映画評465 ~ 海猿 ウミザル (10.9.19)

今回は「海猿 ウミザル」

eiga100919.jpg

現在上映中の「THE LAST MESSAGE 海猿」ではない。
その第一作である。


主演は、伊藤英明
共演は、加藤あい、海東健、香里奈、伊藤淳史、村田充、深水元基、飯沼誠司
その他、田中哲司、朝加真由美、杏子、國村隼、藤竜也など

<ストーリー>
仙崎(伊藤英明)は50日間に及ぶ潜水士の研修で、工藤(伊藤淳史)とペアを組まされる。誰よりも能力が劣る工藤を励まし支える仙崎。しかし、リーダー格の三島(海藤健)は彼らに理解を示さず、やがて仙崎と対立する。


昨日テレビで放映していたもので、もちろん「THE LAST MESSAGE 海猿」を見るかどうか判断するためのもの。

もともと伊藤英明が好きじゃなくて(貫禄がまったくないから)、加藤あいも好きじゃなくて(私の好みではない)、とにかく主役の二人に思い入れがないので、まず見たいと思う気持ちが湧いてこない。

しかし、題材としてはいいもの(のはず)なので、食わず嫌いはやめようと思い、今回挑戦(?)してみた。

しかし、冒頭の意味不明のシーン(後で、藤竜也演じる教官が、仲間を失う場面とわかる)に続いて、伊藤淳史が出てきた時点でマイナス2点。

海の男たちが命を張って活動する、という映画に、素っ頓狂な顔をしたこの男は似合わない、どころか、邪魔にしかなっていない。
体型からして「海の男」たりえないし、セリフまで素っ頓狂だから、緊張感とか緊迫感が一気に吹き飛んでしまう。
訓練のシーンでも、こいつが出ていると、まるでコントのようだ。

と思っていたが、間もなく死んでしまう。
「ありゃ?」と思うと同時に、「これで、何とか格好がつくかな?」と思ったのだが、さにあらず。

その後の展開も、緊張感・緊迫感が薄い。

極めつけは、最後の事故の場面。

仙崎と三島が、不慮の事故によって窮地に陥る場面だけど、ここでの緊迫感のなさは、まさに特筆ものだ。

途中で、この場面だけを見た人には、何をやっているのかさっぱりわからないと思う。
少なくとも「二人は必死だ」と思う人は皆無だろう。
その前後にあるベタな場面も、このシーンのおかげで、すっかり忘れてしまったくらいだ。

それくらい、ヒドいシーンだった。

出演者で言えば・・・

伊藤英明には、やはり貫禄がない。
ただのいい男というだけで、何をやっても必死さが伝わってこないのは致命的だと思う。

加藤あいの、序盤での酔っ払いシーンはヒドかった。
ああいうちょっとした場面で、下手さが前面に出てくるようでは、彼女が好みの人はいいだろうけど、そうでない者にとっては、何のプラスにもならない。

國村隼と藤竜也は、渋い演技をしていて良かったのだが、最後の卒業式で、藤竜也が敬礼をした後、ニヤっとしたのは、まったく余計なシーンだと思う。
あれで、その瞬間わずかに存在していたいい緊張感が、一気に吹っ飛んでしまった。
あれを考えたヤツは、いったい何を狙っていたのだろう。
私には、まったく理解できない。

ベタな内容になりがちな題材で、これだけは欠けてはいけないという「緊迫感」「緊張感」がかなり希薄だったせいで、映画そのものに、ほとんど感情移入できなかった。
ということで、評価は「C」

もちろん、公開中の「THE LAST MESSAGE 海猿」は見ません。

それはいいとして・・・

そもそも「海猿」って、海上保安庁の訓練生に対する「蔑称」だったはず。
なのに、それをタイトルに持ってくるって、何だか変。

それに、タイトルに「THE LAST MESSAGE」だの「LIMIT OF LOVE」だのと、小賢しい形容詞をつけている時点で、映画の内容がしれている。
しかも、メイン・タイトルの前に付けるって、どういう意味よ?
普通は、「海猿 THE LAST MESSAGE」だろうに。
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