映画評361 ~ カムイ外伝 (09.9.19)

今回は、「カムイ外伝」

eiga090919-2.jpg

あの白土三平原作のマンガを映画化したものだ。

主演は、松山ケンイチ
共演は、小雪、伊藤英明、小林薫、佐藤浩市
その他、大後寿々花、土屋アンナ、芦名星、PANTAなど

<ストーリー>
貧しさゆえに幼くして忍びの世界に足を踏み入れたカムイは、強靱な意志と優れた忍術を身につけて成長する。しかし、理不尽な殺戮に明け暮れ、厳しい掟に縛られた年月を経た後、自ら選んだ世界を捨てる覚悟を決める。それは即ち裏切り者として追われる身となることだった。逃亡を続けるカムイは、偶然命を救った漁師の半兵衛一家のもとに身を寄せるが、半兵衛の妻は抜忍として身を潜めるかつての仲間スガルだった。


ここのところ時代劇続きだ。
大好きな私としても、願ったりのここ数週間。
しかも、昨日「しんぼる」を見たばかりなので、そのお口直しの目的もあった。

さらには、昔懐かしい「カムイ外伝」の実写版。
期待しない方がおかしい。

しかし、結果は無残だった。

確かに、松山ケンイチのカムイは様になっている。
結構走り回っていたし、あまり違和感がない。

しかし、この男、意外にもセリフ回しが下手だった。
単調、と言うのか、ここまで下手くそとは思わなかった。
ちょっとショックだ。

しかも、相手役が伊藤英明。
中途半端なイケメンで、貫禄が感じられない男。
しかも、下手くそ。
その二人の殺陣は、何だか弱々しい。

これ以外にも、小林薫のキャラクターがよくわからない。
佐藤浩市も、もっと悪いヤツかと思っていたのに。
土屋アンナなんて、ゼッタイ何かするぞ、と思ったのに、結局顔見世だけだった。

さらに決定的だったのは・・・

CGがムチャクチャしょぼい。
何だろう、あのしょぼさは。
崔監督って、CGを使ったことがないのか?

木と木の間を飛び回ったり、佐藤浩市演じる殿様の馬の脚を切り取ったりするところなんか、マンガよりひどい。
サメが襲うシーンなんて、合成写真かと思ったくらいだ。
このせいで、映画自体がちゃちなものになり下がってしまっている。

せっかく、いい題材を使って、そこそこのキャストを使っているというのに、それらがまったく生かされていない。
情けなかった。

あの終わり方からすると、続編がありそうだけど、少なくとも監督は変えてほしい。
だって、面白くないはずがないもの。

ということで、いくら好きな時代劇とは言え、評価としては「C」とします。


ところで・・・

伊藤英明演じる不動は、結局「追忍」だったわけだが、それまで一緒に引き連れていた仲間(抜忍)たちも、まとめて殺していた。
しかし、最初出てきた時は「渡衆」ということで、島の人たちに歓迎される人間たちだったはず。
急に現れたわけではなく、島の人たちは「当然のように」迎えていた。

ということは、これまでに歓迎されるような「実績」があったはず。
つまり、最初からカムイだけを探し出すために、他の抜忍を騙していたのだろうか?

しかし、それはあり得ない。
カムイだけが抜忍ではなく、みんな等しく「掟を破った者」として殺されるのが掟のはずだ。
少しの間だけでも、自由な生活をさせることなど許せるはずはない。

観客を騙すための仕掛けだとしても、これは「なし」だと思う。
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