映画評418 ~ タイタンの戦い (10.4.24)

今回は「タイタンの戦い」

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主演は、サム・ワーシントン
共演は、レイフ・ファインズ、リーアム・ニーソン、ジェマ・アータートン、マッツ・ミケルソン、
その他、アレクサ・ダヴァロス、ジェイソン・フレミングなど

<ストーリー>
神々が世に君臨していたある時代。神々の王ゼウスの息子として生まれたが、人間として育てられたペルセウスがいた。彼は世界を滅亡の危機から救うため、冥界の王ハデスを倒す戦いの旅に出る。そこには、悪魔や獣といった強敵との死闘が待っていた


この手の物語は大好きだ。
お馴染みのメデゥーサやクラーケンなども出てくるギリシア神話は、割と親しみやすい。

しかし、この映画では、そんな盤石なテーマを扱っている割には、淡々とした展開だった。

オリジナル作品の方を何となく覚えているのだが、まだCGがなかった頃の手作り感一杯の作品だったとは言え、臨場感・緊迫感はものすごかった。
中でも、「怖さ」については、かなりのものがあったと記憶している。
それに比べると、この作品はCGによって、ものすごい怪物が描かれているにもかかわらず、ほとんど怖さが感じられなかった。

まず、メデゥーサは、この作品では髪の毛だけではなく、体そのものまで「蛇」に変えられているのだが、かえって恐怖感が半減していたような気がする。

不死身の化け物・クラーケンなんて、ほとんど出てきてすぐに、ペルセウスにやられてしまう。
迫りくる人間たちを殺しまくり、街を破壊しつくして・・・という展開ではなく、適度に街を壊してはいるのだが、臨場感がまったくない。
しかも、生贄にされたアンドロメダに迫ろうと姿を現した直後にやられているので、クラーケンの恐ろしさがまったく伝わってこなかった。

とにかく、やたらと走ったり、飛び回ったり、動きは激しいのだが、それに伴う躍動感・迫力があまり感じられなかった。

せっかく、レイフ・ファインズやリーアム・ニーソンなど、個性的な役者さんを起用しているというのに、彼らの魅力があまり発揮されていなかったような気がする。
でも、サム・ワーシントンはいい面構えをしている。
今後、ますます期待できると思う。

ということで、展開が早すぎるのはまだいいとして、たいした盛り上がりが感じられなかったので、評価は「C」にします。

最近は、ギリシア神話や吸血鬼が流行りなのかも知れないけど、安易に作るのだけはやめてほしい。


それにしても、ギリシア神話の神々って、何だかよくわからない。

人間を作っておきながら、暴虐の限りを尽くし、その結果人間が反逆をすると「作ってやったのに、けしからん!」などと言って、これを滅ぼそうとする。
特に、全能の神・ゼウスは、兄のハデスを騙して冥界に追いやる一方、人間の女性を身ごもらせてしまう。
メデゥーサなんて、ポセイドンに手籠にされて、アテナに助けを求めるも、拒否されたあげくに、醜い姿に変えられてしまうとは、あまりにもかわいそうじゃないか。
(もともとは、「私はアテナよりも髪が美しい」と言ってアテナの怒りを買ったため、醜い姿とともに、髪の毛を蛇に変えられてしまった、ということらしいが、これまたかわいそうな話だ)
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