映画評461 ~ ルー=ガルー (10.8.28)

今回は「ルー=ガルー」

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人気作家・京極夏彦による「ルー=ガルー 忌避すべき狼」を映像化したSFサスペンス・アニメーション、だそうな。

<ストーリー>
学校という制度がなくなった数十年後の日本、児童たちは情報端末で監視され、他人と会うのは週に一度という生活を送っていた。安心安全な管理社会のはずだったが、ある日、少女のみを狙う連続殺人事件が発生。事件に巻き込まれた十四歳クラスの21班に所属する少女・牧野葉月や神埜歩未らは、事件の真相を暴こうと立ち上がる。


いや、これは失敗した。

ストーリーはともかく、主人公にまったく感情移入できなかった。
これは致命的だ。

この主人公・牧野葉月は、どうしようもなく頭が悪い上に、自分ではまったく何も考えず、しかも状況判断能力がない。
さらに、まわりがいろいろと苦労している中で、何にもしないくせに、一人「私たち、友達だもんね!」みたいなノー天気なことを平気で言う。
イメージとしては、元モー娘の辻希美みたいなものか。

最初は、単なるコミュニケーション障害のせいかと思っていたが、あれは、もっと根本的な問題だろう。
とにかく、何かあるごとに「え~っ?」と驚くだけである。
目の前で今まさに自分が殺されようとしている時でさえ、状況を把握できていなくて、友達であるミャオが助けに入り「逃げろ!」と言っているのに、まだその場でぼお~っとしている。

いちいち言動のすべてにイライラしてしまうようでは、とても物語には入っていけない。

いちおう、ストーリーについて言えば・・・

物語の根幹である「どうして、少女ばかりが殺されるのか」という謎に対する答えは、実はない。
原作の中では、もしかしたらあるのかも知れないが、少なくとも、映画の中では、納得できる答えは何もなかった。
犯人である不死身(?)のおっさんも、「戦時中に、人間の内臓を食べたら、その味を覚えてしまった」みたいなことを言っていたが、戦争中に食べた内臓なんて、たぶん大人の男ばかりだろうし、それがどうして少女趣味に変わってしまったのか、その説明もない。

そしてこの犯人も、神埜歩未にいとも簡単に殺されてしまう。
あそこまで、完璧なシステムを作っているはずなのに、ホントあっさりと殺される。
もう、無防備というか「アホか?」と言う以外何もない。
「これで解決!」と言われても、こちらは唖然とするしかない。

ということで、最初から最後まで唖然としっ放しだったので、評価は「D」にします。

これ、原作って、ホントにこんなムチャクチャなのか?
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