映画評528 ~ アイ・アム・ナンバー4

今回は「アイ・アム・ナンバー4」

eiga110709.jpg

特殊能力を有する9人の選ばれし若者の4番目の男が自身の過酷な運命に立ち向かうため、残りの仲間たちを探して見えざる敵との死闘に身を投じるサスペンス・アクション

主演は、アレックス・ペティファー
共演は、ティモシー・オリファント、テリーサ・パーマー、ダイアナ・アグロン
その他、カラン・マッコーリフ、ジェイク・アベル、ケヴィン・デュラントなど

<ストーリー>
潜在的な特殊能力を有する9人の「選ばれし若者」たちが、自分の能力や運命が与えた使命さえ知らぬまま何者かに命を狙われ続け、孤独な日々を送っていた。あるとき、彼らの中の3人が殺され、「ナンバー4」の力が覚醒(かくせい)。ジョン・スミス(アレックス・ペティファー)という偽名でアメリカの片田舎に暮らす彼は敵から逃げることをやめ、戦う決意を固めるが・・・


まあ、普通の展開だ。

特殊な能力を持った青年が、同じ運命を背負った仲間たちとともに、「悪の組織」と戦いを繰り広げる。
そこには、普通の人間との恋もあれば、チンピラとの争いもある。
学校でイジめられている青年と友達になってもおかしくはない。

しかし・・・

主人公が「宇宙人」となれば、話はまったく変わってくる。
しかも、戦う相手は「悪の組織」ではなく、主人公の星を滅ぼした星からきた別の宇宙人である。

主人公たちが住んでいたのは、ロリアンという星で、それを滅ぼしたのがモガドリアン。

ヤツらは、いったいどうやって地球に来たの?
モガドリアンは、どうして「順番」に主人公たちを殺すの?
モガドリアンは、一つの星を壊滅させるほどの科学力(技術力?)を持っているのに、どうしてロリアンを見つけるのに、あんなに時間がかかるの?
だいたい、ロリアンから逃げてきた9人(プラス守護者?)を追ってきたのは、たった数人なの?
一気に襲ってくればいいのに。
しかも、「いずれは地球も滅ぼすつもり」とか何とか言っていたけど、だったらついでにやればいいのに、どうしてロリアンしか狙わないの?
そのロリアンを滅ぼした理由も、ロリアン側が「ヤツらは、ただ滅ぼすだけ」とか言っていたけど、モガドリアンって、ただのアホなの?

別に、「どうして、ロリアン星人は、みんなアメリカにいるの?」とか、そんな野暮なことは言わない。
それに、モガドリアンが、頭に入れ墨(?)を入れたチンピラみたいな風貌で、しかもヤツらは「臭覚」が鋭いことに対しても、まあ許容範囲だから許せると思う。

だけど、どれくらい遠いのかわからない星からやってきた数人が、わざわざ地球において、しかも地球人に関係なくバトルを繰り広げる、っていう設定がそもそも違和感バリバリ。

だから、いつもであれば、「この主人公は、自分が追いかけられている身であるのを知っているのに、どうして高校なんか行くんだろう?」とか「わざわざ地球人の女性に恋をして、そのために仲間を犠牲にするなんて、バカじゃないの?」とかいう感想が先に立っていたのだけど、今回は違う。

これは、脚本というよりも設定がおかしい。

だから、最初の方で、そのあたりが明らかになった段階で、すでに脱力モードへ突入。
もう、後はどうにでもなってしまえ、という状態になってしまっていた。

後は、どんなにバトルシーンに迫力があっても、すでに興ざめになっているのだから、あまり意味がない。
これは「Dか?」とさえ思っていた。

ところが・・・

「ナンバー6」が登場した時点で、一気に反撃開始?

ただのアホである主人公(ナンバー4)と違い、彼女は勇敢だ。
しかも、とても奇麗で、やたらとカッコいい。

彼女が登場しなかったら、この映画は見る価値もなかったかも知れない、というほどだった。

アホな主人公と地球人女性・サラとの、どうでもいいラブ・ロマンスなんかより、ナンバー6の生い立ちとかを、もっと見たかった。
そう思えるほどのインパクト。

たぶん、物語はまだまだ続くのだと思う。

ナンバー5とナンバー7~9が、まだ出てきていないし。
「バック・トゥー・ザ・フューチャー」のマイケル・J・フォックスみたいなちっちゃな青年の父親探しもあるし。

最後は、それらしい描写で終わっていた。

だから、次回以降もいちおう楽しみにする、という意味で、評価は「C」にしておきます。

スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

アクセス数
プロフィール

はぶて虫

Author:はぶて虫
はぶて日記(映画版)へようこそ!

検索フォーム
最新記事
最新コメント
リンク
アクセスランキング
[ジャンルランキング]
映画
649位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
レビュー
297位
アクセスランキングを見る>>
月別アーカイブ
最新トラックバック
カテゴリ
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR