映画評439 ~ アンを探して (10.6.27)

今回は「アンを探して」

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主演は、穂のか
共演は、ロザンナ、ダニエル・ピロン、ジョニー・サー、吉行和子
その他、紺野まひる、高部あい

<ストーリー>
プリンス・エドワード島にやって来た17歳の杏里。「赤毛のアン」が大好きだった亡き祖母・静香の初恋の人探しという目的は、見知らぬ土地で困難を極める。優しいライアンにほのかな思いを抱き始める杏里とともに、ホテルのオーナー・マリと隣人のジェフとの関係にも少しずつ変化が訪れる。そして・・・


これは、ヒドかった!

一言で言うと、素人以下の芝居だ。

とにかく、主演の穂のかが全然ダメ。

見る前に、「穂のかって、もしかして誰かの娘じゃなかったっけ?」と思っていたが、調べる必要もなかった。
なぜなら、親父であるとんねるず・石橋にそっくりだったから。

しかし、華がない、と言う以前の問題だった。

わざわざ海外ロケを敢行して、英語のセリフもかなり出てくるが、その理由は途中でわかった。

なぜなら・・・
あまりにも、穂のかが下手クソだからだ。

つまり、「英語のセリフがたどたどしい」⇒「英語が拙いという役柄(実際にも下手クソ)だから、しょうがない」⇒「そんな中で、結構がんばってるじゃん」という図式を描いていたのだろう。

ところが、英語どころか、日本語のセリフ自体が壊滅的。
感情もへったくれもあったもんじゃなくて、まるであの金城武の日本語セリフにも匹敵するほどだ。

しかも、泣き方まで下手。
これだけ泣き方の下手な女優っていうのも、珍しい。
何はともあれ、泣きの演技なんて、女性なら誰でもできると思っていたのに。

さらに、ロザンナもダメ。
元ヒデとロザンナの片割れだけど、本来「日本語がウマい」のと「演技がウマい」のとは、まったく違う。
にもかかわらず、かなり重要な役どころを演じているのに、グタグタ感が拭えない。
もちろん、穂のかよりは、はるかにマシだったけど・・・

ストーリーなんか、どうでもいいと思われるくらいの下手さ加減だったのだが、途中の穂のかとロザンナのやり取りで、急に映画に引き戻された。

もともと穂のかは、亡き祖母の思い出をたどってこの島にやってきたのだけど、ほとんど手がかりのない状態で、しかもたいして英語も話せないにもかかわらず、島内を一人で歩き回る。
彼女は、挨拶程度ならできるが、相手の言うことは、あまり理解できない。
よく、あんな拙い英語で会話ができたものだと思うのだが、物語はそんなことを無視して、どんどんと先へ進む。
たぶん、以心伝心で意思が伝わったのだろう。

ところが、ある日ロザンナの機嫌が急に悪くなったので、どうしたのかと思っていたら、何と「どうして、私には何も言ってくれなかったの?」ということだった。
つまり、亡き祖母の親友であったロザンナの家に泊めてもらっているにもかかわらず、穂のかはロザンナに、ただ「灯台を見に行く」と言うだけで、真の目的を話していなかったのだ。

しかし、これはあり得ない。

少なくとも、映画では「マリ(ロザンナ)はお婆ちゃんのことをよく知っている。でも、自分(穂のか)はお婆ちゃんのことはほとんど知らない(だから、わざと言わなかった)」という理由を用意してはいるのだが、北海道の北端とか、九州の南端で人探しをしているわけではない。
まわりは英語だらけの、見知らぬ土地である。
少なくとも、もっとも身近で、しかも英語も日本語も話せるマリに手伝ってもらうのが普通だろう。
マリが怒るのも無理はない。

ただ、こんなことはどうでもいい。
こういう展開の違和感を忘れてしまうほど、穂のかの演技は下手くそだった、というわけだ。

穂のかがライアンに恋心を抱いたという部分も、ライアンの恋人の登場で、一気に意気消沈するかと思っていたのに、たいして影響はなかったみたいだけど、穂のかを見ていると、何を考えているのか(演じようとしているのか)がまったくわからない。

自転車がパンクして、暗い夜道をとぼとぼと歩いている時、両手で涙を拭いているシーンを見て、思わず笑ってしまったもの。
だって、全然悲しそうじゃなかったし。

途中で、ロザンナとジェフとの恋沙汰に話が行きそうになった時には「勘弁してくれよ」と思ったものだが、これも結局中途半端だったし、雑誌の記者(?)らしい姉と、自由奔放というか尻軽のバカ妹の登場も、何のために出てきたのかよくわからない。

亡き祖母の初恋の人を訪ねて、遠く見知らぬ土地にやってきて、最後にその初恋の人の形見を見つける、という題材は良かったと思うのだが、とにかく穂のかが・・・

もう、これに尽きる。

おそらく、とんねるず・石橋のゴリ押しで映画に出たのだろうが、こんなヤツのために、せっかくの映画が1本ダメになってしまった。

ということで、評価は「D」とします。

「E」にしなかったのは、「座頭市」ほど腹は立たなかったから。

眠くはなかったので、寝てしまうことはなかったけど、途中で映画とはまったく別のことを考えていたのは、ホントに久しぶりです。
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