映画評392 ~ インビクタス 負けざる者たち (10.2.6)

今回は「インビクタス 負けざる者たち」

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南米のマンデラ大統領を題材とした実話を、クリント・イーストウッド監督が映画化したものだ。

主演は、モーガン・フリーマン、マット・デイモン
共演は、トニー・ギゴロギ、パトリック・モフォケン、マット・スターン、ジュリアン・ルイス・ジョーンズ
その他、マルグリット・ウィートリニ、パトリック・リスターなど

<ストーリー>
1994年、マンデラはついに南アフリカ共和国初の黒人大統領となる。いまだにアパルトヘイトによる人種差別や経済格差の残る国をまとめるため、彼はラグビーチームの再建を図る。1995年に自国で開催するラグビー・ワールド・カップに向け、マンデラとチームキャプテンのピナールは、一致団結して前進する


いや、すばらしい。
最初に言っておくと、評価は「A」です。

実話だから、話に文句をつけるところはどこにもない。
特に、スポーツの優勝シーンで、感動しない人なんていないだろう。

しかも、アパルトヘイトの影響で、ラグビーのワールトカップへの出場が認められなかった南アフリカ共和国が、やっと出場できたその年に優勝。
出来すぎじゃないか?と思われるほどの展開だが、調べてみたら、すべて事実だった。

何よりも、クリント・イーストウッドの監督の映画の撮り方(?)がうまい。
何て言ったらいいのかわからないが、すごく自然な感じがする。

私は、もともと映画監督というものをあまり知らないので、監督によって「この人なら、ゼッタイに面白いだろう!」とか「この監督は、ダメだ!!」とか思わないため、どの映画でも先入観なく見ているのだが、この監督は、もはや信者になってしまいそうだ。

とは言え、全体的に言えば、盛り上がりに少し欠けたように思う。

マンデラ大統領のまわりで、不穏な動きはほとんどなく(競技場で、ペットボトルが投げ込まれたシーンが1度だけ)、大統領を警護する黒人メンバーと、かつて自分たちを蹂躙した白人メンバーとの確執は、まったくと言っていいほどなく、最後の場面でも、黒人も白人も、皆で喜んでいた、というのは、これはこれで「あり」だと思う。

しかし、肝心のラグビーの試合の場面は、迫力に欠けていたように思う。
私自身がラグビーに疎いから、かも知れないが、見ていて興奮する場面があまりない。
決勝戦では、トライがなく、すべてペナルティゴールとドロップゴールだけだったし、パス回しや強烈なタックルなども、何だか動きがヌルかった。

下馬評では、優勝はおろか、準々決勝進出も難しいと言われていたのだから、準々決勝・準決勝への進出も大きな出来事だろうに、そのあたりは、さらっとしか描かれていない。
(決勝の相手であるニュージーランドのオールブラックスが、日本との試合で145点も取った、という話を聞いた時に、大統領が「ラグビーで、そんなに点数が入ったのか」というシーンは、笑ったが・・・)

出演者で言えば、これは完全にモーガン・フリーマンの一人舞台だ。
マット・デイモンの活躍は、今一つだったように思う。

でも、良かったです!
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