映画評508 ~ SP 革命編

今回は「SP 革命編」

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岡田准一主演のテレビドラマ「SP警視庁警備部警護課第四係」と『SP野望篇』の最終章となる劇場版第2弾。官房長官を狙ったテロから2か月後、通常任務をこなしていた主人公たちSPの面々が、混乱を極める国会議事堂で巨大な陰謀と対峙する姿を怒とうのアクションと圧倒的なスケールで描く。

主演は、岡田准一
共演は、堤真一、香川照之、真木よう子、神尾佑、山本圭
その他、野間口徹、春田純一、堀部圭亮、波岡一喜、蛍雪次朗など

<ストーリー>
官房長官を狙ったテロから2カ月。警視庁のSPである井上(岡田准一)は上司の尾形(堤真一)への不信感を募らせながらも、尾形の指令で国会での警備を担当することになる。そして麻田雄三(山本圭)内閣の不信任案の採決が行われようというそのとき、国会議事堂で銃声が鳴り響き・・・


これは、意外と面白かった。

昨年、「野望編」を見た時に、何だかよくわからなかったので、「次回は、たぶん見ません」と書いてしまったのだけど・・・

http://www3.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=336766&log=20101030

前回は、そもそもの前提を知らなかったので、わけがわからない面があったのだけど、今回は、ある程度の予備知識もあったし、見る体勢は万全だった。
だいたい、今回見ないと、結末がわからないので、前回見た意味がないし・・・

それと、予想に反して(?)序盤からハラハラ・ドキドキの展開はなかなかのものだった。

とは言え、革命実行犯たちの言い分が、割ともっともなものだったので、こういう場合、感情移入する相手に困ってしまう。
並々ならぬ決意をしている連中だ、という一方で、官僚たちは悪いヤツばっかり。

ただ、その官僚たちが、揃いも揃って頭悪そう。
前回もそうだったけど、波岡一喜なんて、キリッとした顔をしているのかも知れないが、まったく頭良さそうには見えない。
その他の面々も同じようなもの。
眼鏡掛けていれば「頭がよく見える」とでも思っているとしか思えない。

しかし、堤真一は、相変わらずカッコいい。
岡田准一もなかなかいいけど、堤真一の国会での演説はかなりシブい。

逆に、香川照之演じる野心丸出しの政治家・伊達の方が軽い感じがする。
彼は、いい役者さんだとは思うけど、こういう役はあまり向いていないと思う。
政治家って、もう少し自分に酔っているように思うし、そういう意味では、貫禄を出そうとして、それが逆効果になっている感じだった。

真木よう子の出番が少なかったのは、ちょっと残念!?

全体の展開としては、まずまずだったと思う。
犯人たちが、あそこまで武器を揃えられたり、統率が取れていたりしたのは、よほど裏で官僚や政治家が絡んでいるのだろうけど、そいつらの最後が見られなかったのには、ちょっと不満が残った。
せめて、香川照之を追い詰めるとかしてほしかった。

あと、堤演じる尾形は、岡田演じる井上たちに対して、結局何がしたかったのだろう。

わざわざ井上たちを別の会議室の調査を命じて、本会議場から遠ざけるものだから、てっきり彼らを助けるつもりなのかと思っていたし、終盤で本会議場が大混乱に陥った時に、井上を撃とうとした犯人の一人を撃ち殺したので、実は「革命なんかどうでもいい、ただ首相の麻田に対して復讐がしたかっただけ」というのかと思っていた。
しかし、首相を人質に逃走した際、これを阻止しようとして井上と対峙した時には、本気で井上を撃っていた。
「オレを撃てるか」とも言っていたので、「オレを撃てないようななら、お前はSP失格だ」とでも言いたかったのだろうか。

ということで、あまり期待していなかった分、結構面白かったので、評価は「B」にします。


ただ、細かいところで・・・

尾形の計画通りに本会議場を乗っ取ったものの、実は裏で伊達がもう一つの陰謀を企てていた、というストーリーだが、このことを尾形一人が知らなかったことになっている。
そして、伊達が立ち上がった時に、驚いた尾形に対して、他の犯人たちは、逆に尾形に対して銃口を向けた。
しかも「知らなかったのは、尾形さん、あんただけだよ」という意味のことを言うのだが、このセリフは、本会議場にいた多くの政治家たちも聞いている。
これでは、裏で伊達がいろいろと画策していたことがバレバレではないか。
つまり、勇気を持って立ち上がった政治家を演出するつもりが、実は犯人たちと通じていたことがわかってしまう。
これでは、例え伊達が一世一代の大芝居をしたところで、何の意味もなくなってしまう。
それどころか、この革命劇が、そもそも荒唐無稽だった、ということにならないだろうか。

どうせなら、伊達の大芝居に対して、犯人たちが心を打たれて、最終的には投降する、という展開の方がスムーズだったのではなかろうか。

ここのところに違和感があったが、最後は堤と岡田のドラマに惑わされ、どさくさに紛れて終わってしまった、という感じ。

それと、あの後伊達や官僚たちは、いったいどうなったのだろうか。
あと、あの終わり方は、「続編あり」ってことだろうか。
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