映画評357 ~ 火天の城 (09.9.12)

今回は「火天の城」

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主演は、西田敏行。
共演は、椎名桔平、福田沙紀、大竹しのぶ、寺島進、山本太郎、水野美紀
その他、西岡徳馬、夏八木勲、緒形直人、渡辺いっけい、石橋蓮司など

<ストーリー>
天正4年(1576年)、長篠の戦いで勝った織田信長は、琵琶湖を臨む安土の地に巨大な城を築くべく、信長が見込んだ熱田の宮番匠・岡部又右衛門に命じる。又右衛門は即座に引き受けるが、建設を指揮する総棟梁は、名だたる番匠たちとの図面争いで決めるという。夢のような仕事を前に、寝食を惜しんで図面作りに没頭する又衛右門を、妻の田鶴、娘の凛らが支えるが、空前の巨大建築の完成には多くの困難が待ち受けていた。


いやあ、久しぶりに「時代劇」を見た、という感じだ。

特に戦(いくさ)があるわけではない。
だから、これはチャンバラというよりは人間ドラマである。

何よりも、キャストがいい。
西田敏行もいいが、西岡徳馬や夏八木勲などが出ていると、時代劇であるという実感がわく。
それと、椎名桔平が意外にも良かった。
織田信長は、向いているかも知れない。

しかし、一番存在感があったのは、大竹しのぶだ。
この人が、出ていると、時代劇に限らず、映画そのものが締まる。

特に、西田と大竹のやり取りは秀逸だった。
さすがに、大竹しのぶ演じる田鶴が亡くなった時には涙が出た。

これが、福田沙紀演じる凛と市造とでは、こうはいかない。
はっきり言って、この二人のラブ・ロマンスは陳腐だった。
福田沙紀も、なかなかがんばっていると思っていたのだが、大竹しのぶとの格の違いは歴然。
市造の存在も、西田敏行の邪魔をしているようにしか見えなかった。

しかし、もっと陳腐だったのは、山本太郎と水野美紀のロマンス(?)
最後に、水野演じるうねが、実は織田信長の命を狙う間者であることがわかるが、その時に山本演じる熊蔵のとる行動は理解できない。
ただのバカにしか見えないからだ。
山本太郎って、使い勝手がいいのかも知れないが、あまりうまいとは思えない。

ストーリーとしては、実際に築城する過程を描いたものであるので、若干地味であるのは仕方がないが、特に違和感もなく、なかなか良かったと思う。

ただ、相変わらずお笑い芸人などのチョイ出演が目立つ。
次長・課長の河本が豊臣秀吉を演じているのにも、眉をひそめたが、ココリコの遠藤が出てきた時には、「うわっ、下手くそ」と思ってしまった。
はっきり言って、いらない!

ということで、内容よりもキャストが気になった映画だったけど、久々に時代劇らしかったのと、大竹しのぶに敬意を表して、評価は「A」とします。

ちょっと甘いかも?
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