映画評537 ~ ミケランジェロの暗号

今回は「ミケランジェロの暗号」

映画110910-1

ユダヤ人美術商の一家に代々伝わるミケランジェロの絵画をめぐって、絵画を政争の道具として利用したいナチス・ドイツを相手に、命を懸けた無謀な行動に出る一家の息子の覚悟を描くサスペンス・ドラマ

主演は、モーリッツ・ブライブトロイ
共演は、ゲオルク・フリードリヒ、ウーズラ・シュトラウス、マルト・ケラー、ウド・ザメル
その他、ウーヴェ・ボーム、ライナー・ボック、メラーブ・ニニッゼ、カール・フィッシャー、クリストフ・ルーザーなど


<ストーリー>
ユダヤ人美術商の一家に代々伝わるミケランジェロの絵画をイタリアのムッソリーニに送り付け、優位な条約を結ぶ材料にしたいナチス・ドイツは絵画の強奪に成功するも、贋作であることが判明。一方、本物の絵を隠した一家の息子ヴィクトールは、父親が遺した謎のメッセージを受け取っていて家族の命を守るためナチスと駆け引きをしようとするが


これは、なかなか面白かった。
意外な掘り出し物、という感じだ。

ストーリーもよく練れている、というか、二転三転・四転・五転くらいする。
ハラハラ・ドキドキ感も十分で、ある程度途中で先が読めてくるとは言え、最後まで飽きることがなかった。

タイトルにもある「暗号」は、実は簡単で、見ているこちらとしては、その顛末が気になるだけで、それほど難しい謎解きではない。

原題は「MEIN BESTER FEIND」だから、直訳すると「私の最高の敵」ということになる。
こちらの方が、内容に近い。

「ミケランジェロの暗号」というタイトルで、確かにミケランジェロも暗号も出てくるが、ミケランジェロ自体に暗号は隠されていない。
つまり、「ダ・ヴィンチ・コード」を意識してタイトルをつけただけ、のような気もする。

また、ナチスとユダヤ人が登場人物の大半とは言え、陰湿さ・悲惨さ・残酷さ・ドロドロ感などはほとんどなく、適度に笑いを散りばめていて、ある意味コメディのような内容だった。

特に、SSとユダヤ人の入れ替え(?)というのは、本来ならドキドキものだろうし、あんなのすぐにバレそうな気もするけど、そのあたりは結構コミカルに描かれている。
なので、最後まで安心(?)してみていられた。

ということで、サスペンスとしては「最高!」というわけにはいかないと思うけれど、あまり期待していなかった分、とても面白く見ることができたので、ここは甘めに評価は「A」にします。


最後の最後に、もう一度ドンデン返し、というかひとヒネリがあって、何だか「やりすぎ!?」という気もするけど・・・
まあ、ご愛嬌ということで。

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