映画評503 ~ ヒア・アフター

今回は「ヒア・アフター」

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クリント・イーストウッドがメガホンを取り、スティーヴン・スピルバーグが製作総指揮を務めた死と生をめぐる感動的なストーリーをつづるヒューマン・ドラマ

主演は、マット・デイモン
共演は、セシル・ドゥ・フランス、フランキー・マクラレン、ジョージ・マクラレン、ジェイ・モーア
その他、ブライス・ダラス・ハワード、マルト・ケラー、ティエリー・ヌーヴィック、ジェニファー・ルイスなど

<ストーリー>
霊能力者としての才能にふたをして生きているアメリカ人のジョージ(マット・デイモン)、津波での臨死体験で不思議な光景を見たフランス人のマリー(セシル・ドゥ・フランス)、亡くなった双子の兄と再会したいイギリスの少年マーカス。ある日のロンドンで、死に取りつかれた3人の人生が交錯する。


これは、なかなか良かった。

特に大きく感動するとか、面白いとかいう話ではなかったが、よくまとまっていて良かったと思う。

臨死体験をしたマリーと双子の兄を亡くした少年マーカスが、主人公であるジョージにどのようにして出会うのか、とても気になっていたのだが、さすがはクリント・イーストウッド監督というのか、実に自然な形で出会う形になっていた。

お話の根幹を流れるものは「本物の霊能力者は、実はいる」みたいなものだけど、これさえ気にならなければ、全体的に特に違和感はない。
評論家の中には「超能力に懐疑的な人には無理かも?」みたいなコメントをしている者がいたが、私のような否定派であっても、映画の設定にまで文句を言うつもりなどない。
映画好きをいったい何だと思ってるんだ、という気がしないでもないが、だいたい「そんなことあり得ないだろう」などといちいち言っていては、SFなんか見られるはずがないだろう。

出演者で言えば、主演のマット・デイモンは、今回はかなり抑えた演技となっている。
派手なアクションや大袈裟なセリフがないので、ちょっと物足りない感じはするけれど、まったく問題はない。
臨死体験をしたマリーを演じたセシル・ドゥ・フランスは、あまり好きなタイプではなく、しかも元々人気キャスターということで、自分の人気を過信しているイヤな女なので、あまり感情移入はできなかったが、最後のジョージとのやり取りは、ちょっとほのぼのとした感じだ。
子役だった双子のマクラレン兄弟は、まずまず。

ただ、細かいところを突っつけば・・・

双子の兄弟で、亡くなった方である兄が、地下鉄で弟の命を救った、というシーン。
後のジョージとのやり取りで「お前の命を助けるのも、今回が最後だ」みたいなことを言っていた。
ということは、死者は未来を予見できる、ということになるのだが、そうすると何だか変な話になってくるような気がして、ちょっと違和感があった。

死者が実際に家族のそばにいる、という設定自体に文句をつけるつもりはないが、彼らがあまり超能力を発揮するのも、いかがなものか、という気がする。

とは言え、違和感と言えば、そこだけであって、しかも流れの中では、特に変には感じなかった。

そんなこんなで、評価としては「B」とします。
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