.22)

今回は「ワルキューレ」

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ヒトラー暗殺計画を題材としたサスペンス・ドラマだ。

主演は、トム・クルーズ
共演は、ケネス・ブラナー、ビル・ナイ、トム・ウィルキンソン
その他、カリス・ファン・ハウテン、トーマス・クレッチマン、テレンス・スタンプ、エディ・イザード、ジェイミー・パーカーなど

<ストーリー>
第二次世界大戦下のドイツ。アフリカ戦線で左目を負傷したシュタウフェンベルク大佐は、「良心」と「忠誠心」の葛藤に悩んだ末、祖国の平和のためにヒトラー暗殺を考えるようになる。やがて画期的な暗殺計画≪ワルキューレ作戦≫を立案し、トレスコウ少将やオルブリヒト将軍ら、同志と着々と準備を進めていく。そして、決行の1944年7月20日を迎えた。ヒトラーとその護衛たちを前に、大佐たちは計画を成功させられるのか。


事実をもとにしたものらしい。

そういう意味では、ヒトラーの最後を史実として知っている我々としては、結果は見えているので、興味は半減する。
もちろん失敗に終わるわけだから、映画として見れば、意外性は求められない。
これがフィクションであれば、どんな結果にでもできたのだろうが、何せ題材とした人物が悪い。

ただ、映画としては、まずまずだったと思う。
結果が見えているだけに、ハラハラ・ドキドキ感はあまりないが、展開にあまり違和感はなかった。
とは言え、特に面白いというわけでもなかったが・・・

そんなことよりも・・・

映画全体に漂ってくるものは、「ドイツにも、ヒトラーのやり方に不満をいだく正しい者がいた」という空気だ。
第二次世界大戦を起こし、ユダヤ人を大虐殺したドイツ人は、敗戦後、そのすべての責任をヒトラーとナチスのせいにして、自分たちは責任逃れに終始した。
つまり、日本と違って、国としての謝罪などせず、のうのうと生き延びているわけだ。

先日の「オーストラリア」と同様、自分たちの悪行三昧には目をつぶり、まるで自分たちも戦争の犠牲者であるかのような態度には腹が立つ。
しかも、その映画をアメリカが作っている。
同じ敵国であるはずなのに、日本を描くのとは対照的だ。

ドイツ人だって、どこまで本気でヒトラーを暗殺しようとしていたのかわからない。
もし本気でヒトラーを暗殺しようとするのなら、あんな小細工なんかしないで、爆弾を持ったままヒトラーに突撃すればいいだけ。

彼らから感じられるのは、ただ「保身」と「出世欲」だけ。
そんな民族だからこそ、二度の世界大戦を起こすなど、一度その気になると、国全体が一つの方向に突っ走っていったんじゃないのか。
日本とあまり変わらない。

そんなドイツが日本と違うのは、全力で「国」を守ろうとしていること。
そこだけは、日本には決定的に欠けている部分だろう。

ということで、映画の本質とはあまり関係ないところで、いろいろと感じさせられてしまったが、評価としては「C」としたい。

こんな映画を絶賛したくはない。
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