映画評437 ~ ザ・ウォーカー (10.6.19)

今回は「ザ・ウォーカー」

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主演は、デンゼル・ワシントン
共演は、ゲイリー・オールドマン、ミラ・クニス、レイ・スティーブンソン、ジェニファー・ビールス
その他、フランシス・デ・ラ・トゥーア、マイケル・ガンボン、マルコム・マクダウェル


<ストーリー>
世界で一冊だけ残る本を運び、30年間旅をしている男イーライ。本に触れる者をためらわずに誰でも殺すイーライだが、彼は旅の目的地を知らず、「西へ向かう」という手掛かりだけを頼りに歩き続けている。そんな中、彼の前に、本を探し続ける独裁者カーネギーが現れ、イーライは窮地に陥るが、はたして・・・


これは、ちょっと意外な展開だった。

世界が滅びた後の話だが、最初は、荒廃した世界を支配しようとするワルと、それに対峙するアウトローとの戦いを描いたものかと思っていた。

しかし、全然違った。

「世界でただ一冊の本」の内容は、途中でわかってしまう。
それは「聖書」だ。
世界が滅びたのは、この本が原因だったということは、宗教戦争でも起こったということだろうか。
だけど「聖書が武器になる」という言葉の意味がよくわからない。

たぶん、日本人向けの映画ではないと思う。
もちろん、イスラム教徒も仏教とも同じだろう。

そう思えた瞬間から、この映画に対して感情移入することができなくなってしまった。
「デンゼル・ワシントンがんばれ!」というようにはならないわけだ。
聖書がどうなろうが知ったことではないし。

いちおう映画では、最後にちょっとしたドンデン返しを用意している。
ただし、途中で興味をなくしてしまった者としては、今さらどうでもいい話。

デンゼル・ワシントンは、この映画では結構なアクションをこなしている。
いつものイメージではない。
一方のゲイリー・オールドマンは、いつも通りのワル。
ミラ・クニスは、ちょっとした美人だけど、アメリカ映画にありがちな「主人公を窮地に陥れるための存在」なので、感情移入できるわけもない。
ジェニファー・ビールスって、どこかで聞いたことがある名前だと思っていたら、あの「フラッシュダンス」のヒロインだった。
何ともおばさんになってしまったものだ。

いずれにしても、筋が途中から読めてしまった上に、見ていてあまりヒヤヒヤ・ドキドキもない。
いつもの「違和感がどうのこうの」も関係ない。
だって、主人公は、弾が当たっても死なないのだから。
しかも、それは「神」のおかげだから。

何だか期待していただけに、ちょっとがっかりした。
ということで、評価は「C」にします。

ところで・・・

原題は「THE BOOK OF ELI」
「イーライの本」、そのままである。
どうして、「ザ・ウォーカー」なんかにしたのかわからない。
こちらの方が「カッコいい!」とでも思ったのだろうか。
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