映画評301 ~ 鑑識・米沢守の事件簿 (09.3.28)

今回は「鑑識・米沢守の事件簿」

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もちろん、あの名作「相棒」のスピンオフ映画だ。

主演は、六角精児
共演は、萩原聖人、市川染五郎、伊武雅刀、片桐はいり
その他、片桐竜次、神保悟志、水谷豊、寺脇康文など

<ストーリー>
東京ビッグシティマラソンでの無差別爆破テロ捜査の最中、鑑識課の米沢守は蒸発した元妻・知子の姿を発見。なんとか彼女の住む部屋をつきとめるが、その翌日、知子は自殺死体となって見つかった。実はよく調べてみるとその女は元妻に瓜二つの同名の別人。ほっとする米沢だったが、証拠不十分のまま自殺として処理されることに疑問を持った。そこで死んだ知子の元夫の刑事・相原と共に極秘の捜査を開始したが、はたして・・・


昨年見た「相棒」があまりにも良かったので、今回は一発逆転、一気に汚名挽回といきたいところだった。

ん?日本語が変?
もしかして、名誉返上か?

そして、結果は立派に「汚名挽回」してました。

見終わった後の感想は・・・何じゃ、こりゃあ!

よく、こんなストーリーを考えついたものだと思う。

「相棒」も、東京ビッグシティマラソンのコースから逆算して、あんなあり得ないチェスの棋譜を思いついたわけだけど、今回は、その「相棒」の続編の形となっている。
その事件でも活躍した米沢鑑識官が主人公となるわけだけど、大勢のマラソンランナーの中から、何と自分の元妻を見つける、ということから事件は始まる。

しかし、この元妻って、実は萩原聖人演じる刑事・相原の元妻だったわけで、この二人はウリ二つどころか、名前まで同じ。
いきなり「ありえね~」展開となる。

しかも、米沢は、このウリ二つの女性の自宅を調べて、ストーカーよろしく訪ねていく。
この米沢、劇中でも何度か妄想にふけるのだが、かなり病的だ。
これは、おそらく米沢と相原の顔合わせをさせるための設定だろうが、もっと他に考えつかなかったのか?

そして、あろうことかこの女性が殺される。
しかも、米沢が訪ねて行った翌日だから、実にタイミングがいい。
東京ビッグシティマラソンの次の日でもある。
これまた「ありえね~」

問題なのは、この刑事・相原。
ムチャクチャ頭が悪い。
というか、すぐに感情的になって、考えられないバカな行動ばかりする。

元妻が自殺なんかするわけない、と信じるのはいいけれど、わざわざ元の職場に押しかけていって、市川染五郎演じる経理課長から「理事長のセクハラが原因では?」と聞いただけで、いきなりこの理事長の部屋に乗り込む。
そして「お前が殺したんだろう!」と叫ぶ。

こいつ、バカか?
と、私は心の中で叫んでいた。

とにかく、何も考えていないにもかかわらず、偶然にも次から次へと事実が判明し、しかも、おしゃべりな同僚の女まで出てきて、話はトントン拍子に進む。
でも、このおしゃべり女、とても重要です。

そして、意を決したバカ二人は、夜中に相原の元妻の元職場に侵入する。
あるものを探して。

ところが、ホントにジャスト・タイミングで、経理課長が同じくあるものを取りにくる。
夜中なのに、まったく同じタイミングで建物に入ってくる。
しかも、経理課長は「侵入」じゃなくて、堂々と取りにきているわけだ。
これまた「ありえね~」

この結果、ある事実が判明するわけだけど、証拠がないバカ二人は、最後の手段(ここまででも、まだ1週間たっていない)に打って出る。

しかも、水谷豊演じる右京が何気なく送ってきた落語のCDを、勝手に捜査のヒントとして解釈してしまうのだが、これがたまたま大当たり。
実に意外な犯人が見つかってしまう。

しかも、この犯人、普通ならわざわざ出てこないはずなのに、あろうことか自分からしゃしゃり出てくる。

もう、おわかりでしょう。
この犯人って、片桐はいりですぞ!
何のために、伊武雅刀とか市川染五郎とか出したわけ?
もしかして、意表をついたつもり?

確かに意表は突かれましたけどね。
これって、テレビの2時間ドラマでやっている推理モノとまったく同じパターンでしょう。

つまり、途中までいろんな人を犯人と思わせておいて、どれもが決め手がない中で、最後に「えい、やっ!」とばかりに、強引に犯人を決めてしまう、というやつ。
考えたってゼッタイにわからない、という事件。

わたしゃ、大笑いしましたよ。
よりによって、片桐はいりが犯人。
これ決めたヤツは誰だ?

そもそも、六角何とかっておっさんが主役を張ること自体、無理があるだろう。
しかも、萩原聖人の役もバカ刑事だし。
片桐はいり以外も、みんな悪いヤツ。
さすが「相棒」のスピンオフ映画だけあって、期待を裏切らない出来栄えでした。

ただ、ところどころに笑える場面があった。
これは「相棒」なんかに比べると、結構笑えた。

ということで、ホントは「E」にしたいところだけど、踏みとどまって「D」としておきます。
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