映画評456 ~ ベストキッド (10.8.14)

今回は「ベスト・キッド」

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85年公開の「ベスト・キッド」のリメイク版だ。

主演は、ジェイデン・スミス、ジャッキー・チェン
共演は、タラジ・P・ペンソン、ハン・ウェンウェン、ワン・ツェンウェイなど

<ストーリー>
母親の転職で、アメリカから北京に引っ越して来た11歳のドレは、言葉や文化がまるで異なる環境の違いから、いじめに遭ってしまう。そんなある日、ドレはカンフーの達人であるハンに出会い、猛特訓を開始。抜群の精神力を秘めていたドレは、見違えるように強い少年へ成長していくのだが・・・


いい話だ。
弱かった子供が、最後に強くなる、という定番のストーリー。

最後のカンフー大会のシーンは、感動もの・・・

・・・と言いたいところだが。

すべてが出来すぎ。

カンフー大会では、主人公のドレが、一人ひとりを順番に苦労しながら倒していくのかと思ったら、何と準決勝で、相手の反則行為により、再起不能の状態に陥ってしまう。
さて、この後どうなるんだろう、と思っていたら、あろうことか、ちょっとした治療で、痛みがひいてしまう。
しかも、最強の相手に対して、最後の最後は、今まで練習したこともない技(コブラ拳?)を使って倒してしまう。

いくら何でも、あり得ない!

そもそも、このドレに対して感情移入がまったくできない。

昨日見た「魔法使いの弟子」でもそうだったけど、とにかくこのガキは、生意気で、礼儀知らずで、しかも卑怯だ。
ストーリーのところで「異なる環境の違いから、いじめに遭う」などと書いてあるが、実際は、いきなりバイオリンを練習している女の子に声をかける、などというマセた行動を取ったあげくに、勝てもしない相手に対して、二度も三度も突っかかっていく、ただのバカ・ガキだ。

しかも、その時の相手は一人だった(つまり、寄ってたかってボコボコにされたわけではない)にもかかわらず、その後このガキは、相手のスキを突いて、汚水(?)を投げつける。
正々堂々と戦いを挑んだわけではなく、明らかに卑怯な行為だ。

その後も、ジャッキー演じるハンの特訓を受ける際の態度も最悪。
謙虚さの欠片もありはしない。

こんなガキが、中国の悪ガキ連中にいじめられたところで、同情する気持ちなんか起きない。

そして、絵に描いたように極悪非道な、相手方のカンフーの師匠と、まったく予想していなかった、途中まで主人公をボコボコにすることに何のためらいもなかった少年(チョン)の改心。
どうして、急にあそこまで態度を改められるかね。

これまた、「悪いのは、あの師匠であって、私たちではありません」という態度表明。
爽やかどころか、見ていて違和感バリバリで、なんの感動もできない。

だいたい、中国人の悪童チョンからトドメを刺されそうになった主人公を、ジャッキーが止めに入り、いじめっ子連中とバトルを始める場面。

でも・・・・

相手は、小学生だぞ!
ガキ相手に、何真剣にやってるんだよ。

このシーンも、あまりにも真剣なバトルなだけに、逆に興ざめ。

そんなこんなで、2時間以上もやられたのでは、疲れてしまう。

役者で言えば、ジャッキー・チャンは、いつもよりも抑えた演技だったけど、なかなか良かった。
ジェイデン・スミスは、ご存じウィル・スミスの息子だけど、プロデュースに父親の名前が出ているように、親バカ丸出し。
結構がんばっているとは思うが、あまり存在感はない。
むしろ、敵役チョンを演じたワン・ツェンウェイの方が、存在感があるし、将来大物になりそう!?

ということで、あまり期待はしてかなかったものの、やっぱり面白くなかったので、評価は「C」にしておきます。

あと、今回も吹替版だったけど、夏休みのせいか、吹替版ばかりで、わざわざ映画館で見る意味がないような気がする。

3度も続けて見ると、さすがにイヤになってくる。
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