映画評354 ~ 宇宙(そら)へ (09.8.30)

今回は「宇宙(そら)へ」

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イギリスのBBCが、NASA50年の歴史を探るドキュメンタリーである。

この手の映像を映画館で1800円(実際には1600円)を払ってまで見るべきか、と悩んだのだけど、まあ昨日見た映画でちょっと興奮しすぎたので、その「お口直し」というわけです。

内容は、NASAが手がけた宇宙開発の軌跡を描いたものだ。

アポロ9号によって、人類が月に初めて降りたったのが、1969年。
今から、ちょうど40年前ということになる。
当時のことは、何となくしか覚えていないが、アポロ9号に乗っていた3名の宇宙飛行士アームストロング・オルドリン・コリンズの名前だけは、いまだに覚えている。
その後、何人も月に降り立ったようだけど、名前はほとんど知らない。
あの「アポロ13号事件」も覚えていない。

映画では、NASAが推進していたマーキュリー計画、ジェミニ計画の時代から、どのような道を歩んできたかが、淡々と描かれている。

しかし、さすがにアポロ9号により、初めて月面に降り立った時の映像は、今見ても、感動するものがある。
そして、スペースシャトル時代になってから起きた「チャレンジャー号」の事故は、今見ても悲惨だ。

ただ、全編を通して存在する違和感。

それは・・・・

当時、アメリカと宇宙開発で争っていた最大のライバル・旧ソ連のことに、まったく触れていないことだ。
「ちょっとしか」触れていないのではなく、「まったく」触れていない。
まるで、宇宙開発はアメリカだけが行っていたかのような映画だった。

しかも、作ったのはイギリスのBBC。
それが、なぜ旧ソ連を無視したのだろう。
まさか「今、そんな国は存在しないから」というわけではなかろう。

それに、人類初の有人宇宙飛行を達成したのは旧ソ連だ。
なのに、そのことに触れている部分は、どこにもなかった。
こんな偏った映画に対して「宇宙へ」などと、独りよがりなタイトルをつけるのは、どんなものだろう。

ついでに言うと、「アポロ13号事件」にも、まったく触れていなかったのは腑に落ちない。

あれこそが、NASAが総力を結集して難局を乗り切ったすばらしい事例ではないのか。
「アポロの歴史に13号あり」と、勝手ながら思っているのに・・・

ということで、一部に違和感はあったものの、ドキュメンタリーでもあるし、特に変なところもなかったので、評価としては、無難に「B」としておきます。

おまけで・・・・

ナレーションは、あの宮迫博之がやっていた。
特に違和感はなかったけど、どうして彼を起用したのか理解できない。
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