映画評483 ~ 行きずりの街

今回は「行きずりの街」

eiga101120-2.jpg

「このミステリーがすごい!」第1位に輝いた、作家・志水辰夫の原作を阪本順治監督が映画化したもの・・・らしい。

主演は、仲村トオル、小西真奈美
共演は、南沢奈央、菅田俊、うじきつよし、大林丈史、でんでん、宮下順子
その他、佐藤江梨子、谷村美月、杉本哲太、窪塚洋介、石橋蓮司、江波杏子など

<ストーリー>
塾講師の波多野(仲村トオル)は、失踪した塾の教え子・広瀬ゆかりを捜すため、再び東京へ。失踪事件の背後に12年前自分を都内の名門女子高から追放した男たちがいることを知り、かつての学園関係者が出入りしていた六本木のバーを訪れる。が、そのバーを経営する女性は波多野の元生徒で別れた妻・雅子(小西真奈美)だった


見ていて、何だかさっぱりわからなかった。

「別れた妻と12年ぶりに運命的な再会を果たした元教師が、かつて自分を追放した学園の黒い謎に孤高の闘いを挑み、失われた時間と誇りを取り戻そうとする恋愛ミステリー」という解説がついていたが、いったいどこがミステリーなんだか。

もしかしたら、原作の方はしっかりしているのかも知れないが、映画では、恋愛モノなのかサスペンスものなのか、よくわからないが、少なくともミステリーではない。

まず、主人公のキャラクターがよくわからない。

教え子に手を出した元エロ教師ということらしいが、田舎に引っ越してからも、同じように塾の教え子と変な関係になる。
最初は、その相手である広瀬ゆかりのお婆ちゃんが危篤なので、それを知らせに行くのが目的かと思ったのに、いつの間にか「学園の不正を暴く」という話になっている。
別れた妻との関係もよくわからないし、特にラストの展開は、見ていて唖然とするだけ。
いずれにしても、この主人公には、まったく感情移入ができなかった。

別れた妻・雅子の方も、飲み屋のママをやっているのに、一方で、どこかのオフィスで働いている。
いったい、どんな生活をしているのか。

それと、全体的に気になったのが、妙なスローモーションの多投。
やたらとスローモーションになるので、何か意味があるのかと思っていたら、何もなかったりする。
延々と同じシーンを撮り続けたり(長回し?)、急にアップになったり、何だかよくわからない。
ベッドシーンの後の小西真奈美の表情をず~っと撮り続けるって、どんな意味があるの?
まあ、好きな人は喜ぶかも知れないけど・・・

あと、そこそこのキャストを揃えているにもかかわらず、なぜか下手な演出が多い。
「演技」が下手なのではなく、下手な「演出」
急に怒鳴ったり、延々と殴り合ったり、急に死んだり・・・

たぶん、脚本が下手くそなんだと思う。
石橋蓮司までが、下手くそに見えたもの。

そんなキャストの中でも、くどいようだけど、窪塚洋介は下手くそだ。
しかし、何度も言う。
この男の、どこがいいのか全然わからない。
中には、「この手の役をやらせると、彼は光る」とかいうヤツがいたが、「泣く」「笑う」などの単純な演技に比べると、この程度の役なんて、誰にでもできる。
その誰にでもできる演技が、絶望的なほど棒読み風だ。

南沢奈央は、好きなタイプの子だけど、「赤い糸」などで見せたような純粋な女の子ではなく、今回は結構な汚れ(?)役。
生足まで出して頑張っていたけど、まだまだ無理なような気がする。

そんなこんなで、とにかく最初から最後まで、「この後、何が起きるんだろう」という期待をする間もなく、終わってしまった。

ということで、申し訳ないけど、評価は「D」にします。

だって、途中で寝そうになったし。
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

アクセス数
プロフィール

はぶて虫

Author:はぶて虫
はぶて日記(映画版)へようこそ!

検索フォーム
最新記事
最新コメント
リンク
アクセスランキング
[ジャンルランキング]
映画
649位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
レビュー
297位
アクセスランキングを見る>>
月別アーカイブ
最新トラックバック
カテゴリ
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR