映画評515 ~ 豆富小僧

今回は「豆富小僧」

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人気作家・京極夏彦の「豆腐小僧双六道中ふりだし」を、『あらしのよるに』などの杉井ギサブローがアニメ化した異色ファンタジー。江戸時代を舞台に、お盆に乗せた豆腐を持つことだけが取り柄の気弱な妖怪・豆富小僧が、母親捜しの旅に出ることで成長していく姿をユーモラスに描く

声の出演は、深田恭子、武田鉄也、小池徹平、大泉洋、宮迫博之、平野綾、はるな愛、檀れい、松平健など


<ストーリー>
人間と妖怪が一緒に暮らしていた江戸時代、お盆に乗せた豆腐を持って立っているだけが取り柄の妖怪・豆富小僧。気弱で人間を怖がらせることができず、父親の妖怪総大将・見越し入道からは常に怒られ、ほかの妖怪たちからもばかにされていた。そんな彼を唯一慰めてくれる目付け役のダルマと共に、豆富小僧は母親捜しの旅に出るが・・・


いやあ、参った!

冒頭で深田恭子の声を聞いた時点で、「ん??????」
違和感があるどころか、下手すぎる。
こんなのを声優に起用しちゃあいけないだろう。

いきなりこの衝撃だから、後の展開なんか、もうどうでもいい感じ。
しかし、たとえ深田恭子を受け入れられたとしても、序盤~終盤まで、まったく面白い場面がない。
しかも、画が雑だから、「かわいい」とか「面白い」と思えるキャラクターもない。
とにかく、笑えるどころか、感情移入できる部分がほとんどなかった。

唯一ユニークだと思えたのが、大泉洋が声を担当している死神。
彼だけが、ちょっと面白かった。

とは言え、彼は「閻魔大王」の手下だったのだが、これと妖怪とは、どういう関係なんだろう。
もちろん、死神も豆富小僧たちの「仲間」だったようだから、閻魔大王も妖怪ということになるが、そうすると見越し入道の「総大将」って、どういうこと?

一方、妖怪たちが相対する敵が「タヌキ」軍団。
別にこの設定はいいのだけど、タヌキの総大将は、どう見ても「キツネ」にしか見えなかった。

このキツネもどきのタヌキと見越し入道との闘いは、まずまずだったとは思うけど、その直前のやり取りがちょっと変だった。

見越し入道に対して、息子である豆富小僧が心配して声を掛けたのに応えて、「オレを誰だと思ってるんだ」と言っていたが・・・

その後の一言。

「オレは、お前の父親だ!」

えっ?
それは、違うだろう。

ここは「オレは、妖怪の総大将だ!」じゃないの?

最後も「ほろっ」とさせたいのだろうけど、私的には今いち。

豆富小僧が自分の豆腐を死神に渡したことによって死んでしまう、という場面なのだが、そもそも死神は、豆腐がなければ困る、とかいった状況ではなく、単に「欲しかった」だけ。
だから、豆腐をもらわなくても、アイのお母さん(茜)を助けることはできたはず。
どうせ、閻魔大王には怒られるわけだし・・・

まっ、こんなのはたいしたことではないんだけど、とにかく面白い部分がないのでは、どうしようもない。


本来であれば、「E」でもつけたいところだけど、死神のキャラクターに免じて、評価としては「D」にとどめたいと思います。
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