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映画評337 ~ 劔岳~点の記 (09.6.21)

今回は「劔岳~点の記」

eiga090621.jpg


「点の記」とは、三角点などの基準点の設置・測量の記録のことだそうだ。

主演は、浅野忠信、香川照之、松田龍平
共演は、宮崎あおい、役所広司、仲村トオル
その他、モロ師岡、井川比佐志、国村隼、笹谷高史、石橋連司など

<ストーリー>
明治40年、地図の測量手として、実績を上げていた柴崎芳太郎は、突然、陸軍参謀本部から呼び出される。「日本地図最後の空白地点、劔岳の頂点を目指せ」―当時、ほとんどの山は陸地測量部によって初登頂されてきたが、未だに登頂されていないのは劔岳だけだった。柴崎らは山の案内人、宇治長次郎や助手の生田信らと頂への登り口を探す。その頃、創立間もない日本山岳会の会員も剱岳の登頂を計画していた。


新田次郎原作の小説を題材とした映画ということだ。
イメージ的には、「八甲田山」に似ているかも知れない。
そういう内容も知らずに見たわけだが、結論から言うと、まずまず面白かった。

特に感動したとか、泣いたとか言う場面はないのだが、全体的によくできていたと思う。
基本は、人間と自然との闘いを描いたもので、所々に夫婦愛だとか親子愛だとかが散りばめられている。
それらが、あまりしつこくないので、変な違和感があまりなかったのだと思う。

しいて言えば、あのラストはどうなんだろう。

原作は読んでいないのでわからないが、柴崎隊が見事劔岳に登頂したことにより、「やった!」となるのかと思っていたので、ちょっと拍子抜けした。
日本山岳会とのやり取りも、妙な期待をしすぎてしまったのだろうか、意外なほどあっけなかった。

俳優陣で言うと、実は好きな俳優さんは一人もいない。

浅野忠信と松田龍平は、演技の方向がそっくりだと思う。
つまり、ほとんど顔の表情に変化がなく、ただぼそっとセリフを言うだけ。
こういうのを「自然体」というのだろうが、普段であれば「下手くそ!」となるのだろうが、さすがにこういうテーマの映画だと違和感はない。
仲村トオルも、どんな役をやらせても同じ演技のような気がする。
はっきり言えば、下手なんだろう。
しかし、今回発見したのは、役所広司が意外とクサい演技をするということ。
この映画では、あまり突出した演技だと目立つのだが、妙に浮いていた。
むしろ、一番いい味を出していたのは、モロ師岡だったと思う。
かつては、イッセー尾形みたいに一人芝居をしていたのだが、そのあたりがいい経験となったのだろうか。
あと、細かいところで言えば、笹谷高史は高官向きではないと思う。
彼のシブさは、威厳とか高貴というものではなく、むしろ「いいおじさん」風だと思うのだが・・・

ということで、評価は「B」とします。
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