映画評520 ~ 星を追う子ども

今回は「星を追う子ども」

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『ほしのこえ』『秒速5センチメートル』などで熱烈なファンを獲得した新海誠監督が手掛ける、孤独な少女の冒険の旅をファンタジックに描くアニメーション


<ストーリー>
父親の形見の鉱石ラジオから流れる不思議な音楽に耳を傾けながら、思いをはせるアスナ。孤独な毎日を送るアスナは、ある少年と再会するための旅に出ることにする。それはアスナにとって、世界の冷酷さと美しさ、そして別れを知るための冒険の旅となる。


何と言えばいいのか・・・

一言で言うと、「天空の城ラプュタ」と「もののけ姫」を足して2で割ったようなアニメだ。

いや、登場人物はまったく違う。
アスナとシン(またはシュン)の関係は、シータとバズーの関係とは違うが、何となくそんな二人に見えてしまう。
また、モリサキ先生とムスカ大佐とは、役割から何からまったく違うが、それでも二人は重なってしまう。
そして、出てくる化け物たちも、先に挙げた2つの作品に出てくるキャラクターによく似ている。

では、この2つのアニメのように面白かったのかどうかと言えば、これが今いちよくわからない。

そもそも、アスナの父親は何者で、なぜあの鉱石を持っていたのか。
その説明はなかったような気がする。

モリサキ先生も、謎の人物だ。
ただの先生とは思えないし、昔は軍隊か何かにいたようだけど、これまたよくわからない。
妻を生き返らせようとしているのはわかるが、それにしては執念の塊のような男で、とても「妻がいなくなった今、生きていく意味がない」と言っているようなヤワな男には見えない。

そして、シュンはいったい何をしに地上へ出てきたのか。
アスナが持っている鉱石を手に入れようとしていたわけではないので、余計にわけがわからない。

結局、アスナ以外の登場人物がよくわからない者ばかりだし、悪者と言うべき登場人物はほとんどいないので、主人公アスナに感情移入しにくくなっている。

なぜなら、別に「応援する」とか「がんばれ!」とか言いたくなるような展開にはならないからだ。

そんなわけで、最初から最後まで、ただ淡々と見ているだけで、特に「面白い」とか「感動した」とかいう場面もなく、ほぼ無表情のまま終わってしまったような気がする。

画はきれいだったと思うのだが、ここまでストーリーに入っていけないと、見終わった後、何も残らない。

面白そうだったのに・・・

ということで、評価は「C」にします。


細かいところで言えば・・・

途中、イゾクと呼ばれる化け物が出てくるのだが、これにアスナが捕まってしまう。
その時は、シンのおかげで助かるのだが、その後も、このイゾクたちが何度もアスナたちを襲う。
それは彼らを食べようとしているからだ、と言っている描写があったのだが・・・

だったら、アスナを捕まえた時、どうして食べなかったのか?

アスナが廃墟のようなところに放置されていた時から、違和感はあった。
「イゾクは、いったい何をしたかったのか」というのがわからなかったからだ。

ここは、展開としておかしいと思う。
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