映画評519 ~ アンノウン

今回は「アンノウン」

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ベルリンを舞台に繰り広げられるアクション・スリラー。交通事故から目覚めると妻が自分のことを忘れ、別の男が自分に成り済ましていた上に、何者かに命を狙われる羽目になった男が、奪われた身元を取り戻そうと奮闘する

主演は、リーアム・ニーソン
共演は、ダイアン・クルーガー、ジャニァリー・ジョーンズ、エイダン・クイン、ブルーノ・ガンツ
その他、フランク・ランジェラ、セバスチャン・コッホ、オリビィエ・シュニーデル、ライナー・ボックなど

<ストーリー>
ベルリンで交通事故に遭ったマーティン・ハリス(リーアム・ニーソン)が意識を取り戻すと、妻が自分のことを忘れ、見知らぬ男(エイダン・クイン)が自分に成り済ましていた。異国の地で身元を証明する手だてがない中、彼は訳も分からぬまま何者かに命を狙われる羽目に。タクシー運転手ジーナ(ダイアン・クルーガー)の協力を得て、マーティンは真相究明に乗り出すが・・・


これは、なかなかのドンデン返しだった。

冒頭から「怪しい」感じだったけど、まさかこんな展開とは・・・

妻が、自分のことをまったく覚えていないなんて、「まさか、未体験ゾーンなのか?」と思っていたが、そのような雰囲気はまったくないまま話は進む。

途中、謎の暗殺者とのカー・チェイスでは、あまりの運転のうまさに「これって、いつものリーアム・ニーソンじゃん」と思っていたが、まさか・・・

そういう意味で言うと、かなり騙された感じだ。

しかし、そうしてみると、逆に前段の設定にやや違和感が残る。

まず、なぜ主人公ハリスは、あのような大事なトランクを空港に忘れてしまったのか。

これがそもそもの事件の発端だから、ここに違和感があると、全体に影響するものなのだが、最初の段階では、そこまで言うのは酷だろうか。
とは言え、あの「忘れ方」は、とても○○○のプロとは言えまい。

あと、敵に襲われた時には、咄嗟に「本来の動き」が出てしまうと思うのだが、その時点で、自分自身に驚かないものなのだろうか。

それは、昔の映画「ロング・キス・グッドナイト」も、同じようなプロットだったのだが、そこでは、確かそのような「描写」があった。

それがなかったせいで、最後の最後まで展開が読めなかったわけだけど、話の組立としては面白いものの、話の筋としてはちょっと違和感がある。

それから、主人公を助けようとした女性(元タクシー・ドライバー)は、車の運転はともかく、主人公が誘拐される場面とか、その主人公が連れていかれた先を見つけるのが簡単すぎる。

偶然にしては、あんなに一目のつくところで誘拐するのも変だし、どこへ行ったのか見失っていたのに、たまたま駐車場の上の方にいたのが見えたとか、展開が都合よすぎる。

そして最後。

主人公が、自分の素性に気が付いた後の行動。

アンタは、もともと○○○なんじゃなかったのか?
それが、何であんな行動を取るの?

いくら何でも、その説明はつかないだろう。

ついでに言うと、暗殺者集団は、ちょっと弱すぎる。
元タクシー・ドライバーの女性に、あそこまで簡単にやられるなんて・・・

ということで、リーアム・ニーソンの演技は相変わらずシブかったし、ドンデン返しには「おっ!」と思ったけれど、ちょっと展開に違和感があったので、評価は「C」にします。
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