映画評413 ~ 第9地区 (10.4.11)

今回は「第9地区」

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主演は、ショールト・カプニー
共演は、デヴィッド・ジェームス、ジェイソン・コープ、ヴァネッサ・ハイウッド
その他、ナタリー・ボルト、シルヴァン・ストライク、ジョン・サムニーなど


<ストーリー>
ある日、ほかの惑星から正体不明の難民を乗せた謎の宇宙船が、突如南アフリカ上空に姿を現す。攻撃もしてこない彼らと人間は、共同生活をすることになる。彼らが最初に出現してから28年後、共同居住地区である第9区のスラム化により、超国家機関MNUは難民の強制収容所移住計画を立てるのだが・・・


意外にも・・・・面白かった!

内容をまったく知らず、さらに「アカデミー賞ノミネート」とあったので、どれだけつまらない作品かと思っていた。

ところが、そう言った「期待」も見事に裏切られた。

もちろん、随所に違和感はあった。

冒頭から、すでにUFOは飛来しており、その後20年が経過する。
それを、ドキュメンタリー・タッチのニュース報道シーンで始まる。
どこから来たのか、なぜ静止したままなのか、などという疑問は一切解明されないまま、すでにエイリアンは、地球上で人間たちと共存している。
しかも、お互いの言語が通じ合っており、エイリアンも英語は理解できている。

そんなエイリアンを別の居住区に移住させようとしたことから、騒動が起こるわけだけど、あんな展開になるとは思っていなかった。

今回は、極度なネタバレは避けるけど、これまでの映画では、通常エイリアンは、完全な人類の敵か、完全なお友達か、それともまったくわけのわからない存在か、そのいずれかだった(たぶん)

ところが、今回はそのいずれでもない。
いわば、普通の人間と変わらない存在として描かれている。
まあ、端的に言えば「差別されている」人間としてだ。
そう見れば、全体のストーリーは、割とすんなりと受け入れられる。

ただ、最大の違和感は、やはり基本的な部分だ。

突如飛来したUFOは、故障したのか、あるいは操縦士が死んだ(または負傷した)のか、明かされてはいないが、たぶんそのどちらかだ。
しかし、そのどちらも解決していないはずなのに、最後にこのUFOは飛び立ってしまう。

しかも、ただ飛び立つのではなく、飛行艇の回収もしているし、ロボット(?)の遠隔操作もしている。
その間、修理する機会はなかったはずだし、最後に操縦したエイリアンは、負傷していたわけではない。
燃料の件も、あれは飛行艇を動かすためのものだったはず。
(しかも、あの燃料で「人間がエイリアン化する?」っていうのも、よくわからない)

これは、説明がつかないだろう。
だけど、この場面がなければ、この映画そのものが成り立たない。
だから、監督は、それを「無視」したのだと思う。

今回は、私なりに勝手な解釈をしてみたが、もし違うのであれば、ぜひ教えてほしい。

とは言え、奇抜なアイデアだったと思うし、面白かったのは事実なので、ここ2作がつまらなかったこともあり、評価は、ちょっと甘めに「A」にします。

個人的には、最後まで主人公を追い詰めた傭兵・クーバス大佐が印象的だったけれど、あんな死に方はしてほしくなかった。
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