映画評463 ~ オカンの嫁入り (10.9.4)

今回は「オカンの嫁入り」

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主演は、大竹しのぶ、宮崎あおい
共演は、桐谷健太、絵沢萠子、國村隼、
その他、林泰文、斎藤洋介、春やすこ、友近など

<ストーリー>
陽子と娘の月子は、ずっと母一人子一人で仲良く支え合って暮らしてきた。ある晩、酔っ払った陽子が若い金髪の男・研二を連れて帰ってきて、彼との結婚を宣言する。あまりに突然の事態に戸惑う月子は、母に裏切られたという思いから陽子にも研二にも素直に心を開けず、家を飛び出してしまうが・・・


これは、まずまず良かった。
大竹しのぶが出ている、というだけで、まず間違いだろうとは思っていたが、予想通り彼女の演技は相変わらずすばらしい。

特に、病気で死ぬ、という演技をやらせたら、彼女は日本一かも知れない。
「火天の城」もそうだったし、ちょっと前の「鉄道員(ぽっほや)」も良かった。
残念ながら(?)今回は、余命いくばくもない状態にはなるのだけど、死なない。
そこが、不満と言えば不満だろうか。

内容としても、ベタそのものという感じだけど、やはり演者が揃うと、受け止め方も違う。

ネットでは、「桐谷健太(だけ)が良かった!」という声が多かったようだけど、私から見れば、大竹しのぶ・宮崎あおい・絵沢萠子・國村隼という芸達者の中で、がんばってはいるのだが、格落ち感は否めなかった。

劇中では40代という陽子の方が好きになるのは、まだいいとしても、30歳の男が見た目落ちぶれた(?)おばさんに恋をする理由が、いまいちよくわからない。
陽子の病気を知った後ならともかく、付き合い始めたのは、病気が発覚する前だし。
このあたりの違和感は、結局最後までぬぐい去ることはできなかった。

あと、宮崎あおい演じる月子のトラウマも、実際に林泰文を使ってあそこまでやらなくても、「そういうエピソードがあった」というだけで良かったような気がする。
だって、林泰文って、見た目がホント気持ち悪いもの。
画面に出てきた瞬間、「おっ、『ジェネラル・ルージュの凱旋』で、頭のおかしな犯人をやっていたヤツだ」と思っていたら、ホントに変質者の役だったし。

さらに言うと、犬のエピソードも不要。
これまた「桐谷と犬が良かった」という人が結構いたけど、相変わらず演技などできていない。
犬なんだから当たり前なんだけど、みんな首かしげただけで「かわいい!」と思ってる程度だろうし、私はそんなのは余計な演出だと思う。
だいたい、「おしっこしない」なんてことくらい、いちいち鳴かなくたって、すぐ気がつくだろう。
それが、ペットを実際に飼ったことのある人と、頭の中の想像だけの人との違いだ。

そして、最後の画面。
ああいう終わり方で良かったのだろうか。
まあ、タイトルが「オカンの嫁入り」だから、しょうがないんだろうけど、私としては、ちょっと残念だった。

ということで、泣ける場面は随所にあったものの、全体的に少しずつ違和感があったので、評価は「B」にします。

ネットを見ていると・・・

大竹しのぶの白無垢姿を見て「キツい!」というヤツがいた。
当たり前だ!
もう50過ぎてるんだぞ。
だけど、たとえ50歳を過ぎたおばさんだとしても、最後の力を振り絞って、ああいう姿を見せた時には、誰だって「キレイだ!」っていうだろう。
私にだって、それくらいの思いやりの心(?)はある。
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