映画評401 ~ 猿ロック (10.2.28)

今回は「猿ロック」

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主演は、市原隼人
共演は、比嘉愛未、高岡蒼甫、芦名星、小西真奈美
その他、光石研、和田聰宏、國村隼、西村雅彦など

<ストーリー>
鍵師の猿丸、通称サルがある美女の依頼で金庫を開けると、そこにはトランクが入っていた。そのトランクは銀行から盗まれたもので、中には現金だけでなく警察の権威にかかわる重大な秘密が入っていた。そうとも知らずトランクを運び出したサルは、それを取り戻そうとする銀行強盗犯、そして秘密流出を恐れる警察に追われるハメになる。


いやダメだ、私には。

今年は、いろんな映画を見ようと思っていたけど、さすがにこういうヤツは、見るに堪えない。

「もしかして、面白いかも?」という期待が、微かにあった。
でも、最初から最後までピクリともしなかった。

冒頭で、このないだの「交渉人」ばりの意味不明な銀行強盗事件が発生するが、犯人はただのイカれたあんちゃんなので、この時点でイヤ~な予感がする。
この事件をきっかけに、いろんなことが起こるわけだけで、いろいろと伏線を張っている割には、最終的にたいした意味はない。

あまりにも呆れてしまったけど、市原隼人目当てのファンの中には、どうやら感動した人もいるみたいだし、あえてケンカを売るつもりもないので、ちょっとだけツッコむ。

・銀行強盗が、銀行から盗んだものは、現金以外に、警察内部の裏金データという、とても重要なものだった。なんで、こんなものをわざわざ銀行に持って行ったの?

・マユミが連れ去られた時、後を追った猿は、彼女が港に連れて行かれたことをどうして知ったの?もしかして、「愛の力(by 恋空)」?

・最後、マユミは現金を持ち逃げしようとするが、トランクに入っていたのは、「星の王子様」の本だけだった。ということは、現金を抜き取ったのは、猿か?これって、泥棒じゃん!

結局、この監督は、市原隼人ファンのためだけにこの映画を作ったのだろう。
だから、スケベでおバカさんの主人公が、どんな活躍をしようが構わない。
スケベなことを考えると「鼻血が出る」なんて、今時誰も考え付かないようなことを平気でやるのもいい。
実際、同じ列に座っていた若いカップルの男には、結構ウケていたし。

だけど、映画を作る際の姿勢には疑問だらけだ。
と言うか、腹が立つ。

「警察の腐敗」だとか「正義」だとか、もっともらしいことを背景に入れ込もうとしているのだが、どれも陳腐で、説得力ゼロだ。

警察の裏金を記録したデータだって?
誰だよ、そんなもの作って、しかもUSBメモリで持ち歩くヤツなんて。
それで、小西真奈美演じる警察官僚が「正義のためだ」なんて、何カッコつけてんだか。
ギャグにもなりやしない。

「信じるものは、目に見えない」って、何カッコつけてんだよ。

とにかくこいつらは、展開とかストーリーとか、何にも考えてないだろう。
この構造は、「交渉人」とまったく同じだと思う。

もともとは人気のマンガらしいし、深夜ドラマでも好評だったようだけど、例えシリーズ化されたとしても、もう見ない。

評価は「D」です。
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