映画評41 ~ スチーム・ボーイ (04.8.4)

今回は「スチームボーイ」

大友克洋監督のアニメだ。

<ストーリー>
ある日、レイの元に祖父ロイドからスチームボールと呼ばれる蒸気を使った発明品が届く。同時に正体不明の男たちに襲われるレイ。ところがこの男たちに連れて行かれた先には、レイの父エディがいた。


私は、この監督の作品としては「AKIRA」しか知らないし、その「AKIRA」にしても内容はほとんど知らない。

ということで、何となく見たことがある感じ、というだけのアニメなわけだが、事前に何も準備しなかったせいか、まったく的外れなストーリーを想像していた。

実際のストーリーは、19世紀のイギリスで、蒸気機関が産業を席捲しようとしていた頃の物語。

「発明一家に育ったレイは、渡米中の祖父から謎の金属球を受け取る。それは驚異の発明、高密度蒸気を閉じ込めたスチームボールだった!ボールを武器として売ろうとする財団がレイに忍び寄る。陸・海・空と次々に出現する徐気メカと心躍る冒険の数々」

とまあ、パンフレットを丸写しするとこういうことになるわけだが、わたしは、単に宮崎駿監督作品みたいな、少年が活躍する冒険ファンタジーかと思ってました。

ただこの少年、当然主人公だし大活躍するわけだが、その割にはちょっと頼りない。
メカの大好きな少年なのはいいのだけど、序盤であんなに頼りない姿を見せられると、後半の展開がやや不安だった。

ところが、最後の最後は急に立派になっちゃって、空もびゅんびゅん飛んじゃうし、エラくたくましい。
そのへんが、何だか違和感があって、最後まで馴染めなかった。

それと、ヒロイン(?)であり大富豪の娘であるスカーレットだが、最初はただの世間知らずでクソ生意気なガキだったのに、最後はかわいいヒロインになっちゃった。

前半と後半では、ヒーローもヒロインもガラっと入れ替わったって感じだ。

全体的には迫力もあったし、テンポもよく、まずまず良かったと思う。
でも、科学を扱っている割には、所々にツッコミどころがあった。

例えば、スチーム城(?)を引き摺り下ろそうと、英国軍側がワイヤーを引っ掛けて、機関車で引っ張ろうとしていた時、全員がそのスチーム城とワイヤーの真下に位置していたのだが、あれじゃあどう考えたって危ないだろう。
って、細かすぎるか?

でも、ああいうところまできちんと考えていると「さすが!」と思えるのだが、部分部分でいいかげんに対応していると、やっぱり全体にも響くと思うのだが、さてどうでしょう。

そんなこんなで、ちょっと不満だったので、評価は「C」としました。

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