映画評313 ~ GOEMON (09.5.2)

今回は「GOEMON」

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宇多田ヒカルの元ダンナ・紀里谷和明が監督した時代劇である。

主演は、江口洋介
共演は、大沢たかお、広末涼子、ゴリ
その他、奥田瑛二、伊武雅刀、要潤、寺島進など

<ストーリー>
1582年 天下統一を目指した織田信長は、その夢目前にして、家臣・明智光秀の謀叛により本能寺で暗殺される。しかし、信長の右腕であった豊臣秀吉が、その数日後に光秀を討伐。その功績をもって信長の後を継ぎ、豊臣政権を制定。世は火種を残しつつも、一時の平和を謳歌していた。そこに、彗星のごとく現れる一人の盗賊・石川五右衛門。超人的な身体能力を武器に、金持ちから盗み、貧しきものに分け与える英雄に庶民は熱狂する。しかし・・・


冒頭で、いきなりディズニーランドが出てくる。
と思ったら、大阪城だったのだが、この監督の独自の解釈なのか、全体的に洋風と中華風を混ぜたような情景が目立つ。
つまり、純日本風のものなど、ほとんどないということだ。
そして、武士連中は、サムライというよりは、スターウォーズのクローン軍団に近い。
だから、時代劇というよりは、SFみたいだった。

もちろん、それで特に違和感がなければいいのだが、色彩は全体的にモノトーン色というのか、暗い。
そして、何よりもCGがちゃちだ。
これが致命的だと思う。

設定にしても、織田信長を殺した明智光秀の背後に豊臣秀吉がいた、というのは、あり得ない話ではないし、別にいいのだが、霧隠才蔵やら猿飛佐助やら、真田十勇士であったはずの人物(これとて、実話ではないらしい)が、石田三成や徳川家康の家来であるなど、知っている有名人を適当に並べただけのような感じもした。
この監督は、柔軟な発想を持っているというよりは、頭が軽いというイメージだ。

石川五右衛門を主人公にした関係で、五右衛門を織田信長の家来に仕立てるのはしょうがないと思ったが、最後に、五右衛門が行った行為は、もう何が何だかよくわからない。
「幸せに暮らすために、戦いをもう終わりにしたい」という理想はいいのだけど、どうも空回りしている感じがする。

出演者で言えば、江口洋介はそれなりにがんばっているのだが、大沢たかおの才蔵役はないだろう。
あれだけのアクションをやらせるのに、大沢たかおではちょっと苦しい。
酔っぱらうと演劇論を延々と語るのでウザいと言われる奥田瑛二は、相変わらず演技が大袈裟だ。
一番光っていたのは、やはり広末涼子だろうか。
もちろん、好みの問題もあるのだが・・・
ゴリも、意外とうまい。
ただ、最後の場面でのゴリは、あまり意味がなかったと思う。

ということで、あまり期待していなかったとはいえ、思ったよりスケールが小さかったので、評価は「C」とすします。
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